2021年11月5日(金)12時02分 フランスミシュランガイド星獲得フレンチレストラン「ギーサヴォア パリ本店」ヨンヌ湖畔ジョニー町にあるミシュランガイド星獲得レストラン「コート・ ド・サンジャック」、スイス初のミシュランガイド3つ星獲得レストラン「ジラル・デ・ローザンヌ」で修行を積み帰国後、大阪心斎橋で日本初の本格フレンチレストラン「ビストロ・ダ アンジュ」の料理長として腕を振るい、店舗展開に貢献された藤井シェフを顧問に招き、弊社テストキッチンで試作、試食させて戴きました。
わんまいるでは、納得したメニューのレシピを提供して貰い全国各地の提携するフランス料理を得意とするホテルやレストランに収めている食品製造会社に委託製造、神戸市東灘区のわんまいる専用冷凍センターで在庫してご注文に合わせお届けしています。 ご自宅の冷凍庫で長期保存でき、週末や休日のディナーにお奨め。料理に合わせレンジや湯せん、流水解凍でお召し上がり戴けます。一品目は、愛媛県産の「天然真鯛のリエット香草風味」の試作を作って貰いました。鯛のフィレの皮を外し、にんにく・玉ねぎをみじん切りに、鍋にバターを少々入れてみじん切りにした玉ねぎ・にんにくを焦がさないように炒める事がポイント。野菜を炒めた鍋に鯛を入れ火を通し、白ワインを加えて蒸らす。あらかじめ柔らかくしたバターにみじん切りにしたハーブとでフードプロセッサーに入れて撹拌し、塩とコショウーにレモン汁で味を整えて完成。ガーリックトーストやバケットに添えてリースリングやシャルドネなどのワインがお奨め。カナッペ風にシーチキンやチーズを添えると更に楽しめると思いました。
二品目は、「鰆と野菜のバーニャカウダーソース」を試作して貰いました。鰆の切身とブロッコリー、人参、芽キャベツ、カリフラワーをフライパンで白ワインを加えてこんがり焼いて、柔らかく 茹でたにんにくを牛乳とアンチョビピューレを加えてピューレ状に撹拌して塩とコショウで味を整えたバーニャカウダ―ソースを塗って食べる。このソースが凄く美味しくバケットに塗ってもいいし、大根や人参のボイルを塗っても合う。辛口のシャブリや少し重ためのメルローやカベルネがお奨め。
三品目は、「イサキのアクアパッツァ」を試作。鍋にオリーブオイルを入れて、イサキの表面を焼き一度取り出してアンチョビとオリーブの身とジャガイモにワインを加え蒸らし、次に乾燥トマトとミネラルウォーターを入れ火にかけてイサギをその鍋に戻し、椎茸と舞茸を加えてサッと煮る。イサキに火が通れば塩コショウで味を整えパセリのみじん切りを仕上げに入れて完成。オリーブオイルで香ばしく焼いたイサキを急速冷却して袋に入れてアンチョビを加えた5種類の野菜とキノコを加え出来るだけ早く急速冷凍する事が湯せん調理して美味しく食べるコツのように思いました。それかオリーブオイルで焼いたイサキとスープは別にして解凍してから鍋で強火で1分~2分ほど煮るかの二択、どちらが美味しく出来るか試してみます。
四品目は、冬場でもスズキが獲れる島根県宍道湖産のスズキを使用した「スズキのポアレ トマトバジルソース」を試作して戴きました。塩コショウで下味を付けたスズキの切身をに小麦粉を塗してオリーブオイルを敷いたフライパンでこんがりと焼き上げ、白ワインを入れて煮詰め、トマトの角切りを加え1分ほど煮て味を整え、バジルを加えてソー スを作る。玉ねぎに赤と黄のパプリカ、ズッキーニを5cm角に切り、にんにくはみじん切りしてオリーブオイルでにんにくから炒め、野菜を加えて水分がでるまで8分から10分炒め、トマトの種の水分を入れて更に5分程煮て味を整えラタトゥイユを作り、先程のバジルソースと合せスズキのポアレを乗せれば完成。スズキのポアレとラタトゥイユとバジルソースを別々に真空パックして湯せん調理して器に盛り付ける方が良いと思いました。スズキを湯煎調理後トースター で3分ほど炙るとより一層美味しくなると思います。
五品目は、兵庫県淡路島で水揚された鰻程のサイズの活け穴子を白焼きにして使用した「穴子とごぼう アスパラガスのソテー スパイシーソース添え」を試作して貰いました。穴子は下味をしてバターでソテーにして灰汁を取ったごぼうとアスパラを5セcmにカットしてポイルする。ソースは鍋にバターを入れ、玉ねぎのみじん切りを加えてしんなりするまで炒め、その中に八角、カルダモン、砕いた黒コショウに赤ワインを入れて半分になるまで煮詰める。それにフォンドボーを加え中火で煮詰め、砂糖と少しバターでコクを出して塩コショウで味を整える。穴子のソテーの上にソースを加え、その上にボイルしたアスパラとごぼうを添えて盛付け完成。バターでソテーした活け穴子の白焼きは初めて食べるが、コクがあり香ばしくて弾力があってこのままでも十分美味しいですが、何といってもフレンチはシェフオリジナルのソー スが決め手。ソースをたっぶの付けると言うより乗せてごぼうとアスバラもナイフで切って一緒にほうばると美味さが口の中で炸裂。実に旨い!リースリングかシャルドネで合わし、バケットを間に挟むと申し分ないディナーになると思いました。この料理も穴子のソテーとソースは別に個包装して湯せん解凍して穴子はトースターで3分ほど炙るとより一層美味しく召し上がって戴けると思いました。
藤井シェフどうもお疲れ様でした。五品とも凄く美味しかったです。さすが本場フランスのミシュランガイド星獲得レストランで修行をされ、長年に渡りビストロ・ダ・アンジュの料理長として店舗展開されて来られただけありすべの料理、オリジナルソース大変美味しかったです。これらを再現できるのはリゾートホテルやブライダルにシティーホテルを国内外に展開され個包装真空調理冷凍技術のあるセントラルキッチンをお持ちの某ホテル様しか思いつきません。是非再現して貰い皆様の食卓に上る日を楽しみにしています。