昭和42年関西私鉄沿線初の立ち食いそば・うどん店「阪急そば」の名前消え、「若菜そば」に・・

2019年5月16日(木)今日は年に一度の胃カメラ、動脈硬化、腹部のエコーなど健康診断に16年前に腎臓移植して以来ずっと通っている塚口の近畿中央病院に行きました。血圧は上118、下72と相変らず年齢の割には低めで、週4日は必ず食べている夕食おかずセット健幸ディナーのお蔭だと思っています。胃も6年前に1日100本吸っていたたばこを辞めてから随分きれくなり、胃酸過多も収まり胃炎も軽くなって来ました。甲状腺の腫瘍は5ミリ程度で大きくなっておらず、経過観察を継続、但し動脈硬化が少し進んでいるようで、血をサラサラにする薬を奨められましたが、血が止まらなくなると嫌なので一旦断りました。いつもの防風通聖散と胃薬と高脂血症の薬を受け取りにかかりつけの調剤薬局にいき、薬剤師さんに血をサラサラにする薬は血が止まらないから控えた方が良いでしょうかと訊ねると、最近は以前に比べたら随分改善されているので先生に相談されて試してみた方が良いと奨められました。ここ2年半は孫とプールに行く時の事を考えて、有酸素運動をやめて筋トレばかりしているので、有酸素運動もしないといけないと思いました。
それから会社に向いました。阪急梅田駅に着くと丁度12時なのでランチタイム。久しぶりに阪急そばでも食べようと行くと、看板が「阪急そば」の名前が消え、「若菜そば」になっています。何故?と思いスマホで調べると人手不足で人件費高騰などの理由でうどん・そば店「本家さぬきや」を運営すプラッド・オペレーションズに事業譲渡されたとの事。1967年4月関西支店沿線初の立ち食いそば・うどん店として阪急十三駅ホームに開業し、これまでも創作メニューを企画してテレビや雑誌などにも取上げられていたのにファンの一人として残念です。僕が昨年から言うように、30年に一度の関西と関東の味覚の変化に対応出来ずに業績が回復できなかったのでしょう。このままの麺とだしの味を変えずにメニューだけを工夫しても難しいと思いました。消費者の味覚の変化に対応しなければいけないとつくづく思いました。この「味覚の変化」と「商品開発」に関しては、6月7日(金)東京駅八重洲口前と6月21日大阪駅前で開催されるリライズコンサルティング創業4周年記念セミナーでお話させていただく予定です。何故か不思議と阪急そばさんでは具材が入っていない素うどんを注文しにくく(これも問題だと思う)、天ぷらそばを注文したいが、天ぷらが油が多そうな平べったいかき揚(コレも問題)なのでいつも阪急そばでは肉蕎麦を注文します。肉の部位と薄さと煮込具合と味付けが重要と思いながら試食しました。


オフィスに着き、メールを確認処理して、山脇取締役と二人で来月28日・29日二日間に渡り開催されるG20大阪サミットの会場となる大阪国際見本市会場(インデックス大阪)で開催されている食品展示会に行きました。今回は外食向けと言う事で、厨房メーカーさんも多く出店されていて目に止まったのは「ロボシェフ」。自動で炒飯が作られていました。


次は沖縄県南都酒造さんの琉球ハブボールを試飲した所、キリンの健康ハイボールの味にそっくり。ヒットの予感がします。



国内最大級の完全閉鎖型食物工場(静岡)で作られた「サニーレタス」です。売りは閉鎖型なので洗浄しなくて済む点ですが、カットはしなければなりません。結局カットするなら一次加工をしなければならないので洗浄しなくても大きくコストは下がらないと思いました。ところが値段を聴いてびっくり。養殖のぶりと変らない価格。



これは可愛らしいミッキーマウスの形のワッフルです。専用の粉を購入すると機器を無料レンタルする契約だそうです。これは面白い。しかしよく聞くとミッキーの焼き台は商標の関係でレンタルの対象でがないとの事。それなら全く意味がない。オリエンタルランドさんに交渉してはと思いました。



美味しそうなプラの器が多く並べられていました。思わずこれに入れてみたいと思いましたがわんまいるの夕食おかずセットの購入理由の一つに簡単調理(鍋に入れて沸騰させて加熱する)して盛り付けて提供する事です。このひと手間かける事が、作った感があり、主婦の罪悪感が払拭されるそうです。



高知家のコーナーでは先日お世話になった四万十町役場の森田さんが応援に駆け付けられていました。旬の鰹のたたきや鰤のたたき、その中でもこれはいいなぁ!と思ったのが豆腐ジャーキーです。いわゆる豆腐の燻製です。試食して見ましたが、案外ビールや特にハイボールやウイスキーの水割りに合うように感じました。



ぶり養殖日本一の鹿児島県の事業者様のブースでは、ぶりの部位の説明看板が飾られていました。カマ・カマトロ・アウトコートロイン・インコートロイン・上トロブロック・トロロイン・テールロイン・ハラス・胃袋・レバー・真子・白子・心臓と14の部位に分けて説明販売されていました。まるで牛肉のようです。この部位ごとに説明して販売するのは必要な事だと思います。もも肉でもヒウチやイチボなどに別れ、脂質の高いもも肉は希少価値として高くても購入されますし、女性やシニアには向いていると思います。



そしてほたるの光が流れる中、大阪産(もん)のコーナーに入り、2019年日本ギフト大賞「大阪賞」に選ばれた大阪グルメ「肉すい」。湯せん5分で国産牛無添加です。これはぜひ試食してみたいと思いました。



梅田オフィスに戻り、明日の役員会議の資料に目を通して退社。スポーツジムが休みなのでつかしんにあるスーパー銭湯「湯の華楼」に立ち寄り、サウナで汗を流し、自宅に戻り夕食のおかずセット健幸ディナーを食べました。本日のメニューは「石見ポークの味噌炒め(ホイコーロ)」に「旬の鳴門産わかめにスライスオニオンを加えてだしで和えたサラダ」に千切りごぼうに炒ったすり胡麻を加え胡麻油で炒めた「金平ごほう」はシャキシャキした食感と胡麻の風味に隠し味のお酢の酸味がさっぱりとして美味しいかったです。


食い倒れの街大阪、天下の台所大阪、わんまいるは食で大阪 日本を豊かにしたい!

2019年5月15日(水)今日は午前中に阪神百貨店様の生鮮・惣菜商品部の新任の部長辻畑様と惣菜担当バイヤーの赤坂様が、わんまいる冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナーにご興味を持って来社され、試食をしていただいた所、厨房で作って運んできたと思う味で、想像以上の美味しさにびっくりしたと感想をいただきました。阪神百貨店様と言えば大阪を代表する人気の食品惣菜売り場を運営されており、その食のプロ中のプロのバイヤー様に高い評価をいただけるとは凄く光栄です。トレータイプに入ったレンジでチンするおかずセットとは全く異なります。その理由は、1品毎に袋に入れて真空パックしているので、砂糖や塩や醤油が少なく、だしも染込んで、しっかりとした味で、特に煮炊き物が美味しいと評判です。

僕は毎週水曜日はおかずセットメニューの試食の日です。1品目は岩手県の秋刀魚とブリを専門店に卸しているナカショクさんの天然ブリを宮城県石巻の水産加工製造会社ヤマトミさんに持ち込み、天然ブリの照焼を作ってもらいました。真空圧力で照焼のたれがブリに完全に染込んでしまっています。冷凍パックする場合は焼いたブリとたれを袋に入れて、たれが真空圧力で染込まないように加減して脱気パックする必要があります。



2品目は津軽海峡で獲れ、水揚された天然ブリを神戸中央卸売市場財木商店さんにお願いして煮付けを作ってもらいました。財木さんはわんまいるの味付けにすっかり慣れたようで、甘くも無く、濃くも無くていい感じに煮付けてくれています。この煮汁だけでご飯にかけて食べくなるぐらい美味しいです。



3品目は天然ブリの塩焼きも焼いてもらいましたが、さすが大正時代から続く魚屋さんだけあって塩焼き美味しいです。これで今年の冬は安心して天然ブリを導入できそうです。



4品目は大阪東部卸売市場で青果仲卸をされており、富田林で有機栽培の農園も運営されている大黒フーズ様の子会社で、有名ホテルや料理屋に野菜と惣菜を卸す大つるさんに作ってもらった摘みたて小松菜と大豆の煮浸し(副菜として取扱い予定)を試食しました。小松菜が瑞々しくて柔らかく美味しい。一般的にあくが多く、硬めのものが多いのですが上手に湯がかれ冷却されています。



5品目はさつま芋のレモン煮。さっぱりとした味付けで柔らかくて美味しいです。

6品目は阪急百貨店と阪神百貨店の地下の惣菜売り場に直営店を出店されていて、神戸に本社工場を構える㈱フーズパレットさんに肉団子と野菜の甘酢あんかけを作ってもらいました。大きな肉団子が3つも入っています。柔らかくてジューシーな肉団子でコクのある黒酢のあんかけで仕上ていて、さすが百貨店に出店されているだけあって本格的な中華料理です。このように有名専門店さんが作る料理が次々におかずセット健幸ディナーに採用していっています。麻婆豆腐も作って欲しいとお願いしました。



夕方に4月から着任された宮城県庁食産業振興課の松本課長補佐と添田技術主査様2名と宮城県物産公社 大阪事務所の竹内様がご挨拶に来社いただき、仙台の銘菓ふじや千船の支倉焼(はせくらやき)をお土産にいただきました。初めて試食しましたが、スイーツかと思う繊細で上品ながらサクサクとした口当たりの生地に、包まれた甘くて濃厚な白あんの中にアクセントととしてくるみが散りばめてあります。感動する美味でどこで買えるのですかとの質問にJR仙台駅でも買えますが直ぐに売切れになる希少菓子ですとの事。納得の味です。



懇親会に大阪駅と阪急梅田駅の間に約100店舗の老舗が軒を連ねる新梅田食堂街の中の大阪屋さんへお連れしました。名物の湯豆腐・土手焼赤味噌と白味噌・生姜の天ぷら・納豆の天ぷら・とん平焼き・おばけ・モダン焼きと大阪に初めて来られたと言う添田さん、どれも初めて食べる大阪名物に感動されていました。食い倒れの街大阪!天下の台所大阪!・・食で大阪を、日本を豊かにしたい!


鮮魚で買い付け、その場で切身に 味噌漬け 手焼き 出雲のスズキ西京焼き 最強に旨かった!

2019年5月14日(火)今日の試食1品目は、先日大阪中央卸売市場(本場)の鮮魚仲卸㈱利州さんで買い付けた島根県出雲産のスズキを漬魚専門の㈱三恒さんで西京味噌漬けにしてもらい、場外の魚焼き専門店㈱カネスイさんで手焼きして冷凍したものが届きましたので、レンジ解凍して試食して見ました。見るからに美味しそうに焼かれています。思った通り脂も乗っています。鮮魚を直ぐに西京味噌に漬け込んでいるので身がプリプリで、弾力があります。三恒さん特有の上品に漬けられていますね。アツアツのご飯に身を乗せて、山葵を添えてお茶漬けも美味しいと思いました。お酒の肴に、ご飯の友に、お茶漬けの具にといろいろ楽しんで頂けます。

2品目も利州さんで買い付けた宮城県石巻産のキンキをカネスイさんで塩焼きにしてもらいました。少し塩が足りません。焼きも弱く感じましたのでやり直しです。しかし身は新鮮なので塩を振り香ばしく焼けば絶品間違いなし。片栗粉を打って180℃の脂で素揚げにしても美味しく、煮付けもお願いしているので届くのが待ち遠しいです。



3品目は奈良コープ産業さんの柿の葉ずし炙り鮭と鯖です。薄っぺらいネタで今一です。少し高くても良いので食べ応えのあるネタの柿の葉寿司が食べたいです。



4品目は国分さんから提案いただいた本場フランスで作られている地中海野菜のキッシュです。チェリートマトにズッキーニ・赤パブリカ・黄パブリカ・玉ねぎ・ドライトマトに卵と生クリームをたっぷり入れて焼かれています。少し香草の香りがする白ワインと合うキッシュですが、焼きが弱く半焼けといった食味でした。



5品目もフランスで作られたエメンタールチーズとクリームチーズ・コンテチーズと3種類のチーズを生地にたっぷりと乗せて卵と焼き上げられたキッシュですが、チーズと玉子の相性が良くて、ふわふわとした食感ですが、肝心の生地が香ばしく焼かれてないので食感が今一でした。もう少し使用する玉子とチーズを質にもこだわり、濃厚な味に仕上げ、肝心の生地もしっかり焼いて欲しいと思いました。海外の料理は一流以外は殆どが大味なので、繊細な日本人の口を満たせるメーカーは多くないと思います。そんな意味でも首都圏で店舗展開しているフランスの高級冷凍食品「ピカール」さんの試食は定期的にしたいです。



晩ごはんは自宅で冷凍タイプの夕食おかずセット健幸ディナー「天津玉子の野菜中華あんかけ」に「笹切こぼうの柳川風」と「茄子と玉ねぎのチリソース煮」のセットを食べました。富山市で玉子焼き専門に製造して全国のレストランや寿司屋さんに卸している㈱三和製玉さんが焼いた天津玉子はふわふわで口の中でとろける食感はもっと食べたくなります。一流ホテルや料理屋さんに野菜主体の中食を製造して卸している大阪生野区の大つるさんにこしらえてもらった笹切ごぼうに溶き卵をあしらい隠し味に生姜を効かせた柳川風は惣菜の域を超えた逸品料理です。大阪西区の吉フーズさんに作ってもらった茄子と玉ねぎのチリソース煮も旬を迎えた茄子のとろっとした食感とシャキシャキ感が残る玉ねぎも辛過ぎないチリソースも美味しい。自分で言うのは可笑しいけど冷凍惣菜の域を超えたと言っても過言ではないと思いました。火を止めず沸騰した状態で加熱調理するのでアツアツの料理が食べられます。コレいいですよ。


高知県四万十町に商品開発に来たがやき! 古来からの製法にはかなわないなあ 旨すぎる【高知県】

四万十町2日目は、7時20分に四万十町役場の森田さんが迎えに来ていただき、鮎の加工品をつくる四万十生産有限会社の福家さんのアテンドで、鮎の養殖をしている高知県内水面漁連さんへうかがいました。

養殖場ではいくつもの水車が回転していて水槽に流れをつくり、鮎がその流れに逆らって泳いでいます。

他県と違い、高知ではひとつの水槽の対して鮎の量を制限してるので、魚体自体が黄色い色をしていて、短く、まるまる太って脂がのっているのが特徴だそうです。年間通じて18℃の伏流水が安定して汲み上げられるので、養殖に適しているとの事。鮎の扱いも場所によっては違っていて、滋賀県等で有名な小鮎は高知では扱いがありません。なので流通も他県ではキロ単位での扱いに対して、一尾単位での扱いになるそうです。
次の場所へ向う途中の黒潮町の道の駅で商品をみていると、なにやらカラフルな缶詰が並んでいます。かつおや四万十ポーク、土佐はちきん地鶏といったご当地の食材を使った缶詰です。500円~950円と値段が高いので道の駅では売れ行きが今一との事ですが、東京や大阪のターミナル立地の高級スーパーや百貨店など訪日外国人の方には受けるのではないかと思います。

なんで黒潮町で缶詰かと思ったら、黒潮町は2012年に国が公表した南海トラフ地震の想定で34mという日本一高い津波が来る可能性があるとのことで、防災の町として認知度を活かした防災関連産業をはじめたそうです。

黒潮町はホエールウォチングができる町でも有名で、80%以上の確率で鯨に会えるそうで、たまに沖からもブリーチングしているところが見えるそうです。

午後一番に向ったのは土佐佐賀漁港。13時からセリが始まるとのことで、おうかがいしました。現場では仲卸のカネイチ水産の奥本さんにアテンド頂きました。

土佐佐賀漁港は土佐西南大規模公園の佐賀東公園に隣接し、目の前には鹿島があって、古くから風光明媚な景観で知られていて、漁港近隣には新鮮なカツオのたたきを味わえる「黒潮一番館」が設置され、「戻りガツオ祭り」などのイベントも開催されることから、県内外から多くの観光客が訪れるそうです。
「土佐佐賀のカツオ」として全国に名を馳せる県下最大規模のカツオ船団が根拠地とする漁港で、19トン以上のカツオ漁船が15隻所属してカツオの旬となる春季・秋季にはカツオの水揚げで港全体がにぎわうそうです。訪問した日はシイラが大量に水揚げされていました。私も沖縄でシイラを釣って食べたことがありますが、直ぐに刺身で食べるとハマチやヒラマサに似ています。フライにすると格別に美味しい魚です。

温暖な気候の高知県土佐佐賀地域は、黒潮に乗って年中多彩な魚種が獲れるそうで、レンコ鯛は年中獲れるそうです。定置網漁、底引き網漁、一本釣りなど多彩な漁獲をされています。

土佐佐賀漁港を後にして向ったのは、先ほどの四万十川の鮎と鰻を加工卸販売している四万十生産有限会社にうかがいました。四万十生産さんはご両親のの食品スーパーを承継し、お客様から頼まれて鮎や鰻を地元に伝わる焼き方で炭焼きをしていて、次第にギフトで送って欲しいと頼まれるようになり、その後スーパーを閉店させて、四万十で獲れた食材を加工して百貨店などに卸すようになったとのこと。

ガス焼が主流になっているこのご時勢で、こちらの塩焼きは四万十川流域で古くから伝わる製法で炭火による『炭火無煙燻製法』で焼き缶を使い、1尾ずつ丁寧に串に刺して余分な油を落としながら約2時間と時間をかけてじっくり焼いていきます。

そうすることで皮はパリッと、身はふっくらと焼き上がるそうです。

炭火無煙燻製法とは、炭を缶の真ん中に入れ、周りに石や小砂利を敷き詰め炭と石の遠赤外線効果を利用して焼く方法で、こうすることで中までしっかり火が通り美味しく焼けるそうです。手間をかけることで旨みが凝縮され、香ばしさも加わるそうで、さっそく試食をさせていただきました。

子持のあゆはでっぷりとお腹がふくれていて、かぶりつくと、卵が口の中でプチプチと音をたてて、なんとも言えない食感です。高知では、たて酢ではなく醤油を少し垂らして食べるそうです。
四万十鮎の甘露煮もこんな感じ

箸が止まりません。四万十町では先に炭で焼いてからだし醤油で煮付けます。いわゆる焼き浸しみたいな料理で一般に食べる甘露煮は食感も味も違います。他にも、希少な四万十川鮎でつくった珍味「鮎のうるか」、「鮎の酒盗」も試食をさせてもらい、お酒の飲めない私でもこれは日本酒が欲しくなる一品です。

四万十生産さんでは鮎の他に四万十鰻の加工も行っていて、生姜の生産量日本一の四万十町ならではの有機栽培の黄金生姜をつかったごはんのお供「うなぎ生姜」は先日マツコ・デラックスさんのテレビで取上げられ、生産が追いついていないとのこと。たしかに美味しい。あったかいご飯はもちろん、お茶漬けにも最高です。贅沢な一品です。ご馳走さまでした。

今回もまっことたくさんの商品にめぐり合えたがやき。
ちょっと高知弁つかっちゃいましたー(笑)


今回の出会いに感謝!!

高知県四万十町に商品開発に来たがやき!なんでラオウがこんなところに。。【高知県】

今回は高知県四万十町にやってきました。
伊丹空港からボンバルディア製のプロペラ機で約40分で高知空港に到着。

空港では四万十町役場 にぎわい創出課の森田さんがお出迎えいただき、車で四万十町まで移動。個人的には父親の故郷が土佐清水市ということで、子供の頃から田舎には帰っていた経験があり、前職でも10年間四国に住んでいて、高知も担当していたので、なにかご縁を感じます。その頃から比べると高速も大分整備されているので、四万十町までは1時間30分ほどで到着しました。四万十町は平成18年に高岡郡窪川町と幡多郡大正町と十和村が合併して発足された町で、平成17年に中村市と幡多郡西土佐村が合併した四万十市があり、当初は四万十市の中に四万十町があると思っていましたがまったく別のエリアであると驚きました。今回四万十町とのご縁はひとつのメーカーさんが弊社へ商品の提案に来られたのが始まりなんです。その会社がこちら 四国デュロックファームさんです。


川上工場長がご対応いただきました。

四国デュロックファームさんは四万十ポークの養豚から精肉加工直売所・飲食店と一貫した取組みをされていて、2年前に商品を販売してほしいと商品の提案があり、ハンバーグや焼き豚等の調理方法をアドバイスさせていただき、豚まんなどの製造先を探しているとのことだったので、弊社の取引する企業をご紹介するなどとお付き合いをさせて頂いていました。今年2月に四万十町役場の森田さんと一緒に来社され、四万十町にはたくさんの商材があるので是非とのことで四万十町は原材料はあるけど売るのが苦手とのことで、現場で色々とアドバイスをしてほしいとの依頼があり、今回の四万十町訪問となりました。

四国デュロックファームさんのつくる豚は社名の由来ともなっているデュロック種を父親にもつ三元豚で、一番のこだわりが餌だそうです。おいしさを決めるのは品種より餌で、餌の良し悪しが豚肉のおいしさに影響するのでデュロックファームさんでは五感に沿った味わいを研究し、原料にこだわり個性際立つ味わいを追及しているそうで、配合飼料は使わず、敷地内に設けたキッチンで配合するリキッドフィードシステムを導入していて、液状飼料の為食欲の落ちる夏でも豚たちはモリモリ食べるそうです。肥育期間の中でも4段階に分けて1段階目は骨格づくり、2段階目は胃袋をふとらせ、3段階目では赤みをつくり、最終4段階目では良質の脂・あまみをつくるために飼料を変えているそうです。

また一般的な豚は生まれてから約180日で出荷していますが、こちらでは約210日で出荷しているそうで、約30日長く肥育する成長過程で、毎日きめ細かく豚の体調を管理しその日に一番ベストな餌の配合や量を変えて旨みや甘みを作りあげているんだそうです。店内は四万十ポークの情報と商品でつまっていて、隣りではバーベキューもできる場所も設けています。

冷蔵ケースには焼豚をはじめ、タンスモークやスモークレバー、パテチップ、ポークジャーキーなど多品種が製造されています。

焼豚は高知県が主催するギフト大賞で受賞され、この夏の阪急百貨店一押しギフトに取り扱いが決定したとの事。2年前の来社の際に代表がに受賞履歴が大切と言ったことで、早速応募したところ受賞できたとのことで感謝頂きました。
ゴールデンウィーク明けだったので、豚タンスモーク、和風生ハム、ポークリエット、ポークジャーキーは完売になっていたので、あらためてサンプルを頂き、商品計画をすることになりました。

続いて2社目は株式会社あぐり窪川さんへ訪問。上之園部長様・中平課長様・江口様の3名がご対応いただきました。

あぐり窪川さんは平成10年設立で道の駅を運営されています。高速道路が伸びると便利になる一方で、通過地点になってしまい、集客がおちてしまう企業もあり、あぐり窪川さんも今後のことを考えて、通販や外販に力を入れていく方向で、新工場設立も含めて、商品開発を強化されています。

四万十ポークにも違いがあり、こちらの四万十ポークは地元の米である仁井田米を食べさせて育てた米豚とのこと。さっそく試食を準備いただきました。肉しゅうまいは一粒が35gとおおきく、とろっとした食感で、あまみがあって美味しいです。国産の玉葱や四万十町産の生姜を材料につかっています。

具だくさん豚まんは四万十ポークをはじめ、国産の玉葱や高知県産の竹の子と国産を意識した食材がたっぷり入っていて、ジューシーでおいしいです。具材と皮の割合は具6:皮4としっかり詰まっています。道の駅の自社工場で作っていて、1日最高2200個を販売する人気商品だそうです。

ニラ饅頭は豚まん・しゅうまいとちがい、噛むと皮がもっちもちの食感でこれもめちゃ美味しいです。もちろんにらは四万十町でミネラル栽培されたものを使っているそうです。

他にも生姜が生産量日本一の町ならではの四万十町産生姜をつかったジンジャエールは生姜がしっかりきいていいて、のどにギュッーっとくる味わいで、ジンジャエール好きの僕にはたまらない味です。

ランチ代わりに是非試食して欲しいと言われて出して頂いたのが、「四万十ポークの豚丼」。地元四万十町窪川地区名産の「仁井田米」の上に、その「仁井田米」を食べて育った「米豚」のロース肉の味噌漬けを焼いてのせた丼。この商品は関西・中国・四国じゃらん道の駅グランプリ「ブランド豚が美味いで賞」を受賞したり、全国丼連盟主催「第2回 全国丼グランプリ 豚丼部門」金賞受賞されているとか。

試食をたっぷりしたので、ハーフを出していただいたいのですが、おおきなステーキが2枚ドーンとご飯の上に乗っています。地元の老舗味噌を隠し味に使った甘口タレが四万十ポークに馴染んで美味しかったです。

おなかいっぱいの状態で伺った3社目は、代表が3月の千葉幕張で開催されたフーデックスで目に止まった茶玉子の生産者が自らスイーツや惣菜を作って直営店「こっこランド」も経営している㈱ぶらうんさんにお伺いしました。社長の息子さんである、佐々木専務にご対応頂きました。

お店に入ると、やけに人数が多いと思うと、ちょうど中学校の社会研修ということで、中学生が白衣をきてケーキ作りを手伝っていました。ケーキ作りは女性に人気だそうです。今回のお目当ては、ケーキ屋さんなのですが、卵をメインとした商品群で、市場に少ない分野を狙い、展示会でも出店されていた、「ごちそうたまご豆腐」。さっそく試食させて頂きました。
見た目から斬新!

二つの容器に分かれていて、下の容器が玉子豆腐でお皿にこの玉子豆腐を移し、ジュレ状態になっている上の容器をかき混ぜて、

玉子豆腐にかけるだけで、おしゃれな料理が完成。玉子豆腐は自社生産のベジタブル鶏卵と鶏ガラからゆっくり出汁を抽出し、鶏ガラベースで、卵の風味が濃厚な玉子豆腐に仕上げていて、上からかけるジュレは2種類あって、四万十町産のトマトと具沢山の野菜をコンソメ風味に仕上げたものとゆず風味のさっぱり風味があります。

食欲の落ちる夏場は勿論!玉子豆腐自体は温めても食べれるので2通りの食べ方が楽しめ冬場も美味しくたのしめる商品ですよ。レストランでだされても分からない見た目と味わいです。その後、直営店で人気の卵黄と卵白の二種類のプリンも試食させていただきました。卵白プリンは初めての体験です。あっさりなのに濃厚。通好みの味です。これはくせになります。

少し大きめのロールケーキは生地がスポンジケーキというより、カステラで巻かれている感じで、一般的にはしっとりとした生地とは違います。この生地と生クリームがよくあい、食後というのに、ペロっと食べてしまいました。

そして最後にキッシュを試食。こちらも一般に売れらているキッシュの味で無く、本来のキッシュはスイーツで正にタルトの上に食材と卵を乗せてオーブンで焼き上げた焼き菓子のような食感で美味しかったです。

最後は四万十町役場を訪問。中に入るとなんと皆さんご存知の「北斗の拳」のケンシロウとラオウがどーんとお出迎え。
廃校(旧打井川小学校)を活用し、国内初の公立フィギュア施設として誕生した四万十町立のフィギュアミュージアム「海洋堂ホビー館四万十」が開館から7周年を迎え、北斗七星にちなんで”7″周年企画展として「北斗の拳フィギュア列伝」を開催しているそうです。実物大とのことですごい迫力でした。

しかし初日から食べ過ぎてしまった・・・何キロ太るだろうか・・