2023年9月19日(火)12時02分
今日は平成17年に業務提携先の伊藤忠商事様から当時高齢者比率、人口減少率、知名度の低さ、三拍子揃ってワーストワンだった島根県にブランド推進課が発足したとして紹介され、県産品の開発と販売支援を頼まれ連携協定を締結。島根県の六次化アドバイザーにも認定され、食産業振興に貢献。多くの県産品の開発を行う中で島根和牛を使った肉じゃがを作り販売した所、お客様から「こんなお惣菜助かるわ」「保存できるように真空パックして冷凍して欲しい」とご要望に応え、個包装真空パック冷凍食品を開発に着手。普通に作った料理を単に真空パックして冷凍し解凍しても美味しくない。偶然にフクシマガリレイ様のテストキッチンで試作を作っていた際に真空調理の第一人者で元帝国ホテルの料理長石川シェフをご紹介いただき顧問契約し、個包装真空冷凍調理技術をご指導いただきました。真空パックの力で味が仕込み込む為、砂糖・醤油・塩が通常の料理に比べ3分の1程で済むとお客様へ説明すると血圧や血糖値を気にされるお客様が多く、カロリー等を考え毎日食べる夕食の献立を考えるのが大変なので平日の週5日間分のおかずセットを作って欲しいと多くのお客様からご要望をお伺いして専属の管理栄養士を採用し、栄養バランスを計算、1食あたり(主菜1品・副菜2品)平均400Kcal・塩分3.5g・糖分35g以下に抑えた1週間5食分の献立メニューを開発。調理指導には元辻調理師学園講師でサンフランシスコ日本国領事館の公邸料理人を務め、帰国後はテレビ番組「どっちの料理ショー」にレギュラー出演された近藤先生を顧問に迎え、個包装真空調理冷凍技術による冷凍惣菜を阪神大震災の教訓から自社ではセントラルキッチンを持たずに”餅は餅屋に”の諺通り、それぞれの料理を得意とする専門食品製造会社に製造を委託して生産・一次加工・調理・流通・販売までのサプライチェーンを構築。日本の真ん中に当たる兵庫県神戸市東灘区にわんまいる専用冷凍センターを構え、セット組みして毎週出荷している冷凍おかずセット「わんまいる健幸ディナー」の検食を大阪駅前梅田本社で行いました。今回は1226号です。
1食目「主菜/鹿児島県産ぶりと大根の旨煮・副菜/ごぼうの旨煮・わかめと胡瓜と玉ねぎの酢の物」セット。中国が日本の水産物全面輸入禁止措置の影響か、ぶり養殖日本一を誇る鹿児島県で養殖されているぶりを使って欲しいと頼まれたので急遽献立メニューに採用しました。個食真空パック低温調理冷凍技術により味が染み込んで美味しい。副菜もボリューム満点。煮物有り、酢の物あり、調和が取れてバランスも最高。
2食目「主菜/昔懐かしい肉屋のメンチカツ・副菜/ほうれん草と豆もやしのソテー・キャベツとコーンのコールスロー」セット。こんがりと揚りふっくらサクッとした食感で、子供の頃に育ててくれたおばあちゃんに連れられて通った公設市場の入口にあった肉屋さんの揚げたてのメンチカツを再現。ウスターソースをたっぷりかけると素朴な味覚で懐かしく涙が出ます。副菜も一品80gと野菜豊富で食物繊維もしっかり摂れる。
3食目「主菜/国産牛肉のすき焼き・副菜/山形最上まいたけと玉ねぎの卵とじ・白菜と人参の甘酢漬け」セット。国産牛バラ肉を1ミリにスライスして熱湯に通して嫌なアクを取り除き、砂糖は使わず本みりん・清酒・醤油だけのシンプルな割り下に漬けて、白菜・玉ねぎ・白ねぎ・ほうれん草を足して煮たすき焼き。出汁がよく染み込み旨い。山形県の北部最上郡鮭川村で栽培されている最上舞茸と玉ねぎの玉子とじも舞茸のコリコリプリプリした食感が堪らなく美味しい。程よく酸味が効いた白菜と人参の甘酢漬けもさっぱりして口直しに丁度良い。
4食目「主菜/桜島鶏のリコピントマト八丁味噌煮込み・副菜/玉ねぎとしめじとピーマンのソテー・ひじきと枝豆のサラダ」セット。鹿児島県で飼育されているストレスが少ないケージフリー(囲い内飼い放し)の桜島鶏は臭みも無く弾力があり柔らかくて美味しい。トマトピューレに八丁味噌に無塩パターが濃厚に仕上げてくれてまろやかでコクがあり想像を超える美味さです。副菜も栄養も味覚もバランス良くて最高の組み合わせ。
5食目「主菜/石見ポークの酢豚・副菜/茄子と白ねぎの中華煮込み・一口焼き芋」セット。脂身が少なく赤身が美味しいと評判のA級グルメの町島根県邑南町で養豚されている希少な健康豚石見ポークを使った人気メニューだけあり柔らかくて脂身が嫌いな僕でも安心して食べる事が出来きる希少な酢豚です。茄子の中華煮込みもトロ茄子かと思う程とろっとした食感で、焼き芋も素朴でホクホクして旨い。
今日も主菜5品と副菜10品検食しました、出荷OK!