2022年4月11日(月)12時03分
毎週月曜日は神戸市東灘区わんまいる冷凍専用センターから来週出荷する冷凍ミールキット「健幸ディナー」を抜き取って梅田本社に持ち帰り検食をしています。万が一試食と異なる製品があると出荷を止めて作り直しになるので商品企画部部長、担当バイヤーは真剣そのもの。過去2回作り直しましたが材料の手配からやり直さなければならなく大変です。今日は4月21日(木)から出荷する1151号の検食です。1食目「主菜/金華銀鮭と大根の旨煮」と「副菜/五目厚焼き玉子」と「副菜/菜の花とこんにゃくの白和え」のセット。世界三大漁場の一つ三陸沖の中でも黒潮と親潮がぶつかり潮の流れが速く良質な魚が獲れる金華山沖で養殖されている金華銀鮭。通常は寿司ネタや刺身など生食用に流通されていますが昨年お中元に煮付けを贈ってくれたのを食べて凄く美味しかったので無理をお願 いして献立に提供してもらいました。柔らかくて脂が乗って美味しいです。
2食目「主菜/父母ケ浜の魚豆腐ハンバーグ」と「副菜/茄子と青梗菜のトマト煮」と「副菜/ポテトサラダ」のセットです。浦島太郎発祥の地香川県三豊市仁尾町の父母ケ浜で代々漁師で明治45年に創業した藤田水産様に瀬戸内海で獲れる魚のすり身と地元の豆腐を裏ごしした豆腐ハンバーグ。こんがり焼けてヘルシーで美味しいです。
3食目「主菜/石見ポークの若竹煮」と「副菜/ほうれん草としめじとちりめんじゃこの卵とじ」と「副菜/北海道産切り昆布と大豆煮」のセット。脂身が少なく赤身が美味しいと評判の島根県邑南町の石見ポーク。実は旨味成分でもあるイノシン酸と不飽和脂肪酸が他の豚肉に比べ加熱すると溶けやすく筍とわかめの旨味成分グルタミン酸と混じり良い出汁になり自らの赤身にも染み込んで美味しくなります。その分肉の歩留まりが減る分、割高になりますが美味しさを重視しているわんまいるは採算度外視して使っています。
4食目「主菜/鹿児島県桜島鶏とじゃが芋のトマトカレーチャップ」と「副菜/茄子と人参と南瓜の揚げ浸し」と「副菜/玉ねぎ・人参・ピーマンのマリネ」のセット。どれも安定した美味しさです。
5食目「主菜/対馬の原木椎茸入り八宝菜」と「副菜/揚げ春巻き餃子」と「副菜/豆もやしの中華風ナムル」のセットです。菌栽培よりも原木栽培の椎茸の方が旨味が強くて美味しく、石見ポークのイノシン酸と北海道噴火湾産のホタテ貝の旨味成分グルタミン酸・コハク酸・アスパラギン酸に国産野菜の旨味が混じりあって美味しいです。ご飯に乗せれば中華丼としてお召し上がりになれます。
わんまいるでは創業以来34年間日本全国各地を回り出合った食材を採用しています。今日も主菜5品・副菜10品を検食しました。1食目の副菜「菜の花の白和え」菜の花が太く硬い茎が多く入っていたので作り直すように依頼しました。