旬の手作り「瀬戸の鱧・蛸・しらすご膳」お先に試食させていただきました!

2017年2月15日(水)今日は父の日にお奨め!初夏の旬、瀬戸内海の鱧・蛸・しらすを使った懐石料理の折詰を神戸システムフードさんに作っていただき、皆様よりお先に試食させていただきました!

主食はしらす混ぜ込んだ酢飯に蛸と金糸をちらしたバラ寿司、手作りの金糸の色が鮮やか過ぎて違和感を感じました! 主菜は鱧と蛸の天ぷらですが、正直これまで食べた冷凍の天ぷらの中で一番美味しいと感じました! 柔らかさと味がバツグンに美味しいです。副菜はオクラの揚げ浸しに鱧の照り焼き、蛸と若布の酢の物、しすらと小松菜のお浸し、湯葉新丈のあんかけ、さつまいもとパプリカと人参のボイルと6品です。鱧の照り焼きの味が濃かったのと野菜のボイルにはとうもろこしやアスバラなど夏野菜に切り替えるようにお願いしました。6時間以上自然解凍すると食べられます。百貨店で売られている高級料亭の懐石料理の折詰弁当1980円をご自宅で食べたい日に召し上がっていただけるよう企画致しました。

同じシステムフードさんから黒毛和牛のステーキ弁当を作る際に余る切れ端で土手焼きを作ってもらいました。柔らかくて凄く美味しいてすが、こんにゃくや大根も入れた方が良いと思いましたので120g380円でご提案させていただきます。

瀬戸内海で採れた蛸で蛸わさびを作っていただいたそうですが、離水が多くて難しいので一旦は断念します。

それと平成17年に伊藤忠商事の小林社長から、実家の福井県小浜市の名産品の販売を頼まれて以来お付き合いをしている小浜海産物さんから、地元で販売されている魚すり身の天ぷら(冷凍)が届きましたが、加水が高くて冷凍には向きません。冷凍にするならすり身を増やして小麦粉の量を増やし、水分を減らして硬めに練り上げて、高温でしっかと揚げなければなりません。ふわふわ、かすかすで美味しくないです。

石川県いかつり組合さんから、真いかのバター醤油焼きにキムチ焼き、いかの刺身の提案をいただきました。刺身は鮮度が良くて食感は最高! キムチ焼きは味が今一、醤油バター焼きは何か墨でも加えているのか? 焼き汁の色がおかしく、違和感を感じましたので、ただのバター焼き、もしくは、シンプルな醤油焼きにしてくれないか? 確認するように指示しました。

島根県の渡邊水産さんの山陰名産の連小鯛を服部さんで塩焼きにしてもらいました!連小鯛は塩焼きが一番美味しいと思います。身は美味しいのですが見た目が今一なのでもっと美味しそうに焼いてくれる所は無いものか? と探すように指示をしました。おめでたい席にも使われるので尻尾やエラ、背びれなどはアルミで覆うように配慮するなどして、焦げて無くならないように丁寧に焼かないと台無しになります。

まだまだ試食は続きます。水曜日は菓子担当バイヤーの試食の日なので、木ノ下菓匠さんより、京のあんみつ抹茶と黒蜜を冷凍にしてもらいました。断然抹茶の方がおいしいです。白玉だんごの食感が美味しくなかったので、パイナップルをいれてフルーツあんみつにしてもらうようにお願いしました。

それから、京のういろうと水ようかん。口ざわりと甘さ控えめなところが夏にぴったりの涼菓です。特にういろうが美味しかったので、先ほど食べたあんみつに寒天の変わりに入れて新しい京の涼菓を作ってもらえないかとお願いしました。

最後に月曜日に少し味が濃すぎるので調味料を減らして欲しいとお願いした大阪泉州産キャベツと豚肉のオイスターソース炒めを再試食。確かに優しい味わいになりましたが、オイスター感がなくなってしまい、また副菜とのバランスを考えても前回のままの方が良いと思ったので、そちらを採用することにいたしました。旬の手作りおかずセットは、主菜と副菜のバランスも大切にしています。

試食後、品質管理の為、X線の会社を元大阪大学医学博士廣瀬まゆみ先生にお願いして連れて来ていただきました。何と廣瀬まゆみ先生手作りのバレンタインを持参してブレゼントいただきました!

砂糖とハチミツを加熱しアメ状にして、オレンジの輪切りを煮付けたものにチョコレートをコーティングしたチョコ(オランジェット)です。廣瀬先生も女性だったんですね? と思わず言ってしまいました! 美味しかったです。