とんかつ 梅八 阪急三番街店で「ヘレかつ定食」ランチ【わんまいる】

2022年5月15日(日)11時50分
脂身が苦手な僕でも美味しいと思う「豚肉のヒレカツ」は、学生時代から通っていた日本最大級の地下街大阪駅前のホワイティ梅田の「とん晴」さんですが、コロナ禍で全店廃業したので阪急三番街まで足を延ばし「とんかつ 梅八」さんへ久しぶりにランチを食べに行きました。


タイミングよく座ると次々と客が来て満席になって並び始めました。細長い棒状にカットした「ヘレかつ定食」を注文。とん晴さん同様キャベツと赤だしとご飯お替り自由。僕は先にキャベツを食べて脂質を胃の中で中和させて吸収を控えるようにしています。僕はこの千切りキャベツが大好きですがチェーン店などでは別のセントラルキッチンやカット野菜会社から機械切りで次亜塩素酸ナトリウムで洗浄したのを平気で使っている店が増えて来ているのですが、僕は次亜塩素酸が苦手で直ぐに下痢になります。。コンビ ニやスーパーで売られているカット野菜はみんな使用されています。だからなるだけ店内でカットされているお店を利用するようにしています。明治時代までは野菜はボイルして食べていましたので、昔は欧風レストランや洋食屋さんのとんかつにもボイルキャベツが添えられていました。ところが日露戦争以降人手不足となりボイルをせず千切りキャベツが添えられるようになったと聞き及びます。豚肉の旨味成分イノシン酸とキャベツの旨味成分グルタミン酸が相性がよく合わせる事で何倍にも旨味が向上するので中華料理の回鍋肉を代表にお好み焼 きや焼きそばなどビフカツにチキンカツなど必ずキャベツが使われています。それにしても梅八さんのとんかつ、は細かなパン粉でサクッと肉はややレアーで柔らかくて美味しいです。


実は肉を油で揚げる前に58度~68度の低温真空調理で下処理する事で殺菌と水分が蒸発しないように旨味を閉じ込めてそれから肉に衣とパン粉を付け て高温でサクッと揚げられています。だから柔らかくて甘く、ヘレ肉特有の旨味が味わえるのです。



料理はひと手間かけるかかけないかで全く違います。この品質と美味しさとボリュームで税込1,250はコスパ高い。

 

新梅田食道街「おおさかぐりる」でヘレかつ定食をランチ【わんまいる】

2022年4月9日(土)12時10分
午前中にわんまいるグルメカタログ1057号の初校正をしていると懐かしい手作りハンバーグやコロッケやオムレツなどが掲載されていて食べたくなったので、昭和25年に開業した大阪駅と阪急電車を繋ぐ高架下に日本一古いおでん屋から大阪名物串カツ屋に老舗の洋食屋など天下の台所大阪にふさわしいレトロな雰囲気のグルメスポット「新梅田食道街」にある雑誌やテレビに取り上げられる老舗洋食屋の「おおさかぐりる」さんへ大好きな野菜をふんだんに煮込んだ甘口デミグラスソースがたっぷりかかった「ヘレかつ定食」を食べに行きました。


コロナ前なら行列が絶えなかった繁盛店も3月までコロナの影響で土日は休業していたせいで客の入りは少ないです。食べに行く僕にとっては空いていて嬉しい。入口で食券を買ってカウンターへ座り暫くするとドカーンと大きなヘレかつが3枚乗って極細千切りキャベツにマカロニサラダが添えられたデミグラスソースがたっぷりかかったヘレかつとライスとお味噌汁が運ばれてきました。

目の前に設置してあるウスターソースをたっぷりかけて”カリッ”と揚ったヘレかつを食べると懐かしい大阪の大衆洋食屋の味を思い出します。

戦後闇市からの流れで旧国鉄から引き下げられた梅田界隈や芝居小屋や映画館などが立ち並ぶ大阪一の歓楽街ミナミ界隈には洋食やグリル・欧風料理と名乗るお店が次々とオープン、食べるものが無かった終戦直後に安くて美味しいものをお腹一杯に食べさせてあげたいとそれぞれのお店が工夫した食の数々。。その一つに焼き餃子の大衆中華料理の眠眠さんや豚まんで有名な551の蓬莱さん、名物混ぜカレーの自由軒さんなどは今も健在です。しかし今回のコロナ禍で閉店されたお店もあり寂しい限りで、懐かしい昭和30年40年代と個人商店黄金時代の味を僕は好きで自らも再現して冷凍食品にして販売しています。いやー久しぶりにおおさかぐりるさんのデミグラスソースたっぷりかかったヘレかつ定食を食べました。美味しかった!