2021年11月25日(木)12時02分 先週宮城県庁食産業振興課からの紹介で仙台空港から車で約10分の名取市の古くは伊達藩直轄の漁港だった閖上(ゆりあげ)漁港でしらすを主体に水産加工・食品製造業を営む株式会社海祥様へ訪問。何と「北限しらす」と言うブランドしらすを試食をさせて戴きました。しらすはイワシの稚魚で比較的温暖な浅瀬で生息していて、その北限が閖上沖までだそうで、三陸沖まで行くと獲れないそうです。だから「北限しらす」と言うブランドなんだそうです。僕も長年水産品に携わっていますが、しらすの北限が宮城県閖上沖とは知りませんでした。先月の浦島太郎発祥地が香川県三豊市仁尾町の父母ケ浜で、その場所がにがり生産日本一と初めて知ったのと同じで、日本の食文化のルーツは奥が深い。
僕は「北限しらす」を使った「しらす高菜ご飯の素」を開発したいと思い、今日はセブンイレブンに以前愛知県知多半島篠島漁港で獲れるしらす干しを使った「しらす高菜ご飯」を販売していた事を思い出し、幸い試食が無い曜日なので、近くのセブンイレブンに行き「しらす高菜ごはん」を購入してオフィスに持ち帰り冷凍庫から京都嵯峨大覚寺御用達の薬師庵さんに作って貰っている「鮭の粕汁」を湯せん解凍して一緒にオフィスでランチがてら試食してみました。
確か以前はもっとしらすも高菜も沢山乗っていた記憶があるのに?。。と思い良く見ると商品名が「一番だしで炊いたしらすご飯」に変わっています。醤油ベースの出汁で炊かれたご飯の上にしらす干しが敷かれ、何故か明太子が真ん中にその周りにほんの少しの高菜が散らされています。しらす干しは釜揚げしらすより塩分とアミノ酸が多いので、ご飯に乗せて食べる場合は釜揚げしらすにポン酢を塗して食べています。釜揚げの方が柔らかくてポン酢との相性が良くて僕は大好きです。しらす干しはちらし寿司に混ぜ込む方が向いています。但し、釜揚げしらすは常温保存は効かないので冷凍保存で浅く湯がいた「北限しらす高菜ご飯の素」を作ればと思いました。そのままご飯の友やお酒の肴として、ご飯に乗せて「北限しらす高菜丼」として、「混ぜおむすび」として食べ方色々楽しめると想像しながらランチしました。