2023年3月7日(火)12時02分
毎週火曜日はレンジでできる洗い物不要のトレー(容器)に詰めた食品添加物不使用、国産食材100%使用した冷凍弁当「わんまいる健幸ディナー・トレータイプ」を神戸市東灘区のわんまいる冷凍センターから大阪駅前梅田本社オフィスに持ち帰り検食をしています。試食と異なるメニューが有れば全品やり直しになるので一緒に試食に立ち会う商品企画部長、担当バイヤーは真剣そのもの。今日は1198号です。1食目「主菜/北海道礼文島産真ホッケの塩焼き・副菜/ひじきと高野豆腐の煮物・小松菜と人参のお浸しセット」。旭川空港から沿岸線を車で5時間少し走ると日本最北端の漁港稚内の40分程手前の蜃気楼が見える名所から地平線の先に利尻島が見えてきます。その西側に小さく浮かぶ礼文島で獲れた真ホッケの塩焼き。ロシアなど北洋で獲れるシマホッケより小さく、ギトギトした脂ではなく淡白で塩分0.9gと低いけど旨味があって何もつけなくても美味しいです。小松菜のお浸しは、歯が弱いお年寄りには少し硬いように思うので細かく刻むように伝えました。
2食目「主菜/青森県産アカイカと大根と厚揚げの煮物・副菜/ごぼうと人参しめじピーマンの味噌炒め・キャベツと鶏むね肉のサラダセット」。鳥取県境港の福栄さんが日本海で操業して青森県八戸漁港で水揚げしたアカイカを、少し細く松傘切りにしているので柔らかい。噛めば噛むほど旨い。いかの旨味イノシン酸と大根の旨味グルタミン酸が出汁と混ざり厚揚げに染み込んで美味しい。欲を言うともう少し濃口醤油を増やすとまろやかで旨味が増してご飯が進むと伝えました。副菜はカット野菜や冷凍野菜を使わずフレッシュ野菜を洗浄・皮むき・カットして直ぐに調理に使っているのでホント美味しい。
3食目「主菜/石見ポークの生姜焼き・副菜/南瓜そぼろ煮・人参と平天の細切り昆布煮セット」。先週近藤先生から指導いただいたように、豚肉をサッとボイルしてあくを取り除いて直ぐに生姜焼きのタレと合わせて炒める。それから野菜を加えて軽く炒め、混ぜるようにしてタレを少し増やすように伝えました。
4食目「主菜/ロールキャベツトマトソース煮込み・副菜/コーン入りポテトサラダ・玉ねぎとピーマンのソテーセット」。丁度良い食感に仕上がり、国産豚挽肉の旨味と玉ねぎとキャベツの旨味がトマトソースと混ざり抜群に美味しい。欲を言うとトマトソース40gを60gに増やすようにお願いしました。
5食目「主菜/日南どりチリソース・副菜/ニラ玉・キャベツのナムルセット」。濃厚で甘くて少しピリ辛。ストレスが少ない開放舎で育てられた日南どり、その衣がチリソースと絡み絶品。いやーこのままご飯にかけて食べたい。欲を言うと見た目の色をもう少し赤くしたいのでケチャップを増やすようにお願いしました。
中国から日本に来て四川料理を日本人の口にアレンジし、自ら赤坂四川飯店を展開し暖簾分けも行い全国に広げた中華の鉄人陳建一氏の父親である故陳建民氏が、日本人に合うようにエビチリにケチャップを使ったと愛弟子の赤坂四川飯店の元取締役料理長の西尾オーナーシェフから聞きました。本格中華が冷凍弁当で食べられるなんて幸せ。美食弁当に拍手喝采。今日も主菜氏5品副菜10品を検食しました。