堀田の試食歳時記 vol.139

昨日は、大阪西区創業70年の老舗惣菜専門店㈱服部恒さんより、先日試食した副菜の鶏と豚の合挽き肉団子の甘酢餡かけがとてもおいしかったので、中華料理をお願いした所、本日中華丼の具と国産鶏肉の酢鶏、鶏と豚の合挽き団子の甘酢餡かけの3品を提案頂きました。中華丼の具、少し塩分が足りないかなぁ?と思いますが、あえてヘルシーに仕上げてくれていると思います。これなら塩分を気になされている方でも召し上がっていただけると思います。いかを紋甲に変えて切り目を入れ花咲にしています。ちょっとした気遣いが嬉しいですね!

酢豚だと脂身が多くなりカロ リーが上がるので、ヘルシーに鶏肉で作ってみましたとのことでした。僕は豚肉の脂身が苦手なのでとても美味しくいただきました。野菜のカットを大きくして、筍も加えるようにお願いしました。
そして、臭みを抑える為に豚肉を40%に控え鶏肉を60%にして合挽きにして手作りで肉団子を作り、サッと揚げて、玉ねぎピーマン、筍の野菜と一緒に炒めて、お酢の加減を火加減で調整した見事な逸品です。・・・・・・ここまで惣菜でやるか!!できればさらに、野菜のカットを倍に大きくして欲しい。

荒れる日本海もようやく落ち着き始め、島根県からようやく特産品のカレイの一夜干しが届きました。今年は天候の悪い日が多く水揚げが遅くなって相当高くなっています。それでも㈱三恒三代目三上社長が声をかけてくれて、入荷したのが、山カレイの一夜干と特産品に指定されているエテカレイの一夜干しです。見た目では身の厚さが若干異なります。食べ比べるとエテカレイの方が淡白の身ですが味が乗っていて美味しい。縁側の小骨まで食べられて美味しかったです。夏には素揚げでご提供させていただきます。

鮭の塩焼きも知床産の美味しいものが届きました。皮目と身の焼け方を見て北海道近海産とすぐ解りました。少し塩分が強い気がしたので、三恒さんに伝えました!

15年ほど前に、つぶれ梅でお馴染みの梅の里日本一の和歌山県南部の梅干メーカー岩本食品さんに頼まれ、地元で産業廃棄物になっている梅を漬けた後に出来る梅酢を何とか商品化できないだろうか?と相談を受けました。梅酢はクエン酸も多く含まれ、しかも天然の梅酢なので殺菌力が高く、地元ではうがいとか入歯の消毒にも使われているとの事です。そこでリンゴとハチミツをブレンドしたバーモント梅酢を開発しました。夏バテ、熱中症予防として、体への吸収を考えると寝る前か朝起きた際に水で割って飲んで頂くと良いと思います。特に食中毒の発生率が高まる梅雨時期に食後直ぐ飲んで頂くことをお奨めします。黒酢ブームになって売れなくなったので9年間取り扱いを中止していましたが、市場では最近良く売れるようになって来たとの事で取り扱いの再開を検討しています。その際は是非一度お試し下さい。