山陰地方の希少な二大ブランドポークを酢豚で食べ比べ【わんまいる】

2022年9月5日(月)12時40分
今日は脂身が少なくて赤身が美味しいA級グルメの町島根県邑南町で養豚されている「石見ポーク」と、山陰の富士山と呼ばれる蒜山高原にそびえる大山の麓で養豚されている「大山豚」どちらも豪雪地帯で良質な伏流水を飲んで育っており、人間同様体の70%が水分なので水の良し悪しで肉質が随分異なります。僕は肉臭が苦手で、どろっした脂身も喉が通りません。ところが石見ポークも大山豚も臭みは無く、石見ポークは加熱するとオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が溶けて殆ど脂身がなくなります。プロの業界では歩留まりが悪い(目方が減る)と使用を控えられる調理会社が多いのも事実。わんまいるでは食べ易さと美味しさを最優先しているので積極的に採用しています。大山豚はしっかりとした肉質で、オレイン酸も多く含まれる脂質で石見ポーク程加熱しても解けませんが甘くて臭みない脂身で美味しいです。いずれにしても養豚されている数量が少なく人気で、欲しい部位だけを頼んでも駄目。モモもロースも肩ロースも腕も上手く使用しないといけません。だから腕などは挽肉にするなどして麻婆豆腐やそぼろに使用。今日は今人気のグリル調理器パロマの「ラ・クック」で野菜と四角にカットして粉を塗してサッと揚げた石見ポークと大山豚のモモとロースを「ラ・クック」専用シートを敷いて上に並べてふたをしてグリルで約5分焼いてから甘酢を絡めて試食をしました。



石見ポーク柔らかくて旨い。大山豚は食べ応えがあり肉に旨味を感じます。甲乙付け難いので贅沢にも二大ポークを混ぜて使う事にしました。何とわんまいるだから出来る「島根県邑南町の石見ポーク」と「鳥取県蒜山高原の大山豚」希少な二大ブランドポークを冷凍ミールキットの酢豚で食べ比べて頂きましょう。


 

グリルの季節到来!パロマ「ラ・クック」向け/日 南どりのローストチキンと野菜のバジルソースを試作【わんまいる】

2022年8月31日(水)12時15分
さぁ、一年で最もグリル料理が好まれる時期に差し掛かりました。わんまいるでは今大人気のパロマのグリル調理器「ラ・クック」に並べてふたをしてグリルで5分~8分程で出来る冷凍ミールキット(食材セット)の試作をどんどん開発しています。今日は低カロリー高蛋白質で人気の鶏肉(宮崎県日南どり)を使ったローストチキンと皮付きじゃが芋と赤・黄パプリカ(大分市産)のバジルソースを作って見ました。


先にスチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにして冷凍する事で肉が柔らかく弾力があり高温でグリルする事で表面がパレットジューシーに仕上がります。正に鶏のモモ肉が一番美味しい状態に仕上がります。秋なので本しめじや舞茸と玉ねぎを加えるように伝えました。野菜はフレッシュを使用して下茹では禁物。300℃でグリルするからパリッと少し焦げるぐらいが旨い。ラ・クックごと食卓において各自お皿に取り分けてシャルドネやリースリングワインで楽しむと休日のディナーに最適。作り置き又は買い置くと便利な冷凍ミール キット。

 

パロマ「ラ・クック」で冷凍ミールキットを実際に調理してみた【わんまいる】

2022年8月22日(月)14時30分 
パロマさんから依頼を受けてグリル専用のふた付きの調理器具(特殊コーティングのグリルパン)「ラ・クック」で調理できる冷凍ミールキットの試作にパロマ大阪支店関西研修センターに出向きテストキッチンで実際にラ・クックを使い作ってみました。

1品目は「島根県邑南町の石見ポークと野菜とトマトソースグリル」。ラ・クックに専用シートを敷いて上から冷凍の石見ポークロース肉を3枚と野菜(キャベツ・玉ねぎ・ピーマン)を並べてふたをして中火(約300℃)12分間。


流水でソースを解凍、グリルを取りだしふたを取ると良い匂いが漂い野菜が瑞々しく焼けて石見ポークがこんがり焦げて正に”グリル料理” だと思います。この仕上がりなら三日月カットのじゃが芋や南京、ズッキーニ、とうもろこしを付け加えるように指示。そのまま塩でも美味しくいただけますが特製トマトソースをかけて食べると甘くて美味しい。センター長もこの豚肉美味しいですね!と言ってくれました。他社の冷凍ミールキットの野菜は切口が傷んでいるモノが多いように思っていますが、フレッシュの野菜を洗浄カットした味・下茹でして直ぐに真空パック冷凍しているから傷んでない。豚肉も鶏肉も同じ要領です。他社のカット野菜工場や精肉加工場でカットした商品を時間をかけてセントラルキッチンに運び下処理して冷凍する間に傷んでしまう。ココが重要なキーワードだと思います。


2品目は、「石見ポークの酢豚黒酢あんかけ」。約20g~25gにカットして片栗粉を塗してサクッと揚げた石見ポークのロース肉冷凍と野菜(玉ねぎ・人参・ピーマン)を専用シートを敷いたラ・クックに並べてふたをして中火で12分。ボールに移して流水解凍した黒酢あんかけを塗すと本格中華の出来上がり。食べると石見ポークがサクッとして肉汁がジュワーと出る。コレは美味しい。加熱するとオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が溶ける石見ポーク衣の中に溜まっている肉汁が口の中で噛むとサクッジュワーと滲みでる。正にこれこそ石見ポークの醍醐味です。高温グリルの威力を感じました。野菜もこんがり焼けて美味しい。


3品目は鶏肉消費量日本一の大分市のご当地グルメ「とり天」の名前を全国に有名にしたとして地元で有名なデリカフーズ大塚さんから「とり天の南蛮漬け」の冷凍ミールキットです。秘伝の粉を塗してしっとり揚がった日南鶏の「とり天」に大分県産パプリカ赤と黄色に南蛮たれがセット。専用シートを敷かずに直置きして5分間グリルすると思った通りとり天がこんがりと焼けて美味しそう。パプリカより斜めにカットしたごぼうやさつま芋を付け添えた方がグリルには向いていると思いました。南蛮たれでなくご当地とり天を食べる要領でポン酢に大根おろし(冷凍)が向いていると思います。


4食目は「日南鶏のチキンステーキトマトソース添え」。スチコンで火を入れたモモ肉の冷凍をクッキングシートを敷かずにラ・クックにべた置きして野菜はパプリカだけでなくアスパラとトウモロコシも彩に欲しい。トマトソースは止めてブラックペッパーを施したガーリックバジルの方がグリルには向いていると思いました。下ごしらえした半調理冷凍をそのままラ・クックで最終調理。こんなに美味しく出来るとは自分でもビックリ。300℃にもなる秘密のコーティンググリルだからこその出来栄えだと思いました。