わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (1/1~1/7お届け分)

23歳で勤めていた酒販店の経営者から所有している居酒屋の店長に抜擢され、友人を通じて西日本最大を誇る大阪市中央卸売市場へ食材の目利きの勉強を兼ねて仕入れに毎朝通いました。魚屋から仕入れるより水産仲卸から、仲卸から仕入れるより産地の漁港の買参権を持ち加工もしている仲買会社から買い付ける方が安いし、水揚直後に加工する事で新鮮で塩分も調整が出来ます。水産品に限らず野菜も肉も同じ。生産者で精肉加工も行い最終調理まで担っている食品加工製造会社が理想です。農林水産省も経済産業省もこの「6次化」を推奨していて、地方創生をと考えています。僕も6次化のアドバイザーとして長らく相談指導に従事して来ました。そんな事もあり、わんまいるでは産地の生産・加工食品製造会社に委託製造している商品が多いのです。「餅は餅屋に聞け」と言う諺があるように、魚は魚屋、野菜は八百屋、肉は肉屋だと思っています。昭和63年創業以来全国各地を回り見つけて来た地元で評判の会社に作って貰った主菜副菜の夕食おかずセットです。それでは今週お届けさせていただく献立メニューをご紹介します。

1食目の主菜は、「宮城県産 はまちの塩焼き」です。宮城県石巻漁港水揚のはまち(関東ではイナダと呼びます)を地元の仲買い水産品加工食品製造業のミノリフーズさんにしっとりと焼き上げてもらいました。ハマチと言ってもぶりの手前の大きなサイズで脂が乗って旨味が詰まっています。副菜には、強い抗酸化力があるナスニンを含んだ茄子を石見ポークの挽肉とで絡めた「茄子のそぼろあん」と、箸休めとしてなめらかな食感を楽しめる「なめことこんにゃくの白和え」をセットにしました。なめこには、食物繊維だけでなく、ビタミンDや、血圧の上昇を抑えるカリウムなども豊富に含まれているんです。

2食目の主菜は、「大船渡港水揚げさんまの煮付け(柚子風味)」です。岩手県大船渡港で水揚げされたさんまを地元で長年さんまに特化した加工を行う及川冷蔵さんに頼んで、醤油と清酒と砂糖に柚子を加えて煮付けてもらいました。柚子の香りがほんのりと漂い、口に入れるとほっこりします。
副菜には多種類のミネラル1日分を摂ることができるといわれるくらい栄養満点な食材の高野豆腐をふくよかな甘さに仕上げた「高野豆腐の炊き合わせ」と厚焼き卵に野菜を加えて栄養アップさせた「五目厚焼玉子」をセットにしました。

3食目の主菜は、宮城県のブランド鶏「みやぎ森林どり」を使用した「みやぎ森林どりの筑前煮」です。地元東松島市の石川食品さんで、加工した筑前煮は、鶏の出汁が野菜に染込んで口に入れると旨味が口いっぱいに広がります。僕はいつも汁まで飲み干してしまいます。根菜類が摂れて、栄養バランスのよい筑前煮は、歯ごたえもあり満腹感もあります。副菜には、コクのある味噌仕立てにした「こんにゃく、大根、人参の味噌煮」と鉄分、葉酸が豊富なほうれん草と、ビタミンやミネラルが豊富な卵を使った「ほうれん草と椎茸の卵とじ」をセットにしました。

4食目の主菜は、「チキン南蛮」です。宮崎県都城市が発祥のご当地グルメである「チキン南蛮」を地元でタルタルソース製造が得意のネオフーズ竹森さんに作ってもらいました。ヘルシーで高タンパクな若鶏のムネ肉を独自のタレで漬け込んで揚げたものに、別添の甘味と酸味のバランスが良いタルタルをかけます。冷凍が難しいタルタルソースが分離せずに美味しく仕上がっています。副菜には、しっかりと野菜を摂っていただきたいと思い、じゃがいも、人参、ブロッコリーを使った「温野菜サラダ」と、「青梗菜と玉ねぎのチキンスープ煮」をセットにしました。青梗菜に含まれるβカロテン、ビタミンCは抗酸化作用があり、寒くなってくるこれからの季節に、積極的に摂りたい食材です。

5食目の中華メニューの主菜は、「石見ポークの酢豚」です。脂身が苦手な人でも安心して美味しく召し上がっていただけます。反面、脂身が好きだと言う方には物足りなさがあるかもしれませんがご了承願います。豚特有の臭みがないのが特徴の、石見ポークと大きめにカットした人参・玉ねぎ・ピーマンを甘酢あんで絡めていて、甘酢の酸味が食欲を駆き立ててくれます。副菜には、「茄子と白ねぎの中華煮込み」と、食物繊維、カリウム、ビタミンC、葉酸などを多く含む豆もやしをさっぱりとした中華風お浸しにした「豆もやしの中華胡麻和え」をセットにしました。

来週もお楽しみに。

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