ご当地グルメ&食材探しの旅_米子市【鳥取県】


山陰のうまいもんを探しに米子へ行ってきました。
今回は車で鳥取県へ向かいました。
冬なので道路の凍結も心配されるため、高速バスで行こうと思っていましたが、
事前確認したところ思った以上に天気もよく、雪の心配もないとのことで、今回は車で行く事にしました。
朝8時に出発し、順調に車を走らせていたのですが、蒜山高原の手前から左右の山々が
雪山に変わりびっくり!
こんなに急にかわるものか・・・
西の富士山と言われる大山も雪雲におおわれています。

そんなこんなで3時間かけて米子に到着。
今回も米子商工会議所様のアテンドでの訪問です。

まずはじめお伺いしたのが、島根県安来市に本社があり、紅ずわいがにを使ったクリームコロッケをはじめ、地元の原料を使ったコロッケやメンチカツや玉子焼きなどを加工している株式会社さんれいフーズさんにお伺いしました。
水産品特販営業課の室崎様と現在担当の松浦様と新たに担当となる中村様に対応いただきました。
さんれいフーズ様とは昨年の安来で行われた商談会で知りあい、紅ずわいがにのクリームコロッケを試食しましたが、クリームのクリーミーさが抜群でその秘密をおうかがいしたく工場見学をお願いします。

さっそく白衣に着替え。

さんれいフーズさんは国内には2つ工場あって、境港工場では紅ズワイガニやズワイガニの水産加工を主力としていて、ここ安来工場ではクリームコロッケ製品とグラタン製品をメインとする冷凍食品工場です。

ベシャメルソースの原料となる牛乳は島根県産を使用。

これをこの巨大な攪拌機を使いソースを作っています。

上からのぞくとこんな感じ。(湯気でみえにくくてすみせん・・)

ベシャメルソースの良い香りが工場内に漂っています。
僕自身、ベシャメルソースが大好きなので、むしろこの中に浸かりたいような気分です。(笑)

できあがったソースがこちら

これが充填機のラインへ運ばれて、容器の中にソースが落とされていきます。
さんれいフーズ様では、このできあがったソースを冷まさず温かいまま
充填していくのがクリーミーに仕上げるポイントだそうです。

容器に入ったソースはトンネル冷凍機で瞬間冷凍されて、容器からはずされます。

その後バッター液に浸けてパン粉つけです。
このパン粉も特注で色がついているので、見た瞬間すでに揚がっているのかと錯覚しました。

次々とクリームコロッケができあがってきて、目が回りそうです。

そのあとトンネル冷凍機で冷凍されて完成です。

製造工程では、何か所も金属探知機が設置されていて、チェック機能も万全。
最終、目視によるチェックを行っています。

別の場所では、たまご焼きの製造も行っていました。
全自動で厚焼たまごが次々に作られ、焦げ目もなく上手に仕上がっています。

見学後は改めて試食。

バジルの入ったジェノベーゼ風コロッケは、海老も入っており、
衣はサクッとして、中からクリームがとろけてめっちゃ旨いです。

他にも小鯵の骨を取り除いたフィレの素揚げと小さな鰯(豆鰯)の素揚げも試食。

代表はこれを食べた瞬間にアイデアがひらめいたようで、
この商品の活用方法として京都山科の郷土料に子鮎の山椒煮があります。
その要領で「境港産豆鯵の山椒煮」を提案しました。

次に向ったのは、米子市でスモークサーモンを製造されている有限会社イーエスフーズ様です。
米子商工公会議所様からご紹介をいただいたのですが、ホームページがなかったため、事前にどのような会社なのかわからないまま訪問させていただきました。遠藤社長と営業窓口の芦谷さんにがご対応いただきました。遠藤社長は水産業界大手商社に勤められ全国の営業所を経験され、最終地元米子の営業所の所長に。境港営業所と合併の際に退職され、そのまま営業所を自らの会社にして営業畑からスモークサーモンを作る加工業を始められたそうです。現在はコープさん等へ販売したり、地元でも味に評価があって人気があり、1キロもある半身のフィレを一人のお客さんが何十枚も購入されるそうです。

さっそく試食をいただきました。
サーモンの種類も秋鮭に銀鮭にトラウトと3種類を扱っています。

それぞれ味が違い、チーズやたまねぎスライスと一緒に食べたいです。
その他にも贅沢にスモークサーモンを焼いて食べさせてくれました。
これも絶品です!

もっとびっくりしたのが、「皮」です。
パッケージを見た時は正直グロテスクな印象でした。

もちろんそのまま食べれるのですが、今回はフライパンで炙ってだしていただきました。

なんと!これがめちゃくちゃ旨いんです!
切身を加工する際に皮が出るので、商品化したそうで
その身が付いた皮を炙ることで、皮がパリッとしてほどよく残った身の脂がにじみ出て
きます。燻製しているのでアミノ酸が乗っているのでさらにうまい。
写真は2切れですが、はじめはお皿にたっぷり盛付けてられていたのですが
帰る頃にはほとんどなくなっていました。
刻んでお茶漬けか焼きおにぎりにするのもいいですね。
ぜひギフトの展開も含めて検討させていただこうと思います!お楽しみに。。。

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