ご当地グルメ&食材探しの旅_【島根県】

こんにちは山脇です。

1年ぶりに何十年ぶりかの大雨の中、島根県へ訪問してきました。
今年の梅雨はカラ梅雨のまま夏に突入かと思っていたところに、日本列島に大きな爪あとを残した平成30年7月豪雨がありました。被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

さて、まず初日の6日あさ一番で大阪空港に着き、通常通り出発し安心していたところ、着陸態勢に入ると視界不良で一度着陸を断念。機内アナウンスが流れ、「最悪の場合は大阪空港へ引き返す可能性があります」・・・と。
一時はどうなることかとおもいましたが、何とか無事に出雲空港に到着。
もちろん島根県も雨。県庁ブランド推進課の野上様が空港まで迎えに来ていただいており、地元の業者様に向けての販路拡大セミナーと個別商談会へ。。。

今年は横浜に本社を構え、首都圏に108店舗の食品スーパーを展開するオーケー株式会社本社のグロッサリー部門を統括される部長代理の三枝様をお連れしてのセミナー・個別商談会です。代表の堀田より最近のトレンドや季節が四季から六季に変化している事、ネット通販の強化に関して等約60分間講演後、オーケー三枝部長代理から会社概要の案内や東京首都圏のスーパーと島根県のスーパーの違いについてご説明いただきました。
地方の零細、中小の企業様でもインターネットを使えば首都圏のお客様へ販売も可能で、食品スーパーも百貨店も地方の名産品やご当地グルメを欲しがっていることなどを話され、これは絶好のチャンスなのでどしどし提案が欲しいと話していただきました。

翌7日は、島根県庁ブランド推進課の野上さんのアテンドで、オーケー三枝様から紹介を頼まれていた島根の名酒「李白」様へ訪問。藤井常務様にご対応していただき、ありがたいことに、地元限定のお酒や一般には流通していないお酒も出していただけました。純米吟醸はまろやかな味わいとコクがあって、非常においしかったです。
なんと本みりんも飲ませていただきましたが、メイプルシロップのような舌触りと味で、パンに漬けたり、
アイスクリームにかけて食べても美味しいかもと、いろいろな用途にバリエーションも広がりそう。。。。

次に向かったのは出雲市の高砂醤油様です。
こちらの醤油は、明治10年創業以来、昔ながらの天然醸造で木の桶を使った手搾りです。昨年無添加の醤油を提案いただきましたが、今回は無添加の地元の出西生姜を加えた生姜醤油、しじみと昆布の醤油、天然の柚子と鰹だしの豚しゃぶ専用の無添加ポン酢など珍しい商品を試飲。
その中でも生姜醤油はピカイチで、 冷やっこや水茄子の糠漬け、豚のしょうが焼きなどに合うんじゃないでしょうか?
こちらでは、昨年、弊社代表が提案した干物にあう専用醤油をつくていただき、それを3段仕込みで仕上げたその名も”出雲醤油干し”を試食。今回はスルメイカと蓮子鯛です。なにもつけずにそのままパクッ!!日本酒がほしくなりますね!


そしてなんといっても島根にきたら1回は食べずにはいられないのが出雲蕎麦。

今回は限定のわさびづくしそばを選択。

鼻につんとくる刺激と独特の出雲蕎麦の風味がマッチして最高です。

次の訪問まで時間が少しあったので、出雲茶そばの原料でお世話になっているお茶メーカーの桃翠園さんへ行き工場と隣接する、直売店で抹茶カプチーノと大福を食後のデザートにいただきました。桃翠園さんは自社農園と自社焙煎工場をもっていて、中四国エリアでは桃翠園さんだけだそうです。両方もっているので、鮮度のよいお茶が作れるのです。

最後にしじみちゃん本舗のコクヨーさんに訪問。

宍道湖のしじみ約50%を取り扱う島根最大手のしじみ水産業者です。

初めてしじみ選別工場を見せていただきました。(写真撮影はNG…ちょっと残念😢)

島根県とは業務提携をして13年になりますが、まだまだ知らない商品もたくさんあるので、
これからもどんどん発掘していきたいです。

今回もたくさんのご縁に感謝!

ご当地食材&グルメ開発の旅_【宮崎県】

どうも山脇です!

宮崎県に1年3ヶ月ぶりに行ってきました!

今年4月に登録したミラサポの専門家派遣として、はじめてのメーカー様訪問。
宮崎県西都市に本社のあるオー・エヌフーズ様に訪問させていただきました。

空港に着くと宮崎県都城市出身の俳優温水さんがお出迎え(笑)…
西都市は宮崎空港から車で40分。宮崎県のほぼ中央部に位置していて、日本最大級の古墳群である「西都原古墳群」で知られている市で、黒土の畑が広大に広がり、あちらこちらに牛舎が存在しています。
農産物は多種多様で特にピーマンやマンゴー・スイートコーンやゴーヤが多く、他にも茄子やズッキーニ、秋から冬にはごぼうや里芋、南瓜や人参など豊富な品種が収穫されています。

オー・エヌフーズ様は大正時代に馬から鶏の飼育に事業を替えられ、その頃の地名「妻町」にちなんだその名も妻地鶏の飼育に励み品種改良を重ねて、現在では“ご当地グルメ”と全国的に有名となり、県内の宮崎地鶏専門店への精肉卸と郵便局の故郷グルメ頒布会で年間100万食を販売されるまでになり、この3月に国の地方創生のモデル事業として製造工場を新築されました。

そこで、創業からの会社の概要のお話を聞き、近代設備の製造工場を見学へ。。。
鶏肉加工のみならず県の銘柄鶏「日南鶏と妻地鶏」、更には宮崎牛と地野菜を使った総菜の製造をという事で、手間のかかるパック詰めから真空パックまで自動で可能な最新の機械を設備されていて、クリンネスの行き届いた製造工場は気持ちが良いです!これまでいくつもの工場見学に行ってきましたが、今回びっくりしたのが、宮崎名物炭火焼の焼き台が全部で4台ドーーンっと並んでいて、宮崎地鶏メーカーならではと思いました。

西村社長は弊社と同じく鶏だけでなく地元食材を使用した総菜作りに注力していきたいお考えで、外国人は採用せず地元雇用に力を注ぎ地方創生に注力されています。弊社と同じ思想なので話も盛り上がりました。サンプルとして試食させていただいた酢豚ならぬ妻地鶏でつくった酢鶏は鶏肉のやわらかさやタレの甘辛さ野菜の食感が絶品で、即採用決定—-!お楽しみに。。。

午後からはオー・エヌフーズ直営の妻地鶏の農場へ。。。こちらではひよこから出荷まで同じ鶏舎で飼育されるのが特徴で、ストレスや喧嘩を防ぐそうです。清掃が行き届いた大型扇風機が表側と裏側に設置され風通しの良い設計になっています。
床の清掃もしっかりされており、鶏舎独特の臭いも無くてこれまたびっくり!!

夕方 、宮崎市内にあるオー・ヌエフーズ様の取引先でもある、元大リーガーでヤクルトに戻り活躍しているプロ野球青木選手のお兄さんが経営する、地元の新鮮な地鶏・活魚・宮崎牛を使った料理を楽しめるお店をご紹介いただき、妻地鶏の水炊きとしゃぷしゃぶをご賞味させていただきました。日本一大きい長崎の天草大王にも負けない大きさの手羽先に手羽元は柔らかくて弾力がありコラーゲンたっぷりです。ムネともも肉はしゃぶしゃぶにするのは勿体無いほどの新鮮さ。炭火焼も弾力があり柔らかくて炭火の香りも口の中で広がり凄く美味しかったです。妻地鶏最高!!


翌日22日は、宮崎市の次に大きい都市の都城市へ。昨年の訪問から2回目で、すでに取扱いを開始している、よしもと47シュフランご当地グルメ大賞の受賞経歴を持つ都城市のカレー専門店「トプカ」さん(会社名はウェルネス)へ訪問。
昨年バカ売れした宮崎牛と宮崎地鶏の他人カレーと地元名産の里芋とさつま芋をトッピングした里芋カレーなど、ご当地食材を使ったカレーの取扱いの打合せや販路拡大についての打合せを行いました。トプカさんは店舗こそ都城市にあるのですが、本社は隣町の三股町なので、今回は三股町商工会の職員様に同席いただきました。職員の稲尾さん(写真右)は前回訪問からお世話になっていて、今回の手続きにも色々とご尽力いただきました。稲尾さんはよしもと人気女性芸人「おかずクラブ」のオカリナさんの妹さんなんですよ。

午後からは三股町商工会のご紹介で取り扱いがスタートする中村食肉さんへ訪問しました。日本ハムやプリマハムなど大手にも牛肉を卸す地元最大手の肉の商社&精肉加工&お総菜も手掛ける企業様です。空港の売店や道の駅などにも宮崎牛のメンチカツや焼肉コロッケ、餃子など宮崎牛、宮崎黒豚を使用したお総菜をお土産品として販売されています。製造工場内を見学させていただきました。若い工場長から親切に説明をうけ、宮崎牛の餃子や宮崎牛の牛丼の具を試作していただく事になりました。

・・・・あっという間の2日間でした。

今回も多くのご縁に感謝!・・・・

ご当地グルメ&食材探しの旅_明石&南あわじ【兵庫県】

今日は明石と南あわじ市福良に行ってきました。
明石では明石たこを全国に広めようと頑張っている明石蛸仙人の松本社長のアテンドで明石浦漁協の昼網を見学。
明石浦漁協は活魚のままでセリをする全国でも珍しい漁協で、他にはない大きな生簀にびっくり。
水揚げから出荷まで鮮度維持に妥協をゆるさない徹底ぶりに感動しました。

お昼になり、せっかく明石に来たんだから、なんといっても本場の明石焼き!ということで
いざ、本家きむらやへ。。。老舗中の老舗で、有名店らしく店内にはサイン色紙がずらりと貼られていました。
明石焼き(こちらでは玉子焼き)の1枚20個入りを注文し、定番のダシはもちろんのこと、塩やソースと色んな味を楽しみました。中でも、七味が意外においしい。。。

午後からは南あわじ市の福良にある明治40年創業の老舗蒲鉾店のオキフーズさんへ。
4代目沖社長と広報担当の娘さんと打ち合わせ。
100年続く蒲鉾作りへの熱意が伝わりました。
その後、直売店へ。。。
海の駅の目の前ということで、観光客にも人気だそうです。
中でも今が旬の淡路島サクラマスのタルタルナゲットとタコシュウマイが人気ということで、さっそく試食。
こ、これは、うまーっい!”
特にタコシュウマイは、外のパリパリ感と中のジューシーさが絶妙!
これは、ぜひとも商品化したい!・・・
お店をあとにして、最後は南あわじ市市役所に表敬訪問して終了。

今回も多くのご縁をいただき、感謝です!

ご当地食材&グルメ開発の旅_尾鷲市【三重県】

定置網漁の見学に尾鷲市へ!
三重県尾鷲市、大阪から車で名神高速→新名神→伊勢道で3時間。尾鷲市は20分ほど南に走れば世界遺産「熊野古道」がある三重県南部の都市です。今回は農林中金様の御紹介でご縁のできました東京で居酒屋『くろきん』を経営されている株式会社ゲイトの五月女社長様が、漁業の活性化として自ら定置網漁をされているとのことで、その体験と地域名産品を求めての訪問です。

さすがは”ひのきと魚の町”尾鷲市というだけあって、人口1万7千人の街にお寿司屋が何件もあります。
明日の漁は早朝なので前泊し、地元の職員さんや議員さんや商工労働部の方々と懇親会。
熊野灘は色々な魚種があがるそうでその数・・数えれません(汗)
そのなかでも、ブリやタイが有名で、冬には脂が落ちたサンマもとれるらしく、名物料理としてさんま寿司があるんですよ。
あと尾鷲は屋久島の次に雨が多いとのことで、1年に4,000mmも降るそうです。この雨のおかげもあって腐りにくい「ひのき」ができたみたいで、そんなひのきの破材でつくった名刺入れを記念にいただきました。
地元の方との話は尽きませんが、翌日は朝が早いので名残惜しく終了。

翌朝は予定通り早朝3時に起床、車で須賀利町へ。。。
途中、野生の鹿が車の前に!・・・思わず引きそうになり、めちゃくちゃ焦りました??
無事に漁港に到着、4時30分に出港。定置網を仕掛けている漁場まで船にのり20分で到着。ゆっくりと網を巻き上げていきます。昨日は大型のイサキが大漁との事でしたが、果たして本日の成果は?・・・・・・・鰯や小鯵が多いようで時々大きなヒラメやトビウオも見られますが、本日は雑魚が多く、大量とはいきませんでした。(…う~ん残念)
そのまま尾鷲漁港に入港し仕分け・セリを見学させていただきました。

午後からは尾鷲市職員の芝山様のアテンドで郷土料理「さんまの押寿司」で有名な三紀(さんき)産業様、鯛めしでテレビで何度も取材されているめでたい屋(三和商店)様、鰤鯛など地元の水産加工最大手の尾鷲物産様をご紹介いただきました。

皆様ありがとうございました。
尾鷲フェアをぜひ実現したいですね!

ご当地グルメ&食材探しの旅_【群馬県】

群馬県に商品開発へ行ってきました。
大阪から東京経由で上越新幹線に乗り上毛高原へ、3時間30分!…結構かかりますね。
個人的には生まれてはじめての群馬県ということで興味津々。群馬県というとタレントの中山ひでちゃんや井森みゆきさんが観光大使をしていることぐらいで、失礼ながら群馬県のことはまったく無知。他に知っていることというと嬬恋キャベツとコンニャクくらいでした。
到着すると群馬県産業経済部の岩崎さんと産業支援機構の瀬戸さんが出迎えてくれていました。
寒いと思っていたのですが、天気も良く気温も7度とポカポカ陽気☀。でもさすがにスキー場もある上毛高原だけに道路脇にはまだまだ雪が結構あります。

最初に向かったのは利根川に沿って山を登った「みなかみ町」で群馬のブランドポーク「麦豚」を12ヶ月間熟成させた生ハムを作っている育風堂精肉店へ。
須田社長により工場内を案内いただき、吊るされたハムの量に圧巻!1年以上熟成させていて、温度帯別に3つの部屋に分かれていて、時間がたつについて、肉が小さくなり、黄色くなって、熟成されているのがわかります!食べてみてびっくり!。全く臭みがなくてしかも塩分も少なくてうまーいっ!”(満天レストランの宮川さん風・・・)


せっかくなので併設してレストランで昼食をということで、僕はかつ丼を注文。肉の厚さにビックリ!すごいボリューム!須田社長がロースハムとビアシンケンとサラミをサービスしてくれました。これも熟成された豚のうまみがしっかり出ていて最高でした。文句なしで取り扱い決定です!ご期待ください。

その後は隣にある地元で有名なバームクーへンを製造販売されているカフェ「GARBA」を営む株式会社トップの石川社長と面会させていただきました。キャンプ場などアウトドア関連の事業を経営されているとの事で、キャンプで宿泊されたお客様にとバームクーヘンを出されたのがきっかけで口コミで広がったそうです。人気のバームクーヘンがその名も「フォンダンバーム」でバームクーヘンの真ん中の穴にチーズやチョコレートやプリンなど入れてチョコレートでコーティングしたバームクーヘン。そのままでももちろん美味しいですが、すこしレンジで温めると、真ん中の部分が融けてトローッと。。。これは、インスタ映え間違いなし。(僕はセンスないのでだめですが・)あと、みなかみの名物「生どら焼き」も試食しました。ヨーグルト味と聞いて手をつけるのに躊躇しましたが、食べてみるとビックリ!ヨーグルトの酸味とあんこの甘味がマッチしてこれもうまーいっ!”これは人気なのがわかります。

高崎市に向かい、上州蕎麦を製造・販売されている蕎麦仙人さんへ訪問。こちらでは冷凍そばについて打合せをしてきました。

そして2日目…まず訪問させていただいたのは、こだわりのパン屋「コム・ン」さんです。実家も県内の小麦粉や米粉100%使った手作りパン屋「バリジャン」を経営されていてご子息である大澤社長は新しくお店を立ち上げ、市内に数店舗ある専門カフエ「珈琲哲学」に卸されています。さっそく試食です。地元産の春菊や玉ねぎ、チーズなどの具材が入ったパンを5点ほど食べました。イギリス式ではなく、少し柔らかめの生地のドイツ風です。具材の食感と味が調和して凄く美味しいです。それもそのはず、オーナーの大澤さんはまだ33歳と若いですが、かの人気パティシエ鎧塚俊彦さんのレストランでパン指導を依頼されて、指導していた経験もあり、世界大会で優勝する目標をたてられています。奈良や神戸の人気パン屋でも修行されていて、関西に住んでいたと聞き、非常に親近感をもったのと同時に、ぜひとも応援したいとおもいました。旬の食材が詰まった焼き立てパン、是非販売したいです。

午後からは冷凍の釜飯「分福茶釜飯」を売り出している京料理を修行され、実家の館林市で和食処をオープンされた長年油屋さんを営んでいた「あぶらや」さんを訪問。14代目にあたる延山社長と商談。延山社長の実家は麦40丁、米60丁の田んぼを持つ大地主さんということで、何とか地元のお米を販売したく、分福茶釜飯と稲荷寿司の販売を始められたそうです。既に百貨店やJALの機内食に採用されてり、試食をあいましたがレンジで簡単に食べられる割には本格的で、おこげも味わえて非常に美味しいです。毎月具材を変えた頒布会が出来ないか相談したところ、まずはメニューを考えていただけるとの事で、日本人の米離れを少しでも補おうという考えに賛同しました。

今回初の群馬県でしたが、こだわりをもった業者さんたちにたくさん出会えました。

ぜひとも商品化して、皆さんにもご紹介をしたいと思っています! お楽しみに。