ご当地グルメ&食材探しの旅_静岡焼うなぎ【静岡県】

蒲焼ではありません!これが静岡焼きです!

今回は15年前から取扱いさせていただいている
鰻の加工業者の株式会社MIYABI様にお伺いしました。

株式会社MIYABI様は静岡県静岡市駿河区にあります。
大阪からは、新幹線「のぞみ」で名古屋まで行き、そこから「こだま」に乗り換えて「静岡」まで
新大阪から2時間ちょっと。
静岡駅では上田社長に迎えに来ていただきました。

車で10分ほどで到着。
まずはあらためてMIYABIの沿革についてお伺いしました。
上田社長は親父さんが働いていた鰻蒲焼製造会社に就職し、
その後独立され、この道25年。
鰻一筋でやってこられました。

8年前に地元静岡のお茶屋さんから生の茶葉ペーストを持ち込まれ、何かに使えないか?と相談があり、早速通常のうなぎのタレにペーストを混ぜてうなぎにつけてみると、お茶の味は全くせず、ペーストのつぶつぶが鰻について見た目が汚くなってしまい、そこで白しょうゆなどで試したところ、今度は蒲焼きみたいにならず、やはり蒲焼のようなおいしそうな見た目が重要と思い、せっかく静岡のお茶を使うなら地元焼津のかつおも使おうとなり、試行錯誤の末、1年後にタレが完成。一般的な蒲焼のタレはみりん・醤油・砂糖がベースに対してかつおだしと昆布だしがベースとなって醤油であわせたあっさりタレなんです。

このタレで仕上げたうなぎを「静岡焼」として販売ははじめたそうです。

工場見学もさせていただきました。
しかし残念ながらこの時期は鰻の入荷が殆どなく、
閑散期で工場もほとんど動いていないので上田社長からいただいた画像とあわせて説明しますね。

6月から入荷がはじまり、8月にピークを迎えるそうです。
多い日には1日1万5千匹の活け鰻が入荷し、捌いて焼き上げるそうです。

1匹づつ丁寧に捌かれた鰻は焼き工程へ。
長い焼き台は圧巻です。

まず表面と裏面を焼き上げます。
その後、蒸し工程のトンネルに運ばれます。

蒸しトンネルをくぐるとそこからタレを漬けての焼き上げ工程へ

ここで先ほどご説明した静岡焼のタレがつけられていきます。

このドラムの下をくぐるとタレ付けがされ、焼き上げていきます。

MIYABI様の特徴のもうひとつが焼き上げの工程で溶岩を使っているんです!

炭火と同じ遠赤外線が発生して炭火より熱が一定しているため、
まんべんなく焼くことが出来、焦げること事が無いのが特徴。
表面がこんがり焼きあがります。

なんとこのタレつけ・焼き上げ工程を4回も繰り返します。

焼き上げが終わるとそのまま冷凍へ。

ジェットコースターの坂のように鰻がこのレーンを上っていきす。

冷凍された鰻はサイズにあわせて仕分けされていきます。

その後、真空パックされ、金属探知機でチェックを行い商品として完成します!

現在わんまいるで取り扱っているのは1本ものの静岡焼きだけなので、
うなぎ三昧のセットの提案をいただきました。

カットしたうなぎにタレやお茶漬けにできる具材もセットにすることでお客様がご自宅で
簡単にうなぎ三昧を楽しんでいただけると思います。

急いで企画しなければ。。。お楽しみに!

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