最近、中国政府が日本の水産品全面輸入禁止措置を受けて、にわかに大手小売り企業が”国産食材を食べて応援しよう”などメディアリリースされ、マスコミに取り上げられていますが、実際に使用しているのは一部の食材だったり、集客目的を感じます。弊社は創業当時から国産食材を使う事を推奨しています。僕は自国の食材を四季折々の料理で食べる事で国の自給率向上につながり、長年培って来た農業や漁業の伝統を守り発展させる事が日本の為になると思い、お客様へご提案して参りました。今週も北海道から九州までの自分の目と舌とで確かめたご当地食材等を使用した日本のおかず三菜(主菜1品・副菜2品)5食セットをお届けさせていただきました。
2食目の主菜は、「千葉県産 さばの味噌煮」です。鯖の水揚げ日本一の千葉県産のさばを、コクのある味噌仕立てで仕上げました。サバの身は、良質な脂を含み、血合いにはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、サバの、EPA、DHAには、中性脂肪を減らす作用があるんです。副菜には、彩りも良く、優しい味わいに仕上げた「茄子、人参、かぼちゃの揚げびたし」と、流水解凍の「青梗菜とうす揚げのお浸し」を箸休めとしてご用意。青梗菜に含まれている鉄分は、体内に吸収されにくく、魚や厚揚げなど、たんぱく質を多く含んでいる食材と一緒に食べると、吸収率がアップする効果があります。
3食目の主菜は、「四万十ポークと淡路島産玉ねぎの肉じゃが」です。兵庫県淡路島で明治初期の創業されたホテルや飲食店に食材及び中食を卸されている沖物産さんに作ってもらった地元淡路島産の玉ねぎと高知県四万十ポークと煮崩れしにくい北海道産黄爵(とうや)を使った肉じゃがです。大きめにカットした食材に、四万十ポークの旨味と出汁がじっくりしみ込んでいて、おふくろの味を感じられる一品です。豚肉に含まれるビタミンB1と、玉ねぎのアリシンを一緒に摂ると、疲労回復効果があると言われています。副菜は、良質なたんぱく質を含む厚揚げに出汁がよくしみ込んだ「厚揚げの生姜煮」と、さっぱりとした「白菜と人参の甘酢漬け」をセットにしました。白菜には水分が多くカリウムを含むので、利尿作用効果があり、体内の余分な塩分を排出し、高血圧予防にも効果があります。
4食目の主菜は、「日南どりのスパイシーローストチキン」です。ストレスが少ない開放舎で育てられている鶏王国宮崎県を代表するブランド日南どりを香辛料を効かせて柔らかくてジューシーに仕上げました。副菜は、「青梗菜のコンソメスープ煮」をご用意。青梗菜に含まれる鉄分は、タンパク質豊富な主菜の鶏肉と一緒に食べると、体内への吸収率がアップの効果があります。もう一品にはホクホクとした食感の「ポテトサラダ」をセットにしました。じゃがいもには、加熱しても壊れにくいビタミンCがたっぷり含まれていて、抗酸化作用や美肌効果も期待できます。
5食目主菜は、「東北産 みやぎにら豚」です。蔵王山脈の麓で育てられた東北和豚を使用していて、宮城県名取市の精肉加工惣菜製造会社のフクベイフーズさんに作ってもらいました。良質の伏流水で育てられたオレイン酸を多く含む東北産和豚は、加熱すると不飽和脂肪酸が溶けてとろける食感となり、野菜の旨味と絡んで抜群に美味しくなります。お好みでブラックペッパーやコショウを加えると大人向きの味わいになります。副菜は、「揚げ焼売」と、彩りもあって、ごま油の香ばしさが香り中華に合う「ほうれん草と人参の中華風お浸し」を箸休めとしてセットにしました。
来週もお楽しみに!