野菜不足が気になる時や食事の栄養バランスが偏っていると感じる時に重宝されている野菜ジュース。
野菜を食べる機会が減っている現代人にとって、野菜ジュースを飲むことは健康的というイメージがありますが、人によって市販の野菜ジュースは体に悪いという意見もあるようです。また野菜の栄養が失われていて栄養価は高くないという声もあります。

この記事では「市販の野菜ジュースは体に悪い」「効果がない」と言われる理由や、実際の「野菜ジュースに含まれる栄養」、気になる「添加物の使用」についてまとめました。
野菜ジュースが効果なしと言われる理由は?

市販の野菜ジュースには、1日に必要な野菜の1/2・1/3が摂れるといった表現があり、野菜を食べない人が野菜の代用として多く飲まれています。
厚生労働省のホームページでも成人の1日あたりの野菜摂取量の目標は350g以上と記載されていて、健康維持のためには炭水化物・肉類などのたんぱく質だけでなく、野菜を食べることを勧められています。
野菜には体を健康に保つための潤滑油として働くビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれています。これらの栄養は健康、美容、ダイエットやトレーニングでの体作りでも欠かせません。
ですが、野菜を豊富に使っているはずの市販の野菜ジュースは、本来の野菜を食べるよりも栄養が少ないと言われています。
この理由には
- 加熱殺菌など製造工程でビタミンが失われている
- 食物繊維や酵素が失われている
といった、野菜に含まれている栄養が製造工程で失われるものが多いため、市販の野菜ジュースは期待しているような効果が得られないと考えられています。
加熱殺菌など製造工程でビタミンが失われている?
市販の野菜ジュースで使用されている野菜の多くは外国産です。製造自体は日本で作られているため、日本製と記載されていますが、原料自体は外国からの輸入というケースがあります。
市販の野菜ジュースの場合、輸入時に野菜をそのまま送られてくるのではなく、熱濃縮と呼ばれる野菜に熱を加えて水分を飛ばし、野菜の体積を減らした状態で日本に届きます。
野菜に含まれるビタミンは熱に弱い種類が多く、濃縮の工程や野菜ジュースを作る際の殺菌などで失われやすい傾向があります。
また、ビタミンには水に溶け出るビタミンCやビタミンB1、B2などの水溶性ビタミンがあり、これらの特徴により加熱殺菌や濃縮の工程で栄養が失われていると考えられています。

例えば「ほうれん草」に含まれるビタミンCを熱湯で茹でると1分でも約3割が失われ、5分を越えると50%以上が失われると言われています。
食物繊維や酵素が失われている?
野菜と野菜ジュースの大きな違いは野菜に含まれる食物繊維や酵素が市販の野菜ジュースに含まれていないという点も挙げられます。
食物繊維には主に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、市販の野菜ジュースには野菜に含まれる不溶性食物繊維がほとんど含まれていない状態です。
さらに野菜に含まれる酵素も熱に弱い性質があるため、野菜が健康に良いとされる重要な栄養素が本来の野菜よりも少ない、もしくは失われていることが「市販の野菜ジュースは効果なし」と言われる理由です。

野菜ジュースのパッケージに記載されている1日〇〇分の野菜が摂れるといった表現は1日に必要な野菜を使用して入れているというもので、実際の野菜を食べた時と同じ栄養が摂れるわけではないことを理解しておく必要があります。

栄養成分を製造工程で添加するケースもある
市販の野菜ジュースは、濃縮還元の工程やジュースを作る工程で失われた香りやビタミン(ビタミンCなど)、ミネラル(カリウムやカルシウムなど)を食品添加物で加えているケースもあります。

ということは野菜ジュースには栄養がほとんど含まれていないのでしょうか?

いいえ、KAGOMEのホームページでは野菜ジュースを作る工程で野菜の時よりもビタミンCや食物繊維量が減少してしまうものの、カロテノイドなどは加熱による影響は少なく、緑黄色野菜に多く含まれるリコピンやβカロテンなどは生の野菜から摂るよりも吸収率が高いとのことです!
野菜と市販の野菜ジュースの違い

前述した通り、野菜と一般的な野菜ジュースの違いはビタミン・食物繊維・酵素などが輸入の際の工程や、製造工程中に失われているという点。
野菜には本来、ビタミンやミネラル・食物繊維や酵素などが含まれますが、野菜ジュースの場合は飲みやすさに配慮する形で原料を濾(こ)したり、絞ったりと口当たりが良くなるように調整されています。さらに、美味しく飲めるように果汁やブドウ糖などの糖類を加えて味を整えるのが一般的です。
そうなると野菜が持つ「健康に有用だとされるビタミン」は、濃縮時やミキサーでの粉砕による熱などで分解され、不溶性食物繊維は絞って濾す(こす)工程で廃棄されるため、野菜と同等の栄養や成分が含まれているとは言えない状態になっています。

実際に野菜ジュースを販売しているKAGOMEのホームページのQ&A内でも野菜ジュースにすることでビタミンCや食物繊維が減少するという旨が記載されています。
参考:KAGOME公式サイト
市販の野菜ジュースで使われる濃縮還元について
市販の野菜ジュースの原材料を見ると、濃縮還元という表記があるのが一般的です。
原料となる野菜を加熱して水分を飛ばし体積を減らし濃縮ペーストにしたものを、製造工場で再度、水分を加えて元の状態に戻す工程のことを言います。一般的な濃縮還元法は熱濃縮を用いられることが多い

この方法を取ることで野菜の体積が少なくなり輸送コストが抑えられたり、世界各地から野菜を仕入れることで品質を安定させたり、原価を下げられるというメリットがあります。
また、外国産の野菜を使っているのに国内製造と表記しているのは、仕入れた濃縮ペーストを国内で水を加えて戻すことで国内製造と表記できるためです。
濃縮法の主な種類には
- 煮沸濃縮:水分を飛ばすために高熱で加熱する方法。殺菌処理も同時に行えるが風味が落ちるデメリットがある
- 真空濃縮:低温下で減圧することで真空状態を作り水分を蒸発させる方法。冷凍食品やインスタント食品などで用いられるフリーズドライと同じ原理
- 凍結濃縮:水分を凍らせて結晶化したものを取り出す方法で高濃度な濃縮が可能
- 膜濃縮(膜分離):逆浸透膜などの特殊な膜を使って濾過する方法
- 超音波霧化分離:超音波を液体も当てて霧状になりやすい物質となりづらい物質に分離させ濃縮を行う方法
などがあります。

濃縮して輸入しているということは、市販の野菜ジュースに使われている原料は外国産が多いんですか?

国産原材料100%使用という表示がなければ外国産の野菜や果物を使っていると考えられます。大手メーカーでは国産野菜に切り替えをしながらも、すべて国産野菜でまかなうというのは量の確保の問題があり、コストを踏まえて外国産をブレンドしているケースが多いようです。
市販の野菜ジュースは体に悪い?

市販の野菜ジュースが体に良くないと言われる理由には、濃縮還元などの製造工程で栄養が失われている他に
- 砂糖や食塩・添加物が加えられている
- 飲みすぎると糖質やカロリーの摂りすぎになる
という点が懸念されるポイントで、気にされている方も多いです。
砂糖や食塩・添加物が加えられている?
市販の野菜ジュースの中には、飲みやすさ・品質維持・栄養面の強化を目的として砂糖や食塩、食品添加物を使用しているケースがあります。また、砂糖や食塩などは使っていなくてもビタミンCや食物繊維を添加していることがあります。
食品添加物は香料や着色料、保存料などがあり、本来は野菜に含まれていないものです。食品添加物は安全とされているものが使用されていますが、やはり気になる人は多いと思います。
実際に「香料」と書かれていても何をどれくらい使用しているかは書かれていない点など、野菜を摂取しているつもりが砂糖や塩分、食品添加物までたっぷり摂ってしまっていることになりかねません。
野菜ジュースを選ぶ際は、主に「香料・着色料・保存料」などが使用されていないかをチェックすることも大事です。
野菜ジュースは塩分が多い?
塩分の摂りすぎは高血圧など健康に悪影響とされています。野菜ジュースの成分表を見てみるとナトリウムと記載があるため、塩分が加えられているのでは?と感じる人もいますが、このナトリウムは塩ではなく、野菜に元々含まれているミネラルの一つであるナトリウムです。
ナトリウム量(mg)☓2.54÷1000=食塩相当量
例)KAGOMEの野菜生活100オリジナル200mlに当てはめて計算
ナトリウム量150mg☓2.54÷1000=約0.381g

ナトリウムは健康維持にも必要なミネラルの一つですが、摂りすぎも良くありません。
野菜ジュースだと手軽に飲めるので、水分補給として短時間で1000mlのパックをゴクゴク飲む習慣がある人は注意したいですね。
また、野菜に含まれるナトリウム以外に味を整える目的で食塩が使われている場合は、原材料に「食塩」と記載されているので、塩分が気になる人は「食塩不使用」の野菜ジュースを選ぶのが良いでしょう。

飲みすぎると糖質やカロリーの摂りすぎになる?
市販の野菜ジュースには飲みやすくするために果汁を追加しているケースもあります。
糖質といっても野菜ジュースに含まれる糖質は炭水化物から食物繊維を除いた原材料に含まれる糖質です。ショ糖・ブドウ糖・果糖などの甘みのあるものがありますが、これらは糖類に分類されます。
野菜にも元々含まれている糖質がありますので、これだけで「糖質が含まれているから不健康!」ということではありませんが、注意したいのが果汁に含まれる果糖が使用されているケースです。
この場合でも一般的な砂糖やブドウ糖よりも血糖値の上昇は緩やかですが、飲みすぎることは同じ量の野菜を食べているのとは別なので注意したいところです。
糖質(炭水化物から食物繊維を除いた成分)量で比較すると
- ごはん茶碗1杯150gあたりの糖質量:約53g
- 一般的な市販の野菜ジュース200mlの糖質量:約13g
となります。

糖質イコール不健康!ということではありませんので理解しておきましょう。ただし糖類に含まれる「果糖」などが添加されているものは飲みすぎに注意。
最近では砂糖・食塩不使用といった野菜ジュースが増えているので、健康のためとして飲むなら余計なものが含まれていない野菜ジュースを選ぶのが良さそうです。

市販の野菜ジュースを飲むメリットは?

野菜をジュースに加工すると、搾汁や加熱殺菌などの製造工程で本来の栄養が減少。さらには果汁や香料などの添加物が加えられているなどの懸念点があるのに「飲むメリットはあるの?」と感じますよね。
そんな市販の野菜ジュースですが、飲むメリットもあります。
効率良く摂取できる栄養がある
野菜をジュースにすることでビタミンCや食物繊維などが失われますが、製造工程で影響を受けにくい栄養については効率よく摂取できる場合もあります。
例えば緑黄色野菜に含まれるリコピンやβカロテンなどは生の野菜から摂るよりも吸収率が良くなっているとされています。

リコピンやβカロテンは粘膜の保護や免疫力アップ、さらには体内に発生する活性酸素の除去に関わっており、風邪予防や紫外線による影響で発生する活性酸素の働きを抑え、シミやそばかすを防ぐのにも有用だとされています。

体調不良時や食が細くなってきた人の栄養補助

野菜ジュースが本来の野菜よりも栄養が失われているといっても、全ての栄養が失われているわけではありません。
野菜だと硬くて食べられない、咀嚼が難しいというような人にとっては液体になっている野菜ジュースは飲みやすくなります。食が細くなってきた高齢者の方や、体調不良などで食欲が無い時などに栄養を摂る手段の一つになってくれます。

朝食に野菜ジュースを取り入れることで野菜ジュースに含まれる糖質によって体を目覚めさせるサポートにもなります。
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・葉酸・β-カロテン・リコピン・鉄分・マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・水溶性食物繊維など
高血圧の改善につながる
野菜ジュースに含まれるGABA(アミノ酸の一種)は、血圧の改善を助けてくれます。
特にトマトやニンジンなどの野菜ジュースは、GABAが豊富に含まれており、高血圧の改善に繋がります。
高血圧に悩んでいる場合は、食事や生活習慣を改善するとともに、トマト系の野菜ジュースを取り入れてみましょう。
美容効果がある
野菜ジュースにはビタミンCやビタミンE、抗酸化物質などが含まれています。
これらの成分は野菜ジュースの製造工程で失われることが少ない成分です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保つ助けとなります。
美容を意識する方にとって、野菜ジュースは内側からの美容ケアとして効果的です。
風邪の予防になる
野菜ジュースにはβ-カロテンやリコピンなどの粘膜を補強してくれる成分が含まれています。
粘膜が補強されると、ウイルスや細菌から身体を守ることができます。
特に寒い季節や季節の変わり目には、免疫力をサポートするために野菜ジュースを取り入れましょう。
市販の野菜ジュースを健康的に飲むには?

市販の野菜ジュースを健康のために飲もうと考えるなら、「野菜ジュースの弱点」と言われている点や「飲み方」を意識するのがおすすめです。
市販の野菜ジュースで摂りにくい栄養を理解しよう
市販の野菜ジュースは水溶性食物繊維は添加されているものの不溶性食物繊維が本来の野菜のように含まれていません。
これを補うためには、野菜ジュースを飲む他にごぼうや大豆、穀類、果物などを食べるのがおすすめです。果物の中でもバナナやりんご、かき、キウイフルーツなどは水溶性食物繊維だけでなく、不溶性食物繊維も豊富です。

生の野菜や果物を食べることで野菜や果物に含まれる「酵素」も摂れます。野菜ジュース+野菜・果物を食べるという習慣が健康的にもおすすめです。
特に旬の野菜や果物は栄養価が高く、自然とビタミンやミネラルも摂れて食物繊維の摂取量も増えるので是非取り入れたい食材です。
1日に飲む量はどれくらい?
市販の野菜ジュースは1日にコップ1〜2杯、パックの野菜ジュースなら200mlでも1〜2本くらいがおすすめされています。
ビタミンは一度に沢山摂っても体に貯めておけず、余分な量は尿などで排出されてしまいます。沢山飲めば良いというものでは無いということを理解しておくのがポイントです。

ダイエット中などでジュースを控えて代わりに野菜ジュースを飲むという人も多いですが、果汁などの果糖が加えられている場合、飲みすぎると糖類の摂りすぎに繋がります。
ジュースほどではありませんがダイエットの妨げになってしまう可能性が高まるの注意が必要。血糖値などが気になる人も飲みすぎに注意しましょう。

飲むタイミングはいつがおすすめ?
野菜ジュースを飲むタイミングは朝食に1杯加えるというのがおすすめです。
目覚め後は水や白湯などで水分補給をしながら自律神経を刺激して体を目覚めさせ、その後、朝食を食べる際に野菜ジュースを飲むことで栄養や糖質を摂り、朝から活動するためのエネルギー補給ができます。
野菜ジュースは消化されやすい状態になっているため素早く栄養を補うのに適しています。
逆に就寝前などは、果汁や糖分が入っている野菜ジュースを飲むとエネルギーとして消費されないため、脂肪として蓄積してしまうことに繋がります。飲むなら夕食時にして、就寝までに時間を空けるのが良いでしょう。
市販の野菜ジュースを購入する時のチェックポイント

市販の野菜ジュースだけで野菜と同等の栄養を摂ることは難しいですが、前項ではメリットがあることも解説しました。
その上で市販の野菜ジュースを購入する時には以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 使用している野菜の種類や数
- 砂糖・食塩の使用・不使用
- 香料・着色料・保存料の使用の有無
使用している野菜の種類や数
市販の野菜ジュースの多くが「1日分の野菜」といった表現をしていることが多いですが、実際には1日の摂取推奨量である350gの野菜を摂った時に得られる栄養が含まれるわけではありません。
原材料や成分表を確認して、実際にどんな野菜が使われていて、βカロテン〇〇μg、葉酸〇〇μg、カルシウム〇〇mgといった栄養素がどれくらい含まれているかを確認し、比較して選ぶのが良いでしょう。
栄養成分表示にはエネルギー・たんぱく質・脂質・炭水化物・糖質・食物繊維などが記載されているので、商品選びの際はここをチェックすることが実際に含まれている栄養を確認する大事なポイントとなります。
砂糖・食塩の使用・不使用
健康のために野菜ジュースを購入するなら、原材料に含まれる糖質やナトリウム以外に砂糖や食塩が使われていない方がヘルシーです。野菜ジュースのパッケージの栄養成分表示には糖類や食塩相当量なども確認できますし、砂糖や食塩を追加している場合には原材料にも記載があります。
香料・着色料・保存料・甘味料の使用の有無
市販の野菜ジュースは、飲みやすさや品質を維持するための香料や着色料、保存料、甘味料などが使われているケースがあります。最近では各メーカーでこれらの添加物を使用せず無添加と記載されることが増えてきました。
「甘味料」も通常の砂糖よりもカロリーは低いものの、「糖類」としての糖質が含まれています。
ダイエットや糖尿病などの持病がある人は飲みすぎないように、極力無添加の野菜ジュースを選ぶ方が安心です。
市販の野菜ジュースの成分
カゴメ:「野菜生活100」オリジナル200ml
内容量 | 200ml |
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原材料 | 野菜(にんじん(輸入又は国産(5%未満))、小松菜、ケール、ブロッコリー、ピーマン、ほうれん草、アスパラガス、赤じそ、だいこん、はくさい、セロリ、メキャベツ(プチヴェール)、紫キャベツ、ビート、たまねぎ、レタス、キャベツ、パセリ、クレソン、かぼちゃ)、果実(りんご、オレンジ、レモン)/クエン酸、香料、ビタミンC |
栄養成分 | エネルギー:66kcal、 たんぱく質:0.8g、 脂質:0g、 炭水化物:16.2g、 ナトリウム:0~150mg、 糖質:15.4g、糖類:13.1g、食物繊維:0.3~1.2g、食塩相当量:0~0.4g、カリウム:340mg、カルシウム:0~28mg、ビタミンA:370~1300μg、ビタミンC:35~140mg、ビタミンK:0~13μg、葉酸:1~12μg、α-カロテン:1100~6100μg、β-カロテン:3900~12000μg |
伊藤園:「充実野菜 緑黄色野菜ミックス」200ml
内容量 | 200ml |
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原材料 | 野菜汁(にんじん、有色甘藷、レタス、赤ピーマン、インゲン豆、ケール、ピーマン、白菜、ブロッコリー、セロリ、アスパラガス、かぼちゃ、小松菜、あしたば、パセリ、クレソン、キャベツ、ラディッシュ、ほうれん草、三つ葉)、果汁(りんご、レモン、ぶどう、アセロラ、オレンジ)、りんごエキス / 香料 |
栄養成分 | エネルギー:72kcal、 たんぱく質:0.8g、 脂質:0g、 炭水化物:17.8g、 糖質 16.4g、糖類 14.9g、食物繊維 0.2~2.0g、食塩相当量 0~0.34g、カリウム 150~657mg、カルシウム 8~37mg、ビタミンA 393~1493μg、ビタミンK 1~21μg、葉酸 1~52μg、β-カロテン 4190~13940μg |
野菜ジュースのメーカーは何がある?

市販の野菜ジュースには様々なメーカーがあります。
それぞれのメーカーの特徴をご紹介します。
市販の野菜ジュースを飲んでみたい方は、是非参考にしてみてください。
伊藤園
伊藤園は、日本の代表的な飲料メーカーの一つであり、野菜ジュースの製造も手掛けています。新鮮な野菜を厳選し、独自の製法で栄養を壊さずにジュースにしています。
野菜本来の味わいと栄養成分を凝縮した製品です。
キッコーマン
キッコーマンも野菜ジュース市場で重要な存在です。
キッコーマンが手掛けている野菜ジュースは、主にトマトをベースにしており、豊富なリコピンやビタミン類を含んでいます。
飲みやすい味わいと栄養バランスに優れた製品です。
カゴメ(KAGOME)
カゴメは日本を代表する野菜ジュースメーカーです。
さまざまな野菜の組み合わせにより、ビタミンやミネラルをバランスよく取り入れることができます。健康を意識する消費者に支持されています。
高い品質と安定した供給力が特徴的です。
キリンビバレッジ
キリンビバレッジも野菜ジュース分野で一定のシェアを持っています。
野菜の持つ自然な甘みを活かした味わいが特徴的で、野菜嫌いの人でも飲みやすいのが特徴的です。
世田谷自然食品
世田谷自然食品は、すっきり飲みやすいトマトベースの野菜ジュースを提供しています。
添加物を極力排除した製品が特徴です。
健康と環境への配慮が高い方に人気です。
市販の野菜ジュースでおすすめのもの

市販の野菜ジュースでおすすめの商品をご紹介します。
添加物を使用していなかったり、糖質が少なかったりと健康的なものばかりです。
手軽に野菜ジュースを摂取したい方はぜひ参考にしてみてください。
【1日分の野菜】伊藤園
伊藤園の「1日分の野菜」は、忙しい現代人に嬉しい健康ドリンクです。1本に必要な野菜の栄養をバランスよく詰め込んでおり、野菜不足を補うのに最適です。
砂糖・食塩が不使用であるため、自然な甘みを楽しむことが出来ます。
さっぱりとした味わいで飲みやすく、手軽に栄養を摂取できます。
朝食やランチの際の健康習慣にピッタリの一本です。
【デルモンテ 野菜ジュース】キッコーマン
デルモンテの「野菜ジュース」は、トマトをベースにした爽やかな味わいが特長です。
ニンジンやセロリなどの野菜をブレンドしており、野菜の栄養をバランスよく摂取できます。
コップ一杯(200ml)の中に含まれる糖質が8.6gで少なめです。
また、ビタミンCやリコピンが豊富に含まれているため、美容と健康に気を配る方におすすめの商品です。
【野菜一日 これ一本】カゴメ
カゴメの「野菜一日 これ一本」は砂糖・甘味料・食塩不使用の野菜ジュースです。
1本で1日に必要な野菜の摂取目標をサポートし、普段の食生活で摂りづらい食物繊維とリコピンが豊富に含まれています。
健康を意識する方にとって、手軽で栄養バランスが整った一品として重宝されています。
ただし、糖質は200mlで15.7gと多いため、注意が必要です。
【無添加野菜 48種類の濃い野菜】キリンビバレッジ
キリンビバレッジの「無添加野菜 48種類の濃い野菜」は、栄養面にこだわる方に向けた贅沢な野菜ジュースです。
香料・砂糖・食塩が不使用なので、野菜本来の味を楽しめるでしょう。
48種類の野菜を贅沢に使用し、濃厚な味わいが特徴的です。
自然の恵みを感じながら、健康的な生活を送りたい方にぴったりの商品です。
ただし、カロリーが200ml中26.5kcalと高めなので注意が必要です。
【野菜足りてますか?】グリコ
グリコの「野菜足りてますか?」は、野菜が苦手な人でも手軽に野菜の栄養を摂取できる野菜ジュースです。フルーツの甘さと野菜の栄養を絶妙にブレンドし、飲みやすく仕上げています。
ビタミンや食物繊維を補給しながら、バランスの取れた食生活をサポートします。
果物をベースとした野菜ジュースですので、野菜ジュースが苦手な方にもおすすめです。
野菜の栄養をしっかり摂るなら手作り野菜ジュースがおすすめ

自分で作る手作り野菜ジュースは市販の野菜ジュースと違い、製造工程で失われやすいビタミンCや食物繊維、酵素などがしっかり摂ることができ、甘味料や香料なども使われていないのでヘルシーです。

市販の野菜ジュースは手軽に飲めるメリットがありますが、自分で作る野菜ジュースは旬の野菜を使って材料も自分で調整できるのも良いですね。
野菜ジュースを作る時には、
- 生産者がわかる安心な野菜が自分で選べる・余った野菜を使っても良い
- ミキサーにかけた粗めのジュースは食物繊維も摂れるのでおすすめ
- ジューサーを使うと飲みやすくなる(スロージューサーは熱の発生が少ないため酵素が壊れいくい)
- ヨーグルトや豆乳・牛乳を使えば飲みやすくなる
- 果物をプラスすれば甘さをプラスできるが使いすぎは果糖が増えるので注意
これらを意識して自作の野菜ジュースを楽しむのもおすすめです。
使う野菜は赤・緑・黄色の野菜を1品ずつ使うことで栄養バランスを整えやすくなります。
赤い野菜
ビタミンCや食物繊維が豊富な野菜が多く、アンチエイジングや美肌作りにもおすすめ
トマト、赤パプリカ、ビーツ、ラディッシュなど
緑の野菜
ビタミンB群、鉄分、カルシウム、カリウムなどが豊富でビタミンCの吸収にも良い
小松菜、ほうれん草、モロヘイヤ、セロリ、ブロッコリー、ケール、ピーマン、アスパラガスなど
黄色の野菜
ビタミンC、ビタミンU、βカロテン、食物繊維が摂れる
キャベツ、黄パプリカ、人参、かぼちゃなど
野菜ジュースのおすすめレシピ

緑の野菜を使った野菜ジュースレシピ
- 小松菜:1束
- ブロッコリー:1/2房
- 人参:1/4個
- りんご:1/4個
- レモン果汁:適量
- 水:50ml(お好みで豆乳や牛乳でもOK)
- 野菜を洗って汚れを落とす
- 小松菜を3cmくらいに切る
- ブロッコリーを手で適度な大きさにちぎる
- 人参の皮をむきを2cm幅くらいにカット
- りんごを3cm幅くらいに切る
- 切った野菜をミキサーに入れて水とレモン果汁を加えて撹拌
- 材料が細かくなって形が無くなったら完成
ジュースのとろみ加減はお好みで水を加えることで調整できます。砂糖や食塩は使わずに作る方がヘルシーです。
野菜ジュースではなくスムージーを作って飲む場合

野菜の栄養素を摂るために、自宅で野菜ジュースではなく、スムージーを作ってもいいでしょう。
失われる栄養素が少ないだけでなく、完全に液体ではないため腹持ちもいいです。 自宅でスムージーを作って飲む際の注意点をまとめておきました。
作るのは飲む直前
スムージーは野菜や果物を使用しているため、新鮮なうちに飲む必要があります。
作り置きしていると栄養価が落ちたり、酸化してしまいます。 飲む直前に飲む分だけ作るようにしましょう。
なるべく氷を入れない
凍った食材や氷を使用すれば、さっぱりしたスムージーになります。
ですが、冷たい飲み物は代謝を下げる原因になります。 体のことを最優先してスムージーを飲みたい場合は常温で飲むようにしましょう。
飲む時は噛みながら
本来スムージーは嚙まなくても飲めるものです。
ですが、咀嚼をすることで食欲をコントロールできたり、代謝を上げたりすることが出来ます。飲むときは噛みながら飲むようにしましょう。
食事と一緒に飲む
ダイエット目的で食事の代わりとしてスムージーを飲む人もいると思います。
ですがご飯を全く食べないと、体に必要なエネルギーが不足してしまいます。 エネルギーが不足すると代謝が落ち、痩せにくい体になってしまいます。
ダイエットをしたい場合は、スムージーを食前に飲み、食事量を押さえておきましょう。
市販のスムージの種類

市販のスムージーを購入して飲む場合は、スムージーの種類に注目しましょう。 市販のスムージーには液体タイプと粉末タイプがあります。
種類ごとに特徴と注意点をまとめたので参考にしてみてください。
液体
液体タイプはスーパーやコンビニで手軽に購入することが出来ます。 購入してからすぐに飲めることが特徴的です。
しかし、素材の鮮度を保つために高圧殺菌や無菌充填されることが一般的で、栄養素が減っていることが大半です。その代わりに糖質が高めであるため、摂取量には注意が必要です。
野菜の主栄養素をすぐに補給したい場合におすすめです。
粉末
粉末タイプは主にドラッグストアで売られています。
使用する際に水や牛乳と混ぜることで、手軽にスムージーを作ることができます。 液体タイプよりも保存がしやすいのが特徴的です。
粉末タイプのスムージーは、料理に混ぜて使用することもできるため、活用方法が様々です。 しかし、添加物が多く含まれている場合があるので、注意が必要です。
家に常備したい方や、料理に活かしたい方におすすめです。
野菜や果物の栄養が手軽に摂れる通販の無添加スムージー

毎日野菜を買ってきて沢山食べる、もしくは自作で野菜ジュースを作る時間が無いという人は通販の野菜ジュースや野菜スムージーを利用するのがおすすめ。
通販の野菜ジュースがおすすめな理由は
- 無添加・有機野菜使用など、健康に配慮した野菜スムージーが飲める
- スムージーなら野菜や果物の食物繊維も摂れる
といったメリットがあります。

通販で買えるスムージーならコンビニやスーパーで買う市販の野菜ジュースよりも栄養が充実しているものが多くあります。冷凍保存できるものもあり、長期保存できることも魅力です。
数ある商品の中でも添加物を使用しておらず、フレッシュで美味しいスムージーをご紹介します。
GREEN SPOON・自分に足りない栄養を補うメニューを提案してくれるスムージー

GREEN SPOON(グリーンスプーン)のスムージーは注文前の質問に回答すると、自分に足りない栄養を分析して各々に見合ったスムージーを提案してくれるという優れもの。
添加物を一切使用していない無添加スムージーであることも魅力。「無添加なら酸っぱかったり飲みにくかったりするんじゃない?」と思ってしまいますが、アガベシロップなどのオーガニックな天然甘味料のみを使い、飲みやすく仕上げられています。
美容・ダイエットを意識する女性におすすめ。栄養豊富でデザインもオシャレ

グリーンスプーンのスムージーは、特に女性におすすめです。美肌を維持するためには肌を意識した栄養摂取も重要。ダイエットを効率よく進めるためにも補うべき栄養があります。
全25種類のスムージーの中から、それぞれの体調・生活習慣・希望に見合ったスムージーを提案してくれるので、体の外側も内側からも向上したい方におすすめです。
- 甘味料・香料・保存料・着色料など不使用な無添加スムージー
- 管理栄養士監修のスムージー
- 肌の悩み・ダイエットなどに特化したメニューを自動的に提案してくれる
- 原材料がシンプルで余計なものが使われていない
- 野菜や果物の栄養がしっかり摂れる
- 作りたてを冷凍しているので賞味期限が長く風味が落ちない
- 全種類にスーパーフードを使用した充実の栄養バランス
- 低糖質だからダイエット中でも安心
- 冷凍だから賞味期限が長い

ナッシュのスムージー ※現在販売休止中

noshのスムージーは市販の野菜ジュースやスムージーに使用されている添加物は使われていません。4種類の味わいがありますが、どれも完全無添加。もちろん砂糖や甘味料も使われておらず、果物や野菜の甘さのみで美味しく飲めるように作られています。

また、多くの市販の野菜ジュースは沢山の原材料が使用されていることをアピールしていますが、noshはいたってシンプル。使用されている野菜や果物の味わいを活かした手作り感のあるスムージーです。
ジュースにしてしまうと失われてしまう食物繊維もスムージーならしっかり摂ることができるため、野菜や果物をそのまま摂るのに劣らない栄養を摂ることができるのもメリットです。解凍したスムージーは果肉感もあり、とろとろとした濃厚なスムージーです。

また、noshのスムージーは粉末などではなく作りたてを急速冷凍してパッケージされているため、原材料の風味もしっかりと感じられ、さらに冷凍庫で保存しておける賞味期限の長さも便利。
手作りの野菜ジュースやスムージーは作り置きは酸化など劣化してしまうため適していませんが、noshのスムージーなら飲みたい時に解凍するだけでいつでも新鮮なスムージーが飲めます。
しかも全種類にスーパーフードが使用されているのでシンプルな内容でも栄養が豊富。
通常の野菜ジュースでは取れないアミノ酸や鉄分などのミネラルも補給できるので、ダイエットや美容にもおすすめ。

グリーンバランススムージーにはNASAの宇宙食としても評価されるスピルリナが使われています。


シャインレッドスムージーには抗酸化作用が高いクコの実(ゴジベリー)が使われていて栄養も豊富!


見た目もきれいなサニーオレンジスムージーには女性に嬉しいマカパウダーと食物繊維やビタミンE、オレイン酸が豊富なチアシードを使用


美容のために野菜ジュースやスムージーを飲んでいる人大注目なアサイーパウダーを使用したベリーたっぷりなスペシャルベリースムージー


マンゴーとパイナップルが使われた飲みやすさとキャベツと黄パプリカでたっぷりのβカロテンやビタミンCが摂れるパインイエロースムージーにはチアシードが使用されています。

noshのメインテーマ「低糖質」なスムージーですので、糖質量を気にする必要が無いのも魅力となっています。
各スムージーの300mlあたりの糖質量がこちら
グリーンバランススムージー | 19.6g |
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シャインレッドスムージー | 9.5g |
サニーオレンジスムージー | 13.3g |
スペシャルベリースムージー | 16.1g |
パインイエロースムージー | 17.7g |

せっかく健康のために野菜ジュースを飲むなら、より安心・安全なものが良いですよね。noshのスムージーは他の通販スムージーと比べても飲みごたえもあり、美味しく素材の味もしっかり感じられて美味しいです。

ポリフェノールやビタミンCもしっかり摂れる原材料が使われているので、1杯でしっかり不足しがちな栄養を補えます♪
野菜ジュースに関するFAQ

野菜ジュースに関するよくある質問をまとめました。
購入する前に以下の内容をチェックしておきましょう。
野菜ジュースは野菜の代わりになる?
野菜ジュースは野菜の代わりにはなりません。
野菜ジュースだと加熱処理で栄養素が減ってしまうからです。
野菜ジュースによっては、1日分の野菜を摂れると書かれていますが、摂れるのは主栄養成分のみです。 食物繊維や一部の栄養素は野菜から直接摂ったほうがいいでしょう。
自分にとって不足している分の栄養素が入っている野菜ジュースを購入するようにしましょう。
毎日野菜ジュースを飲むとどうなる?
毎日飲んでも問題ありませんが、飲みすぎはよくありません。
野菜ジュースに含まれる塩分・糖質などが過剰摂取になってしまう可能性があるからです。 野菜ジュースを飲む際は、無添加や低カロリーの商品を選び、食事とのバランスを考慮することが重要です。
まとめ〜市販の野菜ジュースは食事にプラスして飲む
市販の野菜ジュースが体に悪いと言われる理由についてご紹介しました。
野菜ジュースは豊富な野菜に含まれる栄養を手軽に摂れるのがメリットですが、製造工程で野菜本来の栄養が失われている部分があることを理解しておくことが大切です。
- 市販の野菜ジュースだけでは、野菜に含まれるすべての栄養を摂ることはできない
- 市販の野菜ジュースには飲みやすさに配慮して果汁・糖類・添加物などが使用されていることが多い
- 沢山飲んだからといって多くの栄養が一度に吸収できるわけではない
- 市販の野菜ジュースは、原材料・栄養成分表示を確認した上で比較、納得できるものを選ぶ
野菜の代わりに野菜ジュースを飲めば大丈夫ということではなく、普段の食事でも野菜を食べつつ、野菜ジュースで不足しがちなビタミンやミネラルを補うという飲み方がおすすめです。
どうしても野菜を食べる機会を増やせないという人は、通販で買える無添加&ヘルシーな野菜ジュース・スムージーを活用してみるのもおすすめです。
野菜不足を解消して健康的な食生活を送りましょう!
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