堀田の試食歳時記 vol.53

昨日水曜日は、地域名産品や専門店、お惣菜の試食+菓子スイーツが加わるので腹一杯になるので大変です。
まず紹介戴いたのは、奈良コープ産業さんの一口いなり4個と巻き寿司4貫がセットになった助六寿司です。量もちょうど良くて、レンジで解凍してすぐ食べられ、お正月など買い置くと便利と言うことです。
そらそうだ!一口いなり、食べやすくて美味しい!
同じく奈良コープ産業さんのネギマグロ巻き寿司です、大きなマグロの赤身がネギと一緒に巻かれています。レンジで解凍したとは思えません!!色も全く変わっていなく、ビックリしました。1本480円と値段は高いけど、たまにはネギマグロ巻き寿司を食べたいと思われる方には買い置くと便利だと思いました。そして寒くなると温かいうどんやそばを食べる機会が増えます。少しご飯ものが欲しいと言う時にいなり寿司を2個パック180円にしてもらったそうです。これは便利で助かります。
出来たら湯煎でも解凍できるように頼んで欲しいです。

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奈良コープ産業さんとしては珍しく、お好み焼きを4種類提案いただきました。国産の具材にこだわって作られたとのこと。豚玉・いか豚海老のデラックスお好みの真ん中に半熟玉子が入った月見豚玉・プチお好み焼豚ミンチ入りです。

特に美味しかったのは、月見豚玉で真ん中に半熟の玉子が出て来て甘くて本当に美味しかったです。
上手に作っているなぁ?と関心!!

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それと単に小さいサイズのお好み焼か?と何気なく食べたのですが、キャベツが他のお好み焼より多く入っていて、味もなんとなく美味しく感じるので、担当バイヤーに尋ねるとプチサイズだけ豚肉がミンチだそうで、全体にミンチ肉が広がり味があって美味しいです。

担当バイヤーがわざと何も言わなかったようでさすが社長、違いがわかるのですね?!・・・・・・・当たり前や!!(笑)

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バイヤーから北海等寿都(るっす)町、今年創業99年の山下水産さんから、郷土料理の紅鮭と野菜と杉樽に漬け込み熟成させた発酵食品「いずし」の提案です。

見た感じ滋賀県のふな寿司と同じようなイメージですが、ご飯でなく野菜と鮭の身だけを一緒に発酵させているので臭みは全くなくて、鮭の燻製に酒粕をまぶしたような食感で、生姜醤油で食べると美味しいと思いました。

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凄く素朴な風味と食感で辛口の日本酒にも合うのではないでしょうか?めかぶや昆布の切り身を乗せてポンズをかけてもよろしいのでは?・・・・

それにもう一品、真いか丸々一本の姿沖漬け、見た感じ濃い味やろなぁ?と思いきや、食べると他の沖漬けとは違って濃くなく、柔らかくてムチャ美味しい!値段を聞くと390円、思わずもっと高く売れば!と口走るぐらい美味しくてビックリしました!僕は絶対に買います!!!
しかも冷凍なので買い置いて熱燗が飲みたくなった日に流水解凍して、一杯やると最高ですよ!急なお客様にも出してあげたら驚かれると思いました。

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さぁ、わんまいるスイーツ・お菓子の担当バイヤーの登場でバトンタッチ。

まず一品目は兵庫県姫路市で昭和10年創業甘納豆専門店から茨城県産さつまいもを使った芋納豆3品の提案をいただきました。ざらめ砂糖をまぶした定番品と砂糖をまぶしていないヌレ芋納豆、紅芋納豆です。特に砂糖をまぶしていない芋納豆は柔らかくて甘くて美味しかったです。少しトースターで焼いても美味しいと感じました。

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北海道の洋菓子店から、三種類のチョコレート(チョコレート・ホワイトチョコ・ストロベリーチョコ)をコーティングしたラスクです。正直どこでも売っている感じの食感と味で別に普通、個包装で5枚680円はお買い得かなぁ?・・・・・・

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砂糖から生姜まで100%国産の生姜くず湯を見つけて来たとのこと。昨年の冬に食品偽装が発覚して急遽取り扱いを中止したので国産にこだわり探していたとのこと。寒い時期は生姜くず湯は発汗作用があって体を芯から温めてくれて健康的です。

北海道小樽の昭和27年創業のかりん糖専門オタル製菓さんの北海道素材100%のかりん糖の提案です。小麦・胡麻・ピーナツ・砂糖・ハチミツ・黒砂糖・米油全て北海道産だそうです。
凄いこだわりだなぁ!とビックリ!!
それだけあって食べても素朴で温かみのある食感、とても美味しいかったです。

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堀田の試食歳時記 vol.52 (特別編)

【編集者より】
いつもわんまいるのHPをご覧いただきありがとうございます。わんまいるHPをリニューアルしてはや1ヶ月あまりが過ぎました。リニューアルを機に弊社代表 堀田のブログをスタートさせました。
 堀田が全身全霊をかけて取り組んでいる『旬の手作り健幸ディナー』をはじめとした冷凍惣菜やその他わんまいるの取扱商品が商品化されるまでの過程のほんの一部でも皆様にもご理解いただければと思い、ブログを企画しました。
早いもので、先日50本目をUPいたしました。
社員がいうのもなんですが、自社の商品開発にここまで真摯に取り組んで妥協せずに試食を行う社長は、日本中探してもそうはいないと考えています。(それが何より大変だったりするのですが・・笑)
そんな中で、今、堀田が何をしたくて、どういうものが欲しくて、時には辛らつな感想を述べているのか?を皆様にもご理解いただきたくて、試食歳時記特別編を企画しました。 
事前に
①どういう人に向けて書いているのか
②どういう商品コンセプトなのか?
③どういう狙いで
④使用用途
⑤どんな思いで試食しているのか?
⑥堀田のポリシーについて

というお題をお渡しして、原稿をいただきました。

以下が堀田の言葉となりますので、いつものようにご一読いただければ幸いです。ありがとうございます。(山)

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わんまいるに興味を持ってサイトを訪れていただけた方を対象に、一般家庭へこだわりのお酒・お米・食品宅配一筋に35年間培って来た経験知識にて自分で食べて納得しない商品は取り扱わないコンセプトで全て試食しています。基本国産原料使用、100%国内製造、全国各地域の名産品や有名専門店の商品及び地域特産品や旬の食材を使った手作り惣菜を作ってもらっています。
国の自給率向上と雇用の向上、地方の地域活性化をミッションとして、解凍はレンジや湯煎或いは焼くだけなど簡単便利に食べられ、スーパーやコンビニでは取り扱いのない商品を探しています。
料理は見た目が大切、美味しそうに見える料理はやはり美味しい!しかし食べてみないと絶対に分からないのも事実、だから出来る限り試食します。
容量は極力食べきりサイズと考えています。
値段と味、容量を見極めて少々高くても美味しさを優先させています。
使用原材料、製造場所を確認、常に販売データや売り場を確認してトレンドを意識して“辛い”“甘い”“硬い”“柔らかい”“細い”“太い”など自分の舌と目で確かめています。
そしてこのように改良したらもっと売れるのに・・・と思いながら、改良できる商品は手直し、作り直しを指示しています。

僕のポリシーは、今までもずっと本音で語る、お伝えする事をモットーにして来ました。また感じたこと、思った事を全てコメントするようにしています。
多くのメーカーさん、生産者さん、料理人から聞くのが、昔は色々と小売の立場から要望を言ってくれる方が多かったが、最近はめっきり減り、価格優先の商談、販売データで割り切ったやり取りが中心の商談となって来ました。堀田社長のように消費者に一番近い立場からトレンドを見極めた指導やアドバイスは助かると良く言われます。だからお付き合いをしてくれているとも聞きます。

これからもこれを信念に、おせっかいを焼いて行きたいと思っています。

                                                                  堀田

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堀田の試食歳時記 vol.51

昨日は、尼崎で創業85年阪神百貨店デパ地下にもお店を構える麺一筋の丸古製麺さんから国産の蕎麦粉・小麦粉100%のごぼうかき揚げ天ぷらそばと、小エビのかき揚げ天ぷらそばの提案をいただきました。
前回の蕎麦より少し太くして、柔らかくしてくれた為、随分食べやすくなったように感じました。
天然だしと天ぷらが凄く相性がよくて本当に旨い、それにしてもこの天ぷらカリッと揚がっていて美味しいなぁ?・・・・・と尋ねると、天ぷらでは超有名な広島の某食品さんに委託して作ってもらっている聞きました。
さすが広島の某食品さん、たいしたもんですわ!!

それとラーメンの麺も国産小麦100%にしてもらいましたが、麺が太くなった分、スープの乗り(麺にスープが絡む)が悪く、全く別物のように感じました。ほんの少し麺の太さを変えただけなのにここまで食味・食感が変わるなんて・・・・・

特にラーメンはスープが重要なので麺の太さや硬さでスープの乗り具合が異なるのでスープも一緒に工夫しなければなりません。ラーメンは人気の従来からの麺とスープのものでお願いしました。

北海道寿都(すっつ)町の山下水産さんから、真いかを使った、珍味を提案を戴きました。まず、いか山葵(わさび)、すごく辛いけど、きゅうりや大根を細くカットして味噌のようにつけて食べると酒の肴にはパッチリではないかと思いました。蛸(たこ)のように硬くないのでとても食べやすく美味しかったです。
超お奨め!!

イカみぞれは、甘く辛く焚いた珍味で、これもお酒の肴にはお奨めです。辛くないのでご飯の友としても良く美味しいのではないでしょうか?
新鮮なイカに特性タレと胡麻をかけた逸品です。とても柔らかくて食べ易く生姜醤油かわさび醤油で召し上がっていただければと思いました。ともかく、柔らかくて食べやすいのでお奨めです。

健康食品大手のムソーさんから北海道特別栽培米あやひめの玄米を圧力釜レンジで温めて食べるタイプの無菌パック玄米ご飯の提案を戴きました。

管理栄養士の湯川先生などから玄米は体に良いので是非取扱いを強化するように言われて来たのですが、僕自身玄米は苦手で、何回か取扱い掲載も試してみたのですが、さほど売れなくて、ここ5年ほど取扱いをしていなかったのですが、最近無菌パックご飯の味が随分改善してきたので、試食をしてみました。

玄米特有の糠臭さはなく、柔らかくてモチモチしてとても美味しかったです。朝ごはんに酸味のあるたくあんや佃煮などと味噌汁で十分だと思いました。是非ビタミンやミネラル不足の解消に玄米を1日一膳は食べましょう。

それとレンジで容器ごと温めてそのまま食べられるお粥さんを4品戴きました。
秋田小町の白粥は、レンジ臭くなく、普通に食べられました。秋田小町の湯葉粥、秋田小町に十六穀粥、秋田小町の茶粥、僕はお粥が大嫌いなのですが、違和感なく食べることが出来ました。決して美味しくないことは無いです。特に冬の朝は寒さのせいで胃腸の働きが弱っているのでお年寄の方にはお奨めです。お値段も250g入りで140円お値打ちです。
梅干と味醂干などと一緒にお召し上がり下さい。

堀田の試食歳時記 vol.50

昨日は、二週間に一度、近藤先生、湯川先生、健幸ディナー製造を請け負ってくれている老舗惣菜専門店 服部恒三代目調理長がわんまいるテストキッチンにお集まりいただき、メニュー検討・試食と調理指導をいただく日です。
おかげさまで、大半のメニューは試食も繰り返し完成に近づいて来ています。

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本日は、牛すき焼の最終試食とメインは弊社で長年取り扱って大好評いただいておりますネッカリッチ製法でコレステロールが少なく箸で摘んで持ち上げられ、アトピーの方にも食べていただける玉子として人気の島根県大田市旭養鶏場の2才の鶏肉を使った唐揚げを試食しました。一般に出回っているのは通常3ヶ月までの若鶏を食べています。
これには理由があって

 1.親鶏になると餌代が高くつく
 2.交尾をするようになるとケンカし傷ついて
  死ぬ率が増える
 3.親鶏になると身が固くなる。

しかし宮崎地鶏を代表するように九州では、親鶏を食べる習慣があり、身の弾力やコリコリ感が美味しいとされ炭火で焼く、宮崎地鶏専門店も人気で、親鶏の身の弾力や味を楽しむ方も多いです。

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また鶏天で有名なった鶏肉消費量全国1位の大分県では親鶏の身は硬いので薄くカットした天ぷらが郷土料理とされています。

このように昔は玉子を産んだ鶏も工夫して食べていましたが、海外から安くて柔らかい身の若鶏が輸入されはじめ国産鶏肉の消費量が激減、自給率はわずか27%です。そして国内の養鶏場は玉子しか売れず、厳しい経営状態が続いてます。

そこで、少しでも自給率向上ともったいないので消費できればと思い、遺伝子組み換えしていない飼料に竹炭液と前浜の海草を干して粉にしたものを合わせて食べさせ、大自然の中で育てられたネッカリッチ製法の鶏肉を食べていただこうと考えた訳です。
実際に試食すると思っていたより硬く近藤先生もビックリ!!
ホンマ地鶏並に硬く弾力があるなぁ!
方法としては
 1.スチームコンべクションで真空調理する
 2.麹漬けに身を柔らかくする
 3.身を削ぎ切りにして叩き、天ぷらや
  ミルフィーユカツにする
 4.圧力鍋で身を柔らかくしてから調理する。

とりあえず、惣菜専門店服部恒さん大阪中央卸売り市場 三恒さんで麹漬け、阪神フードさん三社に協力いただき挑戦することにしました。
さてどのような展開になるか?
乞うご期待ください。

堀田の試食歳時記 vol.49

昨日の試食は、9月15日から売り出し受注を受け、29日(月)よりお届けを始める、旬の手作り健幸ディナーに使う食材を大阪中央卸売市場仲買卸 三代目三恒社長にお願いして、日々全国から入荷してくる旬の魚で大量に獲れてセリ落ちした魚を三恒さん得意のカットして、委託先の服部恒惣菜専門店セントラルキッチンへ納品してくれないかと頼んでいたところ、その食材を使って料理してみたとのことでしたので試食しました。
サワラ(鰆)は、意外と瀬戸内産のものがサゴシも混じりますが安定して入荷してくるのでとのこと。今日はオーソドックスに塩焼きに、身も柔らかくて美味しいです。もう少し時間を長く焼くともっと香ばしくなると思います。

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 鯖も安定している魚種なので、問題なく供給できるとのこと。今回のはノルウェー産で脂がしっかり乗っています。
僕はこの脂が苦手で、国産の近海物が美味しいです。

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イワシ(鰯)も年間安定して供給が可能とのこと。今日はフライで提供いただきました。僕は鰯のフライは魚臭いので苦手なのですが、臭みが殆どなく、脂臭くなく、美味しかったです。

僕が鰯のフライを美味しいと感じるのは、よほど新鮮なものだけです。鰯は体に凄く良いので、この材料が安定して入荷するなら、毎月何種類かの鰯料理を作って欲しいです。
ブリの唐揚と小さい切り身の唐揚にしたものを提案いただきました。値段のこともあるので、このコマ切れみたいな材料しか使えないのは理解できるので、後は調理方法でいかに美味しくさせるか、味醂漬け・味噌漬け・麹漬け・照り焼きにしたらこのサイズでも十分美味しい、また大根の煮付けて美味しいと思いました。

フグの唐揚も提案いただきました。ビックリするぐらい美味しいです!!
漬け魚の技術では関西でもトップクラスの三恒さんなのでフグの麹漬けなんかは最高ではないですか?
このクラスなら焼いても脂が乗っていて美味しいと思いまっせ!

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最後に姫鯵(ひめあじ)、和歌山ではメッキと呼ばれマナガツオに姿は似ていて味も良く似ています。この時期になると紀ノ川~有田川一帯の河口でよく釣れます。

今日は塩焼きでの提供ですが、少し薄めの味醂・醤油・鰹・昆布だしで梅干を入れて焚くのが和歌山あたりの煮付けです。
僕の知り合いの和歌山の食材にこだわった日本料理『銀平』の看板料理として出てきます。身をほぐして、熱々ご飯にダシごとかけて食べると最高に美味しいですよ!・・・。

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その他、コーンスープ、白ネギと豆腐の味噌汁、茄子の揚げ煮は少々薄味だが文句なし!

ほうれん草のおひたしとコーンバター炒めが少し硬い、湯がき加減が足らないと思いました。

旬の手作り健幸ディナーに採用される魚や野菜は毎日全国から大阪中央卸市場に届く食材になって欲しい、そして提携した産地の商品が使えるようになりたいと『夢』見ています。
その為には販売量を増やさなければなりません。

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皆さん少しでも多くご購入下さい。
お客様の紹介大歓迎です!

日本人が日本の食を食べることは当たり前であるということを普及して行きましょう!
よろしくお願いします。