堀田の試食歳時記  vol.255

2月22日(月)今日は、4月に函館新幹線開通に伴う北海道企画として、北海道産の帆立貝と野菜のバター炒めを試食しました。・・・とても柔らかくて大きな帆立が入っていますが、玉ねぎはと人参しか入っていなく北海道のイメージを感じません、春の北海道の旬の食材といえば代表的なのがアスパラです。そこでアスパラと帆立貝のホワイトマヨネーズ炒めにしてほしいと思いました。次に、5月の健幸ディナーセットに使う初夏から真夏にかけて旬を迎える大阪泉州名産の水茄子と手ごね肉団子の甘酢あんかけです。水茄子は甘酢餡かけにもピッタリあって無茶苦茶美味しい!ビックリしました。同じく大阪泉州名産の水ナスと松浪キャベツと豚肉を使った味噌炒めホイコウローです。これも絶品です。心持ちキャベツが柔らかいかなぁ?・・・同じく大阪泉州名産水茄子と玉ねぎの野菜カレーですが、アレ!じゃが芋が入っていないカレーはカレーじゃないぐらいなのでじゃが芋は入れてください、味は美味しいのですが、とろみが強すぎるのでルーを伸ばすように。

僕も毎晩自宅でも食べていますが、ここまで来るとお惣菜というよりかは料理です。しかもかなり美味しいです。お客様の利用の継続率も昨年と比較しても1,5倍以上上がっています。

そして4月から小規模の高齢者住宅やディサービスさんから自分で作ると大変だし、他の配食や宅食は美味しく無いので、卸して欲しいとの問合せが多く寄せられているのでご要望にお応えして、「健幸厨房」と名付けて卸を始めます。その中でも本当の和食の料理人でなければ美味しく作れないといわれる定番の副菜をお買得パック500g8人前~10人前の小鉢向けを格安でご提供したいと考えております。と言うのも健幸ディナーを主に作ってくれている服部さんは惣菜専門店を大阪各地域の商店街で70年以上展開されて来た老舗で大相撲大阪場所にも仕出し料理を納品されている一流のお店です。服部さん所の人気定番メニューから大量に仕入れて大量に販売されているので格安に提案頂けるといってくれています。それでは味の方を食味しましょう。

五目筑前煮・・・見た目も長年作りこんでいる感が凄く伝わります。風格を感じます。切り方、炊き方、全てに歴史を感じます。僕の苦手な鶏のモモ肉もしっかり炊込まれているので臭みが無くてその分お出汁に出て他の野菜に出汁が染み込み絶品でした。高野豆腐、これも風格を感じるどっしりと戻されて炊かれています、大釜でタップリに炊かれた高野豆腐、口に入れるとジュワーと出汁が口の中に広がります。少し甘いので砂糖は控えて出汁を多目にして欲しい。卯の花、実は昨夜の夕飯が健幸ディナーで卯の花でした、食べ比べると甘くて味が濃いですが美味しいです。千切り大根も昔懐かしい味がして旨いなぁ!に尽きます。やはり全体に濃く甘いです。もう少し砂糖醤油を減らして出汁を足した方が良いと思いましたが、個食真空パックで無い分真空圧力で出汁が染みこむ量が少なく、塩分も糖分も染みこむ割合が少なく、500gの中袋でも調理料を控えると味が薄くなってしまいます。100gまでの真空パックと500g、1Kgの真空パックとはこれだけ異なるのだと思い知らされました。