国産お魚料理の定期便「ボンキッシュ」フレンチメニューシェフ試作会

2024年4月23日(火)11時10分 
今日は月に一度シェフに来社頂いての試作会です。フランスミシュラン星獲得レストランで修行を積んで、帰国後日本で初めてビストロを掲げた本格フレンチレストラン「ビストロ・ダ・アンジュ」総料理長として多店舗展開に貢献された藤井シェフ考案の料理を試作頂きました。

一品目は、瀬戸内海で獲れた香川県産「太刀魚のフリット 秋野菜のスパイシーオイル漬け」です。

太刀魚を3枚におろし、骨を取り除き、縦5センチにカット。塩コショウで下味を付けて、小麦粉・クミンパウダーを炭酸水で練り、衣を付けて揚げたフリットに、さつまいも・ごぼう・エリンギ・長芋にクミン・コリアンダー・カイエンヌペッパー・レモン汁をオリーブ油でソテー。野菜の食感とクミンのスパイシーさがインパクト有り、淡白な太刀魚のフリットを引き立たせています。これはいくらでも食べられます。よく冷えたリースリングがオススメ!

先週出張に行った宮城県石巻の水産品加工会社ヤマナカさんで試食させて頂いた「オイスターパテ」をいかりスーパー自家製バゲットに塗って食べると最高に旨い。さすが農林水産省大臣賞受賞しただけの事はあると思いました。

二品目は、「讃岐さーもんのロール巻き ポルトワインソース」



ポルトワイン(又はポートワイン)はポルトガル北部にあるアルト・ドウロ地区で造られる黒葡萄と白葡萄のブランドワインで出荷される港の名前ポルト英語でポートと呼ばれ日本では赤玉ポートワインが馴染み有ると思いますが、実際にはブランデーを加えアルコール度数を15度~22度に高めたワインです。

煮詰める事で香ばしい味わいとなり、バター・玉ねぎみじん切り・フォンドボー・生クリーム・プールマニエでとろみを付けたソースを、椎茸・しめじ・エリンギ・玉ねぎのみじん切りのデュクセルを讃岐さーもんでロール巻きのソテーにし、ポルトワインソースをかける。癖の無い讃岐さーもんが香ばしくコーヒーを思い浮かべるソースと調和して絶品です。人生初めての味覚に感動です。

三品目は、「イワシラグー ペルノー酒風味のフェットチーネ」。フランスを代表するリキュールで、アルコール度40度アニスの他15種類のハーブを配合されたカクテルにも広く愛飲されているペルノー酒を使用しています。

 

新鮮な三枚おろしたイワシの皮と骨取り除き、オーブンで焼いて、オリーブ油ににんにくを加え火を通し、玉ねぎ・人参・セロリ・トマトホール・白ワインとペルノー酒を加え、塩コショウで味を整えたソースを茹でたパスタにオリーブ油を混ぜて乗せると完成。ソースに生乳とバターを増やすとパスタに絡み食べ易くなる。



今月も人生で初めて食べたフレンチ料理三品でした。届くのが待ち遠おしい。

コロナ禍の影響で4年ぶりに宮城へ海の幸を求めて【宮城県】塩竃~石巻編

わんまいるとボンキッシュの食材を探しに、ボンキッシュの事業を共同で取り組んでいる東京電力ホールディングスの春山部長と一緒に宮城にやってきました!宮城出張は、コロナの関係で4年ぶり。

黄砂の影響で空がかすんでいます。。太平洋側でもこんなに影響でるんですね。。
先ずは、仙台空港から車で約40分北上した塩竃市にある間宮商店さんに伺いました。本社の前は、塩釜の魚市場があり、本社では直営店も展開されています。



間宮商店さんは、1966年に干物店を開業され、サバやホッケなど厳選した魚を仕入れて干物加工されています。



2代目間宮社長と、担当の大沼様にご対応頂きました。



さっそく、豊漁の北海道産にしんと、千葉県産の本カマスの干物をご提供頂きました。



苦味・臭みもなくめちゃおいしい。



商談後に、工場を見学させて頂きました。綺麗に管理されています。



ホッケをメインで加工されているそうで、北海道から良い時期に仕入れストックしています。



間宮商店さんの売りの一つが、解凍方法にあるということで「ミスト解凍」を導入しています。一般的には、冷凍された原料を水に漬けて解凍するのが一般的ですが、外側が解凍できるが芯がまだ凍っているところもあるので、ミスト解凍でやわらかく解凍させるのだそうです。

フィレ加工等の一次加工を柔軟に取り組まれていています。



こちらは、魚を開く機械。内臓をとって真ん中を切って出てきます。



ここからは、ひとつひとつ手作業でさばいていきます。全て機械対応だと工程で水を多く使い、それにより旨味が減っていってしまうそうです。



綺麗にさばいた魚をトレーに乗せ、冷風乾燥させます。




乾燥させて冷凍した商品を金属探知機でチェックし、グラムチェッカーでサイズ分けしていきます。

直営店では、たくさんの商品が販売されていて、中でも最近人気なのが「うみおむすび」として販売する天むすのようなおむすび。テレビにも取り上げられたそうです。


わんまいるやボンキッシュの原料として、ほっけ にしんの原料と干物に、アンコウの唐揚げ等もご提案いただくことになりました。間宮社長、大沼様ありがとうございました。

お次は、車で約1時間。石巻市で魚の一次加工をされている布施商店様へ訪問しました。現地では、布施商店の布施社長と、布施社長と同じ高校の先輩で、こちらも一次加工を専門でされている林正商店の林社長にご対応いただきました。



面談後、布施商店様の加工場を見学させて頂きました。



衛生管理もきっちりされています。



見学時は、すずきの加工をしていました。こんなに大量の加工をしているのを始めてです。布施商店さんではフィレ加工までされています。

こちらは、殺菌の為の、酸性電解水をつくる機械。

3Dフリーザをお持ちで、現在健幸ディナーやボンキッシュメニューで「さくら真鱈」を原料として使用していますが、これは布施商店さんのブランド商品で、規定サイズ以上の鮮度抜群の三陸産の真鱈を使い、その中でも身の色がほんのりさくら色で透明感あるものを使用し、手作業で加工して、3Dフリーザーで凍結させてもので、加熱するとフワッとほどける食感が特徴です。



熱圧着包装機やスチコンも設置していました。

商談では、今探している石巻市産の宗八カレイやホンダガレイに、太刀魚、アジ、アンコウ等の提案をいただくようお話しました。

3社目は、石巻市で、ホタテや牡蠣を使った一次加工から惣菜加工までされている株式会社ヤマナカさんにお伺いしました。

ヤマナカさんの商品は、わんまいるでは、ホタテチャウダーや、ボンキッシュではホタテグラタンのご提供をいただいています。今回2回目の訪問です。



千葉社長と担当の佐久間さんにご対応いただきました。佐久間さんには、空港から車でアテンドいただきました。ありがとうございます。



千葉社長は、コンサルティング会社の船井総研に在職した時期があったので、弊社代表のことも当時から知っていたとのことで話が弾みました。商談では、現在一押し商品という、オイスターパテをご用意いただきました。



バゲットに塗ってトーストしていますがこれが絶品。



さらに、三陸の牡蠣を使った牡蠣グラタンを用意していただきました。こちらも牡蠣がしっかりと入っていて風味豊かで美味しかったです。



工場も見学させて頂きました。



このプロトン冷凍機でホタテや牡蠣を冷凍しています。



調理する為のスチームコンベクション(通称 スチコン)



こちらは、グラタンのベシャメルソースを作っている場所です。時間も遅かったので
本日の製造は終了していました。。



貝柱の選別機



弊社が以前本社のあった大阪市西淀川区に会社のあるタカハシガリレイさんのトンネルフリーザー(連続急速冷却・冷凍装置)がどーんと設置されています。



これはX線検査機で、製品に混入した異物を検出する装置で、帆立貝柱やハム等、のぺっとしたものだとこのX線が威力を発揮します。

X線を通って、グラムチェッカーで大きさごとに選別されていきます。

殻付のホタテも大量に入荷していました。

御忙しい中、工場見学させていただきありがとうございました!

宮城県石巻漁港のお取組み先との懇親会!地元の食材さすがに旨い!

2024年4月18日(木)18時02分 
創業以来36年間全国各地を訪問していますが、一番の楽しみは地元の生産者様や事業者の方達と地元で人気のお店でご当地グルメを食べながらの懇親会です。



今夜は、ホタテグラタンなどでお世話になっている宮城県からも海外輸出を受託されている株式会社ヤマナカ 千葉社長紹介の駅前から少し外れた場所にポツンと佇む「小料理 ふなや」さん。さてどんな料理か楽しみ

前菜は、イカソーメンの出汁で味わうヤリイカとズワイカニ。コレまで食べたイカソーメンの中で一番細く切っている。口の中で噛むとイカがとろけて噛めば噛むほど旨味が出る。客も次から次に入ってくる

若竹煮は、透き通った出汁で見るからに一から湯がいてる。コリッとした食感で硬く無く柔らかく無く食材選びも大したモノだ。三陸産の滑らかなワカメも旨い!最高傑作!

お店で豆腐を揚げた揚げ出汁豆腐の南蛮漬け風。食材、調理、出汁と三拍子揃った料理屋はめったに無い。

そして看板メニュー、海の幸がふんだんに盛り付けられた高知県で言う「皿鉢料理」(さわち料理)が提供。


珍しく練りわさびとおろし生姜が添えられている。

人生初の帆立貝の卵巣

三陸沖でしか獲れないカレイ

石巻で獲れた赤貝の刺身。デカイ!

ホッキ貝の刺身



人生初のビンチョウマグロの大トロ。真っ白です。

オォー鯨の赤身と白身のサンドも人生初の体験で贅沢な食べ方です。

本まぐろのトロ。他の魚が美味くてそんなに感動しないから不思議です。

世界三大漁場に数えられる三陸沖で獲れた本鰆(さわら)の刺身。太平洋で獲れた鰆の刺身も人生初体験。脂の乗りが全く違う。びっくり仰天!

ヒラメとは違うカレイの刺身。まったり旨い。



三陸沖で獲れた鰆の刺身。脂の乗りが全く違い身もしっかりして食べ応えある。世界三大漁場に数えられるだけの事はあるとつくづく感心。

コレまで回転寿司のまぐろ三昧に付いて来るので食べた事があるビンチョウまぐろと代物が違う。初めて見た飽和脂肪酸で真っ白な身のビンチョウまぐろの大トロ。コレは反則うますぎる。

帆立貝の卵巣との事で、石巻漁港青年会会長の林社長の説明が無いと全くわからない代物ばかりの海の幸大会。

他の幸が凄すぎて今日は脇役の本まぐろのトロ。贅沢三昧に感謝感激・

こんなに新鮮なホタテ貝柱も人生初



ノンアルコールビールだけでは我慢出来ずに酒処宮城県の地酒で世界一に選ばれた新澤醸造店の純米吟醸酒。

宮城県特産メヒカリの塩焼き。正直苦手でもこんがり焼けて美味しそうなので恐る恐る食べて見ると全く生臭くんなく苦く無くてあゆを思い出す味わい。コレは純米吟醸酒にピッタシです。一度スチコンでは無く遠赤外線のガス台で手焼きしてもらおうと思いました。

まだまだ出てくる。天ぷらを抹茶塩で頂く。正直ランチの天丼も普通で天ぷらは大した事が無いのは何故か。

そして思いもよらない仙台牛の焼肉キャベツ添えが提供された。

サッと焼かれた霜降りロース肉



サッと炒めたキャベツを肉で巻いて特製ポン酢たれに浸けて頂きます。きしむ食感、海の幸を満喫した後にあっさりしたポン酢タレで食べる仙台牛の焼肉。正に至福の時です。〆に梅干し茶漬けが提供されご馳走様でした。



大大満足いやー美味しかったです。感謝感激雨霰。

食べて応援!コロナ感染拡大以来4年ぶりに宮城県に行ってきました。

2024年4月18日(木)9時05分 
今日は2020年コロナ感染拡大以来4年ぶりに宮城県へ訪問しました。

いつも上質の魚を提供してくれている塩竈市の間宮商店さんに訪問させて頂きました。3代目間宮社長が出迎えて頂き、脂が乗った立派な北海道産にしんの開きを紹介してくれました。グラム選別機を新たに導入したので不揃いが解消したとの事です。

いやー見た事が無い立派な本かます。肉厚で無茶苦茶旨い!このまま焼くのもよし、三枚におろし、フィレとしても提供してくれるとの事。それならフレンチや中華メニューとしても採用出来るとお伝えしました。

さすが建築家を目指していた間宮社長のデザインした応接室。素晴らしい!

今回仙台空港まで出迎えてアテンドしてくれたホタテグラタンなどで大変お世話になっている株式会社ヤマナカの佐久間さんお勧めの島料理 友福丸さんでランチ。

お勧めの欲張り天丼を注文しました。

その後、石巻漁港岸壁前のヤマナカさん本社に到着。会議室で早速、農林水産大臣賞や、大手通販会社など数々の賞を受賞している牡蠣が65%入っているパテを、バゲットに塗って試食させて頂きました。思った通り抜群に美味しく、ワインにピッタシと思いました。

大人気のホタテグラタンの姉妹品 牡蠣グラタンを提供試食させて頂きました。牡蠣のみならずホタテのエキスも入っていてゴッツイ贅沢。