堀田の試食歳時記 vol.19

今日は、京都の老舗お菓子問屋鈴木本店の常務より是非試食して欲しいとわざわざアポイントを取って、京都から来社されました。
話をお伺いすると、以前からもメーカーさんとコラボして鈴木本店プライベートブランド商品を作っていたのですが、今後は別会社を立ち上げ、本格的に製造を行うにあたり、今回は種子島の安納芋の生産者と契約して、商標登録「みつ姫」を使ったロールケーキ(添付写真)を試食して欲しいとのこと。

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まず見た感じ手作りなのはわかりますが、べちゃ~とした感じで美味しくなさそう・・・常温で日付を持たそうとアルコール保存料を添付しているので、その臭いがロールケーキに染み付いて、ラム酒ケーキのような食味でした。正直、安納芋をロールケーキに使用するのは難しいと思う。それより、僕なら、今年ブームのフライドポテトにしますが?と提案。輪切りではなく、角切りにして強火でサッと揚げて、岩塩か抹茶塩、和三盆糖などを振りかけたら、世間に無い和テイストのフライドポテトが出来上がると思いますよ!と。
もしよければ弊社揚げ物が得意な委託先があるのでご紹介しますよとお伝えしました。

それと、今年の食材トレンドは、牛肉と鯖とじゃがいもです。そこで京都なら京都らしく京都府丹波産の男爵芋を使った和テイストの創作菓子を作っては?と。男爵をふかして目の細かい網で裏越しをして、つなぎを配合して和三盆糖を配合するか?は微妙そしてみたらし団子ぐらいの大きさに丸め、炭で焼いて、岩塩で食べるか?醤油だれを塗るか?みたらしを塗るか?餡子を乗せるか?・・・・
焼かなくてもそのままでも十分に美味しいようにも思います。

豊臣秀吉が好んだとされる、丹波の男爵芋を使った「和」スイーツ大黒天として、売り出されたらどうでしょうか・・・・・一度食べてみたいです。