日本海山陰地方最大の規模を誇る漁港のある境港へ訪問 2日目【鳥取県】

8年ぶりの境港漁港。新しく建て直され最新衛生設備も導入されてクリンネスになった日本海山陰地方最大規模を誇る漁港と地方卸売市場へ。



境港水産振興会による「境魚港見学ツアー」に参加しました。



隠岐の島周辺で操業する「まき網漁」で獲り「積み荷船」に魚を積み替えて港に着く紅ズワイガニと同じ場所に時間差で水揚げする岸壁と小型船の地元漁師が鮮魚を水揚げ競りをする場所、生マグロ水揚げしてその場で解体する場所、同じ場所で時間差で白いかも水揚げ競り落とされます。そしてしらすの水揚げ場所が新たに開設されると説明を受けました。案内は境港水産振興会の松本さんと景さんが丁寧にご案内してくれました。

今朝も大きなイワシが213トンも水揚げされ、氷で冷やされている新鮮ないわしがトラックへ次から次に水揚げされていきます。



あちらこちらにこぼれるイワシ、勿体ない。。魚を積んだまま計量するシステムを新設、便利良く少しでも早く加工に回るので新鮮だ。一匹130万円で入札されたずわいがにの剥製が展示。



水深2000メートルで獲る紅ずわいがにの籠、小蟹は網から逃げられるようになっています。破綻したり閉鎖する漁港も多い中、境港漁は建て直す程勢いがある。乗組員さんも日本人が殆どだと言う、素晴らしい取り組みを見せていただき、久しぶりに元気な漁港・漁協を見学出来て良かったです。

次に訪問したのは、昭和30年9月に水産加工場開業の為に島根県隠岐郡崎村から境港に移住され、今日では境港の買参権を持ち地元の魚介類の加工のみならず山陰名物として有名になった「じゃコロッケ」はじめ油調品の製造~骨まで食べられる煮魚やオイルサーディン・紅ズワイガニのちらし寿司など冷凍のご当地グルメ・お惣菜製造メーかーとしてマスコミの取材も絶えない小倉水産食品様を訪問。



わんまいるでも健幸ディナーの献立メニューや単品の製造を担っていただき、ボンキッシュにも原材料など提供して頂いています。久しぶりに社長・専務とご商談し、コロナ前は弊社の新年会にも出席頂いていた社長の奥様にもご挨拶させていただきました。早速島根県大田漁港で水揚げされた肉厚の穴子のフリッターを試食させていただきました。冷凍とは思えないふっくらとした食感で肉厚で柔 らかくて旨味があり美味しい。オクラと一緒に提供して欲しいと依頼。

続いて赤いかの天ぷらを試食。これも柔らかくて美味しい!もう少し衣をフリッター風に増やして欲しいと依頼。斐川町のさつま芋の天ぷらと一緒に提供して欲しいとも依頼。

地元境港で獲れた「あじのフィレフライ」を試食。全く臭みがなくパリッ揚り美味しいですが、ご飯のおかずとするならもっと衣が多い方が良いのでふっくらサクサクの「あじフライ」をお願いしました。円安とウクライナ情勢で蟹の値段が急騰しており、値段がかなり上がるとのことで取り急ぎ見積もりをお願いしました。



次に訪問したのは、昭和36年創業の自社イカ釣り漁船「日吉丸」を保有して日本海で操業され青森県八戸漁港で水揚げされる”赤イカ”をわんまいるでもボンキッシュでも採用させていただいてる福栄様を訪問。

早速ボンキッシュの中華料理をご指導いただいている元赤坂四川販店取締役料理長の西尾シェフも柔らかくて美味しいと認める「赤いかのボイル」と人生初の初めて見る境港産のホタルイカを乗せた「いか焼売」を試食させていただきました。


いやー繋ぎが少なくていかがギュッと詰まっていて、超贅沢な上に境港産のホタルイカがトッピングされ人生初体験。洋からしを浸けて辛口の白ワインやクラッシュで割る紹興酒に凄く合うと思いました。

日本海山陰地方最大の規模を誇る漁港のある境港へ訪問【鳥取県】

今日は、車で3時間半かけて日本海山陰地方最大の規模を誇る漁港のある境港へ訪問。

米子空港でアライアンスを組む東京電力HD魚食振興ビジネスプロジェクト春山部長を迎へに行って今回も地元水産会社様をアテンドいただく境港商工会議所にご挨拶に訪問。

コロナ禍や円安などの影響で境港に工場を設立する企業が増えて来ています。鯵の水揚げが減少しているがでっぷり太った脂の乗ったいわしが大漁とのこと。今年は生マグロも大きなサイズから水揚げされていて早くも漁獲枠が上限に達して本日で今年の漁は終了など状況をお伺いしました。


そして次に訪問した水産加工会社の明成フーズ様は、魚を入れると見事に三枚に開き骨まで綺麗に取れる機械や魚の三枚おろしやフィレの自動深しぼりの充填真空パックをお持ちで水揚げされた鮮魚を素早く加工して出荷していく仕組みに感動しました。



時間をかけないから鮮度が落ちずに小倉水産食品様など近くの食品製造会社へ届けて製造して急速凍結するワンフローズンなので違いは歴然です。なるほど納得しました。みんな地元の事業者様が協力して取り組まれている事にも感動。だから多くの漁港が衰退していく中でも発展していくんだと思いました。

2年ぶりに島根へ1泊2日で商品開発の旅へ 2日目【島根県】

昭和2年創業、縁結びで有名な島根県出雲市で米穀店として創業以来厳選した原料と自家製製粉にこだわり続け、昭和57年に開催されたくにびき国体の際には、自家製の出雲そば粉を天皇に献上したという米山萬商店さんに3年ぶりに訪問。



冬向けにレンジでできるカップ出雲蕎麦の商品開発の依頼をさせていただいたところ早速試作を準備してくらていました。



とりあえずつゆを下側に固め上から湯がいた冷凍そば麺を置いてお揚げさんと蒲鉾を乗せてみましたと見せてくれました。レンジで10分で出来上がり。いい匂いの湯気が立ち上る一本挽き出雲蕎麦。早速試食するとさすがコシが有り旨い!もう少しだけ硬い方が良く、つゆも味醂を効かせ濃い方が美味しく蒲鉾ではなく出雲名物あご野焼き(ちくわ)を斜めにカットして2枚入れて青ネギを刻んで加えて欲しいとお願いしました。

次に、女将さんが昔ながらの懐かしい素朴な味の醤油ラーメンを作って持って来てくれました。試食してみるとホント懐かしい夜泣きそば屋の麺の味です。醤油で割ったチキンスープに薄い叉焼2枚、イヤー懐かしいです。 是非コレもカップに入れて具付きラーメンを作って欲しいとお願いしました。

そして中々出雲には来れないだろうからと言って昔懐かしい焼きそば用の麺に魚肉ウインナーと野菜を入れた焼きそばを作ってくれました。コレも子供の頃に良く食べた味わいです。


大阪では地元の製麺所が無くなってしまい、素朴な味わいの麺が食べられなくなりました。叶う事なら具材入り焼きそばを冷凍して提供して欲しいと思いました。自家製粉にこだわる老舗製麺所米山萬商店さんの試食美味しかったです。レンジで出来るカップ入り「あご野焼き入り出雲蕎麦」と昔懐かしいカップ入り「夜泣き中華そば」を作ってくれるようにお願いして出雲縁結び空港へ向かいました。

 

2年ぶりに島根へ1泊2日で商品開発の旅へ【島根県】

今日は2年ぶりに島根県ブランド推進課様にお招きいただき、県内事業者様を一泊二日で訪問する商品開発の旅へ新大阪駅6時25分の新幹線さくらに乗車して広島駅に到着。




改札口に石見ポークの精肉加工会社ディブロの服部社長が出迎えに来ていただき、車で約1時間20分かけてA級グルメの町として知られる邑南町に到着。

ディブロさんへ訪問すると松江から車で約2時間20分かけて8年ぶりに今年4月からブランド推進課に配属された山根グループリーダーが到着。コロナでホテルや飲食店の売上が激減した石見ポークのディブロさんも徐々に回復して来てロースやバラ肉が出始めたので弊社が使用しているモモ肉や腕肉の供給も増やしていけると言ってくれ一安心。

雪深い豪雪地帯の邑南町は良質な伏流水が豊富で人口7千人の町に造り酒屋が3軒もあり、チョウザメの養殖や自然放牧の酪農が盛んで牛乳・ミルクジャム・チーズ製造に幻の石見牛や石見ポークの養豚が盛んです。

当初お父さんとお兄さんが養豚場を経営され次男の服部社長が精肉加工会社を経営する形で販路を拡大され、島根県内はもとより広島市のお好み焼き店、ホテルなど多くの飲食店で採用され、島根県を代表するブランドに育ちました。弊社もブログやツイッターで投稿してカタログやサイトに掲載して宣伝させて頂いています。今日も朝日放送さんから取り上げたいと連絡が入って来たそうです。

島根県 邑南町を後にして、益田市の益田キッキングフーズ様、浜田漁港の大磯様ではハモの加工商品等をご提案いただきました。



海の幸 山の幸豊富な高知へ食材開発の旅 2日目【高知県】

高知グリーンホテルはりまや橋を9時に出発して、弊社冷凍ミールキット「健幸ディナー」を一部作ってもらっている「なんごく流通団地」にある株式会社マーク様が営む巨大なまねき猫がシンボルマークのセントラルキッチンへご訪問させていただきました。



勝田常務が出迎えてくれ菖蒲工場長がセントラルキッチン内をご案内してくれました。中でも冷凍しても細胞を壊さない効果がある氷温熟成庫を見せていただき感動。両面冷蔵庫の全面ショーケースで一次加工場と調理場を仕切っています。多彩なメニューに対応する為に中型のスチコンとブラストチラーが一対になった什器がずらりと並んでいて、連続式のフライヤーも有り、中型と大型の回転釜が3機導入され、クリンネスが行き届いた調理場を見て感動。最後真空パックの後に金属探知機とエックス線が一体になった異物混入を発見する機械も導入されています。別棟ではピザやバン・焼き菓子なども製造する厨房も見学させていただきました。事務所に戻って今後の献立メニュー開発のご相談をさせていただきました。



次に向かったのは四万十鶏の精肉加工会社三栄ブロイラー販売様です。〆て電気ショック・羽取り・洗浄・吊るし解体・加工とすべてのフルラインを人で行う神業で食鳥加工工場を見学させていただき、四万十鶏の提供をお願いしました。


ウクライナ情勢で過去経験した事が無い程値上がりしていて大変だとお伺いしました。四万十鶏は大阪の精肉会社を通じて何度か取り扱わせていただきましたが癖が無く臭みも無く血合いも無く柔らかくて弾力があって食べ易い鶏肉なので是非地元のマークさんで調理して欲しいと願っています。

今回も、充実した高知県食材開発の一泊二日の旅でした。お疲れ様です。