堀田の試食歳時記 vol.219

10月19日(月)、今日は社内での試食です。午前中に元サンフランシスコ日本国総領事館公邸料理人の近藤先生と白井管理栄養士、創業70年の老舗惣菜専門店服部恒の木島料理長に来社いただき、冬のメニューの打合せとコールセンターからのお客様からの要望クレームに関して検討いただきました。そして、最後に僕の試食の番です。

1品目もう4回目の試食となりますスープ餃子、もやしを外すとスープの色が良くなって美味しそうです。モチモチした食感で、美味しいです。

2品目はおでん。具材を増やして5つにしてもらいました。じゃが芋、大根、厚揚げ、竹輪にがんもかコンニャクどちらが良いか?ヘルシー差を選び、こんにゃくに決定しました。

3品目、たらの寄せ鍋。骨を取り除いたたらの身を使用していますので、安心して口の中に入れることが出来て食べやすいです。少し薄味と聞いていたのですが、お好みで七味やポンズを掛けて召し上がられるとちょうどよくて、これぐらいの方が良いと思いました。ほんの少し醤油を足しても・・・・微妙な所です。しかし具材も豊富で白菜美味しいですよ!

4品目、同志社大学の大学院で農業の研究を行いながら、実際に京都大原三千院で有機栽培を手がけ、野菜を作っておられ、周辺の農家さんの協力も得て、遂に鰤大根煮が完成しました。鰤はまだ京都府舞鶴湾で水揚げはなく、長崎や千葉など、そのつど水揚げや相場を見ての仕入れとなるので産地が謳えずごめんなさい!この藤岡君が作る大原三千院の大根は、甘くて、柔らかくて、出汁がしっかり染込むので、無茶苦茶美味しい。まぁ一度味わってみてください。

5品目、お客様の要望に応えて小松菜を細かく刻んで食べやすくしました、副菜の小松菜とえのきの中華和えをリニューアルしていただきました。わずか60gの副菜にも気を配り、少しでも美味しく食べていただこうと思います。

6品目、これも京都大原三千院の有機栽培藤岡農園の大根を使った特製味噌を使った大根の田楽の提案いただきました!・・・あまりの美味しさにビックリ仰天、これは副菜には勿体無いので、大根を増やして単品で販売してよ!とついお願いしました。この味噌だれなら、生つくねやコンニャクにもバッチリ、七味を振りかけたら酒の肴に最高です。

7品目、ふかしたじゃが芋を潰して細かく刻んだ高菜を加えて炒めた、じゃが芋と高菜の粉ふき炒めの提案です。正直初めて食べる料理で、何というか、無茶苦茶美味しい!副菜にしているのが勿体無い!こちらも是非量を増やして単品でも採用をお願いしたいと思いました。故郷おかずの決定版と言っても過言では無いと思いました。

8品目の男爵芋とコーンバターと9品目の白菜とうす揚げの梅しそ煮、料理はこのレシピでバッチリですが、梅しそが酸っぱ過ぎで、おかずには合いません。むしろ出汁だけでこのまま炊いて下さい。

いゃー、なるほど、ここまで料理のレベルが上がると、そりゃリピート率が上がるはずだわ!・・・・遂に念願の京野菜も使えるようになったし、明日は、大阪府農林水産部様が来社して打合せ、浪速伝統野菜の取扱いの交渉します。12月には、兵庫県農林水産部様と紹介いただいた兵庫県立大学池田副学長様と夢千代日記で有名な湯村温泉がある新温泉町へ、食材の仕入の打ち合わせに行く予定です。・・・・天下の台所、関西、食い倒れの街大阪から美味しくて健康な食事を全国へお届けします。