2018年8月29日(水)毎週水曜日は、多くの皆様に大好評いただいております、簡単に出来て美味しくて健康的な「旬の手作りおかずセット健幸ディナー」の試食をしています。本日は創業75年の大阪惣菜の老舗服部恒株式会社さんに隣接したセントラルキッチンを運営している100%子会社の吉フーズ株式会社さんに作ってもらった11月4週目の主菜「天然鰤と大根の旨煮」を試食しました。見る限り美味しそうです。洋食の指導をいただきました元大阪帝国ホテル料理長の石川シェフも和食を指導いただきましたどっちの料理ショー100回出演、元サンフランシスコ日本国領事館公邸料理人の近藤先生からも美味しい料理は見た目も美味しそうだ、と教わりました。確かに仰る通りだと思います。だから見た目が大切で、一流の料理人やレストランでは盛り付けや器にもこだわられます。なのでわんまいるでもカタログやWEBに掲載する冷凍惣菜は全てプロのフードコーディネイターの株式会社こまこ舎さんで盛り付けていただき撮影しています。現物を使用して写真撮影しているのも僕の方針でやらせではありません。それにしても鰤大根、味がしゅんで旨い。隠し味に生姜を加えれば更に美味しくなると思いました。予定している11月は気温が下がり寒くなってくる時期なので、旬を迎える大根と鰤はもっと美味しくなのでしょう。熱燗で一杯、最高ですよね。アツアツのご飯にも良く合うと思います。
2品目は毎年好評の「黒豆がんも入りおでん」大根・竹輪・ごぼう天・じゃが芋・黒豆がんもの5点セットです。おだしが美味しい。コンビニとは全く違います。
3品目「天然鰤の寄せ鍋」ですが、鰤の身がほぐれてしまっています。天然物は入荷がないから養殖を使用されているのではないか?と思いました。少し濃口醤油を加えるように指示しました。
先日五つ星レストランのシェフや一流の料理人ソムリエや料理研究家が集まった日本酒コンテストで最優秀作品受賞は何と大吟醸酒でなく純米酒でした。理由は米の磨きが少ない分、旨味あり辛口でキレがあると評価されました。昨年から味覚に関して「濃厚」さ「旨味」と「キレ」がトレンドとなって来たように思います、これまでの関西の薄口ではなく関東の少し濃い味付けの方が好まれて来たように感じます。・・・立ち食いでも昨年あたりから東京では行列が出来ていますが、大阪では閑古鳥が鳴いています。関西の味が受けて全国展開した丸亀製麺さんもこのところ業績が良くありません。だしを濃くして麺を細くしネギを店内でカットするように戻せば随分客足は戻る、更にメニューに蕎麦を加えれば視聴率が悪くなっているテレビCMをしなくても十分盛り返せると思いました。
4品目の「手ごねつくねの寄せ鍋」も味が薄く感じましたので濃口醤油を足して下さい。折角の手ごねつくねなので少しつなぎを増やしてばらけないようにして、生姜を減らし粉山椒を隠し味に練り込むと美味しくなると指示しました。先週和歌山のミートファクトリーさんへ行った際に紀州うめどりのつくねに同じく和歌山特産品の葡萄山椒を少し加えて作って欲しいとお願いしましたので届き次第試食を作っていただければと指示しました。
5品目は島根県大田市のイタリアン厨房「ラ・カーメラ」松田オーナーシェフから地元飯南町の「鶏肉と野菜のグリルトマトソース煮」が届き
ました。大山鶏が高いので変更してもらいましたが、どうやら鶏からのドリップが多くて、折角のトマト煮込みソースを薄めてしまっているようです。やはり食材をケチると美味しくなくなりますね。(反省)
6品目の照焼も同じくドリップが多く出ています。前回試食した大山地鶏に戻すようにお願いしました。・・・