ご当地食材&グルメ開発の旅_尾鷲市【三重県】

定置網漁の見学に尾鷲市へ!
三重県尾鷲市、大阪から車で名神高速→新名神→伊勢道で3時間。尾鷲市は20分ほど南に走れば世界遺産「熊野古道」がある三重県南部の都市です。今回は農林中金様の御紹介でご縁のできました東京で居酒屋『くろきん』を経営されている株式会社ゲイトの五月女社長様が、漁業の活性化として自ら定置網漁をされているとのことで、その体験と地域名産品を求めての訪問です。

さすがは”ひのきと魚の町”尾鷲市というだけあって、人口1万7千人の街にお寿司屋が何件もあります。
明日の漁は早朝なので前泊し、地元の職員さんや議員さんや商工労働部の方々と懇親会。
熊野灘は色々な魚種があがるそうでその数・・数えれません(汗)
そのなかでも、ブリやタイが有名で、冬には脂が落ちたサンマもとれるらしく、名物料理としてさんま寿司があるんですよ。
あと尾鷲は屋久島の次に雨が多いとのことで、1年に4,000mmも降るそうです。この雨のおかげもあって腐りにくい「ひのき」ができたみたいで、そんなひのきの破材でつくった名刺入れを記念にいただきました。
地元の方との話は尽きませんが、翌日は朝が早いので名残惜しく終了。

翌朝は予定通り早朝3時に起床、車で須賀利町へ。。。
途中、野生の鹿が車の前に!・・・思わず引きそうになり、めちゃくちゃ焦りました??
無事に漁港に到着、4時30分に出港。定置網を仕掛けている漁場まで船にのり20分で到着。ゆっくりと網を巻き上げていきます。昨日は大型のイサキが大漁との事でしたが、果たして本日の成果は?・・・・・・・鰯や小鯵が多いようで時々大きなヒラメやトビウオも見られますが、本日は雑魚が多く、大量とはいきませんでした。(…う~ん残念)
そのまま尾鷲漁港に入港し仕分け・セリを見学させていただきました。

午後からは尾鷲市職員の芝山様のアテンドで郷土料理「さんまの押寿司」で有名な三紀(さんき)産業様、鯛めしでテレビで何度も取材されているめでたい屋(三和商店)様、鰤鯛など地元の水産加工最大手の尾鷲物産様をご紹介いただきました。

皆様ありがとうございました。
尾鷲フェアをぜひ実現したいですね!

ご当地グルメ&食材探しの旅_【群馬県】

群馬県に商品開発へ行ってきました。
大阪から東京経由で上越新幹線に乗り上毛高原へ、3時間30分!…結構かかりますね。
個人的には生まれてはじめての群馬県ということで興味津々。群馬県というとタレントの中山ひでちゃんや井森みゆきさんが観光大使をしていることぐらいで、失礼ながら群馬県のことはまったく無知。他に知っていることというと嬬恋キャベツとコンニャクくらいでした。
到着すると群馬県産業経済部の岩崎さんと産業支援機構の瀬戸さんが出迎えてくれていました。
寒いと思っていたのですが、天気も良く気温も7度とポカポカ陽気☀。でもさすがにスキー場もある上毛高原だけに道路脇にはまだまだ雪が結構あります。

最初に向かったのは利根川に沿って山を登った「みなかみ町」で群馬のブランドポーク「麦豚」を12ヶ月間熟成させた生ハムを作っている育風堂精肉店へ。
須田社長により工場内を案内いただき、吊るされたハムの量に圧巻!1年以上熟成させていて、温度帯別に3つの部屋に分かれていて、時間がたつについて、肉が小さくなり、黄色くなって、熟成されているのがわかります!食べてみてびっくり!。全く臭みがなくてしかも塩分も少なくてうまーいっ!”(満天レストランの宮川さん風・・・)


せっかくなので併設してレストランで昼食をということで、僕はかつ丼を注文。肉の厚さにビックリ!すごいボリューム!須田社長がロースハムとビアシンケンとサラミをサービスしてくれました。これも熟成された豚のうまみがしっかり出ていて最高でした。文句なしで取り扱い決定です!ご期待ください。

その後は隣にある地元で有名なバームクーへンを製造販売されているカフェ「GARBA」を営む株式会社トップの石川社長と面会させていただきました。キャンプ場などアウトドア関連の事業を経営されているとの事で、キャンプで宿泊されたお客様にとバームクーヘンを出されたのがきっかけで口コミで広がったそうです。人気のバームクーヘンがその名も「フォンダンバーム」でバームクーヘンの真ん中の穴にチーズやチョコレートやプリンなど入れてチョコレートでコーティングしたバームクーヘン。そのままでももちろん美味しいですが、すこしレンジで温めると、真ん中の部分が融けてトローッと。。。これは、インスタ映え間違いなし。(僕はセンスないのでだめですが・)あと、みなかみの名物「生どら焼き」も試食しました。ヨーグルト味と聞いて手をつけるのに躊躇しましたが、食べてみるとビックリ!ヨーグルトの酸味とあんこの甘味がマッチしてこれもうまーいっ!”これは人気なのがわかります。

高崎市に向かい、上州蕎麦を製造・販売されている蕎麦仙人さんへ訪問。こちらでは冷凍そばについて打合せをしてきました。

そして2日目…まず訪問させていただいたのは、こだわりのパン屋「コム・ン」さんです。実家も県内の小麦粉や米粉100%使った手作りパン屋「バリジャン」を経営されていてご子息である大澤社長は新しくお店を立ち上げ、市内に数店舗ある専門カフエ「珈琲哲学」に卸されています。さっそく試食です。地元産の春菊や玉ねぎ、チーズなどの具材が入ったパンを5点ほど食べました。イギリス式ではなく、少し柔らかめの生地のドイツ風です。具材の食感と味が調和して凄く美味しいです。それもそのはず、オーナーの大澤さんはまだ33歳と若いですが、かの人気パティシエ鎧塚俊彦さんのレストランでパン指導を依頼されて、指導していた経験もあり、世界大会で優勝する目標をたてられています。奈良や神戸の人気パン屋でも修行されていて、関西に住んでいたと聞き、非常に親近感をもったのと同時に、ぜひとも応援したいとおもいました。旬の食材が詰まった焼き立てパン、是非販売したいです。

午後からは冷凍の釜飯「分福茶釜飯」を売り出している京料理を修行され、実家の館林市で和食処をオープンされた長年油屋さんを営んでいた「あぶらや」さんを訪問。14代目にあたる延山社長と商談。延山社長の実家は麦40丁、米60丁の田んぼを持つ大地主さんということで、何とか地元のお米を販売したく、分福茶釜飯と稲荷寿司の販売を始められたそうです。既に百貨店やJALの機内食に採用されてり、試食をあいましたがレンジで簡単に食べられる割には本格的で、おこげも味わえて非常に美味しいです。毎月具材を変えた頒布会が出来ないか相談したところ、まずはメニューを考えていただけるとの事で、日本人の米離れを少しでも補おうという考えに賛同しました。

今回初の群馬県でしたが、こだわりをもった業者さんたちにたくさん出会えました。

ぜひとも商品化して、皆さんにもご紹介をしたいと思っています! お楽しみに。

ご当地グルメ&食材探しの旅_【宮城県】

山形から仙台までバスで移動。移動時間が1時間ということです。バスは電車と違い、朝・夕方は7~8分間隔で出ています。なんと高速バスは補助席も使っての満席状態でした。
仙台に到着し、本日は宮城県様にアテンドいただき、県内のメーカー様へ。

まずは石巻へ向い、魚・惣菜の加工をしている高徳海産様へ。
社長との打合せの後、工場を見学。本社工場ではタラや赤魚の加工がフル稼働しています。アメリカやドイツといった輸入の魚がほとんどでしたが、最近近海でサバが豊漁とのことで、サバの加工もしていました。その後惣菜工場へ。この惣菜工場は26年にできたばかりでCASといった高額の冷凍機器を入れているにもかかわらず、稼動がほとんどされていなかったので、ぜひ国産素材をつかった惣菜の加工をお願いしました。

仙台市内にもどり、前回訪問させて頂いた、菅野食品様へ仙台味噌やきそばとあおば餃子の改良した試作品ができたということでお伺いしました。前回はやきそばは調理が必要だったので、今回は具材を入れたレンジで簡単に食べれるやきそばを作って頂きました。野菜や肉が少なく、味も少し薄かったので再度改良をお願いしましたが、ベースは出来ているので商品化に向け進めていきます。「あおば」とは冬に雪の中で育つ雪菜という作物とのこと。それを餃子の皮に練りこんでいて、皮はきれいな翠色です。


最後は仙台市役所へ表敬訪問し、あおば餃子を企画した経緯等をお伺いして、仙台といえば牛たんだが、原材料は輸入もの。ぜひ宮城ならではの商材をつかった名産品としてあおば餃子を広めたいとのことなので、関西でもPRできるよう代表がアドバイスをさせて頂きました。

ご当地グルメ&食材探しの旅_【山形県】

前日に大雪が降って庄内では40cmの積雪とのことで心配されましたが、山形市内は道路の脇に少し雪が残っていたぐらいで、
移動は特に問題はありませんでした。しかし気温は3度とやはり寒く、夜になると体の芯から凍るほどの寒さです。
今回も山形県様のアテンドにより、各メーカー様を訪問してきました。

まずは月山の麓にある西山町の玉谷製麺様へ。人気の星降るパスタやラーメン、本業であるそば作りを見学させて頂きました。関西では知名度はまだまだ低いものの、関東では「山形そば」は有名で、少し固めの麺が特徴です。また、山形は山菜の種類が多いことも有名で、山菜そばや米沢牛を使った肉そばの商品化への打合せを今後計画したいと思ってます。また、山形はラーメン消費量日本一ということ。県内でも人気の鶏ガラをベースにしたラーメンを年明けから取り扱いを始めます。

次に訪れた朝日町ワイン様は伊勢志摩サミットで使用するワインにも選ばれ、なんと今年、皇太子様もご訪問されたメーカー様です。特にマスカットベリーA(品種名)を主体とした国産ワインにこだわっていて、日本ワインコンクールでも数多くの受賞をされています。試飲もさせていただきましたが、やはり樽熟成がほどよい樽香がして品の良い味わいでした。

日の入りが大阪より30分以上早い為、3件目の東置賜郡にある老舗漬物メーカー三奥屋(みつおくや)様に到着した頃にはすっかり日も暮れていました。「晩菊」という漬物が一番有名で、仙台空港や百貨店にも店舗を構えてられます。前回行った商談会後、さっそく冷凍のお漬物を作って頂き商品化が決定しました。今後は山形名産でもある「だし」をおかずセットの副菜で扱えないかも相談させて頂きました。