醤油発祥の地、湯浅醤油ポンズで天日干ししらす&職人さんの踊り湯がき釜揚げしらすは絶品でした!

2018年2月1日(木)今日は朝から和歌山県田辺市の㈱熊野の里へ東急百貨店出産前後のママと子供のポータルサイト「mamaco withわんまいる」に掲載する離乳食の開発で訪問させていただきました。本業は郷土料理の「めはり寿司」冷凍を作られて、2年前から果物をスライサーで1mmにカットしたシャーベットを開発、一般的には果汁を凍らせたものが多い中、果肉をシャーベットにしたものは無く、特許申請され、全国から問い合わせが増えています。僕も夫婦二人になり、中々果物を食べる機会がなく、買っても腐らせてしまうことが多くてバナナ一本が多く感じるようにもなりました(バナナだけでお腹が一杯になる)。このシャーベットを展示会で見たものですから、これで人参・さつま芋・かぼちゃ等のシャーベットを作れば赤ちゃんの離乳食のベースに使って貰えると思いました。少し舌ざわりもあるので食べ易いと思います。今回3回目の打ち合わせでようやく意思疎通が出来たと思いました。弊社から野菜を送り、熊野の里様で加工製造してくれる契約で作る話となりました。いゃー話はしてみないと解らんもんです!・・・舌ざわりの食感があるので、お年寄り向けの「やわらか食」としても喜んでいただけるのではないかと思っています。


紀伊田辺から車で約1時間大阪方面へ戻り、湯浅の百年ずっと天日干しのしらすまるとも海産様へ向かいました。目当ては獲れたてのしらすの生炊きを作って貰い試食です。それと湯浅はご存知の通り醤油発祥の地で、昨年日本文化遺産に登録されました。最初の一滴とされる湯浅醤油株式会社様の醤油を使って、ちりめん山椒やしらすの佃煮を作られています。 そこでお願いしたのが、しらすにかける専用ポン酢の開発です。まるともの若奥さんが自分の舌で吟味された湯浅醤油ポンズを選んで来てくれました。中でも家族全員がこのポン酢でしらすを食べているそうです。お邪魔すると先代のお父様が直々に時期はずれにも関わらず、生炊きをわざわざ作って下さり、地元のこんにゃくの煮物、ご自分の畑で採れた春菊のお浸し、それに初めて見るしらす漁に交ざって獲れる希少価値の子いかの辛子酢味噌和え(これは珍味)、天日干ししらす、更に名物の紀ノ川漬け(沢庵)に大根の沢庵、同席した高知県出身の吉川課長が目を見張るほどの懐かしい味に親しんでいる姿に感動を覚えました。いやー都会では味わえない味です。特にこんにゃくの煮物がだしのベースがしっかり決まっていて、素人が作ったのではないな?と思っていると、お母さんの実家が割烹仕出し料理屋さんだという事でした。「堀田社長さすが良く解りますね!」としらすご飯美が味しいので思わずおかわりしてしまいました!百年以上続くしらす干しメーカーさんで地元の湯浅醤油のポン酢で食べる醍醐味は絶品でした。


加工場も見学させていただきましたが、先代のお父様の発案で職人が手で籠を使う「踊りがき」を機械で出来るようにオリジナルの湯がき機を導入されています。そして最初に湯がきあがったのを「洟湯がき」と呼ばれ一番美味しいとされると聞きました。職人が籠で湯がく「踊りがき」を匠の絶品クルメとして販売させて戴ければと思いました。天日干しと合わせ、機械化が進む中、日本の食文化を伝承される意味でも継続した販売は必要だと思いました。湯浅のしらすを醤油発祥の地湯浅醤油ポンズで頂く、コレ贅沢なりけり!

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