2025年1月1日元旦
孫達が風邪で寝込んで来ない寂しい元旦。。出雲で創業85年の仕出料理「ふるかわ」料理長に手作りしてもらっている島根食材豊富な島根おせち「神いづる」と、大阪老舗新阪急ホテル監修おせち「瑞雲」を取寄せて食べ比べです。
新阪急ホテル監修おせち「瑞雲」は和・洋・中の52品詰合せ。
島根おせち「神いづる」壱の重は、境港で養殖しているサーモンの昆布巻き・斐川町産さつまいもの栗きんとん・宍道湖産しじみの佃煮・島根県産ごぼうのたたき・島根県産サザエ壺味噌パン粉焼き・島根県産のどくろ炙り焼き・島根県産筍人参椎茸ごぼうのお煮しめです。
弐の重は、石見ポークの味噌ステーキ・奥出雲たたら地鶏山王の甘酢あんかけ・島根県大田市ネッカエッグ玉子焼き・隠岐島水揚げ白いか柔らか煮・境港の紅ズワイガニ爪酢・奥出雲たたら地鶏山王ねぎま・浜田漁港水揚げスルメイカのマリネ・島根特産白バイ貝旨煮・浜田弥栄地区ブルーベリータルト(デザート)。
参の重は、島根和牛のローストビーフ・浜田漁港水揚げとろ穴子の八幡巻き・益田産柚月甘露煮・浜田漁港水揚げとろ穴子の蒲焼き・芝海老の唐揚げ・〆さばなます・境港水揚げ片口鰯の田作り・斐川町産黒豆煮・島根県産栗渋皮煮の合計25品。
新阪急ホテル監修という事は、ホテルで作って無い。大半が色んな調理会社で使って料理を詰合せている。
壱の重27品豪華そうに見えるけど、蒲鉾やなますやセロリに日本名赤魚味噌焼きなど原価の安い料理も目立つ。。この様に言うからアンタと食べると不味くなると嫁は怒る。。
弐の重は、24品。とこぶしや伊勢海老やローストビーフなど豪華メニューも多いが、らっきょのワイン漬けやマンゴーの杏仁豆腐風や、中華ワカメやピリ辛胡瓜、ブロッコリーコンソメ煮、中華クラゲなど原価の安い食材メニューも多い。
先ず堀田家のお雑煮から。大きな焼き餅に蒲鉾・大根・椎茸などが入りコレでお腹膨らむ。
さぁ食べ比べ。ローストビーフから。島根和牛と産地表示無し。肉の味がしない。たたきごぼうは、見るからに薬品入りの水煮。コレが嫌なので国産の産地指定にこだわるのだ。黒豆煮は、斐川町対無名。斐川町産は僕が推奨したお米と麦と豆の3期作を実行しているから土壌が肥えて美味しくなる。イワシ専用水揚げ場所がある日本でもトップクラスの水揚げを誇る境港の片口鰯の田作りと産地表示なしの田作り。全く味が違うとうちの家内までが苦笑いする。僕が食材にこだわる理由だ。
水揚げ日本一の境港紅ズワイガニの蟹爪。酸っぱさはお腹だが甘味がある。そして念願の頼み込んで分けてもらった島根県産栗。立派な栗で長男曰く、一番高いのと違う?と。渋皮煮と言う名前だが、全く渋くなく、ご覧の通り皮が薄く甘くて柔らかくて美味しい。滅多に口にする事が無い島根県産の栗だ。
日本刀で有名で、映画「たたら侍」のロケ地になった奥出雲のたたら地鶏の甘酢あんかけ。香ばしくて歯応えが有り食べ応えある。
近年不漁が続くスルメイカが米子沖から浜田沖の沿岸で結構獲れると聞くスルメイカを使ったマリネ。コリコリした食感で噛めば噛むほど旨味が増す。
芝海老の唐揚げは、頭から丸ごと食べる。
浜田漁港水揚げとろ穴子の蒲焼き。
島根県特産白バイ貝の旨煮。ほんま白い!歯応え良くて美味しい。
どじょうすくいで有名な島根県最東部安来地区は筍の産地として山陰地方では有名。しかも穂先の一番柔らかくてコリコリして甘くて美味しい部位。それに、島根県は原木椎茸の生産も盛ん。浜田のとろ穴子の八幡巻き上品な口直あたりで美味しい。
宍道湖の四島の佃煮。さすが地元だけあって美味しい。
隠岐島はサザエが沢山獲れる宝庫です。味噌を加えパン粉を塗した壺焼きは珍しい逸品。
たたら地鶏のねぎまは、弾力があり旨い。
たたら地鶏の味噌焼きも歯応え良くて、ブロイラーとは旨味が違います。
石見ポークロースの味噌ステーキ。さすがふるかわさん。加熱すると上質のオレイン産を含む不飽和脂肪酸が溶け出す事を知って、味噌を塗る事で封じ込めに成功。口の中の唾液と温度で不飽和脂肪酸が溶けだして旨い。赤身は赤身で旨味が有り大したものです。
そして幻の魚と言われ大ブレイクした島根県特産のどぐろの塩焼。脂質が多いからかなり縮みますが、一番美味しい食べ方です。魚嫌いな長男と旨いとペロリ平らげた。
斐川町特産さつまいもの栗きんとん。
そして僕がこの土壌なら糖度15度のブルーベリーが出来るので、宮崎県のマンゴーに習い島根県のブルーベリーと言われる事を目指し、栽培を推進した浜田弥栄地区のブルーベリーを使ったタルトをデザートに食べてご馳走様。
元旦からおせち食べ比べに40品以上実食しました。今年も宜しくお願い申し上げます。