ご当地グルメ&食材探しの旅_仙台_商談会【宮城県】

♪さかな🐟 さかな🐟 さかな🐟~♪ 宮城県は魚王国だー!
でもやっぱり仙台と言えば、最後は牛タン!

本日は日帰りで仙台へ。


宮城県の水産加工品等の商談会に出席してきました。


仙台空港からは電車で30分で仙台駅に到着。
スマホのナビを見ながらテクテクあるくも迷ってしまい、
予定時間を大幅に遅れて到着・・・すみませんでした・・

早速商談開始!
30分刻みの商談です(汗)

仙台市の株式会社エムケーコポレーション様からはじまり、牡鹿郡女川町の鮮冷様、塩釜市のヤママサ様
と宮城県各地から集まっていただきました。
気仙沼市の株式会社阿部長商店様からは、さんまやさばをレトルト加工した惣菜を
ご提案いただきました。


石巻市の富士國物産様からは、わかめのご提案

2週間前に気仙沼へ行った時にも思いましたが、さば・さんま・いわしといった青魚の加工品が多いので、
風味を変えたり、加工方法を変えたりと各社色々趣向を変えて提案をされています。
関西人の口からすると、全体的に濃い味ですね。

石巻市の本田水産様との商談で目に留まったのは牡蠣をつかった商品。
宮城県産の牡蠣のグラタンは、なんと!殻つきで見た目からも高級感があり美味しそうです!(これは、ぜひ食べてみたい!😋 )
1個が卵のLサイズくらいの大きさのその名も「牡蠣爆弾フライ」はインパクトがすごい!2~3個分のカットされた牡蠣が詰まっているそうです。(これも食べてみたい!😋 )

さばの加工品もあり、金華さばのしめ鯖に
金華さばを燻製にした、「生ハム」って!?(これは食べなくては!!)


しかし、残念ながら時間も限られているので、試食はおあずけ。。。😖
後日、会社で試食するので送っていただくことにしました。
ぜひ改めて加工現場をみせてもらいたいです。

昼食を済ませ、商談会場を後にして、次は仙台駅西側にあるメトロポリタンホテルへ。
「ふかひれ餃子」と「牛たん餃子」を製造されている、「蔵八」というラーメン店を県内に10店舗展開されている中華惣菜製造会社の株式会社服部様の服部社長との打合せです。
既存の商品をもっと地域の原料を使い、付加価値をつけた商品の展開を提案したところ興味を持っていただき、12月に再度訪問することになりました。どんな商品ができるかお楽しみに!
ちなみに、写真は既存のものです。


17時に仙台空港に到着、帰途につくと思いきや。。。。
空港でも商談です。

仙台空港で唯一牛タン専門レストランを経営している株式会社陣中様。


さっそく「味付け生牛タン焼き」と「味付け燻製牛タン焼き」の2種類を試食させていただきました。個人的には 燻製の方が歯ごたえがあって美味しいです。

塩や山葵、からし味噌などの薬味をつけるとまた風味がかわって深みがでますね。

空港のお店ではキレイなギフト箱に入っていますが、
わんまいるでは自宅用なので、箱を無くしたシンプルなパッケージでの販売と
ハレの日のギフトでの展開の打合せをさせていただきました。

こちらもどうぞおたのしみに!


さすがに商談漬けの日帰り宮城出張はハードでした。

疲れているのに、カメラをむけるといつもの顔をする代表でした。。。(笑)

ご当地グルメ&食材探しの旅_邑南町_自然放牧牛乳【島根県】

今回は島根県邑南町へ行ってきました。

自然放牧の牛乳が、こんなにおいしいなんて・・・


自社で自然放牧酪農を行い、

地元の農場さんと提携して牛乳やヨーグルト・ジャラートを

製造販売しているシックスプロデュースさんの訪問です。



対応頂いた洲濱社長は大学在学中の20歳で酪農を創めて起業し、15年目を迎える35歳の若手社長で、NHKのプロフェッショナルにも取り上げられたこともあるそうです。
笑顔がいいですね

自然放牧にこだわって・・・

自社酪農は現在18頭。一日絞ることができる生乳の量は10リットルとわずか…
自社以外の自然放牧の酪農家3軒と契約し、ブレンドしない事を理念として販売されています。

早速試飲を・・

自社放牧の牛乳と提携している日和高原の坂根牧場さんの牛乳と世界遺産石見銀山遺跡のある高原に位置する中山農場さんの牛乳の3種類。

飲んでみて違いにびっくり。農場によって全然違いいます。
中山牧場の牛乳は甘味が強い。でもさらっとしていて
坂根牧場の牛乳はミルキーさが他の2つと違い格別
自社自然放牧の牛乳は深みがあって濃厚です。

一般の牛乳はたくさんの牧場の牛乳をブレンドして調整していますが、これは農場の個性がわかるので、ファンがつくのが分かります。

次に坂根牧場の生乳でつくったミルクジャムを試食です。
一口なめれば、ミルキーさがそのまま伝わってきます。
めっちゃ濃厚!
トーストはもちろん、コーヒーや紅茶にもいいと思いました。
なんとこの商品、低脂肪乳を使っているので、脂質は100g中0.2gしかなくて、表示が0%にできるほどヘルシーなんですよ。
うれしいですね!


代表から薄い生地のピザにもいいのではと提案して早速検討に入ってもらうことになりました。

ほかにも自然放牧生乳100%使用の「石見ミルクパン」や「石見ミルク生食パン」なんかも

お願いしました。

店内にはたくさんの商品がかわいらしく展示されています。

クッキーなんかも扱っているみたいでネーミングも面白い!

その名も「牛のフン」!

アイスもたくさん・・食べてみたかった・・・



今回は試食できなかったシックスプロデュースさんが作ったヨーグルト「ゆっくり長時間発酵 ヨーグルト」は、

今年ご当地ヨーグルトグランプリで金賞を受賞したそうです。(HPはコチラを参照ください。)

すごいですよね。



今回は時間の関係上、店舗しか訪問できなかったので次回は酪農現場の見学へ行きたいと思います。

洲濱社長ありがとうございました!

ご当地グルメ&食材探しの旅_お好み焼き【広島県】

創業100年 地元で愛され続けるミツワソース。ゆずソースの味に驚愕!!

今回は広島のサンフーズ株式会社へ訪問です。

冷凍の広島焼きを製造しているメーカーさんです。
すでに弊社でも取り扱っていますが、今回は中国地方への出張があったので、無理を言って訪問させていただきました。

本日は、ご担当者が出張中とのことでしたが、布崎社長自らご対応いただきました。
ありがとうございます。

サンフーズさんは、1916年広島市で創業され、今年でなんと!102年目を迎える会社さんです。
広島名物「お好み焼」に使用する「ミツワソース」を作っているメーカーさんなんです。

広島に旅行された方は、行かれたこともあるかと思いますが、
お好み焼きのフードテーマパークとして全国的に有名な「お好み村」の中のお店は全てミツワソースを使っているんですよ!!
現在は、国内はもとより海外21ヶ国へも輸出を行い、広島の食文化を伝えているそうです。

事務所に入るとミツワ商品がずらり。。。
全面真っ赤です。(…広島カープの本拠地だけに!?)

ガラス張りの壁の奥には長く大きなテッパンが。。。
その前で5~6人の帽子にマスクをした職人がお好みを焼いています。

焼いているところ


尋ねると、今作っているのは弊社でも扱っている商品とのこと。
なんと! こちらの冷凍お好み焼は全て手焼きなんです!

「本物の広島焼きを提供するには機械ではできない。」
「卵も工場でよく使われる液卵をつかわず、一般的な卵をつかう」
これは、社長のこだわりなんだそうです。。。

な・る・ほ・ど、納得です。

つい1時間ほど前に朝食を食べたばかりなんですが、
焼かれているところをみるとよだれが・・・

一方で、
こちらでは、お好み焼専門店の開業を目指す方々を対象に
お好み焼き教室も実施しているとのこと。
こちらは、その部屋(実習室)です。

その他にも
観光客向けにお好み焼きの体験教室もやっているらしく、
机には今日来られる方ようにセッティングされていました。
その部屋の壁にはお好み焼きのルーツが記されています。「一銭洋食」

広島のお好み焼きは。。。

鉄板で水に溶いた小麦粉にネギなどを乗せて焼いた焼き料理で、明治初期ではウスターソースが使われて
いたそうです。ウスターソースはスパイシーで酸味が強かったため、まろやかで一銭洋食になじむソースが
ほしいとの要望があり、元々あったとんかつソースをベースに酸度と塩分を落として糖度を上げたお好み
ソースの原型が昭和30年初めに誕生したそうです。

ガラスケースには昭和40年代のラベルのソースが展示されています。よくみると栓が開けられておらず、当時のままとのこと・・・
どんな味になっているんでしょうか?(ちょっと怖いけど、味わてもみたいですね。。。)

と、ここで試食が出てきました。。。

布崎社長よりぜひ試食をと言っていただいたので、お言葉に甘えさせていただきます。

出てきたのは一人一枚ずつの大きな広島焼。。。
ソースの香りがたまりません。
大阪のお好み焼きと異なり、キャベツ・もやしがたっぷり入ってヘルシーなのがいいですね!
先ほども言いましたが、つい1時間前に朝ご飯を食べたにも関わらず、どんどん口の中へ。
とまりません。。。

とここで、目の前に並ぶソースの中に「ゆずソース」というものが…
使うにはちょっと抵抗があったのですが、せっかくなのでかけてみると
これが驚愕の味なんです!! うまーいっ!”(満天レストランの宮川さん風・・・)
ゆずの風味がさっぱりしてほんとに美味しいんです。
布崎社長いわく、本当は広島で柑橘といえばレモンですが、一度商品化に挑戦したが、納得いく味にならなかったそうです。


焼きそばソースもあるのに、やきそば(冷凍)は商品化されていません。
広島のブランドポーク「もみじ豚」をつかった少し高めのお好み焼きがあるので
わんまいるで実験的に「ミツワソースを使ったもみじ豚やきそば」を作ってもらうお願いしました!

布崎社長ありがとうございました!

ご当地グルメ&食材探しの旅_邑南町_こだわり醤油【島根県】

心を醸し魂を込めて醸造する「醸魂」の醤油蔵  垣崎醤油



島根県のほぼ中央に位置する邑南町にある大正10年に創業の醤油・味噌醸造元で昔ながらの伝統の技法を使って作られています。醤油蔵は明治初期に建てられた蔵で元は酒蔵だったとのこと。

どこの酒蔵や醤油蔵もそうですが、蔵に入ると正直非常に古く、なんでこんなところで酒や醤油をつくっているのか?と初めて酒蔵をみた時は思いました。

垣崎醤油さんも同様で、蔵の中は100年の歳月を感じさせる古さです。なぜかというとお酒や醤油は発酵商品で、蔵の中には酵母菌や乳酸菌が暮らしていて、これがその蔵の味になっているんです。だから蔵を新しくすると、同じ原料や行程でも味はまったく違ったものになるんです。


今回は、4代目の宏次さんが蔵内を案内してくれました。

 


蔵に入ると、もろみの香りが広がり、

歴史の重みがある木桶が荘厳と並んでいます。


備えてある階段を上がると木桶の中にはもろみがたっぷり入っています。
こちらは3月に仕込んだ状態でまだ6ヶ月くらいだそうです。
完成まであと9ヶ月くらい発酵熟成させます。


かい入れ(櫂入れ)の作業も見せていただきました。
簡単そうに見えますが、意外と力がいる仕事のようです。
動画も撮りました↓

宏次さんは従来の商品はもちろんですが、新しいことにも取組んでおられます。
例えば、甘酒をまぜた商品も開発中とのことです。


発酵熟成が終わった商品を圧搾機でもろみを搾ります。

こちらも年季が入っていますね。

 


となりの敷地には新工場を設立され、米麹・味噌麹の室(むろ)小麦の蒸し器など新しい設備もされ甘酒や塩麹などもの製造にも注力されています。

いよいよ試食です…

こいくち木桶仕込みは島根県独特の甘めの味です。

もろみ味噌は通常のもろみ味噌と違い、ご当地食材のなすびとえごまをまぜたものや大豆を混ぜた商品です。
中でも「茄子を混ぜたおかずもろみ」が美味しかったので、早速このもろみをベースに同じ島根県の石見ポークと合わせ、「石見ポークのもろみ味噌佃煮」の試作をお願いしました。おそらく、お茶漬けにしても美味しいと思います。
ごぼうやれんこん等の根菜やきくらげ、そして茎ワカメなどといったコリコリ食感の食材もこのもろみの粒感と相性が良いでしょうね。

他に味噌田楽の素(もと)もお願いしました。こんにゃくのみならず、大根や人参やじゃが芋などレンジでチンしたポイル野菜にかけて食べるとおかずにもなるし、七味をかけるとお酒の肴にもなりますよね。

天然醸造醤油と天然醸造の味醂と天然のそうだ鰹いりこ昆布のこだわりだしを使用したこだわりのダシを試作してみて欲しいと思いました。。。


途中3代目正紀さんも合流し、醤油づくりへの思いをお聞きしました。

新しい取り組みへの意欲的で、非常に頼もしく感じました。


蔵の前にある直売店には商品がずらり…季節感もだしていていいですね。


垣崎醤油のみなさま、今回はありがとうございました。

ご当地グルメ&食材探しの旅_気仙沼商品開発【宮城県】

今年はさんまが豊漁!?


宮城県の気仙沼市へ商品開発に行ってきました!

仙台までは飛行機で1時間ですが、気仙沼まではそこから2時間半以上かかるので
今回の商品開発は気仙沼周辺にしぼりこんでの商談です。


気仙沼のさんま漁の最盛期は10月入ってからみたいですが、今年は豊漁の兆しで、2年間実施できなかった気仙沼「海の市」サンマまつりが今年は開催されるそうです。9月22・23日に行われるそうですが、見られなくて残念😖

それもあってか昼食は、とにかくさんまづくし!
おつくりは脂がのっていて口の中でとろけます。
塩焼きも焼きかげんもちょうど良く、身がしっかりしていて、はらわたも苦味がすくなく、おいしかったです。

お値段は・・・観光客価格のような・・・

さて、午後からは商談ラッシュです。

1件目。。。

まずはマカジキ・メカジキの加工品を行う大弘水産様。
震災から7年経ちますが、現状も仮設での業務を行っておられます。小野寺専務から商品提案がありました。しめ鯖や鯖のかす漬など数種類の試食をした中で、ピカイチはメカジキの燻製色目もよく、ほどよいさくらチップの香薫が口の中でひろがります。
さっそく少量での小袋対応のサンプルを作っていただくことになりました!

2件目。。。


震災前までは生まぐろの専門工場だったが、
近年では惣菜加工工場に事業を変えようとしているミナト水産様。

煮物はもちろんのこと、フライなどの加工も可能とのことですので、
まずはすでに取扱い商品の試食をさえてもらうことになりました。

ちょっと寄り道、道の駅へ


ご当地商品を探していると「くるみ豆腐」という、お菓子があったので試食がてら買ってみました。
スプーンですくってみると、プリンより硬く、ういろうよりも柔らかくてプルンとした食感で甘くて、
くるみの風味がしっかりしていて美味しいです。きな粉でもまぶすと更に美味しくなるんじゃないかと感じました。


もうひとつ気になったのは宮城のB級グルメ「あぶら麩丼」。
めっちゃ気になったので買ってみました。
また会社で試食するので、代表堀田の試食ブログで改めて報告します!

3件目。。。

海の駅でも販売されていた天皇杯受賞歴のある骨まで食べれるさんまの燻製「さんまくん」を製造販売するマルトヨ食品株式会社様に訪問。早速骨まで食べられる「秋刀魚の燻製」「鰯の煮付け」「鯖の煮付け」を試食させていただきました。正直これまで何度も試食した圧力釜で高温ボイルして煮付けてレトルト殺菌をした缶詰のような味と食感と思っていたところ、予想に反して美味しい!特に鰯は凄く美味しいです。全く臭みが無くてしかも1匹100gと大きなトロ鰯で脂が乗っていて、凄く美味しい。冷凍にも対応いただけるとの事なので早速お話をすすめることになりました。おかずセット検討したいと思います。

4件目。。。

鮪・鰹を加工販売している株式会社カネマ様を訪問。小野寺専務に対応していただき、まぐろの南蛮漬けやからあげを試食させていただきました。特にまぐろの角煮は見た目は硬そうでしたが、口に入れてみると柔らかいくておいしいので、冷凍加工での提案をお願いします。

最後5件目。。。

100%炭火焼のかつおのたたきを扱う株式会社大森様です。
大森夫妻からご提案いただいた炭焼きや鰹のたたきは、見る限り強めの炭火で表面を焦がして焼き上げたようで食べると宮崎地鶏の炭火焼同様に炭の風味が味わえ、中はトロっとした身の食感でかなりの技です。これは美味しいです。焼き上げた直後にブラストチラーで冷却しているのでこの舌触りが味わえます。
かつおは気仙沼水揚げにこだわり、焼きも炭火焼100%にこだわり、鰹のたたきと思わせないパッケージへのこだわりと商品は素晴らしく間違いないのですが、販促やアピールが苦手みたいでしたので、色々とアドバイスさせていただきました。

今回も現地ならではの発見がありました。
一日でも早く皆様にご紹介できる日が来るよう頑張ります。お楽しみに~