仙台みそ焼きそばにあおば餃子、三陸の金華鯖の押しずしに漢方和牛!

2017年10月25日(水)今日は、朝8時に宮城県庁農林水産部食産業推進課の太田さんと木戸さんが、なんと!トヨタの水素燃料で走る「ミライ」で迎え向かいに来ていただきました。パッと見た感じはプリウスのビップタイプに見えますがよく見ると違います。中は思った程広くなくて、座り心地はクラウンよりは劣りました。シートは固いです。
まず向かったのは三陸名産のアカモクや、めかぶワカメ等、海藻を主に販売されている水産事業のシーフーズあかまさん、三代目の若社長が出迎えてくれて事務所へ案内、海藻博士ぐらいに多くの本がずらりと本棚に並んでいてびっくりしました。かなり勉強されておられる様子です。試食も無いぐらい出荷に追われている様子で残念。
2社目は昨日の展示商談会にも参加されていた菅野食品さんです。名産の仙台みそを使ったソースの焼きそばやラーメンの麺などの麺を専門に取り扱われています。早速仙台みそ焼きそばを試食させていただきました。少し硬い食感ですが味噌だけの味ではなく、ソースが絡んで日清の焼きそばの太麺に味噌味が少しプラスされた食味で、素朴な味で凄く親しみを感じました。みじん切りにしたキャベツに豚バラ肉を加えて焼き、冷凍してレンジで簡単に食べられるようにお願いしたところ、快く引き受けてくれました。創業は弊社と同じ酒屋と言うことで、酒免許自由化対策として取り組んで製麺の方へ注力する事になったと聞きました(弊社は冷凍惣菜)。飲食店へ納品するも、このところ売上が芳しくないとのことで、自らレトルトタイプの粉末のソースを開発してスーパーなどへ卸しているとのことです。さらに仙台市が推奨する地元の冬野菜「雪菜」を練り込んだあおば餃子を作り、これから販売していくタイミングなので、弊社でも取り扱いを希望されているので、試食させていただきました。ニンニクを使わず代わりに地元のネギを使っているとのことです。ちょうどよいサイズで皮の厚さもよく、食感も良く、中の具の量もちょうどよいです。具の練り具合もよいのですが、少し何かが足りません、おそらくニンニクを抜いているせいしょう。ニンニクに替わるインパクトのある隠し味をと思い塩麹をほんの少し混ぜてみるようにお伝えしました。快く引き受けていただきました。仙台みそ焼きそばとあおば餃子、完成試食を楽しみにしています。
ランチがてら昨日の展示会で商談させていただきました、三陸金華鯖の押し寿司の製造販売をして仙台中央市場場外の杜の市場という物産館に海鮮丼専門店のお店を出店されている華すしさんにお邪魔して店長お奨めの海鮮丼をいただきました。是非寄って下さい!と言われていたので行きましたが、海鮮丼で1680円はインバウンドの観光客相手価格のようで、全国回っている僕からすると正直高いです。大阪の大起水産さんと比べると月とスッポン程の違いが!市場を観察しても、県外の商品も多く売られていて地元の中央卸売市場のイメージはしません。
そこからミライで1時間ほど走り、仙台牛でなく漢方を食べさせて飼育した漢方和牛の牧場と食肉加工会社株式会社ダイチさんへ訪問しました。熊本県のメスの赤牛を購入して雄の和牛を25頭に一頭の割合で飼育させており、自社牧場100%自然交配は全国的に見ても珍しいです。自然交配で生まれた直後に飼育舎に移すことで、乳が2週間ほど止まり、メスの発情が早く来させるようにすることで、年に2回出産が可能になるとのこと。なぜ雄を黒毛和牛にしているかも理由があり、赤牛より小さい体の黒毛和牛の雄を使ことで、小さい体の交雑種が生まれることでお産を和らげられると言うことをおうかがいしました。年に二回の出産を少しでも助けるためにも役立ち、子牛の出生率向上や死亡率を下げるためにも役立つと伺いました。大手漢方薬会社から15種類の漢方薬を購入。えごまもブレンドして食べさせています。出産直後に母牛から離され、人手により飼育されているので、すごく人懐っこく近づくと寄って来ます。肉質はA2又はA3しか作らないように注意しているそうです。時間が無かったので試食できませんでしたが一度食べてみたいと思いました。アメリカでは当たり前の脂質が少ない牛、健康のことを考えた牛にこだわっている姿勢には感動しました。正に匠に出会った気分です。仙台空港まで送っていただき、牛タン炭焼きを食べました。通常の焼肉店ではこの厚さの牛タンはまず食べることが出来ません!コリコリして美味しかったです。

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