堀田の試食歳時記 VOL.10

本日の試食は、大阪府泉南市にあります、国産肉、野菜、
食品添加物未使用にこだわった安心中華惣菜の
株式会社邑来(ゆうらい)食品さんに先日わんまいる
バイヤー2人が訪問、邑来食品さんから送っていただいた
惣菜5品を試食させていただきます。

レンジで簡単に焼きたての餃子ということで20g×7個入り、
こんがりとした焼き目が付いて美味しそう!!
手作り感のある皮で少しニラの香りが強いかなぁ?

邑来食品の社長自慢のお奨め品の牛肉コロッケです。
レンジで解凍するだけで、サクサク感のあるパン粉で
揚げられていて見た感じも美味しそう!
食べると周りはサクサク、中身はモチモチとした食感で
じゃがいも本来の甘みと牛肉の旨みが味わえ、久しぶりに
美味しいコロッケをいただきました。

肉団子の甘酢餡かけ、揚げた肉団子にタップリの黒酢餡が
かかっています。
一口食べるとなんとも柔らかい食感にビックリ!!
肉汁がジュワ~と出てきます。

ついつい手が出てしまう、やめられない味に感激!!
今までにこれだけ周りはカリッと揚がり、中身は柔らかくて
ジューシーな肉団子は初めて食べました。

焼き豚は脂身が多くて、匂いもきつく、僕は食べられませんでした!
ボツ!

最後に、ゴロゴロ野菜と魚介のバジルソース炒めは、
コロコロとしたじゃがいもと少し大きめのカットされた人参、
ブロッコリーに小海老と殻付きのあさりとを、さほどバジルが
キツくない程度にサッと炒めてあり、冷凍にも関わらず野菜の
食感がそのまま楽しめる一品でした。

これにパンとワインがあればディナーとしても十分楽しんで
いただけると思いました。
お好みでバターやベーコンを追加してフライパンで
サッと炒めていただくと、より一層濃厚な味が楽しめると思いました。

本日のピカいちは、ゴロゴロ野菜と魚介のバジルソース炒めに
決定!!

これから神戸の国際展示場で開催されているお菓子スイーツの
展示会に行って来ます!

また報告しますネ!

堀田の試食歳時記 VOL.9

僕も、この道(一般家庭専門の御用聞き)38年もやっていますと、
お客様の好みや嗜好のトレンドが変化することが予測できるように
なって来ます.

要するに感じるのです・・・。

例えば、昨年秋口ぐらいに来年は牛肉がブームになるなぁ?とか
鯖が?じゃがいもが?・・・

というように人気になる食材や、甘い・辛い・硬い・柔らかいの
嗜好の変化が解るようになってきます。

そこでわんまいるでの取り扱いメニューや飲食店様のメニューの
考案をさせて戴いています。

そんな感じで、この秋に、お昼ご飯にレンジで簡単に食べられる
カップ入りのうどんが入った『牛好き焼きうどん』をだしにこだわる
京都桂茶屋の女将さんに頼んで作ってもらいました。

一回目の試食ですが、牛肉は柔らかくて美味しい、白菜や
豆腐、ねぎ、うどんも美味しかったですが、だし汁を
もう少し強めに濃い口醤油をほんの少し落として頂くと、
牛肉の旨みが際立つようになってよりいっそう美味しくなり、
見た目も写真よりもだし汁が美味しく見えるようになりますので
よろしく改良をお願いします。

同席された近藤一樹先生からも『なんで、きのこと牛蒡やねん?!』と
一撃された、『きのことと牛蒡のきんぴら』の試食です。
担当バイヤーとしては、秋の食材を使って京の一品を
作りたかったとの事・・・。

それなら京都で取れた秋のきのこを使った白和えにしたらどう?と
近藤先生から一言提案・・・。

京都といえば白和えは、ド定番の料理、桂茶屋さんも得意中の
得意という料理です。

やっぱり専門家は知識経験が違うなぁ?・・・・・・さすがです。

わんまいる本部では季節が変わる9月からの秋のメニュー開発試食に
大わらわです・・・・。

堀田の試食歳時記 VOL.8

今日は、8月後半から売り出す旬の北海道産秋鮭を焼いて手で身だけをほぐして炊き立てご飯の上に散らして柴漬けと紫蘇の葉を刻んだものを風味と香り付けに落とした、近藤先生調理指導の秋の一品を2回目の試食です。

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前回は、柴漬けの刻みが弱かったのと紫蘇の葉が無かったのですが刻むことと紫蘇の葉を少しだけ落とすことによって近藤先生が仰る通り香りの食味が全く変わり、大変上品に美味しくなりました。

正直、ちょっとした工夫でここまで変わるとは・・・・・・ビックリです!

豆ご飯3回目となりますが、今回、豆の量が少ないように思いました。
近藤先生いわく米の炊き水に塩を利かして昆布を一緒に入れて炊き込むこと、もち米を2割ほど入れたおこわ風に仕上げた方がモチモチ感があって美味しいと指導戴きました。

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一緒に出てきた、島根県宍道湖産の大きなしじみを使って京都桂茶屋の女将さんに頼んであわせ味噌を使ってしじみ汁を作ってもらいました。

井戸からくみ上げる京都の伏流水は軟水なのでとても滑らかで上品で料理の邪魔をしないということで京料理には欠かせません。

化学調味料を使わず、天然の鰹・昆布・炒り子でだしを取り、宍道湖産のしじみの味が大いに楽しめ、体に良いオルニチンも取れる自慢の一汁に仕上がりました。

汁物を作らしたら右に出るものはいない!古くは祇園や先斗町の一流の料理屋さんや旅館に納めておられた京料理お惣菜の老舗としても有名な桂茶屋さん

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さすがです!料理は心ですよ!と女将さん・・・。

頭が下がります。

堀田の試食歳時記VOL.7

今日の試食は、昨日お伺いした、リーガロイヤル
ホテル1階で、ホテルに訪れたお客様へ自慢の料理
や特製のドレッシング、バターなどをテイクアウトが
出来るお店「メリッサ」と言う名前で開店されていて、
そこでは、焼きたてのパンからスイーツ、中華、イタリアン、
フレンチなど多彩なメニューをご用意されています。

わんまいるでは平成24年から提携してメリッサで取り
扱いされている商品をカタログでご紹介させていただいております。

お陰さまで年々販売が増え今年秋口からの新しいメニュー
の提案を戴けると言う事で、ご訪問させていただきました.
お伺いすると、メリッサの中辻料理長自らに出迎えいただ
きビックリ!ホテルの厨房へと案内いただきました。

一流ホテルだけあって、手の消毒から専用の長靴や服に着替えさせ
られての厨房への案内、さすがです!ここで毎日メリッサで販売され
るお惣菜を作られています。

今作られている料理を尋ねるとちょうど『カレイの明太子マヨネーズ焼き』
と『チーズインロールキャベツ』ということで、早速湯煎・殺菌した出来たて
のロールキャベツを目の前でお皿に盛り付けていただきました。

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中からチーズがとろけ出しそうで、ワインと一緒に戴くと最高だなぁ!と
思わず言葉に出てしまいました。
是非秋に向けて、わんまいるでも取り扱えるようお願いしました。

そしてお土産&試食用にカレイの明太子マヨとドーナッツ、フランスパン、
特製マイルドバター、マーガリンなどを戴きました。

早速、本日試食させて戴きましたが、ビックリしたのがバターで、
通常硬いイメージですが、マーガリン同様スプーンで簡単にすくえてパン
に塗れました、そのコツはホイップをしっかりしている事で柔らかさと芳醇で
マイルドな香りとコクが楽しめます。

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パンになじみ易いのが特徴のバターでこんなの初めてでした!!
そしてマーガリンもこれがマーガリンだ!と思うぐらい口当たりが
滑らかなマーガリンです。
柔らかい食パンにも良く合うと思いました!

カレイの明太子マヨネーズは、ホテル特製なのでキューピーを
イメージしていたので、明太子の味が勝ちすぎて淡白な白身のカレイ
には合わなくタダタダ明太子の味しかしませんでした!

僕ならオーソドックスにバターとバジルを使い濃厚に仕上げたのを
良く冷やしたシャルドネ(辛口の白ワイン)で提供します。
一度、中辻料理長に考案して作って頂きましょうね!・・・・乞うご期待を!

堀田の試食歳時記 Vol.6

先月6月19日(木)に業務提携して9年目を迎える島根県へ第6次産業化取り組みへの協力を県庁ブランド推進課から要請を受け、行って来ました。

その際に現在わんまいるで人気の島根県西部(大田市・浜田市・益田市)で唯一の牛乳メーカー クボタ牛乳さんへ表敬訪問した際に久保田社長より地元で一番人気の定番牛乳「石見の朝」の取り扱いの提案を戴き、商品が届きましたので試飲させていただきました。

島根県は日本の酪農のルーツと言われ古くから酪農が盛んに行われて います。特徴としては大自然を生かしたフリーストール(繫いでいない飼い放し)型の牛舎で飼育を行い、牛自ら搾乳に近づいてくる形式を採用、ストレスのない。自然の搾乳を行っている酪農家が多い産地として知られています。

そんな牛乳を毎日注文にあわせパック詰め戴き、わんまいるは皆様へお届けさせていただいております。

現在取り扱っている牛乳はバスチャラライズ製法と呼ばれる75度までの温度で殺菌することで人間の体に悪い菌を死滅させ必要な菌を殺さずに飲めるようにと開発された殺菌方法の牛乳です。

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今回ご提案戴いた昔から地元で愛飲されている石見の朝は、温度は通常殺菌 の95度ですが他との違いは殺菌する時間を一般よりも遅いパイプをくぐらせ、丁寧に時間をかけ加熱殺菌することで牛乳本来のふくよかな食感が楽しむことが出来、お母さんの母乳を思い出すようにとクボタさん独自の工夫を感じられます。そして牛乳特有の臭みも少なく、飲みやすく、ふくよかな口ざわりの温かみのある牛乳です。26年から島根県に進出されるセブンイレブンからも取り扱いの要請を求められましたがセルフ販売で廃棄を当たり前とするチェーン店へは卸したくないとお断りされたとの事そんな頑固一徹なところも僕は大好き です。

それと大正9年大阪心斎橋で創業の法善寺あられさんの今、良く売れ出した人気商品「柿の種」を真似た「月の種」を試食させていただきました。すべて契約農家のもち米を使い、精米・米蒸し・餅つき・千切り・乾燥・焼きま ですべて自社工場で一貫して行っているのは私が知っている限り法善寺さんだけと思います。しかも米油にこだわり、醤油、海苔まで社長自ら吟味して使用されています。どこかの社長と良く似ている・・・俺?(笑))

まず一番売れている「ジャガバター味」は沖縄の塩として有名な“ぬちまーす”を使 用バターを使っており、塩とあられと濃厚なバターの味の調和が絶妙でなんともいえませ ん。一緒に試食しているバイヤー達もついつい手を出して食べていました。(凄い試食の量なのでよほど美味しいもの以外は手を出さないので・・・)

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二番目の売れ筋、濃厚チーズ味は、国産のゴーダチーズと

チェダーチーズのW使用にて濃厚で複雑な味に仕上がっており、焼酎やウイスキーのおつまみとして良く合う と思いました。

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福岡の辛子明太子を使用した売れ筋三位のからし明太子マヨ、

四位の紀州南高梅を使用した梅ざらめ、京都清水(きよみず)、産寧坂(さんねいざか)の一味を使った和風カレー味、きんぴらごぼう味、ゆず 一味味など、合計7品試食させていただきました。

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僕のお勧めは、一位のジャガバター、二位の濃厚 チーズ、三位は京都清水の一味を使った和風カレーです。
一袋80g390円で、このこだ わりが楽しめます。

これから秋までの夜の夜長のお供として是非お奨めします。

ついでにもう一品凄い奴を試食したので、紹介しておきましょう・・・・・・

何と 宝永5年(1708年)京都三条にて創業以来、ひとくち京菓子一筋に製造販売されてこられた、『伊勢 元禄たちばなや』の六方焼を試食させていただきました。

京都丹波産の小豆大納言を使いこしあん にして生地で包んで職人が手焼きしてひとつひとつ丁寧に包装して一つ約192円には価値あ り!!と思いました。

僕も毎日多くの試食しますが、思いをこめて作られた手作りのものは感じるも の、伝わるものが多くあります。見た目、触れた感じ、持った感じ、口の前の風味、口に入れた食感、かみこんだ際の味わい、喉越し、お腹に入る感じ、後に脳裏に残る味・・・・昔懐かしいなとか・・・。

生きてて良かったなぁとか皆さんも感じたられた事があると思います。今日は、1972年に大阪心斎橋に大阪発の南フランス料理店を開業させて以来 現在19店舗までになった『かめいあんじゅ』さんに訪問してきます。

昨日訪問してき たリーガ・ロイヤルホテル 中辻料理長との話は後ほどブログしておきます! >堀田