2022年11月9日(水)12時02分
毎週水曜日は提携する全国各地のそれぞれ専門の食品製造会社様に作っていただいた冷凍おかずを試食しています。先ずは1品目は、山形県三和漬物さんに依頼した”和サラダ”「みかんと大根のさっぱり和え」。いやーみかんと大根珍しい組み合わせですが冷たくてほんのり酸味があり甘くて美味しい。
2品目は、「6種刻み野菜とめかぶのだし」。細かく刻んだ胡瓜・長芋・大葉・茄子・みょうが・ねぎに昆布とめかぶを混ぜた山形の郷土料理「だし」。調味料を半分に減らしたので食べ易く、めかぶのネバネバ感もあって美味しい。
3品目は、徳島県の野菜加工食品製造会社徳冷さんから「金華鯖と野菜のエスカベッシュ」が届きました。骨を取り除いた金華鯖に粉を打って油で揚げた唐揚げに、玉ねぎと人参とを白ワインビネガーに塩コショウで味を整えオリーブオイルで和えた地中海料理を頂きました。さすが金華鯖だけあって青臭くなくて南蛮漬けのように酸っぱくなく、丁度良い酸味で旨い。お好みでブラックペーパーをふりかけると大人の味になります。シャルドネなど辛口の白ワインにチーズを乗せて焼いたバゲットが合う。
4品目は、「北海道産宗八カレイの一夜干し」。関東から東では「宗八カレイ」、北陸から関西では「エテカレイ」と呼ばれ、干して焼いて食べると絶品。昔は「笹カレイ」と一緒にスーパーでも良く並んでいたのですが、漁獲が減りさっぱり見かけなくなりました。大正14年創業の神戸市中央卸売市場の魚屋の職人さんに遠赤外線ガス台で手焼きしてもらい久しぶりに食べましたが絶品。塩漬け一切なしで魚が持つ自然の旨味だけの素焼き。癖になる味わいです。
5品目は、大阪西区の老舗惣菜製造の服部恒さんのセントラルキッチン吉フーズさんから届いた「昔懐かしい肉屋のチキンカツ」。見るからに手作りで素朴な感じ。育ててくれたおばあちゃんに連れられて通った公設市場入口の肉屋さんのチキンカツにそっくり。ウスターソースをかけて食べると涙が浮かぶ。千切りキャベツを添えてケチャップとウスターソースをかけるとご飯2杯は食べれます。
6品目は、福岡県でオーガニック・無添加の冷凍惣菜を製造する那珂川キッチンさんから「日南どりの一口カツ」が届きました。カラッと揚って美味しいです。少し硬いので急速冷凍機ショックフリーザーでなく、アルコール凍結機か普通の冷凍庫で凍結するように依頼しました。
7品目は、大正11年創業の大阪市西成区の矢田健商店さんから「桜島鶏の串無し焼きとり(ねぎま豆腐)」。ボリューム違いの2品が届きました。鹿児島県産の桜島鶏の若鳥を使用。弾力があって美味しい。濃厚な甘口のたれがトロっとして絡み、白ねぎも焼き豆腐も旨い。ねぎまに焼き豆腐以外と合う。
8品目は、「長崎県産あじフィレのフライ3枚」。三回目の試食で丁度よい食感のアジフライが完成しました。一番目が細かいパン粉に替えて衣をしっかり付けて菜種油で165℃4分で揚げるとバリッとして硬すぎず柔らか過ぎずの食感になりました。アジフライの苦手なな方でも青魚臭くなくて召し上がっていただけると思います。
9品目は、問題の「石見ポークの回鍋肉」。3回目の試食ですが肉に片栗粉を丁寧に付けているからオイスターソースの味噌タレが片栗粉に吸い込まれ回鍋肉に見えない。。片栗粉を使用しないように伝えたのに肉に片栗粉を塗さずに赤味噌を増やしたバージョンと増やさないバージョンと赤味噌の代わりに甜麺醤(テンメンジャン)バージョンと試作して欲しいと伝えました。しっかり試食するのでお腹一杯。美味しかったです。