脂質制限食は脂質の摂り方に制限がある方や日々の食生活の中で脂質の摂りすぎが気になっている方向けの食事です。
特に、ダイエットを頑張る方は脂質の摂り方に気を使っている人も多いのではないでしょうか。
ただし、脂質を制限すると言っても、脂質自体は5大栄養素の1つで欠かせないものです。
現代人の脂質との付き合い方は「いかに質の良い脂質を摂りながら、バランス良く複数の種類の脂質を摂るか?」も健康の面で大切なポイントです。
この記事では脂質を制限しながら、「良質な脂質を適度に摂取できる脂質制限食」が買える宅配食サービスをご紹介していきます!
- 脂質の摂取は青魚や植物性の脂質にシフトする
- 飽和脂肪酸の摂取を控え、不飽和脂肪酸(必須アミノ酸)を適度に摂取するのが大事
- 脂質摂取量の管理は、栄養成分量が記載されている宅配食が便利
脂質制限食のおすすめ宅配食事サービス
ニチレイフーズダイレクトの脂質制限食
ニチレイフーズダイレクトは他の宅配食サービスではほとんど見られない「脂質制限食」が販売されています。
お試しセットも用意されているので、ニチレイフーズダイレクトの脂質制限食の味をまだ体験したことがない方にもおすすめ。
1食当たり脂質平均値は9.3g、食塩相当量1.8g・エネルギー209kcalと各栄養を控えめに設定されていながら1食セットで4~6品のおかずが食べられます。

脂質を控えているときに限って色々食べたくなるんですよね。
脂質を控えている期間でも満足感を得られるメニューで、栄養バランスにもしっかりと配慮。「A~Dタイプ」の4コースに加えて、魚メインのコースが用意されています。
ただ脂質を控えるだけでなく、良質な魚の脂を摂れるのがニチレイの冷凍弁当の最大の魅力です。
おすすめ度 | ★★★★★ |
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1食あたりの価格 | 1食あたり742円~ |
セット価格 | ◎脂質制限食コースA~D ◎脂質制限魚コース…7食セット5,500円(税込) ◎脂質制限お肉コース 7食セット5,200円(税込) |
1食あたりおかずの数 | 1食当たり主菜・副菜4~6品 |
配送方法・配送料 | クール冷凍便での配送。 |
温め方法 | 電子レンジ |
低脂質メニューの脂質量一覧
メニュー名(1食おかず4~5品) | 脂質 | カロリー | たんぱく質 | 糖質 | 塩分 |
赤魚の煮付け風とおかず4種 | 3.5g | 147kcal | 13.5g | 13.3g | 1.9g |
赤魚の粕漬け焼きセット | 5.8g | 177kcal | 16.8g | 12.6g | 1.6g |
ロールキャベツとおかず4種 | 5.9g | 159kcal | 11.5g | 12.6g | 1.8g |
鶏肉の卵とじ風セット | 6.3g | 175kcal | 11.0g | 16.7g | 1.5g |
肉じゃがセット | 6.7g | 193kcal | 10.3g | 20.5g | 1.8g |
牛すき焼き風とおかず4種 | 7.7g | 203kcal | 8.1g | 23.4g | 1.7g |
紅鮭の塩焼きとおかず6種 | 8.0g | 182kcal | 18.1g | 7.7g | 1.6g |
ブリの照り焼きセット | 8.2g | 211kcal | 16.4g | 16.2g | 1.8g |
八宝菜とおかず4種 | 8.3g | 165kcal | 8.6g | 11.7g | 1.8g |
えびと筍のチリソース風とおかず5種 | 8.6g | 216kcal | 11.4g | 20.5g | 1.9g |
麻婆豆腐とおかず4種 | 8.6g | 186kcal | 7.7g | 17.9g | 1.8g |
鶏肉の味噌焼きセット | 8.8g | 217kcal | 14.2g | 17.9g | 1.8g |
豚肉のきのこクリームセット | 9.7g | 204kcal | 11.9g | 14.9g | 1.5g |
黒酢の酢豚セット | 9.9g | 214kcal | 9.0g | 20.2g | 1.7g |
白身魚のグリル・トマトソースとおかず5種 | 10.0g | 192kcal | 13.8g | 8.8g | 1.9g |
さわらの柚庵焼きセット | 10.1g | 204kcal | 11.2g | 15.0g | 1.5g |
油淋鶏(ユーリンチー)セット | 10.1g | 213kcal | 10.5g | 18.1g | 2.0g |
和風おろしハンバーグセット | 10.4g | 230kcal | 13.7g | 17.8g | 1.9g |
鶏肉の照り焼き風セット | 10.5g | 222kcal | 13.9g | 16.0g | 1.5g |
白身魚と彩り野菜の甘酢あんとおかず4種 | 10.5g | 243kcal | 11.6g | 23.0g | 1.5g |
若鶏のグリル トマトソース仕立てとおかず5種 | 11.0g | 218kcal | 10.8g | 17.0g | 1.6g |
牛肉のしぐれ煮風セット | 11.2g | 251kcal | 10.6g | 25.0g | 1.9g |
鱈ときのこのバター醤油セット | 11.5g | 259kcal | 14.0g | 23.0g | 1.8g |
チンジャオロースとおかず5種 | 11.7g | 219kcal | 9.0g | 17.4g | 1.8g |
鶏と野菜の豆腐ハンバーグとおかず6種 | 11.9g | 240kcal | 11.1g | 19.7g | 2.0g |
チキンとほうれん草のグラタンセット | 12.0g | 223kcal | 11.3g | 15.5g | 1.8g |
スープ餃子セット | 12.2g | 244kcal | 6.7g | 24.3g | 1.8g |
トマトソースハンバーグセット | 12.3g | 265kcal | 13.0g | 23.0g | 2.0g |

脂質の基本知識~飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とは?

脂質は栄養素の中で少量でも高いエネルギー源となるのが特徴で1gあたり9kcalと少ない量で効率良くエネルギーを作り出せるとされています。
しかもそのエネルギーを体内で貯蓄する働きもあると言われています。(これが摂りすぎることで脂肪となってしまう面もありますが、、)
脂質というと「健康に良くない」という極端な捉え方がありますが、脂質は体の様々な細胞や機能の働きにも関わるため、欠かせません。もちろん、摂りすぎも良くありません。
脂質の主成分である脂肪酸には「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類、さらに「不飽和脂肪酸」には、いくつかの種類があります。
近年、脂質に関する健康情報も多く取り扱われるようになり見聞きすることが増えてきましたが、健康を考える中で特に意識したいのが不飽和脂肪酸です。

この不飽和脂肪酸にはn-9系オレイン酸などが含まれる一価不飽和脂肪酸と、n-6系リノール酸やn-3系リノレン酸などが含まれる多価不飽和脂肪酸というものがあります。
よく耳にする名称としてはオメガ3、オメガ6、オメガ9といった呼び方です。
一価不飽和脂肪酸が摂取できる代表的な食品は「オリーブオイル」などがあります。

オメガ3、オメガ6が含まれる多価不飽和脂肪酸は「体内で合成がされない」と言われており、食べ物などから摂る必要がある「必須脂肪酸」と呼ばれています。
近年注目されているDHA・EPAも多価不飽和脂肪酸n-3系リノレン酸に含まれています。
脂質と言っても種類があるということがわかります。
脂質はこれら飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸をバランス良く摂ることが大切だと言われています。
しかし現代の日本人の食生活は、魚などを頻繁に食べることでバランスの良い食生活を送れていた昔とは異なり、欧米化した食生活によって、飽和脂肪酸の摂取量が多い傾向にあると言われています。
余った脂肪は中性脂肪として体内に蓄えられるため、脂質は摂りすぎることで肥満などの原因にもつながるとされています。
あくまでもバランスの良い食事の中で必要な脂質を摂り、その中で質の良い脂質を摂ることが大切ですね。
【参考】脂質と脂肪酸のはなし-消費者庁
脂質の摂取量目安は?
厚生労働省が定める脂質の摂取量目安は男女共に一日の総エネルギーの内、20〜30%とされています。
例えば一日のエネルギー必要量は身体活動レベルが普通程度の方で
18~29(歳):男2,650kcal・女1,950kcal
30~49(歳):男2,650kcal・女2,000kcal
50~69(歳):男2,450kcal・女1,900kcal
70 以上(歳):男2,200kcal・女1,750kcal
とされているので、この中で脂質が20〜30%と考えると、どれくらいの脂質が必要なのかが自分に当てはめやすくなるかと思います。
また、脂質の内、飽和脂肪酸は総エネルギーの内18歳以上の目安量が男女共に7%とされています。
n-6系脂肪酸の食事摂取基準(g/日)
男性目安量 | 女性目安量 | |
---|---|---|
18~29(歳) | 11 | 8 |
30~49(歳) | 10 | 8 |
50~69(歳) | 10 | 8 |
70 以上(歳) | 8 | 7 |
n-3系脂肪酸の食事摂取基準(g/日)
男性目安量 | 女性目安量 | |
---|---|---|
18~29(歳) | 2.0 | 1.6 |
30~49(歳) | 2.1 | 1.6 |
50~69(歳) | 2.4 | 2.0 |
70 以上(歳) | 2.2 | 1.9 |
まとめ
現代の食生活の中でうまく脂質の摂り方をコントロールするのはなかなか大変。
食事作りでの調味料の使い方・食材の選び方でも対処は可能ですが、意識しすぎると他の栄養面にも影響が出てしまう場合もあります。
毎日「脂質制限食」を自分で調理するのは大きな負担がかかります。
脂質を制限した食事を用意したい時期は、宅配食サービスを活用すると大幅に負担が軽減します。

自炊では脂質量を細かく割り出すのは大変。無理せずに宅配食を活用する方が食費も労力も軽減できますよー!
普段何気なく通っている外食で脂質を摂り過ぎてしまっているのなら、健康的な食生活のための脂質制限食にシフトしてみるのがおすすめです。
ダイエットのために脂質摂取量を管理したい場合は、脂質の管理と同時に糖質・カロリーの管理もできる宅配食を選びましょう!
ダイエット向きの宅配食・冷凍弁当は下記のページで特集しているので是非参考にしてみてください。
