わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (6/26~7/2お届け分)

「三つ子の魂百まで」と諺にあるように、僕の子供の頃、昭和40年代の大阪は全国一位と言われる程商店街が多く、食べ物屋・肉屋・魚屋・惣菜屋など食品専門店が軒を連ね、「天下の台所」、「食道楽」、「食い倒れの町」と言われていました。老舗の魚屋さんでは新鮮な刺身盛合せに焼魚、煮魚が店頭に並び、肉屋さんではコロッケやメンチカツなど目の前で揚げてくれ、惣菜専門店ではじゃが芋の煮ころがしや南瓜煮や野菜のお浸しなど手作りの惣菜が量り売りされていましたが、スーパーが出来て大型化し、飲食店も海外で一次加工された冷凍輸入食材を使うようになり、昭和の良き時代の味や品質の料理や総菜がなくなって来ました。値段先行、味や品質はその次となっている現代。僕は子供の頃の味を大切にしてご協力いただける専門食品製造業様に再現してもらっています。今週も9社の専門食品製造会社様に主菜5品、副菜10品を作って個包装でお届け致しますのでどうぞ召し上がって見て下さい。

1食目の主菜は、「国産さばの塩焼き」です。千葉県銚子漁港水揚のさばを、大正14年創業で、神戸中央卸売市場水産仲卸と加工調理会社の財木商店さんの職人が、じっくり手焼きしてこんがり黄金色に焼いていて、旨味をぎゅっと閉じ込めていて、やわらかく食べやすいです。血液をサラサラにするEPA、DHAが豊富なサバには、消化吸収を助ける「なめこおろし」と合わせて、体に優しい疲労回復メニューにしました。ぜひさばの身をほぐして混ぜて食べていただきたいです。もう一つの副菜には、出汁がよく染み込んだ「ほうれん草、人参、厚揚げの炊き合せ」をセットにしました。

2品目の主菜は、「宮城県産はまちの煮付け」です。宮城県石巻漁港水揚げのはまちを地元のミノリフーズさんに調理で仕上げてもらいました。味が良く染み込んで、身がふっくらしています。身をだし汁に浸けて食べると美味しいです。昔の様に近海の魚を鮮度よく加工調理すれば臭みなく食感も良くて美味しいのです。緑黄色野菜の中でも栄養価の高いほうれん草を使い、人参を入れて彩りもよくした「ほうれん草と人参のおひたし」と、もう一品には、出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」をセットにしました。

3食目の主菜は、「東北産 豚丼の具」です。多くの牛タン専門店のメニューの製造を手掛ける宮城県のフクベイフーズさんに国産の豚肉と玉ねぎを使い、醤油ベースで旨煮に仕上げてもらいました。玉ねぎの甘味と豚肉の旨味がマッチしてご飯が進む一品です。ご飯にかけずにそのまま食べても美味しいです。しっかりとした味わいの旨煮には、さっぱりとした「わかめと玉ねぎのポン酢和え」を副菜にしましたので箸休めとしてお召し上がりください。もう一品には、ほくほくとした食感の「じゃがいもの煮ころがし」をセットにしました。

4食目の主菜は、「懐かしのメンチカツ」です。大正11年創業大阪の矢田健商店さんに、昔懐かしい肉屋さんのメンチカツを再現してもらいました。とんかつ専門店はありますが、以外に少ないメンチカツ。ならば自分で作る事にしました。ジューシーな味わいのメンチカツには、βカロテンを含む青梗菜と、トマトのリコピンで、抗酸化作用に期待ができるトロッとした食感がくせになるトマトの酸味が爽やかな「茄子と青梗菜のトマト煮」と、胃腸を守る働きがあるキャベツとトウモロコシを使った「キャベツとコーンのコールスロー」を副菜に採用しました。

5食目の中華メニューの主菜は、高級寿司屋から学校給食まで玉子焼きを納めている、富山市の玉子焼き専門調理会社の三和製玉さんに作ってもらった「天津玉子の中華あんかけ」です。ふわふわの天津玉子の旨味を引き出したあんは絶品です。副菜には、食物繊維、カリウム、ビタミンC、葉酸などを多く含む豆もやしをさっぱりとした中華風お浸しにした「豆もやしの中華胡麻和え」と「さつま芋の旨煮」をセットにしました。さつまいもには、熱で壊れにくいビタミンCが豊富に含まれています。皮にも、食物繊維やビタミンなどの栄養がたっぷりなので、皮ごと食べましょう。

来週もお楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です