2024年12月29日(日)17時40分
今日は、毎年帰省で帰ってくる川崎市多摩区のよつば治療院樽井院長と、昨年頸椎術後のリハビリで大変お世話になり、今年7月から宝塚歌劇内診療所常勤医師を務める松岡清香医師と3人で活けとらふぐ料理「なべっこ」で年忘れ。
僕はいつものノンアルコールビールで乾杯!
先ずは、他の店では食べれない外皮と内皮と切り落としの湯引きを頂きます。コレを食べた瞬間、お連れした方の表情が変わり、梅田から阪急電車で塚口駅で降りてタクシーで来た理由がようやく解った顔付きになる。
そして名物「ぶつ切り」。一般的には大阪弁で「てっさ」と呼ぶ薄い刺身ですが、なべっこでは一番旨い2キロ周りの活けとらふぐの身のぶつ切りに脂を添えて食べさせてくれます。
贅沢な活けとらふぐのぶつ切り。この歯応えに旨味。ノンアルコールビールではふぐに失礼に当たるので「ヒレ酒」を注文します。
女将さん自らマッチでヒレに火をつけて何度も熱燗に浸けてを繰り返すけど火が消えないから不思議。ふたをして直ぐにヒレを取り出すのが美味しく飲むコツ。そして2杯目のつぎ酒を楽しむ。1杯目2杯目3杯目と味の変化を楽しむのもヒレ酒の醍醐味だ。なべっこのヒレ酒は全く生臭く無く、お酒好きな方はこれまで飲んだ中で一番旨いと口を揃えて言います。
そしてコレまた他では滅多に食べれない活けとらふぐの「から揚げ」。通常揚げるのが難しいのか粉付きの冷凍が多い。しかもふぐの腸までカリカリに揚げで添えてくれる。
そしてメインの活けとらふぐの「てっちり」。江戸時代東京で呼ばれていた鉄砲鍋と大阪で呼ばれていた魚の鍋の魚ちりをかけ合わた名前。貴重な「うぐいす」と呼ばれるふぐの口ばし部位も付けてくれています。
そしてこの時期にしか口にする事が出来ない「生白子」。おたまでしゃぶしゃぶするとプーと膨れたら丸ごと口に入れる。噛むと炸裂して中からジュワーと出てくる珍味の中の珍味で、捌きてで無いと生臭いけど、捌きたてだとこんなに美味しいものがこの世にあったのかと思う珍味です。
最後はふぐ雑炊で〆てご馳走様。
世界でふぐの出汁が一番旨いと言われるふぐ雑炊を堪能。正に冬の醍醐味です。