忙しい毎日でも、健康的な食事を続けたい――そんな人に人気なのが冷凍宅配弁当サービス「食宅便(しょくたくびん)」。
でも、いざ注文しようとすると「実際の味は?」「ボリュームは足りる?」「高齢の家族にも合う?」と気になる方も多いはずです。
この記事では、食宅便のリアルな口コミ・評判を徹底的に調査し、実際に利用した人の「良い口コミ」から「ちょっと残念だった点」まで、正直な感想をまとめました。
お試しで食宅便を実際に食べてみた!忖度無しレビュー
実際に著者が食卓便を食べてレビューします。
レビューを行うにあたって、特にPRの依頼もないのでまずかったらまずいと言います。
口が超えている著者の正直レビューをご覧ください。
鶏肉と野菜の煮物弁当

鶏肉は柔らかく、しょうがの香りが食欲をそそる優しい味わい。
副菜の切り干し大根やひじき煮は家庭的でほっとする味です。
全体的に栄養バランスがよく、満足度の高い一食。
ただ、味付けが全体的に似通っていて、もう少しメリハリがあると嬉しいです。
| 原材料 | 鶏もも肉、玉ねぎ、長ねぎ、しょうが(すりおろし)、醤油、みりん、砂糖、サラダ油、切り干し大根煮、切り干し大根、油揚げ、にんじん、醤油、砂糖、だし、ほうれん草のごま和え、ほうれん草、すりごま、醤油または白だし、ひじきとおからの炒り煮、おから、ひじき、にんじん、さやえんどう(飾り)、醤油、みりん、ごま油 |
|---|---|
| 成分 | 熱量:約280〜320kcal たんぱく質:約20〜24 g 鶏肉・おから・ひじき・油揚げ由来 脂質:約14〜17g 炭水化物:約20〜25g 食物繊維:約4〜6g 食塩相当量約1.6〜2.0g |
海老グラタン弁当

エビがぷりっとしていて、ブロッコリーも彩りよく食感が残っています。
ホワイトソースはまろやかで優しい味わいで、全体的に上品な印象。
副菜のカレー風味炒めが良いアクセントになっています。
ただ、全体的に量が少なめで、男性には少し物足りなさを感じるかもしれません。
| 原材料 | マカロニ、えび、ブロッコリー(エクアドル産)、玉ねぎ、ナチュラルチーズ、植物油脂、バター、チキンブイヨンパウダー、食塩、香辛料/増粘剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、乳化剤、カロチノイド色素、V.C、(一部にえび・小麦・乳成分・大豆・鶏肉を含む) |
|---|---|
| 成分 | 熱量:271kcal たんぱく質:19.0g 脂質:13.5g 炭水化物:23.4g 食塩相当量:1.9g |
おろしハンバーグ弁当

ハンバーグはふっくらやわらかく、和風おろしソースでさっぱりと食べやすいです。
副菜の野菜やブロッコリーも薄味で、健康志向の方にはぴったり。
きのこの香りが良く、全体のバランスがとれています。
一方で、少し冷めるとハンバーグのジューシーさが弱くなるのが惜しいところです。
| 原材料 | ハンバーグ(鶏肉、玉ねぎ、パン粉、植物性たん白、粒状大豆たん白、牛脂、豚脂、卵白、食塩、香辛料)(国内製造)、ブロッコリー、いんげん、にんじん、じゃがいも、和風あん(しょうゆ、砂糖、みりん、発酵調味料、だしつゆ、かつおぶし粉末、こんぶエキス、酵母エキス)、大豆油、でん粉、チキンエキス、しょうがペースト/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、キサンタン)、pH調整剤、カラメル色素、グリシン、香料、V.B1、V.B2、V.C、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む) | |
|---|---|---|
| 成分 | 熱量:274kcal たんぱく質:20.1g 脂質:14.3g 炭水化物:20.4g 食塩相当量:2.4g |
食宅便は使いやすい?著者が実際に利用して感じたこと
以下では、著者の食宅便の味以外のレビューをお伝えします。
味以外のサービスとしての利用しやすさやどの層に向いているかなど詳しく紹介します。
コスパは悪くない!長期で継続できそう
多くの冷凍宅配弁当サービスでは1食あたり600〜800円の価格帯が一般的と言われる中、食宅便は定期便7食で 4,830円・1食約690円と、コスパが良いです。
また、コースの選択肢が豊富(おまかせ/低糖質/塩分ケアなど)で、健康ニーズや生活変化に応じて切り替えが可能な点も“継続しやすさ”の強みです。
“定期便”を使えば、送料負担も軽くなり、1食あたりの実質コストをさらに抑えられるのも長く使ううえでの魅力です。
以下は他宅食サービスとの料金比較表です。
| サービス | 料金 | 1食当たりの料金 | 出典元 |
|---|---|---|---|
| ナッシュ | 6食プラン:4,318円 8食プラン:5,157円 10食プラン:6,206円 | 620~719円 | nosh公式HP |
| 三ツ星ファーム | 7食:6,272円 14食:11,032円 21食:14,280円 | 680~897円 | 三ツ星ファーム公式HP |
| ウェルネスダイニング | 7食:5,238円 14食:10,206円 21食:14,796円 | 648円~756円 | ウェルネスダイニング公式HP |
| Dr.つるかめキッチン | 7食:5,184円 14食:9,828円 21食:14,364円 | 663~787円 | Dr.つるかめキッチン公式HP |
| 食宅便 | 5食:3,450円 7食:4,830円 | 690円 | 食宅便公式HP |
3ヶ月食宅便を利用した際の料金と外食の比較
総務省統計局のe-Statの「家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 年報」の食料「外食」の 支出金額と購入数量のデータによれば、月の外食による平均価格が約1,500 円であることがわかります。
毎日外食と食宅便を、行うと以下の結果です。
| 期間 | 1ヶ月 | 2か月 | 3ヶ月 |
|---|---|---|---|
| 食宅便 | 20,700円 | 41,400円 | 62,100円 |
| 外食 | 45,000円 | 90,000円 | 135,000円 |
※30日間に1食づつ食べた時の計算
注文がWEB・電話だけなのは不便
食宅便はWEBサイトまたは電話から簡単に注文できますが、アプリやLINEなどの手軽な注文手段がない点はやや不便と感じます。
特に「アプリでワンタップ注文したい」「スキマ時間に再注文したい」といったユーザーにとっては、操作の選択肢が限られています。
ご注文方法について
Q.注文方法を教えてください。
A.電話、または食宅便ホームページから注文可能です。
電話番号:0120-8149-39(営業時間:8:30~20:30 元日除く)引用:食宅便
若者向けの宅配弁当ではない
食宅便の特徴は、管理栄養士監修による塩分・カロリーコントロールされた献立にあります。
一方で、この“健康志向”の味付けはやや淡白に感じられることもあり、若年層には少し物足りないという声も。
日常的に濃い味や外食中心の食生活に慣れている人には、「健康的だけど味にパンチが足りない」という印象を持たれる傾向があります。
食卓便の塩分・カロリーケアでは、以下のような成分で作られています。
| メニュー | 成分 |
赤魚のきのこ餡![]() | エネルギー:271Kcal たんぱく質:20.0g 脂質:13.1g 炭水化物:19.6g カリウム:439mg リン:224mg 食塩相当量:1.8g |
鶏から揚げの甘酢あん![]() | エネルギー:275Kcal たんぱく質:20.1g 脂質:14.2g 炭水化物 :20.8g カリウム :590mg リン :231mg 食塩相当量 :1.9g |
鶏と里芋の梅おかか和え![]() | エネルギー:275Kcal たんぱく質:18.2g 脂質:15.1g 炭水化物 :19.2g カリウム:522mg リン:220mg 食塩相当量 :1.9g |
上記の通り、低カロリー・塩分量からわかる通り薄味で若者向けではないことがわかります。
食宅便ユーザーへアンケート】評判・口コミは良い?
食卓便利用ユーザーへ、レビュー通信変種部が独自アンケートを行いました。
アンケート内にて、食宅便の良いポイント・改善してほしいポイントを調べました。
以下にて、結果の一部を記載します。
■アンケート調査方法
- 調査期間:2025/010/02~2025/10/09
- 対象者:20~50代の食宅便利用ユーザー
- 調査方法:インターネット調査ツール【サーベロイド】
高評価の口コミ①|味が家庭的で飽きない
冷凍弁当って味が落ちるイメージがあったけど、食宅便は思った以上に美味しい!
和食中心で、家庭のごはんみたいな優しい味つけだから毎日でも食べられます。
メニューも多くて、“今日はどれにしよう”って選ぶのが楽しみになってます。
高評価の口コミ②|健康管理がしやすく安心
カロリーや塩分がきちんと計算されているので、食事制限がある自分には本当に助かっています。
管理栄養士さんが監修しているだけあって、栄養バランスも安心。
医者に“食宅便にしてから血圧が安定してきたね”って言われて、継続する気になりました。
高評価の口コミ③|忙しいときでも手軽で便利
レンジで5分温めるだけで1食完成するのが最高。
仕事が遅くなった日でも、コンビニよりバランスが良くて後ろめたさもないです。
定期便にしておけば買い出しの手間も省けて、生活リズムが整いました。
低評価の口コミ④|味が薄めで物足りない
全体的に塩分控えめで健康的なのは分かるけど、ちょっと味が淡白に感じました。
特に若い人や濃い味が好きな人には、もう少しパンチがほしいところ。
“健康的すぎて少し地味”という印象です。
低評価の口コミ⑤|送料がかかるのが残念
1食あたりの値段は悪くないけど、送料が毎回プラスになるのが気になります。
定期便だと少し安くなるけど、単発注文だと割高に感じました。
もう少し送料を抑えるか、一定金額以上で無料になると嬉しいです。
低評価の口コミ⑥|量が少なく感じる
味は美味しいけど、全体的にボリュームが少なめ。
おかずの種類は多いけど、一つ一つの量が控えめなので男性やよく食べる人には物足りないかも。
ダイエット中ならちょうどいいけど、しっかり食べたい人には向かないです。
食宅便は安全?細部まで調査してみた
食宅便は安心・安全なサービスなのか。注文前に確認しておきたいですよね。
以下項目に注目して調査してみました。
使用されている食材の産地は

食宅便では、すべての食材において国の安全基準を満たしたものだけを使用しています。
使用する食材の中には、国産以外のものも含まれますが、どの食材も厳しい品質基準をクリアしたものを採用。
自社の基準に沿って選定された食材のみを使用しており、衛生面・安全面で信頼できる品質管理体制が整っています。
食宅便が指す「国の安全基準を満たしたものだけ」は、いくつかの公的基準が背景に存在します。具体的には、以下のような制度・規格があります。
まず、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)では、添加物の純度・不純物含有上限・残留化学物質の制限などを定めています。
たとえば、香料などの添加物には「0.070 g/kg以下」などの使用量上限が設定されている例もあります。
また、残留農薬等の基準(ポジティブリスト制度)によって、農薬などが食品中に残留してはならない量が法的に規定されており、基準を超えるものは流通できません。
添加物は使用されているか

食宅便では、食材の安全性を第一に考え、国の基準を遵守した添加物のみを使用しています。
一部メニューでは保存や品質保持のために添加物を使用していますが、その際も法律で定められた使用量や成分基準を厳格に守っています。
すべての商品について、使用の有無や内容は商品パッケージや公式サイト上で確認可能で、
利用者が安心して選べるよう透明性を重視した運営が行われています。
食宅便が指す「国の基準を遵守した添加物のみ」は、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)で定められている添加物です。
日本で指定されている主な添加物と使用基準
| 区分 | 添加物名 | 使用上限(最大許可量) |
|---|---|---|
| 保存料 | ソルビン酸/ソルビン酸カリウム | 0.2 g/kg 以下 |
| 保存料 | 安息香酸ナトリウム | 0.6 g/kg 以下 |
| 保存料 | プロピオン酸 | 2.5 g/kg 以下 |
| 酸化防止剤 | L-アスコルビン酸(ビタミンC) | 使用制限なし(通常使用量まで) |
| 酸化防止剤 | エリソルビン酸Na | 0.5 g/kg 以下 |
| 発色剤 | 亜硝酸ナトリウム | 70 ppm(=0.007 g/kg)以下 |
| 漂白剤 | 二酸化硫黄 | 0.1 g/kg 以下 |
| 甘味料 | サッカリンNa | 0.15 g/kg 以下 |
| 甘味料 | アスパルテーム | 0.6 g/kg 以下 |
| 着色料 | カロチノイド系色素 | 適量(過剰使用禁止) |
| 着色料 | タール色素(赤色102号など) | 0.05 g/kg 以下(製品により変動) |
| 調味料 | グルタミン酸ナトリウム(MSG) | 通常使用量(制限なし) |
| pH調整剤 | クエン酸・クエン酸Na | 使用制限なし |
| 結着剤/保水剤 | リン酸塩類(Na、K) | リンとして 5 g/kg 以下 |
| 増粘多糖類 | キサンタンガム | 10 g/kg 以下 |
塩分・カロリー量

上記以外のメニュー・成分を知りたい方はこちら
食宅便の弁当は、日本人の1日あたりの塩分・カロリー目安量を意識した設計がなされています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」・農林水産省「一日に必要なエネルギー量と摂取の目安」によると、成人男性では1日の塩分相当量を 7.5 g未満、女性では 6.5 g未満 に抑えることが目標値とされています。
また、日常的なエネルギー必要量の目安として、成人女性で 1,400〜2,000 kcal程度、成人男性で 約2,200 kcal前後 が目標範囲とされています。
こうした基準を前提に、食宅便では1食あたりの塩分・カロリーを抑えつつ、栄養バランスを整えることで、1日分の摂取量を超えないよう配慮した設計になっています。
高齢者も食べて大丈夫か|タンパク質制限・嚥下食

食宅便は、たんぱく質制限メニューと、嚥下(えんげ)食対応メニューの両方が用意されているため、腎臓病や飲み込む力が弱い高齢者にも安心して利用できる設計になっています。
日本腎臓学会の食事療法基準では、進行具合に応じて、体重1kgあたり 0.6〜0.8g/日のたんぱく質 を目安とすることが多く、たとえば体重60kgの方なら 36〜48g/日 程度に抑える目標が提示されています。
食宅便の「たんぱく質制限メニュー」は、このような制限範囲を意識して設計されており、1食あたりのたんぱく質量をコントロールしながら、栄養バランスを崩さないよう配慮されています。












