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味噌汁は適切な量を飲む分には太ることはありません
1日1〜2杯を目安に摂取し、具材や塩分に気をつければ、むしろダイエットの強い味方になります
味噌汁1杯のカロリーは約30〜60kcalと低く、発酵食品である味噌の健康効果や満腹感を得られる
日本の食卓に欠かせない味噌汁ですが、「味噌汁を飲むと太るのでは?」と心配する方も多いのではないでしょうか。
特にダイエット中は、普段何気なく飲んでいる味噌汁のカロリーや塩分が気になるものです。
実は味噌汁は、飲み方や具材選びを工夫することで、ダイエットの強い味方になる優れた料理なのです。
この記事では、味噌汁のカロリーや太りやすい飲み方、ダイエットに効果的な飲み方まで解説します。
はじめに:味噌汁は太るのか?

味噌汁が太るかどうかは、飲む量や具材、飲み方によって大きく左右されます。
基本的に味噌汁1杯のカロリーは約30〜60kcal程度と低く、これだけで太ることはありません。
しかし、問題となるのは飲みすぎや高カロリーな具材の組み合わせです。
また、塩分の摂りすぎによるむくみが体重増加と勘違いされることもあります。
味噌汁の主原料である味噌は、大豆を発酵させた栄養価の高い食品です。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、適量であれば健康維持に役立ちます。
大切なのは、味噌汁との正しい付き合い方を知ることです。
カロリーや塩分を意識しながら、バランスよく摂取することで、味噌汁はダイエットをサポートする心強い味方になってくれるのです。
味噌汁のカロリーはどのくらい?種類別に解説
味噌汁 1杯(177g) 37kcal (粉末タイプ)インスタント味噌汁 1人前(6g) 19kcal インスタント味噌汁 1人前(16g) 20kcal しじみの味噌汁 一杯(190g) 46kcal じゃがいもと玉ねぎの味噌汁 一杯(220g) 59kcal 豆腐とわかめの味噌汁 一杯(209g) 65kcal わかめの味噌汁 一杯(179g) 41kcal あさりの味噌汁 お椀一杯(189g) 42kcal 大根の味噌汁 お椀一杯(214g) 45kcal なめこの味噌汁 お椀一杯(197g) 41kcal キャベツと油揚げの味噌汁 お椀一杯(212g) 64kcal エビの味噌汁 お椀一杯(206g) 66kcal かぼちゃの味噌汁 お椀一杯(253g) 96kcal モロヘイヤの味噌汁 お椀1杯(212.5g) 51kcal もやしの味噌汁 お椀一杯(199g) 42kcal かぶの味噌汁 お椀1杯(257g) 54kcal 里芋の味噌汁 1杯(217g) 59kcal なすの味噌汁 1杯(201g) 42kcal 卵の味噌汁 1杯(205g) 76kcal ほうれん草の味噌汁 1杯(231g) 49kcal 大根と油揚げの味噌汁 1杯(216g) 58kcal
味噌汁のカロリーは、使用する味噌の種類や量、具材によって変わります。一般的な味噌汁1杯(約150ml)のカロリーを見てみましょう。
基本となる味噌汁(具なし)のカロリーは、味噌の種類によって以下のようになります。米味噌(淡色辛味噌)を使った場合は約30kcal、米味噌(赤色辛みそ・淡色辛みそ)では約31kcal、豆味噌も約31kcalです。麦味噌の場合は約28kcalとなっています。
以下、表でまとめてみます。
引用:ふるなび公式ブログ ふるさと納税DISCOVERY
味噌の種類 味噌汁1杯あたり(15g換算) 米味噌(淡色辛味噌) 27kcal 米味噌(赤色辛みそ・淡色辛みそ) 27kcal 豆味噌 31kcal 麦味噌 28kcal
これらの基本カロリーに具材のカロリーが加わります。例えば、わかめの味噌汁なら約41kcal、なめこの味噌汁も約41kcal、大根と油揚げの味噌汁は約58kcalになります。
具材を多く入れたり、油分の多い食材を使用したりすると、カロリーは100kcalを超えることもあります。しかし、一般的な味噌汁であれば、1杯あたりのカロリーは決して高くありません。
具材によるカロリーの違いがある

引用:浦安ツバメクリニック
具材 カロリー 豆腐 54kcal わかめ 38kcal 大根 42kcal 玉ねぎ 44kcal 長ネギ 39kcal キノコ 46kcal
味噌汁の具材選びは、カロリーに大きく影響します。
低カロリーな具材と高カロリーな具材を知っておくことで、ダイエット中でも安心して味噌汁を楽しめます。
低カロリーな具材の代表格は、わかめ、大根、玉ねぎなどです。
これらの野菜や海藻類は、ボリュームがあってもカロリーが低く、食物繊維も豊富に含まれています。
一方、カロリーが高めの具材には、油揚げ、豚肉、じゃがいもなどがあります。これらの具材を使う場合は、量を調整することが大切です。
具材の組み合わせを工夫することで、栄養バランスの良い味噌汁を作ることができます。
インスタント味噌汁の注意点
忙しい現代人にとって、インスタント味噌汁は便利な存在です。
しかし、ダイエット中は注意すべき点がいくつかあります。
まず、インスタント味噌汁は塩分が高めに設定されていることが多いです。
1食分で1〜1.8gの塩分を含むものもあり、これは1日の塩分摂取目標量の約3分の1に相当します。
塩分の摂りすぎは、むくみの原因となり体重増加につながる可能性があります。
また、保存性を高めるために油分や添加物が使用されている場合があります。
フリーズドライタイプは比較的添加物が少ないですが、生タイプの味噌汁には保存料が含まれていることもあります。
カロリーについても、具材入りのインスタント味噌汁は約76kcalと、手作りの味噌汁より高めになることがあります。
購入時は栄養成分表示を確認し、カロリーや塩分量をチェックすることをおすすめします。
参考:カネナ
太りやすくなる味噌汁の飲み方

- 1日に3杯以上など、量の飲みすぎ
- 油揚げや豚バラ肉など高カロリー具材の多用
- 味噌汁と一緒にご飯を食べすぎる
- 濃い味付けによる塩分過多・むくみ
味噌汁自体は低カロリーですが、飲み方を間違えると太る原因になることがあります。
どのような飲み方が問題となるのか、具体的に見ていきましょう。
太りやすくなる最大の要因は、量の飲みすぎです。
いくら低カロリーでも、1日に5杯も6杯も飲めばカロリーオーバーになります。
また、塩分の摂りすぎによるむくみも体重増加として現れます。
具材の選び方も重要です。
油揚げや豚バラ肉など、脂質の多い具材を毎回使用していると、知らず知らずのうちにカロリーが積み重なります。
さらに、味噌汁と一緒に食べる主食の量にも注意が必要です。
味噌汁があるとご飯が進みやすくなり、結果的に炭水化物の摂りすぎにつながることがあります。
これらの点を意識することで、味噌汁を健康的に楽しむことができます。
1日に何杯も飲むのはNG
味噌汁を1日に何杯も飲むことは、カロリーと塩分の両面から問題があります。
仮に1杯50kcalの味噌汁を5杯飲めば250kcalとなり、これはご飯茶碗1杯分を大幅に超える量に相当します。
さらに深刻なのは塩分の問題です。
味噌汁1杯には約1.5〜2gの塩分が含まれており、5杯飲めば7.5〜10gもの塩分を摂取することになります。
これは1日の塩分摂取目標量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)を大幅に超えてしまいます。
塩分の摂りすぎは、体内に水分を溜め込む性質があるため、むくみの原因となります。
このむくみが体重増加として現れ、「味噌汁で太った」と感じる原因になるのです。
また、塩分の過剰摂取は高血圧のリスクも高めます。
健康的に味噌汁を楽しむためには、1日1〜2杯を目安にすることが大切です。
参考:味の素株式会社
高カロリー具材の組み合わせ
高カロリーな味噌汁の具材一覧
具材 | 特徴 | カロリー(目安) |
---|---|---|
豚バラ肉 | 脂質豊富でボリュームあり | 約400kcal(100g) |
油揚げ | 揚げてあるため脂質が多い | 約350kcal(1枚) |
厚揚げ | ボリューム・タンパク質ともに◎ | 約150kcal(1個) |
豆乳 | 味噌と相性が良く、濃厚に | 約45kcal(100ml) |
バター | コクを出しつつ高脂質 | 約75kcal(10g) |
チーズ | 発酵食品同士で好相性 | 約80kcal(1枚分) |
じゃがいも | 炭水化物で腹持ち良し | 約80kcal(中1個) |
かぼちゃ | 自然な甘みとエネルギー源 | 約90kcal(100g) |
さつまいも | 炭水化物・食物繊維ともに豊富 | 約130kcal(100g) |
もち(角餅) | 圧倒的高カロリー!満腹感あり | 約120kcal(1個) |
コーン(缶詰) | 甘みとカロリー両立 | 約80kcal(50g) |
とろけるチーズ | 味噌との相性抜群で食欲増進 | 約80kcal(1枚) |
ごま(すりごま) | 少量でも高脂質・香ばしい | 約60kcal(大さじ1) |
味噌汁の具材選びによっては、1杯のカロリーが大幅に増加することがあります。
特に注意したいのは、複数の高カロリー具材を組み合わせる場合です。
例えば、豚バラ肉や油揚げ、じゃがいもといった具材は、いずれも脂質や糖質を多く含むため、組み合わせによっては脂質・炭水化物の摂取量が過剰になりやすくなります。
とくに豚バラ肉の脂身や油揚げの揚げ油は、摂りすぎると脂質過多となり、ダイエット中の栄養バランスを崩す要因になりかねません。
満足感は得やすいものの、日常的にこのような組み合わせを続けることは控えたいところです。
また、餅を入れたお雑煮風の味噌汁や、天ぷらの衣が付いた具材を使用した味噌汁も高カロリーになりがちです。
例えば、油で炒めた豚肉や揚げ茄子を加えると、風味は増しますがその分脂質とカロリーも上昇します。
こうした調理法の工夫も、ダイエット中には控えめにしたほうが良いでしょう。
味噌汁とご飯の食べすぎに注意
味噌汁があると、ついついご飯が進んでしまうという経験は誰しもあるものですね。
これは日本人特有の食習慣ですが、ダイエット中は注意が必要です。
味噌汁の塩分とうま味成分は、ご飯との相性が抜群です。
そのため、味噌汁を飲みながらご飯を食べると、いつもより多くご飯を食べてしまいがちです。
ご飯茶碗1杯(150g)は約234kcalですから、おかわりをすれば500kcal近くにもなります。
また、味噌汁でご飯を流し込むような食べ方は、噛む回数が減り満腹感を得にくくなります。
結果として食べすぎにつながりやすいのです。
対策としては、まず味噌汁を単独で味わい、その後ゆっくりとご飯を噛んで食べることです。
また、ご飯の量をあらかじめ決めておき、おかわりは控えるようにしましょう。
参考:農林水産省
濃い味付けでむくみやすくなる
味噌の量を多くした濃い味付けの味噌汁は、塩分過多によるむくみを引き起こしやすくなります。
むくみは体重増加として現れるため、ダイエットの妨げになります。
塩分を摂りすぎると、体は塩分濃度を薄めようとして水分を溜め込みます。
この仕組みによって、顔や手足がむくんでしまうのです。
特に夕食で濃い味噌汁を飲むと、翌朝のむくみがひどくなることがあります。
濃い味付けは、味覚を鈍らせる原因にもなります。
濃い味に慣れてしまうと、薄味では物足りなく感じ、どんどん味噌の量が増えていく悪循環に陥ります。
理想的な味噌の量は、味噌汁1杯(150ml)あたり大さじ1/2(約9g)程度です。
だしをしっかり効かせることで、味噌の量を減らしても満足感のある味噌汁を作ることができます。
参考:ドットミソ
太りづらいおすすめの味噌汁の飲み方
太りずらい味噌汁の飲み方を記載します。
- 1日1〜2杯に抑える
- だしを効かせて減塩味噌を使用
- 食前15〜20分前に飲むことで食べすぎ防止
- 朝飲むことで代謝を高める
味噌汁をダイエットの味方にするには、正しい飲み方を知ることが大切です。
量やタイミング、味付けなどを工夫することで、健康的に味噌汁を楽しめます。
まず重要なのは、適切な量を守ることです。
1日1〜2杯を目安にし、塩分やカロリーの摂りすぎを防ぎましょう。
また、飲むタイミングも重要で、食前に飲むことで満腹感を得やすくなります。
味付けについては、だしを効かせることで味噌の量を減らせます。
昆布やかつお節、煮干しなどの天然だしを使用すると、うま味が増して薄味でも満足感が得られます。
さらに、朝食時に味噌汁を飲むことで、1日の代謝を高める効果も期待できます。
これらのポイントを押さえることで、味噌汁はダイエットをサポートする頼もしい存在になるのです。
参考:和食の旨み
1日1〜2杯が目安
味噌汁の適切な摂取量は、1日1〜2杯が目安です。
この量であれば、カロリーや塩分の心配をすることなく、味噌汁の栄養効果を享受できます。
1日1杯の場合は、朝食または夕食時に飲むのがおすすめです。
朝食時なら1日の活動エネルギーとなり、夕食時なら満腹感を得やすくなります。1日2杯の場合は、朝と夜に分けて飲むと良いでしょう。
この量を守ることで、1日の塩分摂取量もコントロールしやすくなります。
味噌汁2杯で約18gの塩分摂取となりますが、他の食事で塩分を控えめにすることで、1日の目標量内に収めることができます。
また、毎日同じ量を飲む必要はありません。
外食が多い日は味噌汁を控えめにし、家で薄味の食事をする日は2杯飲むなど、柔軟に調整することが大切です。
参考:ドットミソ
だしを効かせた減塩味噌を活用
減塩味噌を使用することは、むくみを防ぎ、結果的にダイエットにつながります。
通常の味噌に比べて塩分が25%カットされた減塩味噌なら、塩分の摂りすぎを防げます。
ただし、減塩味噌は通常の味噌より味が薄く感じることがあります。
そこで重要なのが、だしをしっかり効かせることです。
昆布とかつお節の合わせだしや、煮干しだしを使うことで、深いうま味が生まれます。
だしの取り方も工夫しましょう。
昆布は水に30分以上浸してから火にかけ、沸騰直前に取り出します。
かつお節は沸騰したお湯に入れて火を止め、2〜3分置いてから濾します。この一手間で、格段に美味しいだしが取れます。
また、減塩による物足りなさは、香味野菜で補うこともできます。
生姜やねぎ、三つ葉などを加えることで、塩分控えめでも満足感のある味噌汁になります。
参考:無塩ドットコム

食前に飲むと満腹感UP
味噌汁を食前に飲むことで、満腹感を得やすくなり、食事全体の量を自然に減らすことができます。
これは、温かい汁物が胃を満たし、満腹中枢を刺激するためです。
この時間差により、満腹感を感じ始めたタイミングで主菜や主食を食べることになり、食べすぎを防げます。
また、味噌汁に含まれる食物繊維豊富な具材は、胃の中で膨らみ満腹感を持続させます。
わかめやきのこ類、根菜類などを具材に選ぶと、より効果的です。
食前の味噌汁は、血糖値の急激な上昇を抑える効果もあります。
特に野菜たっぷりの味噌汁を先に食べることで、その後の炭水化物の吸収が緩やかになり、脂肪の蓄積を防ぐことにつながります。
朝に飲むことで代謝が上がる
朝食時に温かい味噌汁を飲むことで、体温が上昇し基礎代謝が高まります。
これにより、1日のエネルギー消費量が増加し、ダイエット効果が期待できます。
睡眠中に下がった体温を、朝の味噌汁で効率よく上げることができます。
体温が1度上がると基礎代謝は約13%上昇するといわれており、これは1日で約150kcalの消費量増加に相当します。
また、味噌に含まれる大豆ペプチドには、脂肪燃焼を促進する効果があることが分かっています。
朝食で摂取することで、日中の活動時により多くの脂肪を燃焼させることができるのです。
朝の味噌汁は、腸の動きを活発にする効果もあります。
温かい汁物が腸を刺激し、便通を促進します。
腸内環境が整うことで、さらに代謝が向上し、痩せやすい体質づくりにつながります。
参考:横山医院
ダイエット中におすすめの味噌汁の具材
ダイエット中の味噌汁は、具材選びが成功の鍵となります。
低カロリーで栄養価の高い具材を選ぶことで、満足感を得ながら健康的に痩せることができます。
理想的な具材は、食物繊維が豊富で満腹感を得やすいもの、良質なタンパク質を含むもの、代謝をサポートする栄養素を含むものです。
これらをバランスよく組み合わせることが大切です。
野菜類では、大根、人参、ごぼうなどの根菜類や、ほうれん草、小松菜などの葉物野菜がおすすめです。
きのこ類も低カロリーで食物繊維が豊富なため、積極的に使いたい食材です。
海藻類のわかめや昆布、豆腐や油揚げなどの大豆製品も、ダイエット中の味噌汁には欠かせません。
これらの具材を上手に組み合わせることで、栄養バランスの良い味噌汁を作ることができます。
食物繊維が豊富な具材

きのこ類 | しめじ、えのきたけ、まいたけなど |
---|---|
海藻類 | わかめや昆布など |
根菜類 | ごぼう、大根、人参など |
食物繊維が豊富な具材は、満腹感を持続させ、便通を改善する効果があります。
ダイエット中の味噌汁には積極的に取り入れたい栄養素です。
きのこ類は食物繊維の宝庫です。
しめじ、えのきたけ、まいたけなど、どれも豊富な食物繊維を含んでいます。
カロリーも100gあたり20kcal前後と非常に低いのが特徴です。
海藻類も優秀な食材です。
わかめや昆布は、水溶性食物繊維を多く含み、糖質の吸収を緩やかにする効果があります。
根菜類では、ごぼうが特に食物繊維が豊富です。
大根や人参も、程よい食物繊維を含みながら、甘みがあって味噌汁を美味しくしてくれます。
参考:食物繊維
良質なタンパク質を含む具材

タンパク質は筋肉を維持し、基礎代謝を高めるために欠かせない栄養素です。
味噌汁の具材でも良質なタンパク質を摂取できます。
豆腐は最も手軽なタンパク質源です。
絹ごし豆腐、木綿豆腐ともに良質な植物性タンパク質を含みます。
カロリーも絹ごし豆腐で56kcal/100g、木綿豆腐で72kcal/100gと控えめです。
卵も優秀なタンパク質源です。
溶き卵として加えれば、1個(50g)で約6gのタンパク質が摂取できます。
アミノ酸スコアが100と、理想的なアミノ酸バランスを持っています。
魚介類では、あさりやしじみがおすすめです。
貝類は低カロリーでありながら、タンパク質のほかに鉄分やビタミンB12なども豊富に含んでいます。
参考:カロリーSlism
代謝をサポートする食材
代謝を高める栄養素を含む食材を味噌汁に加えることで、より効果的なダイエットが可能になります。
生姜は代謝アップの代表的な食材です。
生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールには、体温を上げて代謝を促進する効果があります。
すりおろして少量加えるだけで効果が期待できます。
唐辛子も代謝を高める効果があります。
カプサイシンが脂肪燃焼を促進し、エネルギー消費を増やします。七味唐辛子を振りかけるだけでも効果的です。
ネギ類(長ねぎ、玉ねぎ)に含まれるアリシンには、血行を促進し代謝を高める効果があります。
また、ビタミンB1の吸収を助ける働きもあり、エネルギー代謝をサポートします。
にんにくも同様の効果がありますが、味噌汁には薄切りにして少量使用するのがおすすめです。
参考:大正製薬
避けた方が良い具材
油分が多い具材 | 油揚げ、豚バラ肉、天かす |
---|---|
糖質が多い具材 | じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、とうもろこし |
添加物多い加工食品 | ちくわ、はんぺん、かまぼこ、さつま揚げ |
ダイエット中の味噌汁では、高カロリーや高脂質、添加物の多い具材は避けたほうが良いでしょう。
これらの具材を頻繁に使用すると、せっかくの味噌汁がダイエットの妨げになってしまいます。
特に注意したいのは、油で揚げた具材や脂身の多い肉類です。
これらは少量でも高カロリーになりやすく、消化にも時間がかかります。
また、糖質の多い具材も摂りすぎに注意が必要です。
いも類や根菜類は適量なら問題ありませんが、大量に使用すると糖質過多になります。
加工食品も要注意です。
便利で美味しい練り物類ですが、添加物や塩分が多く含まれているものが多いため、使用は控えめにしましょう。
参考:フンドーキン醤油株式会社
油分が多い具材
油分の多い具材は、カロリーが高くなりやすいため、ダイエット中は控えめにすることが大切です。
油揚げは便利な具材ですが、100gあたり386kcalと高カロリーです。
使用する場合は、熱湯で油抜きをしてから少量使うようにしましょう。
1枚(30g)を4人分で分けるくらいが適量です。
豚バラ肉も脂質が多く、100gあたり366kcalもあります。
豚汁を作る場合は、脂身の少ない豚もも肉を選ぶか、脂身を取り除いて使用しましょう。
天かすも要注意です。
うどんのトッピングとして人気ですが、油で揚げているため100gあたり500kcal以上になります。
風味付け程度に少量使うなら問題ありませんが、たっぷり入れるのは避けましょう。
参考:カロリーSlism
糖質が多い具材
糖質の多い具材は血糖値を急上昇させやすく、脂肪の蓄積につながりやすいため、量に注意が必要です。
じゃがいもは100gあたり糖質が16.3g含まれています。
1個(100g)使うと、ご飯50g分の糖質に相当します。
使用する場合は、小さめに切って量を控えめにしましょう。
さつまいもはさらに糖質が多く、100gあたり30.3gも含まれています。
甘みがあって美味しいですが、ダイエット中は避けたほうが無難です。
かぼちゃも120gあたり糖質が20.5g含まれています。
ビタミンAなどの栄養は豊富ですが、量は少なめにして、他の低糖質な野菜と組み合わせて使用しましょう。
とうもろこしも糖質が多い食材です。
100gあたり13.8gの糖質を含むため、缶詰のコーンを大量に入れるのは控えましょう。
参考:資格のキャリカレ
添加物が気になる加工食品
ちくわやはんぺんなどの練り物は、手軽で美味しい具材ですが、添加物や塩分が気になる食品です。
ちくわには、保存料や増粘剤、着色料などの添加物が使用されていることが多いです。
また、100gあたり2.5gの塩分を含んでおり、味噌汁に入れるとさらに塩分過多になりやすくなります。
はんぺんも同様に、増粘剤や保存料が使用されています。
ふわふわの食感を出すために、でんぷんや山芋が加えられており、糖質も多めの食品です。
かまぼこやさつま揚げなども、塩分や添加物が多く含まれています。
これらの練り物を使用する場合は、週に1〜2回程度にとどめ、できるだけ添加物の少ない製品を選ぶようにしましょう。
新鮮な魚介類や豆腐など、加工度の低い食材を選ぶことで、より健康的な味噌汁を作ることができます。
参考:マイナビ
ダイエットに味噌汁はとてもおすすめ!その理由
味噌汁は、正しく取り入れることでダイエットの強力な味方になります。
日本の伝統的な発酵食品である味噌の健康効果は、科学的にも証明されています。
味噌汁がダイエットに効果的な理由は複数あります。
まず、発酵食品としての健康効果により腸内環境が整い、代謝が向上します。
また、温かい汁物は満腹感を与え、食べすぎを防ぐ効果があります。
さらに、味噌汁は野菜を手軽に摂取できる優れた料理です。
生野菜のサラダよりも多くの野菜を食べやすく、加熱により栄養素の吸収率も高まります。
これらの効果により、味噌汁は単なる付け合わせではなく、ダイエットを成功に導く重要な要素となるのです。
毎日の食生活に上手に取り入れることで、健康的な減量が可能になります。
参考:JSFCA
発酵食品としての健康効果
味噌は大豆を麹菌で発酵させた食品で、この発酵過程で様々な健康効果が生まれます。
農林水産省の「発酵の不思議」によると、東京農業大学の前橋健二教授は
発酵する過程で、物質から新しい物質が生まれているのですが、それが機能性成分だったり、健康成分だったりするわけです
引用:「発酵」の不思議:農林水産省:農林水産省
と述べています。
また、同教授は、
ひとつは麹菌がたんぱく質を分解することで生成されるペプチドという成分に、高い機能性があるということです。このペプチドに血圧を低下させるなど、さまざまな健康効果が期待できることが、長い間の研究で次々にわかってきました
引用:「発酵」の不思議:農林水産省:農林水産省
と説明しています。
さらに、
もうひとつは、菌そのものが体の役に立つということです。腸内の免疫細胞を刺激するのは生きた乳酸菌だけでなく、乳酸菌の死骸も影響することが研究で明らかになりました
とも述べており、発酵食品に含まれる菌が生きていても死んでいても、免疫力向上に貢献することが分かっています。
味噌をはじめとする発酵食品は、これらの効果により腸内環境を整え、老廃物の排出をスムーズにし、むくみの解消や肌荒れの改善にもつながるのです。
汁物がもたらす満足感
産経新聞の記事では、福島県教育委員会による児童・生徒への食生活アンケートの結果が報告されています。
この調査によると、
肥満ではない生徒・児童では、夕食の際、汁物を『食べることが多い』と答えた人と『食べないことが多い』と答えた人の比率はほぼ8対2。それに対し、肥満傾向の生徒・児童では7対3と、統計学的に有意な差が出た
引用:【STOP!メタボリックシンドローム】低カロリーで満腹感 日本の風土に根ざした健康食「汁物」で肥満抑制を(1/2ページ) – 産経ニュース
とのことです。
調査をとりまとめた福島県三春町立三春中学校の栄養教諭、土屋久美さんは、「汁物はカロリーが低く、摂取によりおなかが膨れることも大きいのではないか」と分析しています。
記事では、
汁物の多くが1杯50キロカロリー以下なのに対し、揚げ物などはひと切れで100キロカロリーを上回るものも多く、汁物で満腹感を得ることで、食べ過ぎやカロリーオーバーを防いでいる可能性がある
引用:【STOP!メタボリックシンドローム】低カロリーで満腹感 日本の風土に根ざした健康食「汁物」で肥満抑制を(1/2ページ) – 産経ニュース
と指摘されています。
また、東北大大学院農学研究科の都築毅准教授は、
みそには塩分が含まれる一方、大豆由来の含有成分に降圧作用があるとされ、1日3杯程度なら血圧に影響しないとの研究結果が報告されている
引用:【STOP!メタボリックシンドローム】低カロリーで満腹感 日本の風土に根ざした健康食「汁物」で肥満抑制を(1/2ページ) – 産経ニュース
と述べており、適量の味噌汁摂取は健康に良い影響を与えることが示されています。

野菜を手軽に摂れる
味噌汁は、野菜を効率よく摂取できる優れた調理法です。
厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標量350gを達成するのに、味噌汁は大きく貢献します。
生野菜のサラダでは量を食べるのが大変ですが、味噌汁なら加熱によりかさが減るため、多くの野菜を無理なく摂取できます。
1杯の味噌汁に3〜4種類の野菜を入れれば、簡単に100g以上の野菜が摂れます。
また、加熱により野菜の細胞壁が壊れ、栄養素が溶け出しやすくなります。
水溶性ビタミンは汁に溶け出しますが、味噌汁なら汁ごと飲むため、栄養を無駄なく摂取できます。
さらに、味噌汁なら野菜嫌いな人でも食べやすいという利点があります。
味噌の風味が野菜の苦味や青臭さを和らげ、美味しく食べられるようになります。
毎日違う野菜を使うことで、飽きずに続けられるのも大きなメリットです。

結論:適度に飲む分には味噌汁は太らない!
味噌汁は、適量を守ればダイエットをサポートする心強い存在です。
1日1〜2杯を目安に、野菜や海藻、豆腐などを使った薄味の味噌汁を取り入れましょう。
食前に飲めば満腹感が得られ、朝は代謝アップにも効果的。
発酵食品として腸内環境を整える働きもあり、痩せやすい体質づくりに役立ちます。
また、高カロリーな具材や加工食品は控え、栄養バランスのよい一杯を心がけましょう。
この心掛けを続けることで、健康的な体づくりにもつながります。