わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (2/10~2/16お届け分)

1988年9月1日創業以来、日本各地を回り、その土地ならではの地酒・ご当地米・郷土料理・ご当地食材に出逢い、コレはと思うモノをお客様に届けて参りました。開業当初は自分でガリ版印刷機を回してモノクロチラシで案内、そして印刷屋に頼んでカラーチラシ、そしてカタログ、今ではインターネット上のわんまいるサイトに掲載してメルマガ配信などでご案内させていただいています。特に料理は「食材に有り」。幾ら腕の良い料理人でも食材が良くないと美味しく調理できません。今週も僕が長年かけて見つけた北海道~九州まで食材と協力調理会社の味をお楽しみ下さい。

1食目の主菜は、「北海道産 鮭の塩焼き」です。日本で獲れる天然の鮭(白鮭・秋鮭と呼ぶ)で、ロシアがウクライナに侵攻して以来ロシア等北洋産のサーモンや鮭の輸入が減り、円安も加わり値段が高騰していますが、無塩の鮭を北海道漁連から買い付けてもらい、手切りして塩分0,4gの超うす塩でしなやかに焼いてもらいました。ポロッと身が取れて旨味がギュッと詰まっていいます。パリッとした方が好きな方は湯煎解凍後にトースターで3分程炙って下さい。鮭に含まれるアスタキサンチンは、抗酸化作用があり、紫外線による肌のシミやシワを防いだり、脳や目の健康維持、老化防止効果もあります。副菜は、鉄分、β-カロテン、ビタミンB12を含むほうれん草と、食物繊維豊富なしいたけを使った「ほうれん草と椎茸の卵とじ」と、シャキッとした食感が楽しめ、ツンと来ないお酢加減に、あっさりして美味しい「大根と人参のなます」をセットにしました。

2食目の主菜は、「大分県産ぶりのりゅうきゅう」です。大分郷土料理の「りゅうきゅう」を豊後水道の潮の流れを利用して昔から養殖が盛んな大分県特産ぶりで作ってもらいました。地元で採れる刺身を大分特有の甘口の醤油ベースのタレに漬けた漬け刺しです。半解凍ぐらいでご飯に乗せるかそのまま漬け刺しで山葵や七味を付けてお召し上がり下さい。卵黄に白胡麻に山葵を加えてかき混ぜると愛媛の鯛めしのような味わいになります。副菜には、コクのある味噌仕立てにした「こんにゃく、大根、人参の味噌煮」ご用意。こんにゃくは食物繊維豊富で、満腹感を高めてくれる効果があり、腸内環境を改善し、便秘解消や、コレステロール値を下げる効果もあります。もう一品は「茄子のそぼろあん」。茄子のカリウムは血圧を下げ、そぼろのたんぱく質が丈夫な血管をつくり、高血圧予防に効果があります。

3食目の主菜は、「鶏肉と白ねぎのがめ煮」です。国産の白ネギと国産鶏もも肉を使った照り焼きを地元の鶏肉調理会社デリカフーズ大塚さんに作ってもらいました。福岡県の郷土料理のひとつであるがめ煮は、食材から出るだしや旨みを生かした煮物です。ねぎの香りと辛味成分であるアリシンは、消化液の分泌を促して栄養素の体内への吸収を高めてくれます。副菜は、コリコリした食感の山形県最上郡特産の秘伝豆を使った「秘伝豆と大豆の旨煮」をセットにしました。豆類には、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、不足しがちな栄養素がバランスよく含まれています。それに、食物繊維が豊富で歯ごたえの良い「きんぴらごぼう」をご用意しました。

4食目主菜は、「具材たっぷりビーフシチュー」です。多くのホテルで使われている淡路島で明治初期に創業された沖物産さんにて、国産の牛肉と、じゃが芋、淡路島産の玉ねぎと人参を旨味が詰まったデミグラスソースをベースにじっくり仕上げました。副菜には「ほうれん草と蒸し鶏のソテー」をご用意。ほうれん草はコラーゲンを合成するときに必要なビタミンCが豊富で、鶏肉と一緒に摂ることで、コラーゲンの合成をサポートする働きがあります。もう一品は、冷たくさっぱりと箸休めとしてビタミンCやカルシウム豊富なキャベツを使った「キャベツと人参のコールスロー」をセットにしました。

5食目の主菜は、「天津玉子の中華あんかけ」です。高級寿司屋から学校給食まで玉子焼きを納めている、富山市の玉子焼き専門調理会社の三和製玉さんに作ってもらっていて、トロっとして滑らかな玉子を細かく刻んだ椎茸とねぎとピーマンをオイスターソースで仕立てたあんと絡み合って満足いただける一品です。 副菜は神戸市元町の中華街を主に関西の中華料理店に卸されている点心専門のタイカイさんが作った豚の旨味がぎゅっと詰まった「国産ポーク焼売」と、βカロテンを豊富に含む、小松菜を使った、ごまの風味が香る「白菜と小松菜の中華風お浸し」をセットに。小松菜に豊富な鉄は、鶏肉のたんぱく質と一緒に摂ると、吸収率がアップすると言われています。

では来週もお楽しみに!

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