パスタは美味しくてアレンジ方法が多くあり食べ飽きないですよね!
しかし、多くの人が食べた後に体調に何か違和感を感じたことがあると思います。
今回はパスタは本当に消化が悪いのかを紹介します。
加えて、消化が悪くなる原因と改善方法も紹介するのでぜひ試してみてください!
パスタは消化が悪いって本当?
パスタが消化が悪いといわれているのが本当なのかを説明します。
グルテンが多く含まれている
まず、パスタに多く含まれているグルテンとは、小麦粉に水を加えてこねるとできる成分のことです。
パスタだけではなく、パン・ピザ・うどんにも含まれている成分であり、グルテンが含まれていることから独特なもちもちした弾力感が生まれます。
しかし、グルテンは分解されにくい物質なので消化不良や腸内環境を悪化させてしまう可能性があるのです。
消化にかかる時間は?
パスタは約4時間かけて消化されます。
パスタは調理する際に脂質の高い油を使用することから通常の消化時間である2時間の2倍の時間を必要としてしまうのです。
パスタの消化をよくする方法?
パスタを消化しやすくなる方法を下記で紹介します。
ぜひ自宅でパスタを作る際に参考にしてみてください!
よく噛む
パスタだけに言えることではないのですが、よく噛み細かくしてから飲み込むことで消化しやすくなります。
しかし、パスタはほかの食材と比べると細かくすることが難しいと思います。
なので、無理せず自分が可能な限りの大きさで噛みましょう。
他にもよく噛むことでパスタの消化に必要な酵素が分泌されます。
唾液に含まれているアミラーゼという物質はでんぷんを消化しやすくする働きがあり、パスタの消化を促進させます。
唾液に含まれているアミラーゼは噛むことで分泌されるのでよく噛みましょう。
アルデンテかそれより柔らかく茹でる
アルデンテとは、パスタの中心部分に芯が残っており噛み応えのある状態をいいます。
茹でる前のパスタはグルテンを守るようにでんぷんの分子が結合していますが、茹でることで結合が緩くなり消化酵素が入りやすくなり消化しやすいパスタになります。
なので、アルデンテよりも固い状態のパスタだと中心部分に結合されたグルテンが残ってしまい消化にかかる時間が長くなってしまいます。
アルデンテ以上に固い状態だと消化に悪くなってしまうので気をつけましょう。
温かいうちに食べる
茹でたことで柔らかくしたパスタの成分の結合はパスタを冷ましてしまうとまた結合しだします。
なので、パスタは出来立てを食べることで消化しやすくなるので温かいうちに食べましょう!
消化の良い食材を使う
パスタの味付けや一緒に食べる食材によって消化しやすいかが変化します。
パスタは淡水株なので炭水化物の消化を促進させる効果があるビタミン1を含む食材を取ることをおすすめします。
- 肉類
- 魚類
- 豆類
- 穀物類
上記以外にもヨーグルト・ニンニク・レモン・玉ねぎがおすすめです。
レモンには唾液の分泌を促進させる成分が含まれており、ニンニクと玉ねぎには胃酸の分泌を促し、ヨーグルトは整腸作用があるので腸の働きをよくする効果があります。
消化の良い食材と食べることでパスタも消化しやすくなるよ!
パスタの消化が悪くなる原因は?
パスタがより消化悪くなってしまう原因を紹介します。
下記のことに気を付けて調理しましょう。
低温で茹でる
パスタは茹でることででんぷんの結合を緩くし消化酵素が入りやすく消化しやすい状態にしています。
しかし、低温で茹でるとでんぷんが十分に緩くならないので消化に悪いといわれています。
なので、パスタは茹でているときにお湯の温度が下がるのを防ぐために鍋にたっぷり水を入れて茹でましょう。
長い時間茹ですぎ
パスタを消化よくしたいからといって長い時間茹ですぎてしまうのは逆効果です。
なぜなら長時間茹でることによってでんぷんの結合が弱まり、外に出てしまいパスタにはグルテンのみが残ってしまうからです。
パスタは茹でる時間が短くても長くても消化に悪くなってしまうのでパスタの袋に記載されている時間を参考にして茹でましょう。
もし、ゆで汁が白く濁っていたらでんぷんが溶けだしてしまっている合図なので注意して茹でてください。
消化の悪い食材と一緒に食べている
パスタと一緒に食べている食材の食べ合わせが悪いと、消化不良になってしまいます。
脂質が多く含まれている食材や食物繊維が多い食材は胃に残る時間がほかの食材よりも長くなり消化に時間がかかってしまいます。
- ベーコン
- 豚バラ肉
- ウインナー
- キノコ
- タコ
他にも調理する際に脂質を含む調味料を使用してしまうと消化を悪くする原因になります。
そして、唐辛子などの香辛料は胃へのダメージが大きいので胃の調子が悪い人は極力使用することを避けましょう。
パスタの消化が良くなるおすすめの茹で方は?
パスタは正しい茹で方をするといつもより美味しく、そして消化よくすることができます。
材料
パスタ | 乾麺で160~200g(2人前) |
お湯 | 2L |
塩 | 大さじ2と¼ |
- 美味しいパスタを作るにはゆで汁の塩加減が大切です。1人前茹でるのには1Lのお湯が必要です。そして1Lのお湯に対して1%、10gの塩を入れます。
- お湯が沸騰したらパスタを入れます。お湯の中でパスタ同士がくっつかないようにかき混ぜます。
- お湯が沸騰しているが、鍋から吹き出ないのを目指し、パスタはゆらゆらと揺れているようにしましょう。吹きこぼれてしまうほど沸騰させてしまうとパスタの表面がべたついてしまうので気を付けてください。そして、途中で水を足すことは絶対にしないでください!
- 袋に記載されている茹で時間よりも前に1本だけ味見をしてみましょう。
これで消化の良い美味しいパスタの完成です。
パスタの消化の悪さが身体に与える影響は?
パスタの消化の悪さは身体に様々な悪影響を与えます。
どのような影響を与えるのかを下記で紹介します。
胃への影響
消化の悪いパスタを食べると以下のような症状を起こすことがあります。
- 胃痛
- 食欲不振
- 嘔吐
- 下痢
上記は消化不良の際に起こる症状です。
グルテンの消化に時間がかかると胃に長い間留まることになります。
そうすると胃がもたれてしまったり、お腹が張る感覚になってしまいます。
消化不良は野菜やフルーツを食べてこれらに含まれる酵素の効果を利用すると消化不良が改善される可能性があります。
特に、大根・キウイ・パイナップルがおすすめです。
それ以外の影響
消化不良以外にも様々な要因があります。
セリアック病 グルテンに弱い体質で、グルテンを摂取してしまうと小腸に異常が起こってしまう。
グルテン不耐症 グルテンを消化することができないことやアレルギー反応が出てしまう。
パスタなどのグルテンを食べると体調が悪くなる人は病院で診察を受けてみることをおすすめします。
パスタの消化の良いメニュー2選!
消化のしやすい食材をパスタと組み合わせることで消化が促進されます。
下記で消化しやすくなる美味しいおすすめメニューを紹介します。
レモンとキャベツのパスタ
キャベツにはビタミンUという胃潰瘍などを予防することができるビタミンの成分が含まれています。
レモンには胃酸の分泌を促進し、消化を助ける働きがあるのでパスタの消化の悪さを補うことが可能です。
材料
キャベツ | 3枚~5枚 |
レモン | ⅓ |
塩 | 10g |
パスタ | 2束 |
胡椒 | 少々 |
- 1 キャベツを沸騰したお湯で茹で、食べ応えがあるくらいに切ります。
- 2 スライスしたレモンと胡椒とキャベツを混ぜ合わせます。
- 3 パスタを茹でます。
- 4 パスタと2を混ぜたら完成です。
トマトソースパスタ
トマトにはリコピンという抗酸化作用があります。
リコピンを摂取することで肌の色を白くしたり、老化予防や免疫機能の低下を防ぐ効果が期待できます。
上記の動画以外にも作り方があるので紹介します。
材料
パスタ | 100g |
お湯 | 1L |
塩 | 10g |
トマトソース | 1個 |
ニンニク | 1片 |
トマト | 3個 |
玉ねぎ | ½ |
胡椒 | 少々 |
オリーブオイル | 大さじ1.5 |
- 1 トマトを好きな大きさに切ります。
- 2 玉ねぎとニンニクを薄切りにして、オリーブオイルをひいたフライパンで弱火で炒めます。
- 3 トマトを入れて強火で3分煮ます。
- 4 パスタを茹でます。
- 5 パスタとソースを混ぜ合わせて完成です。
他の麺の消化の良さは?
パスタ以外の麺も消化に悪いのでしょうか?
それぞれの麺を詳しく解説します。
比較
春雨 | 約1時間30分 |
白米 | 約2時間30分 |
食パン | 約3時間 |
うどん | 約3時間 |
そば | 約3時間~約4時間 |
パスタ | 約4時間 |
パスタは白米より消化にかかる時間が2倍だね!
ラーメン
ラーメンには「かんすい」というグルテンを強くまとめる作用がある物質が含まれています。
麺からでんぷんを取り除いたものがラーメンの麺なので消化が悪いです。
うどん
うどんは炭水化物が多くを占めているので消化しやすいといわれています。
胃の中にうどんがいる時間が少なく、胃腸に優しい食べ物です。
そば
そばにはうどんに比べて脂質と食物繊維が多く含まれています。
なので、消化しにくく胃の中に長い時間と留まっているということです。
言い換えれば、うどんよりも腹持ちが良いということですね!
グルテンフリー食品が注目されているのはなぜ?
最近グルテンフリーという言葉をよく耳にしませんか?
グルテンフリーとは何なのかを詳しく紹介します。
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、パスタやピザなどに含まれるグルテンを摂取しないようにするライフスタイルのことです。
グルテンを摂取することで胃痛や頭痛・倦怠感を感じてしまうことがあります。
上記のような慢性的な体調不良がグルテンが原因だと知らずに生活している人が多くいます。
このような人がグルテンフリーを行うことで体調がよくなったり、肌がきれいになることがあります。
これらの理由からグルテンフリーが美容意識の高い人たちから人気なのです。
メリット
グルテンフリーを行った影響で体質や肌質が変化することです。
他にも、小麦粉は依存性が高いのでグルテンフリーで摂取しないことで食べ過ぎることを防ぐことができます。
デメリット
世の中にはグルテンが含まれた食品が多く存在しており、避けることが難しいです。
グルテンを一切摂取しないのではなく、摂取する量を減らすことでも体質や肌質の変化を実感する人が多いです。
なので、まずはグルテンの量を減らすことやできるだけグルテンを含むものを選ばないというようなゆるいグルテンフリーを行うところから始めましょう!
もう1つのデメリットは美味しい食べ物が食べれなくなることです。
グルテンは、パスタなどの美味しさの元です。
米粉などを使用した食品と比べてしまうと味が落ちてしまいます。
しかし、最近では加工技術が進化し美味しいグルテンフリー食品が多いのでぜひ試してみてください。
どこで買える?
グルテンフリー食品はコンビニなどの店舗やネット通販で購入ができます。
なので、外出時に急遽ご飯を食べたい場合でもコンビニにいけばおにぎりやグルテンフリーのパンが売っています。
自分で自炊する場合はグルテンフリーの食材をネットで購入すると買い物に行く手間が省けます。
まとめ
この記事を読んでなぜパスタは消化に悪いのかわかりましたか?
パスタを消化よくする方法や、消化の悪いグルテンそのものを避ける方法を紹介しました。
自分に合った改善方法を見つけてみてください!