宗田鰹と味醂のだしで、前浜の定置網で獲れたて鮮度の良い魚を煮込み!室戸最高

2017年7月20日(木)今日は、高知県室戸市へ高知県の地産外商公社の小倉さんの引率で隠れた名産品の発掘に行きました!

車で行くと6時間かかるところを、飛行機なら高知空港まで約40分のフライト、空港から車で約1時間ちょいで室戸市に。市役所の産業振興課へご挨拶と打合せを行い、昼食は大阪に負けないぐらいお好み焼き屋さんが多いので、地元で人気店を紹介いただきました。連れていっていただいたのは、外観は喫茶店、中へ入っても喫茶店、しかしメニューはお好み焼きです。モダン焼、焼きそば・・・、とりあえずおススメの「モダン焼」を注文しました。生地がふわふわでその上に細麺のソース味の焼きそばが乗ってその上に卵焼きものっています。ボリューム満点でふわふわの生地とソース焼きそばが絶妙によく合っています。さすが地元の方がすすめるだけ美味しかったです。

昼から向かったのは、先祖代々300年以上室戸でお住まいの地元の魚屋さんのいずま海産さんにお伺いしました。ウツボを刻んで干して唐揚げにした珍味「おもうつぼ」や「室戸鯖の味噌煮」「室戸鰤の照焼」「室戸鰹飯の素」など室戸の魚を使い、化学調味料・合成保存料無添加の海産物をお土産店やスーパーなどに卸されています。驚いたのは味付けが足摺岬の方とは異なり、宗田鰹のだしと味醂をベースに醤油を加えたシンプルな煮汁です。また日本一、定置網が浜から近いことで魚の鮮度が良くそのため臭みがなく美味しいです。海岸一帯はジオパークとして世界自然遺産にも登録されているリアス式海岸で、うつぼが多く生息しており地元ではウツボを好んで食べられるそうです。ところが近年漁師が減って獲りに行かなくなったそうです。僕はこのウツボを使って蒲焼を作ってみたいと思いました。コラーゲン豊富でタンパク質やカルシウムも多く含まれ、魚の中で一番生命力が強い魚と思います。だから敬老の日や還暦祝いとして室戸名産「天然ウツボの蒲焼」を売り出したら、と思いました。
その後、海の家近くにある「すじ青海苔」の養殖場へ見学に行きました。すじ青海苔はもともと四万十川流域に生息する香りが良い高級すじ青海苔で粉末にし、お餅や天ぷらなどに使われるそうです。近年四万十川の収穫量が激減しておりそれを何とか養殖できないかと、高知大学が研究に乗り出し、その第一人者の蜂谷さん(29歳)が特許を取り、事業化に成功されたそうです。体験も受け入れ、すじ青海苔をコップで作り網で干すと、海苔ができ上がるので、翌日ホテルの朝食にその海苔でご飯に巻いて食べることが体験でできるようです。海苔は唯一日本発祥のもので、中国から伝わったものではありません、もっと大々的にアピールした方がよいと思いました。地元の蕎麦に練り込んだり、団子や大福餅に加えたり、和風ポタージュに加えるなど、用途は色々あると思いました。

あっと言う間に5時過ぎになり、親友の日世通商の平野氏が室戸市から頼まれ指定管理業者となった海洋深層水療法の温浴施設「シレスト室戸」へ訪問し、地元の人が大勢訪れ、僕も水着を借りて温浴施設で疲れを癒しました。
その後、以前からどうしても食べたかった幻の字魚「夢カサゴ」が手に入ったということで、産業振興課の知り合いが経営する「花月」さんに向かいました。地元名産のキンメダイのしゃぶしゃぶ定食を注文、夢カサゴは、板さんおすすめの煮付けでいただきました。白身で滑らかな食感でハタやクエとかメバルとも違う味でした。いゃーなんぼでも食べられます。先ほどもお伝えしたように味醂と宗田鰹のだしが絶妙に美味しく、ついにはご飯にかけて食べました!・・・うまい!

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