鳥取県は和牛の「故郷」 上質な肉質「オレイン酸55%」 2017年品評会日本一獲得!

2019年5月13日(月)今日は京都西京極で創業51年を迎える老舗の京料理・おばんざい・仕出し料理を製造している桂茶屋さんにお願いして作ってもらった試食です。初秋の旬と言う事で1品目は毎年好評の米茄子田楽ステーキです。迫力のあるビックサイズの茄子にビックリ。香ばしく焼き上げた茄子に特製の田楽味噌を塗って登場。湯せんで5分間加熱調理するだけで、秋を代表する京料理の逸品が楽しめます。とろっとした食感で香ばしい風味と甘辛い田楽味噌が美味しいです。お好みで山椒や七味をふりかけると更に食味が上がると思いました。あまりにも美味しいので、期間限定の健幸ディナープレミアムセットを作る話になりました。

2品目も毎年バカ売れするレンジでできる松茸の炊込みご飯180gです。松茸の香りが楽しめる秋の旬を代表する米飯です。



3品目は毎年味の調整に苦労する松茸のお吸い物ですが、今回は一発OK。ほうれん草も花麩も上手に調理されていて、松茸の風味もしっかりとします。



4品目の松茸の白和えは豆腐の裏ごしが弱いのか、裏ごしされた豆腐に水分が多く含まれています。白和えは豆腐を裏ごしして搾り、ねっとり感を無くせるかが美味しさのポイントです。やり直すように指示しました。



5品目は熊本県産のあおさ汁です。京都産のさつま芋に、にんじん・ごぼうをふんだんに入れてくれたのは良いが、肝心のあおさが少なく、これならさつま芋汁です。さつま芋は抜いてごぼうと人参を少しにあおさをこの4倍に増やしてたっぷり使うようにお願いしました。さつま芋自体は美味しかったので別に京都産さつま汁を別に作ってもらいたいと思いました。厨房内にある井戸から汲み上げた天然の伏流水で作っているだけあって美味しいです。



夕方に鳥取県からご両親が鳥取和牛の畜産を営む、あかまる牛肉店の鳥飼社長が社員7名を連れて研修に来社されました。鳥取県は1920年に全国初の和牛の登録事業に着手し、昭和初期全国に種牛を供給し、昭和30年代に入り経済成長と共に牛肉消費が拡大と農耕の機械化に伴い、役用牛から肉用牛へ需要が高まり、1966年第1回全国和牛能力共進会で1等賞の栄光を獲得し、全国和牛改良の基礎となり、各県産ブランド牛の始祖として名前を残す事になったそうです。特徴はロース芯の脂に占めるオレイン酸の含有量が55%以上もあります。2017年第11回和牛オリンピック品評会で肉質日本一を獲得されたと聞きました。正直ブランド牛としては神戸牛や松坂牛、近江牛、飛騨牛、宮崎牛、佐賀牛の方が一般的に知られているように思いますが、話を聞いて驚きました。ただ消費レベルで言うと知名度と同じく、全国の黒毛和牛の約1%しか流通されていないとの事。知名度を上げるのは並大抵の事ではないと思いますが、グローバルなシェアで考えた方が良いとも思いました。お土産に戴いた大きな牛肉が入ったあかまる牛肉店特製カレーを自宅に戻り、夕食のおかずと一緒にいただきました。
今晩のおかずはもちろん健幸ディナーで牛肉消費量日本一の和歌山県のミートファクトリーさんに作ってもらった「国産牛の焼きハンバーグ」を主菜に「ひよこ豆・赤エンドウ・青いんげん豆のトマトソース煮」いわゆるラタトゥィユと「ほうれん草とコーンのバター炒め」でした。わんまいるの健幸ディナーの副菜は野菜主体に1品80g×2品がセットされていますので、野菜がしっかり摂取出来きます。あかまる牛肉店オリジナルカレーの大きな牛肉は柔らかくて美味しかったです。少しトマトピューレとサルサソースを加えると酸味とパンチが出てより一層美味しくなると思いました。


たかが鰯、されど鰯、調理の工夫でここまで美味しくなるとは 気仙沼の絶品とろ鰯に感動!

2019年5月12日(日)今日は阪神百貨店梅田本店、大丸百貨店梅田店、いかりスーパーJR大阪店、阪急百貨店うめだ本店へ惣菜食料品売り場を観察に出かけました。
先に阪神百貨店を訪問すると、まだ10時過ぎと言うのに凄い人出です。あっそうか「母の日」なのですね。それにしても朝早くからどこからこれだけの人が来るのだろうと思うぐらい賑わっています。さすが1日来場客11万人の凄さを改めて感じました。食料品売り場から、早くも大阪夏の風物詩ハモの湯引きと美味そうな照焼が並んでいます。人気のたれ漬け牛肉ホルモンのコーナーに阪神名物のひとつに数えらる大井肉店さんの厳選牛肉がずらり。黒毛和牛のマルシン、ヒウチ、イチボともも肉なのに霜降りしかも100gで1,296円税込価格はリーズナブルこの品質とこの価格が関西でも1位を誇る食料品売り場と言われる要因です。丸鯵の塩焼きに本鯛の塩焼きと正に旬の魚のオンパレード。惣菜売り場も100gで281円~~とリーズナブルな価格帯での品揃え。中華のフーズパレットさんも「四陸」と言うブランドで出店されています。結構な値段設定です。ロックフィールドさん、ミューヘンさん、まつおかさんなどデパ地下惣菜店の顔なじみがずらり。違いが見られない。


そのまままっすぐ大阪駅方向へ歩いて大丸梅田店へ。何と昆布の佃煮「神宗」さんに長蛇の列。一次煮込み過ぎだと人気が低迷していましたが、昨年からの「辛い」「濃い」ブームで人気が戻ったようです。そう言えば先日お土産にもらって食べたら美味しく感じました。カツレツサンドやベーグルサンドなどが冷凍で売られていました。いか焼きは阪神百貨店だけと思いきや、大丸さんでも大量に並んでいました。今やいか焼きは串カツ同様に大阪名物なのでしょうね。かに寿司の札幌かに家さんには凄い人だかりです。かには女性に人気ですね。阪神さんの5分の1ぐらいの人の入りに感じました。



そしてJR大阪駅のいかりスーパーさんへ。入口に冷凍ショーケースが置かれ、スイーツがずらり入っています。さすがにターミナル立地という事で総菜が数多く並んでいます。私の地元の塚口店とは大違い。中華惣菜に比べて和惣菜が倍以上の売場スペースで凄いアイテム。具付冷やし中華とざる蕎麦は売切れで、お鍋一つやレンジで簡単にできる具付麺類も品切れ状態。おにぎりも沢山並んでいますが、フィルムに包まれているタイプは数が少なく、手で握ったカップに入れられたおにぎりが人気のようです。



そして最後に阪急百貨店地下2階の食料品売り場へ。客は少な目で、精肉店を見比べると値段が阪神さんの倍ぐらいでビビリます。日本の味コーナーには、大阪名物も沢山並べられていました。神戸のデリカテッセンさんのパン粉が付いたビーフコロッケやビーフカツやピザが冷凍で売られています。北陸の味めぐりの催事が出店していて、鰹のたたきが冷凍で売られていました。



お初天神筋の喜八洲でみたらし団子をお土産に買って、生まれ育った港区弁天町のお好み焼き「中村」さんと散髪屋「嶋本」さんに持って行きました。2ヶ月振りの中村の焼きそば450円、甘口で少し酸味のある濃厚ソースがキャベツと玉ねぎから出た焼汁と混ざり合い、するめいかのだしと天かすが加わり、焼きそばが溶け込んでとろみのある食感でこらアカンと何度食べても思います。次々にテイクアウトの注文が電話と来店であり、1時間待ちは当たり前。にも拘わらず50年間通い続けているよしみか、何も言わなくても勝手にいか焼きそばを割り込みで作ってくれます。感謝!



夕方はスポーツジムに立ち寄り、夕食は冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナーを食べました。今日の献立は宮城県気仙沼のマルトヨ食品さんの「骨まで食べれるトロいわしの煮付け」を主菜に大阪の老舗惣菜製造会社吉フーズさんの「こんにゃくと茄子の味噌煮」と一流ホテル&料亭に中食を製造卸をさせている惣菜製造メーカーの大つるさんが作った「大根・人参・厚揚げの炊合せ」のセットです。このいわし無茶苦茶うまい!たかが鰯されど鰯、調理の工夫でここまで美味しくなるとは絶品とろ鰯の煮付けに感動!


優良顧客様からのアンケート、魅力は味が最も多く、利用目的は総じて「時短」

2019年5月11日(土)今日は木曜金曜と二日間高知県への出張だったので、残務処理を行いに梅田オフィスに出社。いつもの阪急百貨店前を通りホワイティー梅田地下街へ降りて泉の広場へ向かうと途中でシャッターが閉められ
遂に改装工事が始まりました。2019年11月下旬リニュアルオープンする予定だそうです。暫くは地上を歩かなくてはならないので雨の日が面倒だなぁ!と思いながらオフィスへ到着。


ランチは二日間の出張で今回も試食しすぎたので軽めに済まそうと思い、タンパク質豊富で血液をサラサラにする効果があるルチンを含む蕎麦をたべようと思い、家族亭さんへ行き今年初の十割のざる蕎麦を食べました。家族亭さんの十割蕎麦は写真のように白く、蕎麦の実の内実だけを挽いているが特徴で弾力があります。



ささっと食べてオフィスに戻り、部門長ミーティングの資料に目を通し、わんまいるの冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナーを含む単品の冷凍惣菜など毎月4万円以上継続して購入頂いている優良顧客様から届いたアンケートを集計しました。継続して利用頂けている理由、魅力を聞かせて下さいで最も多かったのは「美味しいから」と「味」に関してでした。一品毎に真空パックしているから低カロリーの割に味がしっかりしていて特に煮物が美味しいとの声を複数の方から評価頂きました。夫婦共働き、独身で仕事が忙しい、親の介護で忙しい、老親と同居で働いている、妊娠、産後の家事軽減など様々な理由ですが、総じて「時短」目的が最も多く、冷凍なので買い置きが出来て便利、一品ごと個包装なのでお弁当や休日の昼食などに利用出来て余らせる事が無い、栄養バランスが取れて健康的、食べた時に人数分だけを一度に湯せん調理出来るので便利、おかずセット以外にも軽食や汁物米飯など品揃えが良い、国産食材で安心、合成保存料不使用で安心、ウェブで間違って入力した際など電話での丁寧親切なサポートしてくれるので有難く思う、少し値段は張るがサポートの事を考えると、とてもリーズナブル、献立を考えなくて済む、冷たく食べる料理は流水解凍がある、中にはスーパーの総菜利用からわんまいるに替えてウエストが10~15センチ細くなったとコメントもいただきました。少々高くなっても良いからメニューを増やして欲しい、家族の関係で週5食で足らなくなった時や余る時など食数を変更又は1食セットがあると便利、煮炊き物メニューを増やして欲しい、汁物やご飯物やカレー等など人気の単品メニューは季節に関係なくいつでも買えるようにして欲しいなどの嬉しいご要望も沢山いただきましたので早々に対応させていただきたいと思っています。
夕方はスポーツジムに立ち寄り、自宅に戻り晩ごはんは健幸ディナー「気仙沼で水揚された鮪を唐揚げにした野菜と玉子のチャンプルー」と「白ネギと厚揚げの炊合せ」に「千切りごぼうのホワイトソースサラダ」のセットに「群馬県の三日とろろ」を食べました。


四万十川鮎 塩焼き・アヒージョ・甘露煮・からすみ・うるか・酒盗 でっぷり子持ち鮎は他にはない・・

2019年5月10日(金)最寄りのコンビニが車で30分走らないないくらいで、秘境と言っても過言ではない四万十川渓谷の宿「松葉川温泉」で朝食を取りました。朝から名物鮎の甘露煮が主菜に。何故一夜干しにしないのか?少しづつ盛付けられた副菜と一緒に香り米をいただきました。このお米、本当に少し香りがします。これ何の匂いだろう?

7時20分に四万十町役場の森田さんが迎いに来てくれて向かったのが、鮎の養殖をしている高知県内水面漁連さん西部センターで四万十川の伏流水を汲み上げ、ふ化させた稚鮎を10センチになるまで育て放流しています。年間通じて18℃の伏流水が安定して汲み上げられるので、養殖に適しているとの事。正に天の恵みにビックリしました。



次に向かう土佐佐賀漁港近くの道の駅に立ち寄り、ランチを取る事にしました。町も出資をして製造している地元の食材を使った高級缶詰が売店のコーナーに大量陳列されています。500円~950円と値段が高いので道の駅では売れ行きが今一との事ですが、東京や大阪のターミナル立地の高級スーパーや百貨店など訪日外国人の方には受けるのではないかと思います。まだ試食してないので何とも言えませんが、鰹のアヒージョや四万十鮎のガーリックオイルなど面白いと思いました。



フードコートのメニューもともかく鰹ばかり!鰹のたたき定食を筆頭に鰹カツカレー、鰹丼、僕は唯一鰹外のメニューあおさのりの天ぷらうどんを注文。850円は高い!



先日大阪市中央卸売市場鮮魚仲卸大手の㈱利州の上田社長から紹介頂いた土佐佐賀漁協の仲買卸カネイチ水産さんが13時からセリが始まると言うので直行しました。ご子息のご兄弟が出迎えてくれ水揚げされてセリをしている所を見せてくれました。今日もシイラが大量に水揚げされており、直ぐに刺身で食べるとハマチやヒラマサに似ています。僕は鮪を釣る時にシイラが釣れることもあるので、その時は刺身で食べる分以外冷凍で自宅に送りフライにして食べますが、脂も乗って見もふっくらして美味しいです。一度フライにして販売したいと思いました。大阪へは毎日自社便で来ているとの事、それで13時にセリをして選別し車に積み込み15時に出発しても5時間あれば大阪中央卸売市場に到着するので20時21時には着きます。早いスーパーさんでは12時から荷受けしに来られるので事前に相対で打ち合わせしておけば、新鮮な魚を仕入れ出来る事になり、売りに来る側も仕入れる側もその方が良い。高知県土佐佐賀地域は温暖な気候で、黒潮に乗って年中多彩な魚種が獲れると聞きました。レンコ鯛は年中獲れるそうです。定置網漁、底引き網漁、一本釣りなど多彩な漁獲で地元漁師さんを迎い入れやすく、13時のセリをされているのが土佐佐賀漁港の特徴だと思いました。見る限りほぼ漁協を抑えている感じのカネイチ水産奥本社長はさすがだと思いました。自社トラック4代を抱え各中央卸売市場へ便をだし、大量の時には大型車をチャーターしてでも水揚して買い上げるとの事。そうしないと漁師も獲りませんよと言われていて、大したもんだと頭が下がりました。




土佐佐賀漁港を後にして先ほどの四万十川の鮎と鰻を加工卸販売している四万十生産有限会社を訪れました。朝からずっと同行してくれている営業部長の福家さんご苦労様です。親の食品スーパーを承継してお客様から頼まれて鮎や鰻を地元に伝わる焼き方で炭焼きしていて、次第にギフトで送って欲しいと頼まれるようになり、スーパーを閉店させて、四万十で獲れた食材を加工して百貨店などに卸すようになったと明神社長に伺いました。先日マツコ・デラックスさんのテレビで取上げられた「うなぎ生姜」の製造出荷に忙しい所にお伺いしたみたいで申し訳なく思いましたが、親切に対応いただきました。



「四万十鰻の生姜煮」「四万十鮎の甘露煮」四万十町では先に炭で焼いてからだし醤油で煮付けます。いわゆる焼き浸しみたいな料理で一般に食べる甘露煮は食感も味も違います。そして四万十川の鮎の特徴で、でっぶり太った子持ち鮎は甘露煮も塩焼きも感動する美味しさで、たて酢ではなく醤油を少し垂らして食べるそうです。2時間かけて焼かれた串打ちした炭火焼きはもう他では生産されてないと思います。更に焼かれた鮎を地元の醤油で煮付ける甘露煮もここだけだと思います。是非この伝統の調理方法を残して貰いたいと思いました。他にも四万十鰻のアヒージョの缶詰め、希少な四万十川鮎の「からすみ」、「鮎のうるか」、「鮎の酒盗」の試食をさせてもらい、多くの感動をいただきました。


その後、近くにある栗焼酎で有名な無手無冠さんへ訪問。25年ほど前に得意先からにごり酒が美味しいので取り寄せて欲しいと頼まれた事から仕入れるようになり洞穴で熟成している栗焼酎ダバタ火振りを取扱いさせていただいていました。まさか今回訪問した四万十町にお店と蔵があるとは知りませんでした。近くに廃業された地銀をそのまま買い取り焼酎銀行として長期貯蔵オーナーを募集(毎年500瓶限定)をしています。



次に向かったのが芋けんぴで有名な南国製菓さんの運営する「水車亭」に立ち寄りました。一瞬米屋さんかと思う1K袋の芋けんぴの大量陳列に度肝を抜かれ店内は芋けんぴの一斉攻撃!凄い品数、芋けんぴと芋の菓子だけでここまでやるか?凄いです。正に集中と選択だと思いました。



空港へ向かう途中、高知市内のサニーマートさんを見学。冷凍食品コーナーには何と冷凍おかずセット日清医療さんの食卓便が販売されてました。昨年1月にオーケーストアさんで初めて冷凍のおかずセット日清医療さんの食卓便とわんまいるの健幸ディナーが店頭販売されましたが弊社はダンボール入りの5食セットで売られた為に人気が無く販売を見合わせる事になりました。日清医療さんは伊藤忠商事さんからの出資を受けられ京都に自社工場を建設されました。弊社も自力で何とか1食セットを来月から販売する予定です。高知県の食品スーパーさんでも冷凍食品、冷凍のおかずセットが売られるようになった事に驚きました。名物のフルーツトマト「乙女の涙」「高糖度」「高糖度」3種類を購入試食しましたが、家で熟成させないとまだ美味しくありませんてした。



高知空港から大阪伊丹空港へ、自宅では健幸ディナー「大分の鶏天」と「大根の胡麻辛旨炒め」と「茄子と人参の揚げ浸し」セットを食べました。しかし今日も多く食べました。


脳に感じる美味しさ 四万十町の食材 四万十ポーク・茶まご・仁井田米・鰹のたたき

2019年5月9日(木)今日は朝一番の伊丹空港を飛び立ち、高知空港経由で四万十町へ訪問させていただきました。伊丹空港ではサランラップに包まれた手作りの大きめ具材が乗ったおにぎりが大量陳列されていて、おにぎりブームを感じると共に合成保存料オイルを使ったコンビニのおにぎりが敬遠されつつあるのを感じました。


高知空港では四万十町役場地産外商課の森田さんが出迎えに来てくれていて車で四万十町へ向かい地元事業者様をご紹介いただきました。



最初に訪問させていただいたのが今回訪問するきっかけとなった2年前に弊社へ訪問頂き、更に今年2月に四万十町役場の森田さんを連れて再来社いただいた四万十ポークの養豚から精肉加工直売所・飲食店と一貫した取組みをされているデュロックファームさんです。2年前に来社した際にハンバーグや焼き豚等の調理方法をアドバイスさせていただき、メンチカツや豚まんなども提案してくれたらとお伝えした所、タンスモークやスモークレバー、パテチップ、ポークジャーキーなども含め製造されるまでに。更に高知県が主催するギフト大賞を焼き豚で受賞され、この夏の阪急百貨店一押しギフトに取り扱いが決定したとの事。堀田社長に受賞履歴が大切と言われ早速応募したら受賞しましたと御礼を言ってくれました。ゴールデンウィークで豚タンスモーク、和風生ハム、ポークリエット、ポークジャーキーは完売で、正に空前の豚肉ブームです。



2社目は道の駅のあぐり窪川さんへ訪問。地元で通称「かおり米」と呼ばれている仁井田米がずらりと並んでいます。四万十ポークを使った豚まん、焼売、ニラ饅頭を試食させていただきました。豚まんは551の蓬莱や神戸の香蘭さんの生地と異なり、ふっくらふわふわで、具材も多く詰められていて甘くて美味しい。少し大きめの焼売は、とろりとした食感の生地が特徴で、具材も柔らかくて美味しいです。かなり旨い!ニラ饅頭はお餅のような生地で香ばしくて肉汁がジュワー。地元のニラも豊富に使われてしっかりした味わいでビビりました。ビールのおつまみやお弁当のおかずにもおすすめ。売れに売れまくっているので新しい製造工場を隣にこの秋に建設予定とお伺いしました。



そしてランチ代わりに是非試食して欲しいと全国丼グランプリで連続金賞受賞されている「四万十ポークの豚丼」何と出て来てびっくり仰天したのはステーキかと思う1枚物やや薄めにスライスされたトンテキが2枚もご飯の上に乗っています。地元の老舗味噌を隠し味に使った甘口タレが四万十ポークに馴染んで旨い!噛み応え十分!食べ応え十分!豚肉は良質のたんぱく質に加え、疲労回復に良いビタミンB1等が含まれてます。全く臭く無くて柔らかくていくらでも食べられます。このトンテキなら朝倉山椒をかけると食味がグンと上がると思いました。七味をかけたぐらいでは四万十ポークの味の方が勝っているので動じません。おそらく葡萄山椒でも歯が立たないと思いました。朝倉山椒でもう一度挑戦したいと思いました。



3社目は3月の千葉幕張で開催されたフーデックスで目に止まった茶玉子の生産者が自らスイーツや惣菜を作って直営店「こっこランド」も経営している㈱ぶらうんさんに訪問。これまで食べた事が無い「ごちそうたまご豆腐」とまとが入ったジュレを玉子を多く使用した玉子豆腐にかけて食べる洋風玉子豆腐といった感じで柚子タイプと2種類を早速試食させて頂きました。柚子タイプをかけるとトマトベースとは全く玉子豆腐の味が変ります。これこそが料理の醍醐味。更に美味しく食べる為にワインが用いられます。料理の味に合わせて旨さを引き立たせる品種のワイン。これを選ぶのがソムリエです。長年の経験と知識が必要で、繊細な口を持っていなければなりません。僕も酒に関わって40年。トマトジュレの玉子豆腐は軽めのメルローか最近流行りのマスカットベリーAがお奨め!柚子のジュレの玉子豆腐の方は、良く冷やしたシャルドネか辛口のリースリングがお奨め!と思いましたがこればっかりはいざ試して見ない事には分かりません。一度試したいと思いました。




卵黄と卵白の二種類のプリンも試食させていただきました。卵白プリンは初体験です。あっさり濃厚甘い!変な表現ですが、感じた通りです。これプリン?ヨーグルトでもなくアイスクリームでもない味覚!ブルーベリーなんかにもよく合うだろうね。



少し大きめのロールケーキは生地がカステラのように出来ていてこれまた面白い。スイーツというよりかはカステラ生クリーム巻きと言った和テイストだ。渋めの緑茶に合うと思いました。



そして最後にキッシュを試食!一般に売れらているキッシュの味で無く、本来のキッシュはスイーツで正にタルトの上に食材と卵を乗せてオーブンで焼き上げた焼き菓子のような食感と味でこれはスパークリングワインがとても合うと思いました。野菜サラダとスープで休日のランチを楽しまれてもと思いました。折角お店に併設されたテラスがあるのでランチ提案をされたら人気出ると思いました。



そしてあぐり窪川さんが経営する四万十町唯一の温泉「松葉川温泉」へ案内いただき、懇親会までひと風呂入る事に。早風呂の僕でもゆっくり入れ不思議と湯船から出たくなくなるこの感覚は一体何なのか。と思い時間ギリギリまで温泉に浸かり、地元の事業者様と地元で人気の居酒屋「いろり」さんで懇親会を行いました。



目の前にドドーンと運ばれてきたのは高知県名物「鰹のたたき」です。深めのお皿に盛りけられて刻みねぎがふんだんにかけられ、にんにくスライスが添えられたっぷりとポン酢をかけてと言うよりポン酢に浸かった鰹のたたきを箸で取り、食べると言う食べ方です。これまでこんなボンズに漬けたような食べ方はしたことがありません。これなら鰹の生臭みが苦手に方でも美味しく食べられると思いました。それにしても強火で表面が固く香ばしく焼かれています。正に絶品グルメです。この食べ方がポイントだと思いましたので高知県を代表する直七ボンズと生産量日本一の生姜とにんにくをセットで販売されて食べ方を説明した紙を同封した方が人気が出ると思いました。最近は全て主品より加薬の方が重要だと感じるようになりました。結局のところ食べ方が郷土に寄って異なり、その食べ方こそが美味しさの秘訣のように思います。



他にもじゃこ天、ウツボの唐揚げ、鰹の腹身の塩焼き(ハランボ)、茄子と胡瓜の糠漬けにべったらが出て来たので思わずお茶漬けを頼んでしまいました。



更に地元のアスパラのバター炒めは本気で美味しいです。いやー四万十町の食材最高!いろりさんの料理かなり美味しいです。先日はこの美味しさに某テレビ番組のレポーターが地元の食材を持ち込んで調理して貰い食べるシーンが放映されたと帰りしなに聴きました。ごちそうさまでした。