明治は山で氷を切り出し、大正に製氷機でモノを冷やすように、そしてかき氷が売られるように・・

2019年6月15日(土)今日はわんまいるグルメカタログ986号出稿前のラフと983号の最終チェック、984号の初校と行いに梅田オフィスに出社。
986号トップページには秋らしく毎年好評の岩手県大船渡及川屋さんの「骨抜き秋刀魚の天日干し」がドーンと掲載トップを飾っています。2ページも同じく、「骨抜き秋刀魚の甘露煮」、「北海道礼文島のサ―モンの昆布重ね」、3ページは大分県宇佐市の「レンジでできる海老カツ」、プリプリとした小海老が楽しめます。夏の京野菜の代表格「万願寺唐辛子と玉葱と鶏肉の甘辛煮」は京都桂茶屋さんで作ってもらい、山形県北部の最上郡鮭川村で栽培されている最上舞茸を加えた「石見ポークの酢豚」や、最上郡鮭川村で栽培されているキノコを中華あんかけにした「天津玉子焼き」は大阪西区の吉フーズさんに作ってもらいました。そして遂に登場、高知県四万十地区土佐佐賀漁港で水揚げされ、そのまま大阪福島区の中央卸売市場に運ばれ、鮮魚卸大手の利州さんで皮も削除して身だけを切身にして西区の矢田健商店さんでフライにしてもらった「シイラカツ」です。シイラは足が速い(鮮度が落ちるのが早い)為に都会では流通されていません。水揚される地元和歌山県串本から西の高知県、鹿児島県、沖縄県などでは普通にスーパーにも並んでいます。鮮度が良ければ脂も乗っているので柔らかくて白身で美味しいです。刺身にするとハマチやヒラマサとそっくりで、素人では見極められません。珍しいから是非食べてみて下さい。そして湯浅で百年ずっとしらすの天日干しをしている、まるとも海産のしらすを使って高菜炒飯を矢田健商店さんに作ってもらいました。レンジで簡単に食べられます。京の具付稲荷寿司(松茸・ちりめん山椒・丹波黒豆・鶏ごぼう)詰合せ、冷凍なので食べたい時に食べたい分だけレンジでチンして食べらるので便利だと好評です。最後16ページではたった5分の時短調理、冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナー「天日干し骨抜き秋刀魚の梅煮のセット」主菜は秋刀魚の梅煮、副菜はひじきと大豆の煮物と厚揚げ大根人参の炊合せです。6月から1食セットを売り出し好評です。毎日食べたいから5食では少ない、反対に5食では多いので1食セットで売り出して欲しいとの要望にお応えしての発売です。
アッと言う間にランチタイム、今日は子供の頃におばあちゃんに連れられて心斎橋店に何度か行った事がある創業は明治30年ごろ氷屋からスタートして昭和25年に軽食・喫茶店「ミツヤ」をオープンして以来、関西に広く飲食店を展開されている「心斎橋ミツヤ」ホワイティー梅田店に行き、「大人のランチ」を試食しました。ミツヤさんの沿革を詳しく見ると、六甲山から氷を切り出して医療用品などを冷やす商売から、大正になり機械で製氷されるようになって冷蔵庫でモノを氷で冷やすようになり、電圧が低くて電気だけでは冷やせなく、氷で冷やしていた事を覚えています。そして氷をかき氷として食べるようになり、そのかき氷にあんみつや小豆など乗せて食べるようになり、アイスクリーム等が売られるようになりました。大正10年、創業者の小儀佐吉が電動式の氷削機を開発してかき氷を販売したそうです。そして佐吉の息子米蔵が福島区で甘党喫茶「ミツヤ」を開店し、珈琲と共にアイスキャンデーを発売、さらに当時統制価格だったみつ豆に餡をトッピングした「あんみつ」を発案して売り出したところ大ヒット!そして梅田新道に喫茶・レストランを開店、ビーフシチュー・ハンバーグ・エビフライ・ポークカツなど本格的な洋食も提供するようになり、更に商品開発に注力し、焼いた鉄板皿にステーキを乗せて提供したり、そのステーキを乗せる鉄板皿に焼き立てのスパゲティーを乗せて提供するとお客様は大喜び、トッピングしたチーズが鉄板の熱で溶けて糸を引く光景に魅力されて大人気メニューに・・そして蟹クリームコロッケの乗せた鉄板カニクリームコロッケは現在でも人気メニューと書かれています。ホワイティー梅田店には初めて行きましたが既に満席で、少し待ち店内に。美味しいお店はお客様が良く知っています。

はじめにコーンポタージュと野菜サラダが先に運ばれ、業務用のレトルトかと思いきや牛乳でしっかり伸ばした自家製ポタージュで、サラダはコレ何?と思うぐらい小さく、四角にカットしたトマトと胡瓜がレタスとコーンに混ぜられています。表から見たお店は昔からの喫茶店と言う感じですが、店内の厨房は広く、コックが手作りしている感じでメイン料理(中央にオムライス・ハンバーグ・豚カツ・ナポリタン・ポテトサラダ・エビフライ・唐揚げ・ポテトフライ)8種類がお皿に盛り付けられて出て来ました。大人のランチなのに日の丸の旗がたってあり、スマイルを象ったポテトフライ・・どう見てもお子様ランチです!



但しボリュームが多い。とても食べきれません。エビフライも自家製な感じでかなり美味しく、唐揚げも身が柔らかくて、ナポリタンスパゲティーは看板料理だけあってとろみのソースで独特な味覚。豚カツにはウスターソースと思い頼むと、何と明治27年大阪市西区創業の越後谷産業の三ツ矢ソース(現在はハグルマ㈱が製造販売中)が出され、子供の頃はあちらこちらで見かけましたが、もう何十年も見た事が無い。幻のソースと呼んでもおかしくない。これは希少です!大阪の老舗洋食・喫茶店には大阪の老舗調味料がある!大阪の食文化これからも守って行って欲しいと一人思いました。断然食べる気満々!とんかつも懐かしい味、ハンバーグが玉葱など繋ぎ少なめの肉だけのようなハンバーグで少し硬く感じる人もいると思いますが僕は美味しい。全部は食べきれませんでしたが大満足の心斎橋ミツヤの大人のランチご馳走様でした。次は元祖鉄板カニコロッケスパゲティー試食してみよう!



梅田オフィスに戻り、夕方仕事を切り上げ、自宅最寄り駅前のフットネスクラブに立ち寄り、自宅に戻り夕食おかずセット健幸ディナーを食べました。本日の献立は大分県のご当地グルメ「豊後のとり天」を全国に名前を広げたデリカフーズ大塚さんに作って貰った「とり天」です。柔らかくて美味しくてむね肉なのでヘルシーでタンパク質が豊富!副菜は大阪西区の吉フーズさんに作ってもらった玉ねぎと人参ピーマンを溶き卵で炒めた「チャンプルー」に大阪生野区の大つるさんに作ってもらった「じゃがいもの金平」です。ゴマ油の風味が効いて美味しいです。自宅に居ながらご当地グルメを夕食に!たまにはいいね!


とろみのある大阪産ソースで大阪産キャベツの焼きそば、焼きめしも食べたい・・

2016年6月14日(金)今日は午前中役員会議、午後から各部門長も参加しての戦略会議です。ランチは役員全員で、販売している冷凍惣菜を食べます。本日の献立は、京都桂茶屋さんに作ってもらった具付稲荷寿司(ちりめん山椒・三陸煮穴子・牡蠣佃煮・丹波黒豆)に「大阪ソースの泉州産キャベツと石見ポークの焼きそば」のセットです。大阪は第二次大戦前までは日本でも有数な畑作地域で、玉葱やキャベツ、トマト、ネギ、里芋、大根、茄子など多くの野菜が栽培され、聖徳太子が放った遣唐使小野妹子が唐から苗を持ち帰り、難波にネギを植えた事から南蛮となまり、京阪神に広がったと聞いています。今日十五夜の月見には団子とされていますが、本来大阪泉南地域で初秋に収穫される里芋を神様にお供えする事から稲作に替わった江戸時代にお米で作ったおはぎを神様に供えるようになったと言い伝えられています。旬の食材を神様に供える際に膳にのしを敷き、器に盛り付ける事から古代象形文字で「器」と書いていたそうで、現代語になり「良い人」と書いて「食」と読むようになったとの事「良い人」=良い食べ方とも言われています。美味しそうに器に盛り付ける事で唾液をだし、消化を助け胃腸で栄養の吸収を良くさせ、単一の栄養だけを取り入れても吸収されにくく、食べ合わせる事が大切で、タンパク質主体の主菜に、緑葉野菜を副菜に、穀物を副々采になど「三菜」とバランスよく食べ合わせる事で栄養を体内に吸収させる事に役立つと弊社顧問の免疫学専門の廣瀬まゆみ医学博士から聞きました。特に旬の食材は栄養価が高いので「初物を食べると長生きする」と言う諺が言い伝えられています。トマト・玉葱が豊富に採れる大阪では捨てるのが勿体ないとして煮込んでソースを作り、天ぷらやお好み焼き、たこ焼きにかけて食べられるようになりました。だから大阪市内だけでも沢山のソース会社が存在しています。最近はご当地ソースがひそかなブームになって来ています。僕は子供の頃、焼きめしはトロっとしたお好みソースで焼いて食べるのだと思っていました。のちに大衆中華料理店が出来て「炒飯」を食べてその違いを知りました。だけど僕は大阪お好み焼きソースのキャベツ炒飯の方が好きです。皆さん簡単に出来るので今年はキャベツが安くて美味しいので細く千切りにして天かすと冷ごはん(冷蔵庫で半日~1日ラップして乾燥させる)とでフライパンで油を敷き先に冷ご飯を炒めて馴染んだらキャベツと天かすを加え、お好みで先に焼いた豚ミンチ肉かいかでも加えて強火で炒めて下さい。キャベツの食感があるぐらいがちょうどよい焼き加減です。

定時で仕事を切り上げ、自宅最寄り駅前のスポーツクラブに立ち寄り自宅に戻ってたった5分の簡単調理冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナーを食べました。本日の献立は宮城県気仙沼漁港水揚の鮪の唐揚げをキャベツと人参・玉葱を加えて溶き卵と和風だしで炒めた「チャンプルー」が主菜です。僕はこの和風だしが玉子に染込んだチャンプルーが大好きです。宮城県庁食産業振興課さんから復興が遅れている気仙沼の支援を頼まれ、地元の水産加工会社が作る鮪の唐揚げを仕入れ、チャンプルーにしたところ結構美味しくて好評です。副菜には「ひじき煮」と「ブロッコリーとオニオンスライスのサラダ」がセット。ひじき煮は、醤油味が少し濃い感じがしました。


えさきのお弁当、伊勢丹新宿本店屋上で試食、名前通りの新懐石弁当に感動!

2019年6月13日(木)今日は朝一番の新幹線に乗ろうと思い、JR塚口駅を5時41分発に乗り、尼崎駅で乗り換えようと降りた所、事故で約20分遅れで新大阪に着いたのが6時20分。何とか待ち合わせ時間の9時に東京駅に着きセーフ!丸の内側の有名専門店が立ち並ぶ東京駅構内で最もお弁当が売れる「エキュート」に出店されている7年連続ミシュラン三ツ星獲得江崎シェフのお弁当を販売されている「おいしいプラス」さんへ向かいました。
エキュート入口では新潟の銘酒「菊水酒造」さんが期間限定で試飲を兼ねた出店をされいて、美味しそうな生原酒が大量に陳列されていて、思わず朝から飲みたくなりました。

「大地を守る会」「つきじ喜代村」「ふるさと料理福膳」「つばめグリル」「平田牧場」「京都・御池の串くら」そして「えさきのお弁当」錚々たる専門店がずらりと軒を連ねています。



えさきのお弁当を展開している㈱おいしいプラスの伊東社長と社長室の箟(やの)さんが出迎えて頂き、エキュートの佐々木店長にもご挨拶をさせて頂きました。



僕はいつも丸の内側から入るのですが、新幹線南口と直結しており、購入顧客は新幹線の中で食べるお客様と丸の内線や総武快速線など首都圏にお住いの方が、自宅へ持ち帰り食べるお客様と半々ぐらいではないかと聞きました。それにしてもまだ9時過ぎだと言うのに凄い人・人・人・・・お客様に迷惑になるので近くの喫茶店で打合せ。えさきのお弁当・惣菜の特徴は、砂糖を使わず代わりに天然果実のラカンカを採用しています。ご飯には伊東社長が考案したこんにゃく米を30%ブレンドしており、糖質・カロリーを抑えています。もちろん保存料・着色料・香料は使っていません。青山でミシュラン三ツ星を7年連続獲得した日本料理「えさき」の店に伊東社長が通い続け、糖尿病を防ぐ美味しいお弁当・惣菜専門店を展開したいと説得され共同で「えさきのお弁当」を展開する㈱おいしいプラスを設立。今年2月に伊東様が社長に江崎シェフは会長に就任されたとのこと。第一号店の新宿の伊勢丹本店へ見学。




地下鉄丸ノ内線で直ぐで、地下鉄と地下一階の食料品、惣菜売り場と直結しています。お昼前なので大勢のお客様です。さすが伊勢丹本店だけの事はあります!立地て凄いなぁ!とつくづく思いました。伊東社長が試食がてら屋上でランチにしましょうとえさきのお弁当の一番人気の「彩の豊かな新懐石弁当」 2,160円と売れ筋のご飯が付いていないお惣菜詰合せを購入頂き、伊勢丹新宿本店の屋上へ上がりました。初めて屋上に行きましたが、一面芝生と植木の緑さわやかな落ち着いた風景で人も少なく、これは穴場だと思いました。休憩場所にパラソル付きのテーブルも設置されていて、ランチに持ってこいの場所です。



早速試食させて頂きました。手巻きのだし巻き玉子は一枚づつ強火で焼いて巻かれています。だしも効いて食感もしっかり味わえてしかも柔らかくてかなりの味覚でこれはやられました。2品目の鶏むね肉を蒸して野菜と和えたサラダは、臭みも無くて鶏肉の離水も無くさっぱりとして夏には向いています。3品目は、伊東社長お奨めのマヨネーズを使ってない裏ごしした豆腐を練り込んだポテトサラダはポテトもおそらくボイルを潰しただけなく粗めの木綿で裏ごししているような食感に仕上がっています。一工夫している技にビビリます。4品目は、人参とツナのラぺ。最近人気急上昇のツナを人参を細かくキンピラ風にカットして見事にラペに仕上げられています。ご飯の友にお奨め!5品目の紫キャベツをみじん切りしてお酢でさっぱりと味付けしたサラダは口直しにお奨めです。通常懐石料理は順番に運ばれて来るので出されるままに食べればよいが、折詰されると順番が解らないから食べる番号を振らないと折角の料理が台無しになると思いました。まずは味の薄い順番に食べて途中で口直しを食べ、主菜、〆のご飯と言う事にしてもと思いました。6品目のヤングコーンと大豆のマリネも国産大豆の香ばしいコクのヤングコーンのコリコリとした食感がここち良い。見た目南瓜とは分からない細くカットされた薄い塩味だけの金平風にカットされホイルしたサラダです。7品目のかぶの炙り焼きも手間がかかっているのでしょうね!8品目は薄くスライスされた脂身少ない牛肉をかき油でとろみをつけて赤ピーマンを添えて炒めたソテーをご飯に乗せています。柔らかくてとろみのある食感で食べ易いです。9品目はお品書きを見て初めて鱒のそぼろとわかりました。細かく刻んまれたキャベツをごま油で風味付けした鱒のほぐし身の炒めものがご飯に乗せられています。9品、どの料理も一般的なお弁当や総菜では食べる事が出来ない一工夫された逸品に改めて驚きました。これはお弁当を卓越した懐石弁当です。



伊勢丹新宿本店さんを後にしてセントラルキッチンを見学、鶴崎料理長にご挨拶。有馬温泉や城崎温泉など有名旅館で修行を積んでこられたと伺いました。セントラルキッチンを後にして恵比寿駅前の事務所で打合せ。時計を見ると16時前!何と9時~16時まであっという間に6時間が経過。いやー今日は凄く勉強になりました。
品川から新幹線で大阪へ、品川駅売店で崎陽軒の焼売を購入、新幹線の中でおやつ代わりに試食、変わらぬ味にほっと一息!



新大阪駅で行列が出来ていなければ久しぶりに「だるまの串カツ」でもと思いきや、凄い行列・・考えは甘かった!だるまの中でも新大阪駅店は美味しい。お客さんは良く知ってますね!仕方なく二番目の候補だった自宅近くの吉本の芸人もお忍びで来る「奴寿司」さんに久しぶり立ち寄りました。刺身は僕が知っている店の中でも銀平に並ぶ、いやそれ以上です。旬の鱧、カンパチ、赤貝、平目の4点盛り!旨すぎる!目の前の寿司ネタケースに旨そうに焼かれた冷凍されてない鰻蒲焼が先程から気になり、うざくにしてもらいました。まさに夏の風物詩です。奴名物するめいかのソーメンも久々に食べました。このおつゆの鰹と昆布の出汁が絶品!いかの粘りある食感が堪りません。こら「いか」んかね!・・・思わずしゃれが飛だします。もっと食べたいが今日はこのへんにしといたろ!・・と切上げ自宅に戻りバタンキュー!


宮城県を代表するブランド食材「金華とろ鯖」味噌煮 コク・まろで旨い!

2019年6月12日(水)本日の試食、1品目は宮城県石巻市の本田水産さんの人気商品、三陸で獲れる「金華トロさばの味噌煮」です。丸々太った立派なサイズの鯖を輪切りにして秘伝の味噌たれで煮込んでいます。僕も現場に行きましたが、10キロ炊きぐらいの小さめの釜と言うより銅鍋が沢山並んでいて、熟練の女料理長が沢山の若い女子を使い、鯖のカットから煮付けパック詰めまで流れ作業で行っています。訪問した時にも船から本田社長にラインが送られて来て、とろ鯖が大漁だが必要ですかとの連絡に対して直ぐ買付されてました。魚も大漁の時が安くて美味しいです。その時に買い付けないと良い情報は入らなくなります。骨はありますが、煮魚の好きな方にはおすすめです。仙台味噌だけあってコクがあり、まろやかです。


2品目は大阪西区の吉フーズさんに作ってもらった「国産牛肉と野菜のフォンドボー」です。牛肉スライスがいつも指定している1.5ミリでなく、ボイルも施されていません。たぶん3ミリスライスだと思います。スライスの手間は半分に済みますが、食感が固くなります。料理の美味しさはひと手間かける事がポイントです。言い換えると手を抜いた分、美味しさは下がります。片栗粉でとろみをつけているようでコクがありません。ブイヨンを使ってない可能性が考えられます。本来フォンドボーは子牛の骨や香味野菜と牛のすね肉をを加え煮込んだ料理です。シチューではありません。



3品目も吉フーズさんに富山にある玉子焼き専門製造 三和製玉さんのチーズインオムレツをフォンドボーで煮込んで頂きました。酸味が欲しいのでトマトピューレをブレンドするようにお願いしました。



4品目はクリスマス向けに大分のご当地グルメ「とり天」を全国に有名にしたデリカフーズ大塚さんにお願いして焼いてもらった「骨無し国産鶏ももの照り焼き」です。表面の皮の焼き加減もこんがり焼けて、身もジューシーで全く臭みも無く、かなり美味しいですが、今回珍しく離水が多く出ています。200g以上の肉を使っている為、袋詰めする際の真空圧力により身から肉汁が押し出された可能性があるので、真空を抑えるようにお願いしました(脱気包装)。離水をおさえると、鶏肉の旨味成分が残り、より一層ジューシーで美味しく感じると思います。



最後にオイシックスさんのフローズンキット(2人前の食材キット)を取り寄せて試食してみました。必要な調味料も全部付いていると思いきや、サラダ油、塩コショウ・ごま油・砂糖・中華だし・お酢・小麦粉・マヨネーズなどは自分で用意しなくてはならなく、急ぎ近くのコンビニへ買出しに行きました。「豚ロースのなめこソースとポテトサラダセット」を試食すると、脂身は少なくカットされていますが、海外産の豚肉特有な食感で硬い。香草の味がする少しオイスターと味噌が混ざりあったソースで豚肉の臭みを抑えてます。付け添えの切干大根とほうれん草と人参の輪切りの中華炒めは美味しいです。味付けやバランスがよく考えられていると勉強になります。本来和食の切干大根煮も調味料を変えるだけで、こんなに味が変わるのか。ポテトサラダもプロッコリーを細かくカットして加える事で、食感が出て乾燥のあおさ粉を振るだけて食味が上がります。凄く勉強になります。



「牛肉のオイスターソース炒めと中華風オムレツ」は、牛肉が国産でないようで、薄くスライスしていて、くずのようになっています。火の通りも早く、赤身なので真っ黒になり焼くのが難しいです。ブロッコリーも色が悪く、海外産のカリフラワーを使用していて、僕ならじゃが芋を使います。中華風オムレツは玉子焼きに塩コショウを加えて、サイコロぐらいにカットした人参や茄子が入っています。合挽肉も加えてキッシュとミートローフの間のようなオムレツ風ミートローフ(主菜)にしたらと思いました。オイシックスさんと言えば有機野菜の宅配だと思うので、国産食材がメインと思込んでいたので、そうでなくびっくりました。しかしメニューの食材使用と味付けは凄く考えられていると参考になりました。我々も一層、努力を惜しまず、日本のご当地食材で夕食おかずセット健幸ディナーを作りたいと思いました。



仕事帰りにスポーツジムに立ち寄り、自宅に戻り健幸ディナーを食べました。本日の献立は国産牛のバラ肉を1.5ミリスライスしてサッとボイルし脂を飛ばし、砂糖・醤油・酒・味醂で煮込み、白菜・牛蒡・人参・玉葱・しめじも同じく煮込んで焼き豆腐と炊合せた「肉豆腐」が主菜です。薄味ですが真空圧力で野菜にもだしが染込んで美味しいのでもっと食べたくなります。副菜は「茄子とかぼちゃの煮浸し」に「大根とこんにゃくの味噌煮」です。煮浸しもだしが染込み、ザ・和食に大満足!


高知名物芋ケンピで仕上げたブランド豚 四万十ポークのトンテキ。臭みない脂質で甘くて絶品!

2019年6月11日(火)今日の試食1品目は、大阪市中央卸市場 塩干仲卸最大手の㈱三恒 三代目三上社長に、美味しい博多名物「いわし明太」が無いかとたずねた所、自信を持ってお奨め出来るものがあるという事で提案いただき、早速場外(市場の周辺)の焼魚では関西で3本の指に入る焼魚専門加工会社㈱カネスイさんに手焼きしてもらった「いわし明太」が試食室のテーブルに上がりました。
レンジで簡単に出来上がります。凄い大きなサイズにビックリ!まんまると太った立派ないわしです!頭と内臓を取っていますが、ゆうに100gは有りそうです。そして見るからに美味しそうでこんがり焼けていい匂いが漂います。箸を入れると身がポロッと取れます。新鮮な証拠ですね。通常明太子はロシア産が多い中、このいわし明太に使用されているのは国産たらこです。いわし明太に使うものに国産を使用していると言うこだわり様は初めてです。これはさぞかし旨いのではと思い食べてみると全く臭みがなく、脂がジュワーと滲み出てきて、炙られた明太子のプチプチ感が堪りません!いやーこの美味しさには驚きました。明太パワーに感動!試食スタッフも次々に箸を口に運びこれは美味い!と口を揃えて言ってます。正にトロ鰯です!ご飯のおかずにお酒の肴にこんな美味しいいわし明太子は初めて食べました。福岡空港売店で売っている品物より5倍は美味しいです。しかカネスイさんが焼いただけあって旨い!さすがです。自宅では焼き方が難しいいわし明太が簡単にレンジでできる「トロいわしの明太焼き」完成!あまりの美味しさに明太子の量を減らして、おかずセットに採用したいと思いましたので早速加工会社と交渉するように伝えました。

2品目は、2018年日本ふるさとギフト大賞受賞の奈良県の梅守本店さんから奈良の名物「柿の葉寿司」を作ってもらいました。鯖2貫、鮭1貫、名物わさび葉寿司の鰻と鮭の5貫セットです。試食すると少し塩が多く感じたので、半分に減らすようにお願いしました。



3品目は、㈱食研さんから豊橋工場で作ったレンジでできる名古屋名物「味噌カツ」が届きました。30g×8個入で880円とリーズナブルですが、豚肉が海外産で美味しくありません。



4品目は先日訪問した高知県四万十町のご当地グルメ四万十ポークのトンテキです。提供は四万十町で1972
年に創業のデュロックファームさんです。デュロックファームさんは四万十ポークの養豚から加工・販売・飲食店の経営と幅広く事業を行っています。現在四万十町には3社の養豚場がありますが、デュロックファームさんでは出産3ヶ月間は魚粉で育て強い骨格を作り、その次に胃袋を大きくする為に野菜を主に食べさせて、その後太らすのに穀物類を食べさせるそうで、一般的にはここで終るのですが、仕上げに高知県の名物「芋ケンピ」の端材を買い受けて食べさせて、脂肪を付けているので甘くて脂質の高い豚肉になるそうです。豚独特の臭みがありません!脂質の好きな方には「トンテキ」はこの上ないご馳走だと思います。今回は150gで提供頂きました。フライパンで強火でさっと焼いて、お好みでステーキソースでお召し上がり下さい。脂質が多く、身が柔らかいのが特徴です。とんかつにしても脂身の好きな方は喜んで頂けると思いました。先ほど食べた味噌カツに使われている海外産の豚肉と全く食感も食味も違います。最近は国産ブランド豚の品質がすごく良くなって来たと思います。日本人が日本の豚肉を食べる当たり前の事を推奨しています。



午後からは経理をアウトソーシングしているエアーズ取締役の中村先生と打合せ。食材仕入れが値上りして来ているので利益が低くなって来ていますと指摘を受けました。ツイツイ美味しい食材を多く使用しようとすると仕入原価が上がります。皆さん美味しいと言ってくれるのでツイツイ利益度外視になってしまいます。

今日も定時で退社し、自宅最寄り阪急塚口駅前のフィットネスクラブに立ち寄り、汗を流し近くの「いかりスーパー」創業地の塚口店に寄って惣菜売り場を観察し、手羽先の甘辛焼きとジャーマンポテトサラダを買って自宅で試食して見ました。



焼かれてから数時間経っているからトースターで炙るぐらいでは美味しくなりません。そもそも生で販売している手羽先と惣菜に使っている手羽先とサイズも質も違います。元々スーパーの総菜は売れ残りを調理して惣菜として売っていた。食中毒を起こさないように砂糖や塩を多く使う。ここが原点ですから未だに惣菜に使う食材は百貨店と異なり廉価なものが多いように売場を見ていて思います。ポテトサラダも野菜が殆ど入ってなく、じゃが芋本来の甘さが感じられない。久しぶりにいかりで惣菜買ってみましたが、以前に比べて質が落ちたように感じました。関西を代表する高級スーパーなので頑張ってもらいたいと一人のいかりファンとして思いました。