堀田の試食歳時記 vol.97

昨日の試食は、見るからに美味しそうな、佐賀県産の天然さわらの西京味噌焼き、大阪みそ焼き、照り焼きを、大阪中央卸売市場仲買卸の㈱三恒三代目三上社長から提案頂きました。三恒さんは漬魚卸としても有名で、大阪阪急百貨店にも直営店を出店されています。箸を入れるた途端に伝わる身の焼き加減、口に入れると広がる風味、触覚、舌味、舌感、上品な西京味噌焼き、少し味が濃く感じる大阪味噌焼き、照り焼きも美味しい!春の訪れを感じさせる鰆が、もう九州では獲れ始めたということは、春がもう直ぐそこへやって来ていると言う事ですね!寒さも2ケ月も経てばおさまると言う事です。今のうちに冬の旬を楽しんでおこう!

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16日には鳥取県境港に行って来ました。神戸空港から40分で米子空港へ、車で10分も走れば、紅ずわいがに水揚げ日本一の境港漁港があります。境港で獲れた魚介類を使った惣菜を3年前から取り扱っており、大変好評頂いております。今日は、秋に取れた鯵と鯖の甘酢餡かけを試食しました。地元の工場で大量調理された商品と思うような食味で、そんなに美味しく感じられませんでした。最近は製造委託先の腕が上がって来たのか?弊社オリジナル惣菜の方が美味しいものが多くなったように思います。ありがたいことです。。。

続きまして、大阪浪速区矢田健商店さんから、春の桜祭りに合わせた、鯛めしの企画で売り出す予定の愛媛県産鯛飯の2回目の試食です。
前回はご飯に焼いた鯛の切り身が乗っていたのですが、今回は炊き込みご飯のように具を少し混ぜて出汁を少し使うようにして、鯛の切り身を2枚に
増やしたそうです。鯛も真鯛は身がばらけるので、使わず、時期的にも旬の脂が乗って美味しい高級魚「姫鯛」を使用、サッと塩焼きにした切り身を2枚、薄味の炊き込みご飯に乗せてあります。お好みで身をほぐして、お茶漬けで召し上がって頂いても大変美味しいかと思います。

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次は、北海道登別から、かばぼこ専門店「練屋銀八」さんから、かにシュウマイ・海老シューマイ・いかシューマイが届きました。各6個入りで1,200円はそんなに高いとは思いませんが、中身はシュウマイというよりは、シュウマイ風蒲鉾という食感食味です。僕はもっと中身にも具材を使わないと、魚のすり身だけだとはんぺんを食べているような食感食味で、シュウマイとは思いませんでした。

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北陸新幹線開通で話題となっています石川県金沢市は、小京都と呼ばれ、多くの観光客で賑わい徹います。金沢には、有名な和菓子店も多く、今回は毎回掲載する度に評判の良い、味路庵さんの北海道小豆使用、銅板一面毎手焼きの「金つば」です。甘過ぎない味で食べやすい食感にはビックリ!・・・・・・そしてわざとひび割れさせている、名物「ほっこり芋あん」は、焼く前の生地の練り具合で焼いた後の皮面が割れたようになって中が見えます。この割れを出すのが伝統の技とのこと。饅頭ではなく、焼き菓子にこだわる職人の魂が宿った逸品を、お好みのお茶とあわせてどうぞお楽しみ下さい。

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・・・・・日本には四季があり、寒い時には暖かい自宅で、ゆっくりと美味しい和菓子と緑茶をゆっくり楽しむ。情緒があっていいね・・・・・・

本日のピカイチは、鯛めし茶漬けで召し上がれ!・・・・瀬戸内漁師 姫鯛の茶漬飯に決定!・・・・・