しいたけを生焼けのまま食べると、危険だということを知っていますか?
今回はしいたけが生焼けのまま食べてしまうことで引き起こることや、しいたけがきちんと焼ける目安の時間もご紹介しますので、参考にしてみてください。
しいたけの生焼けが危険な理由
しいたけは水分量も多く、旨味が凝縮していてとてもおいしいですよね
ですが、しいたけを生焼けのまま食べてしまうと下記の2つの危機に襲われることになります。
食中毒を引き起こすおそれがある
一番可能性が高いのは、食中毒です。
十分に加熱出来ていないしいたけを食べると、腹痛や吐き気などの食中毒の症状が引き起こされる可能性があります。
これは、生の状態のしいたけに絶対に付いている雑菌によって食中毒が引き起こされるからです。
特に夏場は食中毒になる危険性がとても高く、BBQなどでしいたけを焼く方も多いと思うので一層注意して調理しましょう。
しいたけ皮膚炎
もう一つの危険はしいたけ皮膚炎という、食中毒症状の一種です。
これは、生焼けのしいたけを食べた後1~4日後に皮膚が痒くなってきて発疹が出る症状になります。
症状の範囲は様々ですが、胸・お腹・背中・脚など広範囲に渡ってかゆみを伴う皮膚炎を発症するようです。
しいたけ皮膚炎は普通の食中毒と違い、発症までに最大で4日ほどかかるため最初はしいたけ皮膚炎と気付かない方も多いです。
一度発疹が出てしまうと、その場所を掻くのを我慢することが難しいほどの強いかゆみに襲われるため、赤く腫れてしまいます。
また、しいたけ皮膚炎は生焼けのしいたけを食べたときだけでなく、干ししいたけの戻し汁やしいたけの加工品を食べた場合にも発症する可能性があるので注意が必要です。
目安の加熱時間と生焼けかどうかの見分け方
ここまで生焼けのしいたけを食べると、どれほどの災難に見舞われるかお話してきましたが、どのくらい焼けばしっかりと焼けるのかを解説していきます。
また、しいたけの見た目でもきちんと焼けているのかどうかがわかるので見るべきポイントもまとめているのでぜひ活用してみてください。
目安加熱時間
焼き方 | 分数 |
---|---|
オーブン/トースター | 5分程度 |
フライパン/ホットプレート(蓋あり) | 中弱火で5分程度 |
魚焼きグリル/BBQ(蓋なし) | 強火で5分~6分 |
しいたけの目安の加熱時間は焼き方やしいたけの大きさによっても異なります。
オーブンやトースターなどで焼く際には5分程度が目安になります。
フライパンやホットプレートに蓋をして焼くことができる場合には、中弱火でじっくりと5分程度焼いてください。
魚焼きグリルやBBQの鉄板など、蓋を被せることが出来ない場合は、強火で5分から6分程度焼く必要があります。
蓋ができないと中がしっかり焼けているか分からず生焼けの状態になってしまうことが多いので、強火でしっかりと焼くことを意識しましょう。
それでも心配な場合は、半分やより細かく切って調理をすると確実に日が通りやすくなります。
生焼けかどうかの見分け方
生焼けかどうかの見分け方は3つあり、これを見れば確実に見分けることが出来ます。
①ヒダの部分に水分が吹き出ている
しいたけにはヒダがあります。
裏返してみればわかりますが、焼く工程でヒダから水分が出てくると思います。
このシワの部分に水分が吹き出ているか溜まってきていれば火が通っていると言えます。
そのため、傘を下にしてここの水分を見ながら調理してみてください。
②しいたけが焼く前よりも小さくなる
しいたけは焼くとサイズが小さくなります。
生のしいたけの傘はハリがありぷりぷりとした見た目です。
逆に加熱したしいたけの傘はしんなりとしていて、柔らかくなりしいたけの水分が抜けることでサイズもより小さくなります。
焼く前のしいたけのサイズより小さくなっているのであれば、しっかりと焼けている証拠です。
③傘にシワができている
しいたけは加熱すると、傘の表面にシワが寄ってきます。
加熱をすると小さくなりその影響でシワも増えていきます。
生のしいたけよりも圧倒的にシワが増えるので見た目で判断が可能です。
シワがあまり無いもしくは生の時と比べてシワが増えていない場合は後数分焼くなど対策を取ることが出来ます。
これら3つのことに注意して焼いてみましょう。
しいたけに含まれる栄養素
しいたけに含まれる栄養素は4つです。
しいたけをたべることで、ごぼうに匹敵する食物繊維が入っているので腸内環境を整える働きをしてくれます。
また、免疫力増強作用の効果もあるのでたくさん食べるといいことがあります!
ビタミンD
しいたけにはビタミンDが多く含まれています。
このビタミンDには、カルシウムの吸収促進、骨の成長促進、血中カルシウム濃度を調整する重要な役割のある栄養素です。
そのため、健康的な骨の状態を維持するために欠かせない栄養素となっています。
また、免疫機能を調整する働きがあるので風邪やインフルエンザなどの菌を殺菌する効果があることが最近わかってきました。
そのため、ビタミンDを接種することは健康を維持するためにも必要不可欠です。
ビタミンDは生しいたけより干ししいたけの方が含有量が多くなっているので、干ししいたけを接種しましょう。
葉酸
葉酸は妊婦さんが主に必要とする栄養で、貧血を防いだり胎児の正常な発育に重要な栄養素です。
葉酸は、人の成長に欠かせないので妊婦さんに限らず老若男女大切な栄養素と言えるでしょう。
DNAの合成を促進するとともに、赤血球の生成や多くの生体機能に関わっているほか、心疾患のリスク低下に葉酸は関わっています。
代謝を促進する酵素を補う役割もあるので、肝臓の代謝を上げて病気になるリスクを減らすことができるため、健康維持にも欠かせません。
食物繊維
しいたけに含まれる食物繊維は、ごぼうの食物繊維の量に匹敵するとされています。
食物繊維を多く摂ることで、腸内環境を整えて便秘を改善する働きがあります。
干ししいたけに含まれる食物繊維は46.7gとされており、これは1日に接種する必要がある食物繊維の量の2倍です。
干ししいたけを食べることで、1日に必要な食物繊維を補えるのはうれしいですよね。
必要な食物繊維以上を取ったとしても問題はないですが、取りすぎるとミネラルなど他の栄養素の吸収を妨げてしまうので、干ししいたけは2個までにしましょう。
エリタデニン
エリタデニンとは、しいたけ以外からほぼ見つかっていない非常に稀な成分です。
この成分は、血圧を正常に保ち血中コレステロール値を下げる働きがあり、血液を固まりにくくする効果もあります。
そのため、継続的にしいたけからエリタデニンを接種することで、高血圧・動脈硬化・生活習慣病を予防する効果が期待できます。
しいたけが古来より漢方薬として使われてきた理由は、このエリタデニンの効果だと考えられています。
エリタデニンは加熱しても減ることがないので、どのような食べ方をしても接種できます。
しいたけの栄養を効果的に取る方法
しいたけの栄養を効果的に取るにはどのように食べたらいいのでしょうか?
ここからはおすすめの食べ方とともにご紹介していきます。
干ししいたけを食べる
先程もお伝えしたように、生しいたけよりも干ししいたけの方が栄養素が多く含まれます。
これは、しいたけを干すことでグアニル酸という成分が生成され、生の時よりも水分が減ることでもとにあった成分がより凝縮され、その2つが相乗効果を産みます。
そのため、干ししいたけのほうが旨味成分が増加しより美味しいとされています。
このことから、干ししいたけを食べるほうが生のしいたけを食べるよりも効果的に栄養素を接種することができます。
水で洗いすぎない
しいたけの栄養素は水に溶けやすいものばかりです。
そのため、しいたけを水で洗いすぎてしまうと良い栄養素も流れ出て行ってしまいます。
水で洗う際には、ささっと洗うだけにして長時間水に漬けないようにしましょう。
水に栄養が溶けやすいので汁物と一緒に食べる
先程もお伝えしたように、栄養素が水に溶けやすいというデメリットを補うために、スープや鍋などの汁物にして食べるのが一番効果的です。
きのこ汁やつみれ鍋にいれるなど使い方は様々なのでお好きな食べ方で栄養を接種しましょう。
きのこが入ったおすすめの宅配弁当:nosh
しいたけは生焼けしてしまう可能性がありますし、その他の食材と料理をしないといけないので時間がない日は栄養をきちんと考えて料理することは難しいですよね。
そんな方でも、手軽に栄養が整った食事を取ることができるのが宅配弁当noshです。
noshは安全な食材を使用しており、全てのメニューは糖質30g・塩分2.5g以下と配慮されており、全てのメニューを工場で調理しているので届いたらレンジで温めるだけで食べることが出来ます。
継続的に新しいメニューが届くので、新しいキノコ料理にも出会えるかもしれませんね!
毎日栄養を考えて料理をすることが出来ない方や、料理の時間を取れない方にとてもおすすめです。
nosh(ナッシュ)の口コミと評判を紹介!メリットとデメリットも合わせて解説
まとめ:しいたけをきちんと焼いて美味しく食べましょう
しいたけを調理する際には目安の加熱時間と生焼けかどうかの見分け方を参考にして、料理をしましょう。
食中毒やしいたけ皮膚炎にかからないためにも、適切な調理が必要です。
ただ、しいたけには多くの栄養素が含まれているので継続的に接種をすることをおすすめします。
ー関連記事ー