臭い匂いは元から絶たないと駄目!美味しいは元にあり、食材選びと一次加工が重要!

2019年8月6日(火)今日は58歳の誕生日です。山脇取締役からスポーツクラブで着るプーマのシャツをプレゼントして貰いました!そして朝一番に顧問の大阪大学医学部で免疫学を学び、を金沢大学医学部では癌の基礎研究を行って来た医学博士廣瀬まゆみ先生、食品通販専門コンサルタント会社リライズコンサルティング株式会社の片山さん、元辻調理師学校教師でサンフランシスコ日本領事館公邸料理人でどっちの料理ショー100回出演された近藤先生からお祝いのメッセージを頂きました。(感謝)・・・そしてあろうことか阪神百貨店様から連絡が入り、地下一階の食料品売り場で期間限定でおかずセットの販売要請を頂きました。1日11万人が来店される正に天下の台所大阪を代表する食料品売り場バイヤー様から声をかけて頂けるとは凄く光栄です。最近は東京や大阪の高級スーパーさんからもお声がかかるようになり美味しくて簡単に出来る冷凍タイプの夕食おかずセットが注文され始めました。これからテスト販売を重ね、定番として店頭に並ぶ可能性が出てきました。食材セットミールキットも冷凍の方が買い置き出来ると人気で、解凍して盛り付けるだけの簡単調理のわんまいるの冷凍夕食おかずセットにも着目頂けるようになり、皆さん試食されるとダントツに美味しいと評価を頂き、お問合せ戴くようになりました。
本日の試食は京都桂茶屋さんに作ってもらった商品です。1食目は、鳥取県境港産紅ずわいがにの蟹汁。ふんだんに蟹の身が入っていて、甘くて美味しいです。

2食目は、同じく境港産の紅ずわいがにの炊込みご飯ですが、見た目だしが弱いのでごぼうと人参に油揚げを蟹の風味を損なわないようにみじん切りに細かくカットして使用し、昆布だしに醤油を少し加えて薄く色がつくように炊くようお願いしました。更に蟹の爪を1個乗せるようにもお願いしました。



3食目は、境港産紅ずわいがにのちらし寿司。見た目は美味しそうなのですが、お酢が勝っているので昆布だしを加えてまろやかにするようにお願いしました。



4食目は、境港産紅ずわいがにの雑炊。昨年の試食と同じくおじやのように柔らかいので、先に昆布水に漬けたお米の7分炊きのご飯を使用するようにお願いしました。昆布水で漬ける事でご飯粒に膜が貼り柔らかくなにくくなります。料理はちょっとした工夫とひと手間がポイントです。



午後からは月に一度かわら版に執筆している「商売繁盛の法則」を書き、定時で切上げ自宅最寄り駅前のスポーツクラブに立ち寄り自宅に戻り夕食のおかずセット健幸ディナーを食べました。本日の献立は「鳥取県境港のアジフライ」を主菜に「玉ねぎとしめじと人参の卵とじ」と「じゃが芋のツナサラダ」のセットです。僕は通常アジフライは臭いので食べないのですが、角屋食品さんのアジフライは全く青魚臭くなく美味しいです。獲れたてを直ぐに加工して急速冷凍されているからだと思います。食材は鮮度と扱い方が凄く大切だと思います。特に気温が上がる夏場は要注意。加工場にエアコンがあり季節に関係なく一定の温度が保たれているか?捌いた後そのまま放置されていないか?この放置している時間が凄く品質に影響を与えます。僕が国産の魚にこだわるのがここにあります。海外からの輸入魚はたいてい冷凍で来て解凍されます。この時に魚が劣化します。解凍の仕方で品質に差がでます。最近は人手不足から外国人労働者が増えて来ています。コミニュケーションを図り、賃金に差を付けないなどモチベーションを上げてシステム化を図り、より品質の良いものを作る事が美味しいものを作る基本となります。臭い匂いは元から絶たなければだめ!・・そんな意味では調理前の食材選び食材加工選び加工や衛生管理は凄く重要なポイントだと思っています。


島根県浜田は缶詰発祥地?・・・幻の魚 のどぐろの高級缶詰がお土産でバカ売れ!

2019年6月27日(木)今日はホテルを9時に出て、浜田漁港目の前の水産加工会社シーライフさんに訪問させて頂きました。

河上社長と3年前に結婚するに当たり嫁を連れて大阪から実家に戻って来た長男(専務)が出迎えてくれ、水産加工場前の本社事務所で商談。


事務所に入るとTBSの「この差って何ですか?」で取材されたレポーターの写真とサイン色紙が貼られて有り、結構メディアの取材が多いようです。取上げられているのが「幻の高級魚のどぐろの缶詰」です。そう言えば高級缶詰が人気で、雑誌やテレビでも特集を組まれています。その人気ののどぐろの味噌煮を試食させて頂きました。思っていたより甘くなく、味噌の味も濃くなくて、缶詰臭もなく、これは絶品!僕的には酒の肴よりご飯のおかずに向いているなぁ!と思いました。



最近は1缶5,400円もするモンマルシェの鮪トロツナ缶が発売と同時に完売する等、世界三大漁場に数えられる宮城県沖の三陸産「金華鯖の缶詰」など高級缶詰が人気です。島根県浜田漁港は缶詰発祥の地と聞きました!シーライフさんでは地元浜田漁港で水揚げしたカレイやアジの缶詰も作られています。早速、缶詰を作っている本社向かいの工場を見学させて戴きました。
スチコンも完備しているので今回お伺いした目的の浜田漁港水揚げの魚を使った煮魚を作って欲しいとお願いしました。


地元食材を地元で作り、全国で消費する「地産全消」、国が推奨している六次産業化です!現代の気象天候では農業、漁業と言った生産する一次産業だけで利益を出すのは難しいです。そこで加工調理する事で事業を持続、発展させ、地元雇用の創造、農業、漁業の振興に繋がります。働く主婦や一人暮らしの高齢者が多く、増えれば増えるほど材料から買って作らなくなります。健康の事を考えると栄養バランスやカロリー・塩分・糖分など考えた献立も重要です。今回偶然にも4月から担当になった島根県庁ブランド推進課の川上さんは大阪の辻調理師学校卒業後、京都七条の高級料亭で修行して県の調理人として実家の島根に戻られ、県立病院や県の施設等で調理の腕を振るわれて来られました。料理の経験が不足している農林水産事業者様が調理加工する際には打ってつけです。近くなら弊社も頻繁に顔を合わせて調理の指導をさせて戴けるのですが、遠方の場合はそういう訳に行かないので凄く助かります。

あっと言う間に昨日同様12時を過ぎてしまい、これから車で約2時間かけて広島との県境の鹿足郡でハーブ鶏の丸ごとチキンピザを作っている風見鶏さんへ向かいました。大阪リーガロイヤルホテルと広島のホテルで修行を重ね、35歳で実家のレストラン「風見鶏」を継いだ河村オーナーシェフが出迎えくれました。


早速、お目当てのハーブ鶏の丸ごとチキンピザと地元で採れる路地栽培のキクラゲをさっとボイルしただけの刺身を出してくれました。きくらげを刺身で食べのは初めてですが、コリコリした食感で美味しいです。山葵醤油がよくあいます。


ハーブ鶏は200gはありますね。飼育期間は5ヶ月かと思い聞いてみると、6ヶ月の親鳥を使用しているとの事。皮の焼き目が弱いですね!と訊ねると前は先にローストしてたが、冷凍するとベターッとなるので、最近はチーズを1枚乗せて焼いているそうです。一番脂の乗っている皮目をしっかり焼かないと味が乗らないので先にしっかり焼いて、出来るだけ早く冷却する事がポイント、急速冷却、急速冷凍する事をお奨めしました。最近では手頃な価格で急速冷却(ブラストチラー)と急速冷凍(ショックフリーザー)が一体になった什器があるのでモノづくの補助金を商工会さんに相談して見るようにアドバイスさせて戴きました。

わんまいるのカタログを見て全部冷凍だと説明すると凄く便利ですねとビックリされていました。風見鶏さんでもカレーや煮魚など1人暮らしでは作りにくい料理を作り冷凍して持ち帰られるようにすると喜ばれなではと提案させて頂きました。

広島県境いの鹿足郡から車で約3時間かけて出雲空港へ到着、空港レストランで軽く出雲蕎麦を食べて待合室に入るとG20の関係で大阪伊丹空港から到着が35分遅れているとアナウンスが入り20時5分に離陸、今度は伊丹空港着陸目前でも特別機着陸が優先との事で、上空で待機となり、結局50分遅れの21時50分に着陸となりました!・・G20開催、なんで交通に支障が出る大都会で開催するのか?凄い迷惑で、センターに荷物は着かないわ、顧客へ発送出来ないわ、仕入れ先は休業するわ!最悪です!こんなので本当に良いのか?もっと中小零細企業の事やそこで働く人の事考えて欲しいと思いました。こんな状態でオリンピック開催される事を思うと今から頭が痛いです!