堀田の試食歳時記 vol.28

今日の試食1食目は、従業員が全て60歳以上の人ばかりとして、テレビや雑誌などにも取上げられた、長野県でも有名な株式会社小川の庄さんの長野名物「おやき」です。

この冬の新製品、じゃがいもコーンを食べました。じゃがいもサラダのような柔らかくて美味しかったです。中の具材によってこれだけ食味が変わるのか?毎回驚きます・・。

 2食目は、今年凄いブームになっているフライドポテト、その中でも大人気の北海道限定、香ばしいバターポテト・オホーツク塩ポテト・北海道産チェダーチーズ味の3種類をいただきました。

濃厚なチーズの味がしっかりとしたチェダーチーズ味が僕は一番気に入りました。小容量の袋が3つ入って1箱です。食べ切りサイズの個袋は嬉しいです。

 3食目は、またまたこの秋の新商品、京都白心堂さんの生八つ橋、黒豆きな粉です、ニッキの味を抑え、黒大豆のきな粉をまぶしてあり、とても香ばしい香りときな粉の味が美味しく、渋めの緑茶が良く合うように思いました。美味しかったです!!
 4食目は、パッと見た瞬間、美味しそう!と思い口に入れると、昔食べたじゃがいもとミンチ肉がいい感じに絡み合った懐かしい食感が脳裏に浮かびました。
これ美味しいなぁ!とバイヤーに言うと、浪速区の矢田健商店さんで作ったとの事。

やっぱり揚げ物は矢田健商店さんが美味しいね!!
今の所、右に出てくる業者無いよね?・・・・と思わず言ってしまいました。
 5食目はハーフサイズ120gのビーフカレーを矢田健さんに作ってもらっての3回目の試食ですが、国産牛肉ブームで値上がりで少し多くすると値段が凄く上がってしまいました。お陰さまで新宿中村屋(日本で最初にカレーライスを販売したお店で有名)120g204円があるので、高く付くならということで開発を今回でストップしました。・・残念!
 6食目は、国産、鯵の開き一夜干し調理済みです、760号で掲載予定していた鯵の塩焼きが、どうしても国内産が不良で入荷せず、急遽開きに変更したと言う事でした。大阪中央卸市場三恒さんからの提案商品なので、モノは新鮮でしっかりしていますが急いで用意されたせいか塩加減が殆どしなかったので、三恒得意の塩を一振りお願いしました。

本日のぴかいちは、長野県小川の庄さんのじゃが芋コーンサラダのおやきに決定!・・・・・

堀田の試食歳時記 vol.27

今日はお昼ご飯に全農食品さんのカニチャーハンを試食がてら食べました。
全農食品のコンセプトはすべて国内産原料で安心して食べられます、レンジで4分30秒で出来上がり、お皿に盛り付けて頂きました。
が、思っていたイメージとは違い随分塩辛く、カニ臭く、とてもではないがお客様へ提供出来ません。シーズンに向けてカニチャーハン作りたくなりました!

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そして今日はサッポロビールさんからのプレゼンです。
エビスビールが好調のようでわんまいるでも前年比を越えたと言われました。和食が世界遺産に登録されたことで和食に合うビールとして認知が高い、チョイ高消費ブーム、本物嗜好が原因のようです。
そこで今年はワンランク上の琥珀エビスを9月に前倒しして12月迄の期間限定販売すると聞きました。

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今日でビール4社さんからの下期へのプレゼンが終了しましたが、今回皆さんプリン体ゼロ、糖質ゼロを謳った発泡酒ばかりだったのて一番高い琥珀エビスの試飲は特別に美味しく感じました。
それと印象的だったワインは日本で人気が一番高い南米チリ産の120(シェント・ベインテ)と言うカルメネール種主体で作られたタンニンがしっかりと効いた本格な味わいのワインが1200円とお買い得と感じました。
サッポロさんでわんまいるの惣菜と何が合うのか試していただいたところ、三田屋さんのビーフ赤ワイン煮込みだったそうです!濃厚な料理におすすめとのことでした。

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そして懇親会は親友横井先生が長年店舗設計を手掛けて来られ、上海にも3店舗出店、先日は東京丸ノ内切手ビルにも出店され絶好調の和食専門店 銀平 堂島店に行きました。毎日和歌山から直送される地魚の刺身、焼き物、煮物のコースがお値打ちで人気の秘訣と聞いています。弊社調理顧問の近藤先生も教え子の板前さんを紹介されたり調理指導されたりと関係が深いと聞いています。

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やはり料理は新鮮な食材とだしが決めてだと言うことが良く分かります。

堀田の試食歳時記vol.26

昨日は、9月29日(月)から発売、宅配開始をさせていただく昭和18年創業の大阪天神橋商店街、西区九条商店街、神戸三宮に惣菜専門店を経営される老舗惣菜会社の商品の試食です。
昨年10月に三代目さんが10年間の修行を終え、工場長として戻って来られた際に、百貨店やホテルから製造委託の話も来ていたので、大阪市西区にある本社にセントラルキッチンを設立されました。
タイミングよく紹介いただき、この度、料理の製造を工場長、メニューは管理栄養士の湯川先生、試食は味にうるさい堀田、調理指導に近藤先生最強の4人がわんまいる本社キッチンスタジオで顔を突き合せ試食、打ち合わせしてトコトン納得いくまで試食を行います。
納得した料理しか販売しないをコンセプトに、旬の食材を出来る限り使用、中国食材は使用禁止、おかずセット塩分3.5g以下、カロリー400キロカロリー以下に抑えながらも自然のだしを上手く使い、しっかりした味に仕上げます。
合成着色料・合成保存料は使わず、手作りで作りたてを一品毎に急速冷凍パックします。解凍いただくと作りたてを味わっていただけるのが、トコトンこだわった『旬の手作り健幸ディナー』なのです。

1食目はカレイの一夜干し、牛蒡(ごぼう)の牛肉しぐれ煮、昆布豆セットで、昆布豆は前回OKだったので今日は盛り付けられていません。カレイは新鮮なのか身離れが良くて、周りがカリッと中はふっくら焼けて大変美味しいです、牛蒡の牛肉しぐれは、牛肉のカットがしぐれ煮にしては大きい、味は大変美味しかったです。

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2食目は、3回目の試食となる鮭の西京焼きですが、確かに近藤先生の指導にて味噌の辛さはだいぶ抑えられて美味しくなりましたが、まだ少し焼きが弱いように感じました。ふきの土佐和えに関しては、上手に炊き上がっていて、大変美味しいです、焼き茄子はこんなもんでしょう!

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3食目、筑前煮は、見た目かなり濃い感じがしますが食べると味はそんなに濃くありません、濃口醤油だけで煮ているのではないでしょうか?主菜とすれば、量は80gと少ないので増やすように指示をしました。春巻は、モチモチとした皮で美味しかったです。いかの酢味噌和えは、いかの切り方が大きい、酢味噌は味が薄く美味しくない、やり直しです。

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4食目、鶏の黒胡椒焼きは、焼き加減、皮もしっかり焼けて、中身も柔らかく火が通っていて凄く食感は良かったのですが、若干鶏肉臭い、酒にでも漬けるか、コショウを利かすのか?近藤先生へ教えてもらうように!ソーセージとキャベツの温サラダは、キャベツの食感も良く美味しいです。南瓜の煮物もちょうど良い炊き加減で大満足です。

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5食目、しいたけ肉詰めフライもひとつひとつ手作りで作っている感じが伝わる一品です。じゃがいもとベーコンの炒め煮に関しては上手にバター香辛料を使って炒められて、一同ビックリ!!
このまま量を増やせば、ワインの肴にバッチリ!!
これに貝でも一緒に炒めれば最高のワインの肴の出来上がりですよ!
工場長、イタリアンの修行もしてきたか聞かないと?・・・・どうもイタリアン的な料理が極めて美味しいですから(気のせいかなぁ?)

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最後に、えのきと人参のお浸しは、にんじんが細かく繊細にカットさせたコリコリ感とえのきの柔らかい食感とがダシで上手く和えられていて珍味でした。このように、ちょっとした副菜料理にも目を凝らすことはとても大切だと思いました。
乞うご期待!
そして15時からキリンビールさんとメルシャンさんから半期に一度のプレゼンがありました。
缶チューハイやビールなどご紹介いただきましたが、特にその中でも今、話題の糖質ゼロ、プリン体0.00を実現した淡麗のうまさはそのままにした、淡麗プラチナダブルが印象的でした。すっきりしたフルーティーな味わいです。
僕は、正直プリン体をカットしていない糖質70%オフのグリーンラベルやアサヒビールの糖質ゼロのスタイルフリーの方が食には合うと思いました。さらに言うと、今までの糖質ゼロ・プリン体99%カットの淡麗ダブルがこの度、通常の発泡酒の価格に下げられましたので品質・味的にも大変お買い得と思いました。
僕も早速、アサヒスタイルフリーから変更します。
メルシャンからは、2014年イースターショーワインアワード金賞を受賞した、白ワインを代表する葡萄品種ソーヴィニヨン・ブランといえばニュージーランドと言われる『ウィザー・ヒルズ・ソーヴィニヨン・ブラン』の提案を戴きました。
先程の鶏の黒胡椒焼きや生ハムやペペロンチーノや白身魚のムニエルなどさほど濃くない料理に良く合うのではと思いました。写真の通り、何種類も試飲させていただきましたが印象に残ったのがもう一品、今凄く人気になって来ている品種、ピノノワール100%のフランスブルゴーニュで作られている『グィエイユ・グィーニュ』です。
大変まろやかで、やや濃厚な舌あたりは、色んな料理にも合いますし、そのままでも冷やしても美味しいのではと思いました。
よく説明を見ると何と樹齢25年~30年の葡萄を使用しているとの事。そら美味しいはずだ・・・・オーク樽の香りも楽しめ、気温15度を下回る晩秋~冬にかけてお奨めです。

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最近、僕も徐々にワインが美味しく感じるようになって来ました。
ちょうど、1972年に大阪に初めてフランス料理専門店を出店されて有名な『かめいあんじゅ』さんや元全日空ホテル料理長山下シェフ、ロイヤルホテル中辻料理長などにも相談させて戴きフレンチ・イタリアンとワインを強化したいなぁ?と思っています・・・・・・

堀田のうまいもん日記 vol.5

今日は、新潟からわんまいるのエリアパートナーの新潟県内の酒類問屋最大手 新潟酒販 ㈱の熊倉部長が 新潟の地酒を卸しているアベノハルカス(近鉄百貨店)や梅田にある新潟県のアンテナショップ『じょんのび にいがた』(ホワイティうめだ 内) へのご商談と兼ねて4ヶ月に一度の割合で尋ねて来られます。
熊倉部長とは、もうかれこれ20年以上お付き合いしております。
昔、酒販店を対象としたコンピューター会社と一緒に開発した御用聞きシステムいわゆるオートコール機械を新潟酒販㈱として得意先に販売され、そのお店に対して使い方やマーケティング の指導を頼まれ、冬の雪が降りしきる中、熊倉さんと一緒にオートコール機導入店を訪問したことを思い出します。
堀田32歳ぐらいで初めての冬の新潟ですから、家の2階を出入り口として使っている!!のをテレビでは見たことはありましたが、実際に現地で体験するのは初めてでビックリしました!!
しかしそんなお陰で、熊倉さんとは 仲良くなり当時の池田部長が社長になられ、今ではわんまいるの新潟エリアのエリアパートナーして加盟店さんの募集からサポート、納品まで総合的に協力頂いています。
熊倉部長は地酒のエキスパートで利き酒士・鑑定士など 日本酒にまつわる資格を多くお持ちです。僕もそうですが日本酒にこだわると、 米や水、造り、その土地の風土、文化、、歴史、郷土料理を考えるようになります、そして香りや味、食感、食味、 喉越し、料理との相性など トコトンのめり込んでいきます。そんな事から「食」にも精通していきます。 毎回、熊倉部長は新潟で有名なお菓子をお土産に持って来てくれます。しかも毎回異なるものです!!ここが違いのわかる人なのです。
今回は、新潟市で有名な農林水産大臣大賞を受賞された、「越後獅子」と言う、和風せんべいなるものをいただきました。一般的には米処なので米菓を連想しますが・・・。

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ぬれおかきの発祥の地、柿の種の発祥の地として新潟県は有名ですが、意外と地元では小麦粉を使った饅頭も有名です。本日いただいた和風せんべい越後獅子は、小麦粉を鉄製の焼き台で挟んで焼いた堅焼きせんべいのような形なのでさぞかし堅いのかな?と思い手で割ってみるとそんなに堅くありません。口に入れると小麦粉の乳ボーロに近い食味に懐かしさを感じました。青海苔がかかったものと胡麻を振ったものと二種類、素朴な感じだが伝統も感じられ上品さも感じました。そして何より絶妙な堅さというか柔らかさというか舌感は食べたものにしかわかりません。
少し苦めの緑茶か甘めの玉露にお奨めです。ある程度味が解るご年配の方にお奨めと思いました。

米処新潟にも関わらずあえて小麦で作るせんべい、忘れられない一品になりました。

堀田のうまいもん日記 vol.4

29日金曜日に、アサヒビールさんと一緒に東京虎ノ門ヒルズ森タワーに出店されて一躍有名になった超熟成ドライエイジング黒毛和牛専門店 「但馬屋」さん 北区にある炭火焼き肉イーマ店に行って来ました。
但馬屋さんのお店の設計デザインは僕の親友㈱創楽者 横井先生がされています。
最近、東京駅改装から始まり、丸の内や虎ノ門、西新橋周辺地域の再開発による飲食店出店で大忙しの横井先生、35年の付き合いなので但馬屋さんの伊藤社長の事も昔から知っています。
今回虎ノ門ヒルズ森タワーには、串揚げで有名な串の坊さんも横井の設計デザインで出店されています。やっぱり食べもん屋は大阪勢が強く人気ですね!

噂の但馬屋さん、正直初めて食べに行きました。最初に出てきたのが、ユッケです。ドライエイジングなので通常より少し周りが硬めで、「たたき」とも異なる微妙な食感で、ドライエージングならではの味わいでした。サイコロステーキやミスジも良かったのですが、薄めにカットされた三角バラに大根おろしを載せて片方だけを炙り、半分生で頂くのは初めての経験で大変美味しかったです。

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そした驚いたことに、各部屋毎に生ビールのサーバーが設置されていて、何と18ミリ100円の計算での計り売りと聞いてビックリ!!

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アサヒビールの業務用限定「熟成生ビール」は熟成の牛肉には凄く相性が良いと感じました。

本格的な炭焼きで生の熟成肉を味わえた、「時の恩恵」に感謝申し上げます。