わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (5/28~6/3お届け分)

北海道や東北方面の魚が不足気味なので、先日愛媛県宇和郡方面に魚の買い付けに行って来ました。愛媛県は鯛の養殖日本一で国内の60%近くシェアがあります。鰺やハマチの養殖も盛んで、潮の流れが速く突き出た瀬戸内側は天然魚の宝庫で、八幡浜地方卸売市場も訪問しましたが、見たことが無い大きなサイズの霜降りカマスや丸鯵、鱧など魚種も豊富に水揚げされていました。これから商談を重ねて愛媛県宇和郡地方の魚介類を使ったメニューをお届け出来るようにしたいと願っています。今週も僕が34年間かけて日本各地区を訪問して買い付けたご当地ブランド食材で作ったおかずをお届けさせていただきます。

1食目の主菜は、「北海道礼文島 ほっけの塩焼き」です。北海道の北部、稚内の西方60kmの日本海に位置する最北の離島「礼文島」で獲れた真ほっけの半身干しを宮城県名取市閖上漁港で水産加工食品製造会社を営む海祥さんに焼きあげてもらいました。スーパーなどで見かける縞ほっけとは異なり上品な脂質で繊細な淡白な身で旨味があります。鮮度が良いから身がポロッと取れます。薄塩でそのままでも美味しいですが、少し醤油かレモン汁を垂らすと最高です。 副菜は山形県最上郡の野菜加工製造会社三和食品さんに作って貰った、出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」と山形県村山地方の郷土料理で野菜を細かく刻んで調味料でからめて生のまま手軽に食べられる「山形のだし」を副菜にセットしました。ごはんの上にのせて食感をお楽しみください。

2食目の主菜は、「三陸産 はまちの煮付け」です。宮城県石巻漁港水揚げのはまち(関東ではイナダと呼びます)を地元食品製造加工のミノリフーズさんにて塩分濃度3%の昆布水に漬け込んで90度20分の低温真空調理で仕上げてもらいました。味が良く染み込んで、身がふっくら。ほぐした身をだし汁に浸けて食べると美味しいです。近海の魚を鮮度よく加工調理すれば臭みなく食感も良くて美味しいのです。副菜には、骨や歯を丈夫にするカルシウム、マグネシウムの補給に優れているちりめんじゃこを使った「ほうれん草としめじとちりめんの卵とじ」と細切りの昆布を山形県産のコリっとした食感の大豆とで煮込んだ「北海道産切り昆布煮」をセットにしました。昆布を煮た時などに出てくるねばり成分のアルギン酸やフコイダンには、胃や腸を健康にする効果があります。ご飯に乗せて食べるのもオススメです。

3食目の主菜は、「東北産 みやぎ豚丼の具」です。豪雪地帯で知られる宮城県と山形県の県境にそびえる蔵王連峰の太平洋側の緩やかな斜面で養豚された東北産豚と玉ねぎを使い、多くの牛タン専門店のメニューの製造を手掛ける宮城県のフクベイフーズさんに醤油ベースで仕上げてもらいました。玉ねぎの甘味と豚肉の旨味がマッチしてご飯が進む一品です。ごはんに乗せて煮汁をかけてつゆだくでお召し上がり下さい。副菜には食材に出汁がよくしみ込んだ「厚揚げとわかめの旨煮」とさっぱりとした味わいの「小松菜のおかか和え」をセットにしました。小松菜にはカルシウムが多く含まれているので、一緒に食べると骨粗鬆症の予防にも効果があります。

4食目の主菜は、「桜島鶏のリコピントマト八丁味噌煮」です。鹿児島県の銘柄鶏でジューシーな味わいの桜島鶏を原料に、生活習慣予防にも効果があるとされるリコピンが含まれているトマトを使い、八丁味噌を加えてコクを出した煮物に仕上げました。トマトには抗酸化作用のあるβカロテン、リコピン、美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC、腸内環境を整える食物繊維などがバランスよく含まれています。副菜には、コーンの甘さが引き立った「コーン、玉ねぎとしめじのスープ煮」と、胃腸を守る働きがあるキャベツと人参を使った「キャベツと人参のコールスロー」をセットにしました。

5食目の中華メニューの主菜は、「石見ポークの挽肉で作った麻婆豆腐」です。大きめにカットした豆腐を使い、麻婆ソースには赤身がおいしい石見ポークの挽肉を使ったボリューム満点の麻婆豆腐。豆板醤を控えめにして辛さを抑えました。ご飯にかけてもそのままでも満足の一品です。副菜には、鶏の旨味があふれ出て美味しい「とり天」と、ビタミンC、葉酸、ビタミン類、食物繊維などを含み、栄養価の高いブロッコリーを「ブロッコリーの中華風おひたし」にしてセットにしました。

来週もお楽しみに!

高知県へ食材開発の旅に行ってきました。二日目【わんまいる】

2022年5月26日(木)9時00分
高知グリーンホテルはりまや橋を9時に出発して弊社冷凍ミールキット「健幸ディナー」を一部作ってもらっている「なんごく流通団地」にある株式会社マーク様が営む巨大なまねき猫がシンボルマークのセントラルキッチンへご訪問させていただきました。



勝田常務が出迎えてくれ菖蒲工場長がセントラルキッチン内をご案内してくれました。中でも冷凍しても細胞を壊さない効果がある氷温熟成庫を見せていただき感動。両面冷蔵庫の全面ショーケースで一次加工場と調理場を仕切っています。多彩なメニューに対応する為に中型のスチコンとブラストチラーが一対になった什器がずらりと並んでいて、連続式のフライヤーも有り、中型と大型の回転釜が3機導入され、クリンネスが行き届いた調理場を見て感動。最後真空パックの後に金属探知機とエックス線が一体になった異物混入を発見する機械も導入されています。別棟ではピザやバン・焼き菓子なども製造する厨房も見学させていただきました。事務所に戻って今後の献立メニュー開発のご相談をさせていただいて最後にまねき猫の前で勝田常務とおさむちゃんポーズで記念撮影。



その後、車で30分程走った高知市内にある水産加工会社とフィッシュレザーを使った名刺仕入れや財布やキーホルダーなどを製造販売されている興洋フリーズ様にマーク様と一緒に訪問させていただき、



地元で水揚げされる魚の加工と提供をお願いして、魚振興に力を注がれている東京電力様の魚食ビジネス担当の皆様にお土産に魚の皮で作った名刺入れとキーホルダーを買いました。

丁度ランチタイムとなりましたので食品スーパーサニーマートさんとJA高知が運営する物産館が隣接している「AGRI COLLETTO」に立ち寄り、



安芸水産様が営む「安芸しらす食堂」で釜揚げちりめん丼とどろめ(生しらす)丼とにかき揚げのセットを注文。大きめの丼に半分釜揚げちりめん・半分はどろめ(生しらす)が大盛りでドカーンと盛り付けられてかき揚げもついて、しかもしらす入りのお吸い物とパリバリ食感のしらす揚げに茄子の揚げびたしが付いていて980円とはコスパ高い。



備え付けのポン酢と生しらすには酢橘酢をかけてスプーンで釜揚げしらすと生しらすを半々に乗せて豪快に口に入れ食べました。イヤー旨いです。

ランチを済ませ一緒に向かったのは四万十鶏の精肉加工会社三栄ブロイラー販売様です。〆て電気ショック・羽取り・洗浄・吊るし解体・加工とすべてのフルラインを人で行う神業で食鳥加工工場を見学させていただき四万十鶏の提供をお願いしました。



ウクライナ情勢で過去経験した事が無い程値上がりしていて大変だとお伺いしました。四万十鶏は大阪の精肉会社を通じて何度か取り扱わせていただきましたが癖が無く臭みも無く血合いも無く柔らかくて弾力があって食べ易い鶏肉なので是非地元のマークさんで調理して欲しいと願っています。
雨が本降りになる中、マークさん達と別れて大阪へ4時間かけて帰路につきました。7時30分に自宅に到着。山脇取締役運転お疲れ様です。風呂に入っている間にわんまいるの冷凍ミールキット「健幸ディナー」を作ってもらい、アサヒスーパードライで乾杯。



今夜の献立は、「主菜/宮崎県ご当地グルメ チキン南蛮」と「副菜/茄子のトマト煮」と、じゃが芋と人参とブロッコリーの「温野菜サラダ」のセットを楽しみました。



今回もハードスケジュールでしたが充実した高知県食材開発の一泊二日の旅でした。お疲れ様です。

海の幸 山の幸豊富な高知へ食材開発の旅 2日目【高知県】

高知グリーンホテルはりまや橋を9時に出発して、弊社冷凍ミールキット「健幸ディナー」を一部作ってもらっている「なんごく流通団地」にある株式会社マーク様が営む巨大なまねき猫がシンボルマークのセントラルキッチンへご訪問させていただきました。



勝田常務が出迎えてくれ菖蒲工場長がセントラルキッチン内をご案内してくれました。中でも冷凍しても細胞を壊さない効果がある氷温熟成庫を見せていただき感動。両面冷蔵庫の全面ショーケースで一次加工場と調理場を仕切っています。多彩なメニューに対応する為に中型のスチコンとブラストチラーが一対になった什器がずらりと並んでいて、連続式のフライヤーも有り、中型と大型の回転釜が3機導入され、クリンネスが行き届いた調理場を見て感動。最後真空パックの後に金属探知機とエックス線が一体になった異物混入を発見する機械も導入されています。別棟ではピザやバン・焼き菓子なども製造する厨房も見学させていただきました。事務所に戻って今後の献立メニュー開発のご相談をさせていただきました。



次に向かったのは四万十鶏の精肉加工会社三栄ブロイラー販売様です。〆て電気ショック・羽取り・洗浄・吊るし解体・加工とすべてのフルラインを人で行う神業で食鳥加工工場を見学させていただき、四万十鶏の提供をお願いしました。


ウクライナ情勢で過去経験した事が無い程値上がりしていて大変だとお伺いしました。四万十鶏は大阪の精肉会社を通じて何度か取り扱わせていただきましたが癖が無く臭みも無く血合いも無く柔らかくて弾力があって食べ易い鶏肉なので是非地元のマークさんで調理して欲しいと願っています。

今回も、充実した高知県食材開発の一泊二日の旅でした。お疲れ様です。

高知県へ一泊二日で食材開発に行ってきました【わんまいる】

2022年5月25日(水)6時30分
今日は高知県庁地産地消・外商部のアテンドにて2022年4月18日に竣工式を行った高知県長尾郡本山町の高知県最大規模を誇るバイオマス発電を利用したビニールハウス「パブリカ農園」に訪問。



実はこのビニールハウスには学生時代からの親友平野が経営する鉄鋼商社及び製鉄所「日世通商」の鉄が使用され、前々からパプリカの使用を頼まれていたので、今回高知県庁さんと訪問。出迎えてくれた松井部長様に広大な園内を説明いただきました。



僕も以前から注目していたオランダの栽培システムや自動の高所作業台車が導入され、少人数でも栽培・収穫できる全自動システムを導入されています。



収穫も作業台車に人が乗ると自動で動き手でもぎ取るだけ。高齢者の方でも収穫可能。温度や湿度はコンピューターが自動で調整してれます。パブリカは10メートルほどの高さまで成長し一年間で5回収穫できるとの事。



季節を問わず年間栽培できるのは働く人にとっても好都合。赤・黄・緑と3種類を栽培されています。

今回は高知市内に本店があり、大阪北新地にも展開する「おらんく家」をはじめ割烹・料亭・ステーキハウスの運営に大手百貨店や自社通販サイトでもおせち料理はじめギフトなど取り扱われいる株式会社マーク様の南国市にあるセントラルキッチンでわんまいるの健幸ディナーを一部作ってもらっているのでそちらで使ってもらいたいと訪問。但し収穫したパブリカそのものをセントラルキッチンには持ち込めない為に洗浄・カットしてくれる加工会社が必要な為、高知県庁地産地消外商部に紹介いただき、高知市にある高知県中央青果市場場内の仲卸及び野菜加工会社の羽方青果様に訪問。



水曜日で市場が休みにもかかわらず羽方社長が親切に最新の機器を備えた加工場をご案内いただき丁度年間通じで高知県産のパプリカを提供してくれるところが無いかと探してところだったとうかがいました。これはタイミング良い!マークの勝田常務も大阪から来てくれて南国市と大阪のセントラルキッチンの責任者の菖蒲工場長におらんく家本店の片山支配人も同席いただき打合せしました。

これで「生産・加工・調理」の工程が完成すれば後は弊社センターに納品(流通)してセット組みし発送(販売)すると言う流れです。

その後、全国の主要百貨店・高級スーパーなどで販売されている四万十町本社のハマヤさんの高知市内にある鰹の藁焼き工場へ訪問。ドラム缶に藁をくべて豪快に焼き上げています。



脂がジュワーとしたたり落ちる良質な鰹を使用されています。早速事務所で試食させていただきました。見るからに美味しそうで生臭くなく皮面がしっかり焼かれています。



これが「たたき」と「藁焼き」の違いだと思っています。船内冷凍した鰹を凍った状態で表面だけを焼き上げるのがハマヤさんの美味しさの秘訣だと聞きました。そして急速冷凍するので中身はワンフローズンとの事。だから生臭くなくて美味しいのだと納得。わんまいるでも是非取り扱わせて欲しいとお願いしました。出来れば冷凍ミールキットの献立メニューにも採用させていただければお客様に喜んでいただけると思いました。

そこから高知県庁に向かい、産業振興課地産地消・外商部にご挨拶させていただきました。


ホテルにチェックインを済ませておらん家 本店で懇親会。



伊藤忠商事在職中に大変お世話になり定年退職後に高知県工科大学の教師として東京から移住された渡辺先生をお呼びして3年ぶりの再会。東京の南青山本社で経済産業省と農林水産省さんに参加頂いての買い物弱者対策事業に関しての意見情報交換会を月に一度2年間実施したことや冷凍ミールキットを台湾で販売しにご一緒させていただいた事など思い出話しに花を咲かせ県庁地産地消・外商部の大阪事務所山本様と山﨑企画監様も参加されマークの勝田常務と菖蒲工場長と片山支配人も同席いただきました。高知と言えば「皿鉢料理」。海の幸と山の幸の超豪華版をドカーンとご提供いただきました。こんな皿鉢料理は初めて。これだけの刺身は熟練の料理人でも中々真似は出来ないとのことで感動しました。

 

又、高知県のご当地グルメ「うつぼの唐揚げ」はこれまでも何度か食べましたが、今日は「うつぼのたたき」を提供いただき始めて食べましたが、淡白な味で燻製のような味覚で大阪泉州名物の鱧しゃぶにも似ているなぁ!と唐揚げとは全く別で凄く美味しかったです。


それに高級ネタの鮨の中でも鰻の白焼きにあっさりしたタレを塗ってある鰻白焼き鮨はパリッとした食感で凄く美味しかったです。



本日お伺いしたバイオマス発電利用のパプリカ農園と高知県立工科大学とマークさんとと高知県で産官学連携事業が出来ないかと渡邉先生から話が出て盛り上がりました。もうお腹一杯。。しじみ味噌汁で〆てお開き。豪華なご馳走をご提供いただき有難うございました。

湯煎調理/冷凍ミールキット「大山豚とキャベツのチャンプルーセット」を夕食に【わんまいる】

2022年5月24日(火)19時20分
今日は通うスポーツジムが休みなので自宅近くのつかしん天然温泉湯の華廊へ立ち寄りサウナで汗を流して自宅に戻ってわんまいるの冷凍ミールキット「健幸ディナー」を作ってもらいました。今夜の献立メニュー主菜は、日本海山陰地方の富士山と呼ばれる大山の麓で良質な伏流水で育てられた「大山豚とキャベツのチャンプルー」です。豚は人間の体と同じで水分が70%。だから飲む水により肉質も臭みも全く違います(個人の見解)鳥取県は黒毛和牛の元祖としても業界では有名でオレイン酸の含む量が多く同じ地域で育てられている大山豚もオレイン酸が豊富です。柔らかくて旨味もしっかりして食べ応え十分。キャベツと玉ねぎとの相性が良いので人参・ピーマンも加え卵を溶いて和風だしで炒めたチャンプルーです。


副菜は「ひじきと枝豆のサラダ」と


「じゃが芋の煮ころがし」。缶ごと飲めてしかもクリーミーな泡立ちで35年ぶりにリニューアルしたアサヒスーパードライ生ジョッキ缶で楽しみました。


サウナ後の生ビールは最高に旨い。お昼に沢山試食したのでご飯はカット。今日も一日お疲れさん、明日は早朝から車で山脇取締役と高知県に一泊二日の食材発掘の旅に出かけます。おやすみ!